2025年12月16日火曜日

16日その2:来春4月、「専任事務職員として採用が内定したM常勤職員」


 大阪府立天王寺高等学校卒、大阪工業大学応用化学科卒、同大学院工学研究科応用化学修了

理事長・学院長Aroundを拝読して   

“「思い」の系譜”                      入試広報部 〇〇 〇〇

今年度の理事長・学院長先生のAroundにおいて、819日「何事も丁寧な対応、誠実な対応を!」、109日「京都大学 北川進先生 ノーベル化学賞への系譜」、115日「武家の商法?」の3つがとても印象に残りました。その内の1つ、「京都大学 北川進先生 ノーベル化学賞への系譜」は特に多く感じる所があり、理事長・学院長先生が行ってこられた学校運営と共通点があるのではないかという視点で考察させていただきました。 

まず、“「そうか!確かに発明者発見者の頭脳と鍛えられた精神力が最初に来るがその背景にはその職場、研究所などの土壌、風土、師から弟子へ、教え子たち、仲間」等々「系譜」という言葉に代表されるDNAが有るのだと思った。日常生活ではあまり耳にしない言葉であるが、このような立派な業績は単に家系や血縁関係だけでなく、芸術や学問の流派、思想のつながり、様々な「つながり」が成果を生む事を表現する言葉の一つが系譜なんだと私は大いに頷いた。の文章中に出てくる「つながり」、「系譜」について考察いたしました。 

理事長・学院長先生のおっしゃる通り、様々な「つながり」がなければ、北川進先生であってもノーベル化学賞を受賞されるほどの研究成果を上げることはできなかったのではないかと私は考えました。また、「つながり」があるだけでなく、京都大学ほどの大きな組織で、様々な「つながり」でつながった研究グループの仲間と同じ目標に向かってベクトルを揃えられたからこそノーベル化学賞のような名誉ある賞を受賞されたとも感じました。大きな組織になればなるほど、皆のベクトルを同じ方向に保つことは難しいと私は思います。しかし、北川進先生は京都大学ほどの大きな組織でそれをやってのけられた。 

ここで、本校視点で考えてみると、本校も理事長・学院長先生が行ってこられた学校運営により、皆が同じベクトルを向くことができていると私は感じております。「理事長・学院長Around」を拝読していると随所に理事長・学院長先生の教職員・生徒を思う気持ちをダイレクトに感じます。その「思い」からの活動であると皆が理解できているからこそ、同じベクトルを向くことができていると考えました。理事長・学院長先生のように北川進先生も研究グループの仲間や周りの人たちを思い行動されていたからこそ同じベクトルを向け、ノーベル化学賞のような名誉ある賞の受賞までなされた。理事長・学院長先生のように他者を思う気持ちからの行動を私も常日頃から心がけていきたいと思います。 

次に、目標に向かって同じベクトルを向き続けるには「つながり」や「系譜」の他にも何か必要なものがあるのではないかという視点で考察いたしました。理事長・学院長先生が引用された読売新聞の記事によると、「若い人が常に世界を見て切磋琢磨していた。非常に高いレベルのグループにいて、プライドを植え付けられ、財産になった」と北川進先生はおっしゃったと書いてあります。北川進先生のお言葉の中にある「プライド」という言葉こそがキーワードであると私は考えました。師から受け継いだ「つながり」や「系譜」は研究者当人が師から「与えられたもの」であり、研究者当人それぞれが自ら自覚したものである「プライド」を併せ持つことにより、北川進先生の研究グループは目標に向かって同じベクトルを皆が向き続け大きな成果を上げられたと私は考えました。北川進先生の研究グループ同様に、本校も教職員全員が誰かのためになっていると実感し、「プライド」をもって働くことができていると私は感じております。 

だからこそ教職員同士でミーティングをする姿を見かける中で、「受動的」ではなく「能動的」に皆が行動できていると感じました。これは、前述の理事長・学院長先生の教職員を思う気持ちが伝わり、その「思い」を受け継いだ教職員がまた、その「思い」を他者につなぐサイクルが構築されているからこそ浪速学院にいる皆から「主体性」を感じられるのだとも私は考えております。 

最後に、「思い」は必ずつながり良いサイクルとなると私は信じております。本校で働かせていただく中で改めて実感できました。これからも「思い」の系譜を実現するために、私は入試広報部員として、理事長・学院長先生の浪速学院と教職員・生徒を思う気持ちと併せて、その「思い」が伝わった本校自慢の教職員・生徒たちのことも未来の生徒・保護者に「プライド」をもって伝えていきたいと考えております。また、さらなる発展を目指し、理事長・学院長先生から学ばせて頂いた「常若」の精神で「より良くするためにはどうするべきか」と常に考え、現状に満足せず歩みを止めない姿勢で、ただただ、ひたすら努力を重ねていきたいと考えております。

2025年12月15日月曜日

16日その1:来春4月「専任教諭として採用が内定した数学科M常勤講師」

 理事長・学院長Aroundを拝読して           中学所属 数学科 〇〇 〇〇



大阪府立鳳高等学校卒、和歌山大学教育学部学校教育教員養成課程卒、

 まず初めに、浪速学院に着任して3年が経ち、このすばらしい環境で多くの経験を積ませていただいたことに改めて深く感謝申し上げます。理事長学院長先生をはじめ、多くの教職員の先生方のおかげで、私は浪速学院の一員として学び、成長し続けることができています。 

 日々理事長・学院長Aroundを拝読し、感銘を受けた内容はとても多くございますが、その中でも、特に心に残っているのが、415日の『理事長ロングインタビュー』、719日の『私立は全教職員が広報を担い、経営を担っている感覚で!』、911日の『24時間、365日「次の一手」を考える』です。『理事長ロングインタビュー』では、浪速学院が掲げる教育理念を改めて深く理解することができました。長年築き上げてきた教育の姿勢や環境の豊かさを再確認するとともに、私は一教員としてどのように日々過ごすべきなのかを考えさせられました。特に理事長学院長先生が「後で読んでわかりやすい文章になるように話す」「語彙や言い回しを熟慮する」と述べられていた点は、教師として非常に重要なことだと感じました。生徒や保護者との連絡、教職員同士のコミュニケーション、さらには授業での説明など、相手に伝わる言葉を選び、責任を持って発信する姿勢を今まで以上に大切にしていきたいと強く思いました。 

また、『私立は全教職員が広報を担い、経営を担っている感覚で!』では、私立教員としての心構えを改めて認識しました。授業や生徒指導だけでなく、学校の魅力や価値を日々の行動で伝えることが、学校の発展につながると思いました。今後は、浪速学院の更なる発展のために私ができることを模索することに加え、「広報」「経営」といった知識を学習することも重要であると感じました。そして、最も深く心に残ったのが『24時間、365日「次の一手」を考える』です。理事長学院長先生の学校での過ごし方や心構えは、一教員としての私の働き方にも通じると強く感じました。まず、「トップは朝早くから現場にドンと構えているのが良い」とあり、教員は教室に早く入り登校してくる生徒の表情や行動を観察することが大切であると感じました。このとき、自分のクラスの生徒同士で揉めている生徒がいましたが、そのことを察知すること、対処することが遅れてしまっていました。周りの生徒が伝えてくれたことで対処することができましたが、対応に遅れをとってしまったことに反省しておりました。その中で、「朝早くからドンと構えているのが良い」という言葉は、私ができていないことそのものであると痛感しました。私は、「一人一人の生徒と向き合い楽しく時に厳しく接する」ことを大切にしております。一人一人と向き合い、「朝早くからドンと構え」、いろんな表情を観察することや対話すること意識してまいります。 

また、「次の一手」を考え「学校は常に進化させておかねばならない」。「細かい事でも変えるという行為が重要」とあり、この言葉は学級経営や授業準備などの日々我々が行わなければいけないことに通ずることであると感じました。私は、授業や学級運営がうまくいっている時には同じ方法を続けてしまいがちですが、うまくいっているときでも改善するべきところはないかを模索することや、同じ内容でも違う方法を考えてみることが必要であると思いました。生徒の成長こそが「進化させる」ということであり、そのために「次の一手」を考え、「変える」ことこそが教師の役割であると強く思いました。 

これらに共通することとして、私に足りない部分は、生徒の成長のために、まず現状を把握するための表情や行動の観察を十分に行い、どのようなことが必要でどのような方法でアプローチしていけばよいかを常に考え続け、様々な方法を行ってみるということだと思います。行動をするからこそその結果から次のすべき行動がわかり、改善・成長につながっていくことになるので、責任を持って生徒や保護者の方のためになる行動をし続けるように努めてまいります。本年度は中学1年生の担任を担当させていただき、さらに専任教諭を目指す機会をいただいたことに心より感謝しています。浪速学院という素晴らしい環境で、日々生徒と向き合い、経験を積ませていただいていることをうれしく思っております。 

「理事長・学院長Around」や職員会議での理事長学院長先生のお言葉は、私の未熟さを自覚させ、考えさせられることばかりです。まだまだ至らない点は多くありますが、日々謙虚に学び続けてまいります。そして、浪速学院の一員として、理事長学院長先生のご指導から学んだ姿勢を胸に、生徒と真摯に向き合い、このような素晴らしい環境で様々な経験を積めていることに感謝し、学び続けてまいります。そして、浪速学院の一員として、さらなる発展のために尽力してまいります。

12月15日その2:仕込みは終わり次なる手を!

 先週の13日、土曜日の第4回高校入試説明会が終わって、表現方法は些か気になるが「仕込みの時」は終わったと先週のアラウンドで書いた。1昨年は3回であったが昨年度は私の強い指導で元の4回に戻し、今年も同様に4回を行った。来年も4回行う。「のぼり調子」の今、敢えて生徒を集めるための門戸を狭める必要はないと、当時強く関係者を責めた事を思い出す。本校の正門はシンボルである。このような広い大きな門は他にない。最後の最後まで「来るもの拒まず」で門は開放せよ。好き勝手に説明会と言う最後の砦を無くするべきではない。何れはそのタイミングは来るにしても今ではないと判断できる、この感覚が重要である。高校授業料完全無償化という極めて大きな変動が有る中で得た「時列的データや数値を凝視」し、次の戦略を考える為に理事役員と入試広報部は存在する。 


13日の夕方と今朝ほど、副理事長、理事・高校校長、理事・中学校長の校内理事4名と入試広報部の近藤教頭で計4回の入試説明会の参加者人数から過去の数値を参照に「あらゆる視点」で来年4月の入学者数のシミュレーションを行った。その結果、参加者数値を根拠とする入学者数は読めて来た。次は年明け早々に始まる「教育相談」の結果で同じような事をやるが恐らく大きな数値の変動はないと踏んでいる。だから「仕込みの時は終わった」と書いた。1月からは入試に関する実作業が始まる。手違いなく粛々と進めるだけである。全ての受験生はまだ少しは変動はあるにしても受験先高校を既に決めている。仕込みは終わったのである。 


私は浪速高校、浪速中学校の「近未来予側」について十分満足している。現在の総在籍数を超えた新記録となると思う。現在が3350人程度だがこれが3500人を超える一大マンモス校となる可能性が高い。私の責任はこれらの本校で学ぶ生徒と働く教職員の方々へ更なる満足を供給できる更なる「ハードとソフトの改革と進化」、「組織改編」も極めて重要である。ここまで組織が大きくなると「学校法人」と「学校事務」は明確に分離共有するのも一案である。「入試広報部の改編」も考えなければなるまい。「保健体育科の体制強化」も焦眉の急だ。ますます魅力ある施策としての「SATURDAY  SOMETHING  SPECIAL (3S)」の新たな付加価値の増強も必要だ。「やるべきことは次から次へとある」。仕事に終わりはない。

12月15日その1:来春4月「専任教諭として採用内定した数学科O常勤講師」

 

兵庫県立加古川東高校卒、大阪市立大学理学部数学科卒、同大学院理学研究科修了


理事長・学院長Aroundを拝読して           数学常勤講師 〇〇 〇〇

 浪速学院に着任して3年目を迎え、様々な経験をさせていただきました。特に今回このように、筆記試験や研究授業、そしてこのようなレポートを提出できる機会を与えていただき、木村理事長・学院長先生をはじめ、多くの教職員の先生方に大変感謝しております。

日々、理事長・学院長Aroundを拝読させていただいている中で、感銘を受けたお話は多数ありますが、その中でも【浪速高校も改革20年で歴史的分水嶺に?】【私立は全教職員が広報を担い、経営を行っている感覚で!】【次期学習指導要領は「多様性」、余白を作り個々の生徒に合致した幅広い教育の展開!】という教師としてどうあるべきかという姿勢に関して教えていただいている3つの記事が、特に心に残りました。その中でも、【浪速高校も改革20年で歴史的分水嶺に?】という記事について、考えを述べさせていただきます。 

記事の中にもありましたように、「学校の経営は一国を経営するのと同じ」「教職員は一人一人が持ち場で全力で事に当たる経営者」という考え方に強く感銘を受けました。私自身も2年目となる昨年度から類の担任を任せていただけることとなり、学級運営というある種の経営に携わらせていただくことができました。一人の経営者であるという意識を胸に、今までの教員生活で培った経験を活かして、生徒一人ひとりが彼らの望む未来に一歩でも近づけるように尽力させていただいております。特に、類というコースの特性上、国公立大学への意識は常に高めていこうと考えおり、国公立の大学にはどのようなものがあるのかということや、理系の地方国公立大学の価値の高さなどについては、HR等で頻繁に情報を発信しております。 

また、担当している文理S1類での数学の授業においては、毎回の課題で国公立大学の入試問題を出題し、高校2年生であるとはいえ受験生であるという意識を持たせるように努めております。そして、クラスの運営においては、二者面談等も可能な限り実施し、生徒一人ひとりの「今の考え」と「今後どのようにすべきか」ということに関しては、細かく把握してサポートしていくことを意識し、きめ細やかな対応を心がけています。生徒にとっては、担任である私が発した言葉が最大の情報となることも多くあり、間違った内容や曖昧な内容、さらには情報の伝え忘れ等があると生徒にとって不利益になってしまうということも踏まえ、クラス運営に関しての責任は担任である私自身にあり、他に替えが利かないということをしっかりと心得て、受け持った45人全員が満足できるように全身全霊をもって取り組んでいきたいと考えております。そのためにも、所属している第2学年の主任である柴田先生をはじめとして多くの先生に相談して取り組んでいきたいと考えております。 

また、この記事で木村理事長・学院長先生は高校入試説明会についても触れらており、浪速高校が多くの入学者を迎え、「物理的に受け入れ不可能」な状況になってきているともおっしゃられておりました。このような受験生に選ばれる学校で働かせていただいていることに感謝し、私自身も広報の仕事を担っている意識を忘れずに、受験生およびその保護者と相対したときには、可能な限り真摯に向き合い、満足して帰っていただくことに尽力しております。木村理事長・学院長先生の考えが教職員一人一人に浸透しており、学校運営や募集活動に勤しんでいるからこそ、浪速学院が今のような素晴らしい状態を迎えていると思うので、私自身もこれからの浪速学院の発展のために可能な限りできることをやってまいりたいと思います。 

そして、私事ではありますが、来年には四十歳となり「不惑」を迎えます。さらに、教師という仕事に就いてから15年経ちますが、いつでも生徒や他の教員から学ぶ姿勢を忘れないことや何かがあれば一人で抱え込まずに必ず周りに相談すること、ICT等を用いた授業の展開について新たな観点を考えていくことなど、自分の考えを意識する姿勢、自己の研鑽に努める姿勢を維持し続けてまいりたいと考えております。決して初心を忘れずに驕ることなく常に謙虚な姿勢で、「不惑」という言葉の通り惑うことなく、自分の姿勢や考えなどに関しても今一度見つめなおし、生徒のため、学院のために私自身に出来ることをこれからも一所懸命に頑張ってまいりたいと考えています。 

最後に、一昨年度、開校百周年という記念すべき年に、素晴らしい環境が整っているこの浪速学院とのご縁を得ることができたことに喜びを感じ、教員として奉職させていただけていることに感謝を感じております。これからも、木村理事長・学院長先生をはじめとする多くの先生方からのご指導・ご鞭撻をいただきながら、浪速高等学校にとってかけがえのない人材であると思ってもらえるように精進してまいりたいと思います。

2025年12月13日土曜日

採用内示と第4回入試説明会

 朝8時に3人の教職員を部屋に呼び、「採用内示」を私を含めた校内理事4人で行った。内二人は高校、中学の数学の教師であり、一人は事務職員で、現在の職位は入試広報部勤務だ。3人は例年に比べ少ない。上記3人とも2年間から3年間の勤務を経て管理職や多くの同僚の教職員の目や日常の「お人柄」「経歴」「能力のポテンシャル」「勤務実績」等の評価を経て人事権者の私に「浪速丸に未来永劫乗船して貰う正規クルーメンバー候補者」として上申がなされた人物である。私は答申を受けて「実際の授業観察」におけるICT能力や生徒への向き合い方等の観察を経て、理事長アラウンドに関する「2000字前後の小論文」を提出して貰い、それを眼光紙背に徹するように読み解き、「了」の判断を下し、本日、明年4月1日に「正式に採用辞令を渡す」ための内示である。 


24日のクリスマスイブに行われる理事会・評議員会の場で私から紹介し、「正式に役員会で選良した」との最後の手続きがある。私は各人が提出した小論文を私なりに読む下し、「思う処」を申し上げて激励した。「初心を忘れず」「謙虚に」「感謝の思いを持ち続け」、「本校を愛し、生徒と同僚教員と仲良く」、管理職には「頼りにされる存在」として「心身の健康に留意」し、私の今の年まで頑張って欲しいと「私の思い」を伝えた。将来有意な人材を得た、この日ほど「嬉しい日は無い」。最後の最後に年季を積みながらも、徐々に「腐敗臭のする教職員にだけは成らないで欲しい」と懇願するように付け加えた。その為には前述したように今日の初心を忘れないことだと激励した。 

今日は「第4回目となる高校の入試説明会」であった。吹奏楽部は頭にクリスマスを祝うとんがり帽子をかぶって、クリスマスソングを次から次へと演奏してくれ、登校して来る受験生と保護者を祝っていた。何時もこの時期に感じる「心地良さ」である。10月から始まった正式な学校での説明会は今日で終了したが今後は「個別相談会」を設けており、年度末ギリギリまで学校は開放する。何度もこのアラウンドで言及しているがまず「学校説明会への参加者数」から年明けの5日から始まる「教育相談」に繋がり、そこで「願書が正式に提出」され、2月中旬に「入試」があり、我々は真摯な態度で正確に「採点」し、「合否判定会議」を持って、ここで「入学予定者が判明」する。その後「合格発表」を行い、「発送」して全てが終わるがまだ長い時間がある。 




6月に始まった中学校、高等学校の来年度入試の「仕込みの時」は本日で終わった。中学の願書受付数は今日で対昨年+3人となったがまだまだ分からない。1月初週頃まで動く。高校は何とか対昨年微減で収まって欲しいが果たしてどうなるか?「高校授業料完全無償化の影響」が具体的に本校でどう出てくるのか、予想できないのだが、それは他校に先んじて「手を打った」からこそ昨年度は爆発的に入学者が増大したことから分かる。公立の反撃、本校の入学レベルの微調整などの影響がどのように出てくるのか、極めて私の関心事項である。結果は「神のみぞ知る」というが、心豊かに時を待とうという落ちついた状況に私は浸っている。

2025年12月12日金曜日

公立高校:私立高校の割合は55:45になるか?

 「令和8年度浪速中学校の入試」における願書の受付が12月8日から始まっている。「WEB受付」だから受験生や保護者が学校に登校して願書を出す光景は今や何処にもない。私は今から10数年前の正門付近を遠く覗き見しながら「あつ、又一人来てくれた!」と喜んだ光景を思い出す。当時の浪速中学はまだそのような時代であった。その当時近隣の塾の方が何かにつけて本校を敵対視し、ネットに「フェイク」な今で言う、SNSの虚偽情報を頻繁にアップするので、我慢忍耐が限界を超え、法的決着を付けると、私は強い意志で「訴訟」に訴え、地裁、高裁、最高裁まで持ち上げ「完全に勝訴」したのも今では思い出したくない思い出である。その時に勝ち取った「名誉棄損の慰謝料」は果たして会計処理上何処に行ったのか? 

肝心の出願の数値だが入試広報近藤教頭先生の報告では、今日で4日目だが驚いたことに昨年度と全く同じ数値が目の前にある。さほどに学校と言う所は、何というか「保守的」であり、一挙に革新的数値が出たことは少なくとも私の経験ではない。「マァ、昨年並み+α」の受験生規模になる確率が高い。それで十分、結構である。又明日の「第4回高校入試説明会」の参加希望者の申込数もこれまた同じ昨年度と少しだけ低いレベルの数値であり、傾向はあくまで傾向であるが少し低減して集約して行くかも知れない。これが我々の期待であり、その為に合否基準を少しだけ触った。その効果が出ないのはおかしいが想定通りの動きになっている。偶然だが最近の新聞記事や得ている情報では「高校授業料完全無償化」で起きた私立への水の流れの強さは少し「上昇の勾配が低下」したとあるが、その傾向の理由は様々である。 


一旦緩んだとの観測記事が目に付くが、中長期的にはまだまだ私学への流れは続くだろう。しかしいづれは良い点で終息する。個人的な見方は「バランスは公私比率は55対45位」で落ち着いて欲しいと思う。教育環境、大学進学実績に敏感な受験生や保護者は既に公立上位高や私立高進学に決定しており、次の層は当然ながら様相が違って当然である。府内でも未だ、約65%の中学生は公立高校に進学しており、「多くの友達が行く公立高校に行きたい!」、「授業料が無償になっても私立はまだ高い経費が掛かるんでしょう?」、「私立は校則が厳しいと聞きます、そんなところは嫌だ!」、「私立はアルバイトは禁止なのでしょう?」、等々思いやる視点を持つ従来と異なる層が多くなれば当然私立への流れに変化が出るのは当たり前だと思う。 


又公立は地方議会のバッジの先生方や行政サイドが公立高校への支援・応援の何と凄い事か?かってないくらいに公立高校への支援策から入試システムも触り始めている。私学にはこのような事象は見たことがないくらい「公立応援歌の声が高い」昨今である。私学側とすれば私立、公立,丁度良いところでバランスが取れれば大変結構だと思う。全ての受験生を私立に呼び寄せるなど考えている私立の経営者は居ない。個人的には前述したように公立55%、私立45%くらいのバランスが「明確な根拠」はないが望ましいと思う。今国会で問題となっている国会議員の定数削減10%と似たように根拠はないが10%と言うのは何か微妙にバランスがとれている感じだからそれに倣って書いた。55:45で私は満足だ。私立は公立より少し少ない方が「おさまり」が良い。



2025年12月11日木曜日

公務員とのボーナス比較

 9日に府と市は公務員の冬のボーナスを支給した。昨日の朝刊各紙が記事にしていたが、何か、「記事の扱いが小さくなったような気がする」のは私だけか?世論は何かと物議を醸す政治家や行政への一般府民の不満の声を新聞が忖度して細かい記事にしているとは思わないが、公務員も一般市民も纏まったボーナスは今や生活資金であり、堂々と出して粛々と受け取ればよいと思う。「やっかみ」は不要だ。私の視点は「教育公務員と本校の教職員との支給額の差異」である。正直言って、「負けたくない」。1円でも高く出してやりたいと思うだけに新聞記事の数値を追うのだ。結果は大差をつけて本校の方が多かった。 


当然「平均年齢」を考慮しなければならない。府の職員で比較してみると彼らは40.0歳で867759円の平均額で2.285月分とあった。本校の専任教員の平均年齢は39.5歳で支給平均額は1085574円だから1.251倍だった。25%も高い。ここは理屈ではなく単に数値的差異だけの話だが私立の本校勤務の教職員に「誇りと矜持」を持って欲しいと思う。確かにこの大きな差異は昨年から支給基準を従来の2か月から2.5か月のアップし12月は一律上乗せ10万円を付加しているからだと思う。今後とも体力を見ながら「教職員の手取りを上げていきたい」と思う。これこそ理事長の最大のミッションだ。その為には教職員にも今以上に頑張って頂きたいと思う。 

本校が保有している「(株)浪速教育振興(NEP)」さんの従業員の方々が先にクリスマスプレゼントとしてチョコレート等をプレゼントした行為が「嬉しくて」、理事長に直接お礼を申したいと部屋に来られた。一般の社会人の通常の感覚はこれである。立派な言動であり、私は心を打たれた。もっともっとこの人たちの処遇改善配慮しなければならないと思った。教職員の皆も真似る必要はないが、学校勤務の「先生」だからと言って社会の一般常識を忘れてはならない。特に私立学校は民間企業だと思えと何回も指導している。手取りのアップだけではなくて「先生方の勤務環境も大金を投じて改善改良」を進めている。これらの動きに対する反応は、まず一言で言えば「感謝の気持ち」だろう。これが神道の教えだ。 


今日私が待ちに待った「焼き立てパン・ブル」の経営会議を初めて持った。9月に改装なった日から9月、10月、11月と3カ月経過しデータが揃った。詳しくはここで書けないが「素晴らしい業績」である。「頭が下がる」くらいの経営実績が眼前にあった。NEPのブル担当の方々、PTA、材料供給メーカーさん、生徒や外部のお客様のお蔭である。紙上を借りて深く感謝申し上げたい。ブルは今や「超優良企業」だと言っても過言ではない。フル勤務ではなく、手取りも安いが、これだけの業績を上げる力を学校サイドは凝視する必要がある。次は「学食部門の改革」に入るぞ!今は赤字経営である。放置は出来ない。 


NEPではなく、直接に学校勤務をしている人々は「仕事で成果を出す」ことが高い給与に見合う契約条項だと思う。学校とて契約社会であることは間違いない。自分の生活の基盤はこの学校で「働いている」ことから得る収入で成り立っている。契約に見合わない仕事では雇用する側の立場として困る。別に大ホームランを打って欲しいと願っているわけではない、最低限給与に見合った成果を出して欲しい。その為には「この学校が貴方にとって何なのかを自問自答せよ」と言いたい。大きな学校だから安泰だと感謝の気持ちも持たず「ノホホン」とパラサイトされても困る。そのような余裕は本校には無い。この学校をもっと大切に思って欲しいと思う。我々を見守ってくれている学院神社の神様に感謝して欲しいと思う。