2025年9月8日月曜日

湯島天満宮 故押見名誉宮司様葬祭と「押見ファンド」について

 朝一番に近藤教頭先生とS入試広報部長先生が入室し、6日に行われた「中学校プレテストの対策講習会の報告」があった。この正式報告を重要視している私は真剣に資料に目を通し報告に耳を傾ける。昨年対比で何と10名以上の参加者が増えており、特記すべきは「欠席者がわずか」と言うことだ。これはこの講座を受験生も保護者も気にしておられる証明だと思う。今年は新中学校校舎が竣功し教室数が潤沢にあったから受験生と保護者の部屋を隣同士の別々にしたことだが、生徒はより真剣に取り組んだ雰囲気があり、親御さんも自分で問題を解いて講座後子供と照らし合わせていたらしい。実に良い雰囲気だ。 


保護者の多くは教室に「86型ディスプレイ」と黒板はなく、「全面すべて白板」でどこにでもマジックペンで書けることみたいだった。「やっぱり私学は違うな!」との会話が聞こえてきたと先生から聞いた。講習後教室前のサロンでは「質問コーナー」が大盛況でこれが浪速中学校の「面倒見の良さ」を証明している。実に多くの生徒や保護者が質問攻めであったらしく、これが前述したように「真剣に本校に入学したいと言う思いの現れ」だと思った。私は教頭に対して生徒と保護者にお渡ししている「焼き立てパン」を、講座に対応してくれた先生方にも今後は用意するように指示を出した。ささやかな私の気持ちである。 

次に中央館裏側の歩行通路の屋根(雨対策)の設置工事の地面にアスファルトが敷設された。今は黒であるが、今後は少し色彩を付ける予定で何色か検討したい。又この際、テニスコートの一部改造についてアイデアが浮かび上がってきた。このコート3面は交通的にも便利であり今や公式戦の会場にもなっている。だから当日は観覧者が多く、椅子も屋根もない状態で前から気にしていたのだが、このチャンスに何か前進できないかと思ったのである。急遽ソフトテニス部の主顧問を呼んでU設備担当と検討を進めるように指示した。 


その後、一般財団法人浪速校友会の代表理事始め2名の役員が来て本年度の「決算報告」を受けた。この二人は今週12日の金曜日に東京で行われる湯島天満宮の押見名誉宮司様(最後の同窓会長、初代の校友会名誉会長)の神社葬に私と共に参列される。「本校をこよなく愛され、1000万円も後輩たちの為にと寄付」して頂き、私は故押見名誉宮司様の遺影をご子息の現宮司様に今朝ほど宅配すべく進めたとした旨電話をして、葬祭時に何処かに置いて欲しい旨のお願いをした。宮司様は大変喜んでおられた。 

13時15分からは学校安全衛生・保健委員会が持たれ、その後引き続いて校務運営会議があった。この席でも12日の押見名誉宮司様の葬祭と「押見記念ファンド」の設定を話した。頂いた1000万円を有効に幅広く活用する為に単に在校生のみならず卒業生、浪速ファミリーの方々、とにかく本校発展の為に目に見えるご奉仕やご貢献などを勘案して決定することにした。面白いのは本校で勤務している専任の教職員でお子様を浪速中学校や浪速高等学校に入学させて頂いた方々に「奉祝感謝金(仮称)」をお渡しすることが入っている。これは故押見さんの私宛の遺言でもある。