3月27日の吹奏楽部の第16回定期演奏会を今でも思い出すが何か「一皮剝けた感じ」を強く持った。一皮剥けるとはご承知のように試練や困難を乗り越えて、より洗練された様子、あるいはより逞しくなった様子、成長した様子などを指す言葉で良く使われる。それくらい素人の私でも感動を有した演奏会であった。歴代の顧問や外部指導者のお蔭であり、昨日のアラウンドで触れたように音楽監督の万波先生と山城先生に金一封をお渡しして感謝の気持ちを伝えた。
数年前からこの定期演奏会は「入場料」を頂くようになったが、この演奏会から私の所感は「有料の価値がある」と認めるに至った。16回目の定期演奏会、私が着任して19年目だから直ぐに吹奏楽部を新生させ今日に至っている。私は「立派なクラブになったなー」と感慨深い。吹奏楽部の活動範囲も広がって来ており、「部員の数も何と驚くなかれ、128人」となった。今や堂々たる吹奏楽部である。昨年度はコンクールにおいて大阪府の代表として「関西大会に出場」し念願の全国大会にまで後1歩まで来たと自負している。しかしこれからが苦難の道でありハードルは高い。全員が必ず「全国大会へ」を合言葉に、強い意志と練習に励み、豊かな青春時代を吹奏楽という活動を通して自己実現して欲しいと思う。
本日はそのような私の思いから今年の楽器授与は金額を一段と上げた。チューバ1台、ピッコロトランペット1台、ファゴット1台の計3台をプレゼントした。更に製作に時間がかかるが別発注でフランスセルマー社にコントラバスクラリネットを現在発注している。何と合計金額は1000万円になるだろう。でも私は神社神道の学校として「海道東征」を重要な学校行事において演奏してくれる吹奏楽部は雅楽部、神楽部と共に「特別支援クラブ」として単に学校のクラブ活動を超えた扱いで今後とも支援していく所存だ。学校法人が出来ることは支援を惜しまず、楽器や装束を揃え、斯界の第一人者であるお人柄の良い外部指導者を招聘することで部員は学校と吹奏楽部に誇りを持ち、頑張ってくれる。