今日は予定通り「5月評議員会、その後引き続いて行われた理事会の日」であった。「決算理事会」と言われ、企業でも経営側が年度決算を締めて確認し、それを「取締役会」「株主総会」にかけると言う手順があるが、これに似たように学校法人でも令和6年度の決算を評議員に全てを開示して「承認」の手続きが重要である。この後は後日監督官庁の大阪府私学課に決算書類を持参しご報告申し上げ、最終的に広く府民に開示すべく「学校の公式HPにアップ」する。
決算書類他を詳しくご説明し、教職員の頑張りを声を大にして評価した。最後には大きな拍手の中で、満場一致、本日の提案課題は全て承認された。決算は理事長の1年間の勤務成績の評価と言っても良く、私は素直に安堵し、今の状況に身を置いていることを喜んだ。今日は又3年ごとの「役員改選の時期」であり、次期役員の顔ぶれが提案され、評議員に開示提案された。次の手順は6月定例評議員会で正式に機関決定され新役員が動いていくことになる。また本日は子会社の「(株)浪速教育振興(NEP)から提議された新事業」も異論なく満場一致で承認された。
これで令和6年度は蓋をすることになるが、最後に公的な公認会計士さんの評価の言葉を上げておきたい。
監査報告(理事会)令和7年5月28日 公認会計士の◎◎です。
いつもお世話になっております。まず、監査の結果、令和6年度の学校法人浪速学院様の計算書類は適正である旨をご報告申し上げます。
この度は浪速中学校新校舎の完成、誠におめでとうございます。
総工費〇〇億円でその設備借入金▲▲億円ですから◇◇億円の自己資金を支出したことになります。通常、◇◇億円もの自己資金が支出すると財務状態に歪(ひずみ)が入り、資金繰りに支障をきたすことになります。
ところが、浪速学院様は新校舎建設引当特定資産を3.7億円取崩しただけで、残りの10億円は令和5年度と令和6年度の2年間の剰余金で賄っています。しかも、資金困窮時に減価償却引当特定資産に1億円の積立をされ、なお且つ、支払資金残高を2億円増加させる余裕ぶり、正に浪速マジックであります。
年間●億~▲億円の剰余金獲得は、生徒数の増加と人件費のコントロールにあり、浪速学院の強みであります。
浪速学院様は純資産が令和6年度末で141億円であり、支払資金も7.8億円あります。令和5年度末では、純資産136億円で5億円増、支払資金は5.8億円で2億円増と、財産とキャッシュフローでは超優良で、〇〇億円の投資をされても、財務的に全く問題はありません。
新中学棟の完成を契機に、中高一貫の体制を強化され、益々発展されますことを祈念してご報告とさせて頂きます。