今日は「塾長様対象の新中学校棟並びに授業のご視察会があった。場所は新校舎の6階ホールでとにかく「まっさら」で「眺め」が最も良い場所である。参加希望者が多く、我々もじっくりとご覧頂きたいので10時からと12時30分からの二部制とした。まず西田校長先生による「伝統と革新の浪速」と題してお話させて頂き、続いて新任のN教頭補佐が「新校舎での日常」と題し、最後に入試広報部K教頭が「令和8年度入試」で話は終えて校舎と授業のご視察に時間を多く配分した。3人の用意した資料とプレゼンはとても良かったと思う。
お帰り前にはこの校舎の核心の場所である「ヤマタノオロチ」彫刻の場所で粗食ではあるが「お持ち帰り弁当」を和食と洋食に分けてご用意させて頂いた。本校の接遇のマニュアル通りであり、決して豪華ではないが気持ちを込めている。遂に本格的な来年度入試の準備作業が具体的に始まった。会場で司会役の入試広報部長から指名を受け、突然であったがご挨拶の時間が取れたので私は我々にとって極めて影響力の大きい塾長様であり、今後とも浪速中学校に対して全面的なご指導とご支援を賜るべく深々とお願い申し上げた。今後とも頑張って参りたいと思う。
ところで私は昨日の職員会議において、本校で初めての事案、極めて興味ある内容、それでいて微妙なテーマについて教職員に開示発表した。昨日のアラウンドでは触れなかったので今日少しだけ書いておきたいと思う。何故か自分自身が分からないが表現の方法として今の私の気持ちは以下のような感じである。丁度今年は先の「太平洋戦争開戦から80年」の節目の年を迎えているが、この開戦を国民が知ったのは余りにも有名な次のNHKラジオ放送であった。
「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。大本営陸海軍部、十二月八日午前六時発表。帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり。」という中身である。最初の発表は、1941年(昭和16年)12月8日午前6時に行われた。当時、ニュースを放送するには政府の許可が必要だったため、「真珠湾攻撃」が開始された日本標準時午前0時過ぎで、政府から許可が下り、アナウンサーがマイクの前に座ったのは午前7時のことだった。
これに似せて私は次のように内外に周知したい。
「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。学校法人浪速学院は5月22日、午後3時発表、本学院の持ち株会社である(株)浪速教育振興は近隣の焼き立てパン店名「136ベーカリー」を直接経営とすべく入手し、関係先と具体的な交渉状態に入れり」。
早い話、本校と共に歩んできたこの店舗の経営状況が「人手不足」もあって月曜、木曜と休業の止む無く、その他の日も早仕舞いの状態で、パンの製造販売個数や新製品の開発も停滞の一途である。このパン屋さんとタイアップして進めて来た「焼き立てパンの浪速」は新校舎以来の本学院の象徴でもある。しかし最近は本学院の戦略、戦術とも大きくかけ離れて来ており、私は「直轄経営に踏み切る決心」をした。既にPTAとの協議は始まっており全面的にPTAの協力を得て人材を投入する。本校の担当分掌は最も関係の深い「入試広報部」とし、9月浪速祭以降は新生「焼き立てパン、浪速ベーカリーショップ・ブル」の名前を掲げ内外に売り出していく。過日関係者を集め「キックオフのミーティング」を持ち、「私の覚悟」を話した。「この戦争に勝たねばならない。」この月末に持たれる理事会・評議員会に提議し正式に決めて参りたいと思う。