2025年9月6日土曜日

次期学習指導要領は「多様性」、余白を作り個々の生徒に合致した幅広い教育の展開!

 2学期は始業式以来、極めて順調に飛行している。「良い雰囲気」である。私にはこの「空気感」が良く分かる。20年間、最も身近な所で見続けて来たから微妙な変化も感じる能力が身についた。今日は中学校來年度入試の「プレテスト事前講習会」の日で、本校受験を希望する受験生へのサービス業務であると言っても良い。本番のプレテストの前月に「傾向と対策」を実際の問題を使い特訓するのであるが、今年の参加者は昨年を上回った数が出ている。徐々にではあるが「浪速中学校の存在感」が高まっている感じがする。現場を回っても極めて良い雰囲気なのが嬉しい。とにかく先生方が頑張ってくれている。 


中央教育審議会は昨日、次期学習指導要領について方向を指し示した。NHKは時間を割いて報道していたし、各紙も記事にしている。別途この問題はアラウンドに書く積りだが「学校裁量の拡大」「コマ数の減」「自由度アップ」等々、一言で言えば「多様性」がキーワードだと報じている。多様性とは今のはやり言葉で「ダイバーシティ」だろうが、本校は既に昨年から始めている。それが「Saturday  Something  Special (S)」だ。学校科目に関わらず、又学校の先生からだけではなくて民間企業や塾、予備校の先生、大学教授や銀行マン、証券マン、あらゆる職種のその道の一流の方々から土曜日に自己選択で学んだり、自学自習を優先したり「生徒の多様性と主体性」に応じて学びの場を用意し実行している。このことがまさしく多様性である。我々は次期学習指導要領の数年前に既に実行しているのだ。 

もう一つの重要な視点が「透明性と開放性」だと思う。特に私立は公立に先んじて法の縛りが薄い分、実施することは容易に出来る筈だ。従来からの「学校の塀の中は外部の人には見えない、分からない」では時代にマッチして行かないと考える。もっと地域に愛される私立学校であるためには学校の透明性と開放を進める必要があると信じている。一昨日私は浪速学院の「ファミリー企業のトップ」の方々を学校にお呼びし、今後の方針を具体的に述べご協力を仰いだ。皆さん、笑顔で「待ってました!」とばかりに賛同を得て、新しいステージに入った。 


一流ホテルのレストランみたいな「天空レストランのフードコート」を生徒のみならず保護者や関係深い人々や組織体に是非活用して欲しいということである。その為に今回はファミリー企業の方々にお越し頂き、フードコートでの食事、焼き立てパン・ブルのパンの購入等々、ファミリー企業との「絆」を更に深めていく為にお願いをした。我々サイドが近づく度量と努力を怠ってはならないと思う。フロアには特別席も用意している。特に「クイックランチ」などは絶対にお勧めしたい。又私はこれらの方々の会社の何処かに「本校のポスター」を掲示して欲しい旨の希望も述べた。 

これから先の混沌とした時代、少子化が益々進展していく時代に何と言ってもこれらのファミリー企業の方々こそ「頼りになる人々」である。私は最後に不遜であるが「皆さんを守る」とまで申し上げ、学校改革の更なる進展と新しい企画、実験を押し進めると話した。母体である本校が「グラグラ」していては駄目であり、しっかりとした存在感を内外に示すことのキーの一つが「ボリュウムの在る人気校」、そして「多様性と学校の開放」である。

2025年9月3日水曜日

令和7年「塾長先生対象の学校説明会」

 今日は2学期最初の大きなイベントである、「塾長様対象の学校説明会」があった。1昨年は9月5日、昨年は4日であった。例年大体この辺りに入れているようにこの時期がぴったりとする。私立学校にとって「塾」とは切っても切れない「ご縁」があり、塾の本校に対するご理解とご支援があればこそ、今日があると強く思っている。受験生全てではないが塾にて受験勉強の指導を受けている生徒は案外と多く、塾の先生方から塾生や保護者に「浪速、面白いよ、今評判!一回行って見たら」となり10月以降順次始まる「学校での説明会」に繋がる。左程に塾との関係は重要である。そういう意味で来年度入試の号砲が本日鳴り響いた。 



我々の取るべき態度はとにかく「誠心誠意」、包み隠さず「学校の今と目指す道」を聞いて頂くことである。塾側にとっても「浪速をご自分の目と耳で確認」すると言う行為は塾生への説得力に繋がる。今日は193塾、260人の参加申し込みがあり、沢山の先生方にお越し頂いた。私がこの学校に着任した当時は、説明会の会場は堺市の名の通ったホテル、大きなホールに満杯の先生方にお越し頂く為に「涙ぐましい努力」をし、会の終わった後は「会食」の場を設け、相応のお土産をお渡しするなど、今から思えば少しバブリーな昭和時代の説明会であった。 

しかし時代は進み、ICTの完備している本校ではオンラインでも可能だが、1年に一回、理事長の生の顔を見、生の声を聞きたいとの話もあり、今でも会場は学校の体育館で行っている。理事長がどのようなプレゼンテーションをするか、説明も具体的で本校の実態が分かるような資料やデジタルを駆使した先駆的なものと心掛けている。トップバッターの私には20分与えられており、「今年の木村理事長は何を話してくれるのか?」が塾長先生方の関心事であり期待を裏切っていけない。ストーリー性のある資料の中味と「木村の語りとしゃべり」を武器にして腹をくくり、手前味噌だが今年も手ごたえのあるプレゼンになったと思う。 

単なる歓迎の挨拶などにはしない。「こう考え、こう思うし、行政の動き等から本校はこうします」と考えを伝えるのである。「学校設置者としての立場だから高校、中学両方に目を向け、私の後は高校の教頭補佐兼進路指導部長のI先生、そして中学の教頭補佐N先生と続く。初の女性プレゼンターである。「トリ」は入試広報部の近藤教頭が2026年度入試について20分かけて詳しくご説明した。3人とも素晴らしいプレゼンだったと思う。 

今日の話のメインは「学校現場におけるAIの活用と次期学習指導要領を見据えて」とした。昨年は学校5日制と+3S」であったし、今最大のテーマは「生徒の主体性を如何に育むか」である。AIの進展と応用で学校現場は大きく変わると思う。これは極めて大きな日本の分岐点になる可能性があり、学校現場ではGemini等生成AIを活用しながら、今までの単なる学力評価から進化させ、主体性などという「非認知能力の評価」へ衣替えする必要性が差し迫っている。一体どう進めたら良いと言うのか?

2025年9月2日火曜日

「焼き立てパンコーナー・ブル」,改装グランドオープンの日

 昨日「焼き立てパンコーナー・ブル」の改装グランドオープンの日をようやく迎えた。この日を待ち望んでいたが、漸く私の夢が叶った。関係者の努力の賜物である。私は「あるべき姿」を指し示し、所々で「チェックを入れる」ことが仕事であった。どのような改造工事なのか?どのような設備を増強するのか?人事手配は?等々は担当者では意思決定は出来ない。このチェックを入れる事はしんどい仕事だが、これをしないトップが最初の口出しだけで「後は宜しく」では組織はスピーディに動いて行かないし、出来上がったものもいい加減なものになる。このことは組織の人々に落胆を与え、二重手間になってしまう。だから責任者は良い仕事を部下にして貰うため、明確に方針を口に出して指示しなければならない。 


あらかじめ、「時程」を組み生徒の購入の便利さを考えてはいたが「考えた、頭通りに行かない」の普通であるが、今回も予定していた時間より極めて速く販売が終了した。それくらい「生徒が殺到」したのである。当初は一人最大3個まででその他2個入り、1個入りと3袋を用意したが最初は3個入りばかり売れた(売った)ので昼食時には予定の1200個が売り切れてしまった。第二団くらいから一人二個とし、最後は一個だけに制限したがそれでも買えなかった生徒が多く出た。一部の生徒には申し訳ないことであった。しかし今日のグランドセールは大成功であったと思う。元来の目的である「生徒への周知を完全にやり遂げることが出来たように思う。 


良い方向に振れて用意したパンが早い段階で全て売り切れた理由はここ2カ月理事長自らの広報宣伝と、今回に限り「全てのパンは一個100円」の特別価格にしたからではないかと思う。パンの価格はあらかじめ決めてはいたがテレビ映像の前で初めて私が「一個100えーん!!!」と大きな声で呼びかけた効果もあって放送が終わって最初の休憩時間になると山ほどの生徒がショップに駆けつけた。この光景を見て私は一抹の不安が消し去り、安堵した以上に感動が胸に突き上げて来た。今日的生徒だから「しらける」向きもあっただろうがその懸念は払拭され生徒は「学校に乗ってやろう、理事長への義理買い」と思ってくれた向きもあったかもしれない。 




このような生徒集団との関係があることは決して悪い事ではない。良い学校の証明だと思う。パン焼きの職員さんを私はお一人お一人ご紹介したが、職人さんが方も「ご縁があって」この学校で生徒と関われることが嬉しいという気持ちが伝わってきた。良い集団には良い人々が集まってくるのである。食材を納入して頂いた(株)山崎製パンさんは生徒の山を見て感動されたのか、「浪速学院さんとは特別納入指定に」とする旨支店長からお言葉を頂いた。世界的に小麦粉の需給がひっ迫しており、サプライチェンに幾分の制限もあるみたいだが、明日を担う学校のパンコーナーには特別配慮をして頂けるということだ。今後はやりながら改善して行けば良い。とにかくこのような「起業はスタートアップが重要」である。


2025年9月1日月曜日

9月1日 カンカン照りの一斉参拝

 昨年の一斉参拝は92日だったが今年は1日でそれも月曜日になった。どうってことは無いがそれでも何か「縁起が良い感じ」がする。カンカンと額に照り付ける「暑さではなくて熱さ」の字を使いたい位の「日照り参拝」となった。学院長講話では当然、102年前の「関東大震災」の話しから始めた。本校が創立された年にこの災害は起きた。詳しく震災の状況とこの事例が今に生きる我々への教訓を詳しく述べて「災害は忘れたころにやってくる」と生徒に諭し、いざと言う時の自分はどのように行動するかを指導した。 



次に9月19日の秋季例祭と翌日「20日の浪速祭について皆で仲良く楽しむことが大切」だと強調した。仲良くとは喧嘩はしない、弱いもの虐めはしないこと等であり、私は男子生徒に対して特別に言及した。腹が立ち、「喧嘩はあっても口喧嘩までで納める」ことが賢いことだと言い、相手に「手を出して怪我など」させたら「終わり」だと教えた。「喧嘩両成敗」は今の時代にはあり得ないとまで言って注意を促した。その後メインの話しである焼き立てパンコーナーの新装開店について力を入れて話した。直接本質に入るのではなくて一般的なパンの話しから始めるのが木村流である。パンの事は英語で「ブレッド」と言うのに日本語では「パン、パン」と何故言うのだろうかと話を飛ばせた。 


こうなると生徒は話に聞き入ってくれる。「教育に携わる者」として口から出る言葉が何らかの教育的意味を有しているように話すことを何時も心得ている。パンは織田信長の時代にポルトガルの宣教師が持ち込んだ主食がポルトガル語で「PAO」と書きその発音がパンとなって今日に至ると話した。そして身近な話に展開すれば益々生徒の興味が湧くから、明治時代になって初めて「パン焼きが本格化」し最初のパンがNHK朝のテレビ小説アンパンに出てくるアンパンだと話した。 

その後私は6階の天空レストラン「焼き立てパン、ブル」ショップに急ぎ、販売用の服装に変え、放送部の手助けを得てテレビ画面から全校生徒に一大PRを行うのである。今朝は「秒単位」で動いた。貴重な生徒の時間を無駄にするわけには行かないからである。この時の状況は又明日のアラウンドに。

2025年8月30日土曜日

物事は何でも「基礎作りが重要」

 それにしても暑い日が続く。昔は暑さに嘆く中高年に対して「夏は暑いものだ!」と啖呵を切っていた自分が居たが、加齢とともにこの暑さは身体に堪える。異常なほど暑い。しかし暑くても、忙しいほど私は何故か元気になる。今日は土曜日だが学校は大きく動いている。今週は公私ともに走り回っていたが今日も明日も予定で一杯である。まず本日は「第2回目の中学校クラブ体験」があり、これは「第4回目の校長による入試説明会」でもあった。何と何と、昨年度対比で体験授業、クラブ体験の小学校6年生の参加者数が大きく伸びている。 

しかしこれはあくまで体験であって我々が求めているのは「10月11日、11月15日の正式なプレテスト」にどれ程の受験生が参加してくれるかである。まだ喜ぶのは早い。今日のクラブ体験で言えば人気があるのが、硬式テニス部、軟式野球部、弓道部、サッカー部と続いている。全て運動部だがその次にパソコン部が入っていた。文科系クラブは一クラブ当たり、それほど多くは無いが散らばっている。私たちは例え一人でも大切にして迎え入れている。しかし今日の校長のプレゼンは先生らしく全般的には良かったが、道徳教育や英語教育、伊勢神宮との関りなど本校のコアの部分が触れられておらず私には少し不満が残った。時間の制限もあっただろうがもう少し本校らしい特色をもっと前面に出さねばと思う。

同時並行で高校では第3学年集会があって「保護者対象の進路学習会の日」であった。人数が多く会場を二か所に分けた。「25年度入試の総括と26年度入試の展望」と題して進路指導部の部長と副部長がやってくれた。お二人とも「泰然自若」タイプだから進路指導には適任かも知れない。資料とプレゼンのペーパーを事前に見て、会場にて少し観察したが、中々良く頑張っていたように思う。このようにタイミングを見ながら保護者に具体的に論理的に実践的な大学進学の話をすることは大きな学校の責務である。私立高校にとって最も重要な活動だとも言える。 


午前10時から硬式野球部の秋季大会の1回戦が自前の「ふくろうスタジアム」であり、以上なような状況で応援に行けなかったが12時前に電話が有って9対0のコールド勝ちを収めたと言う。初戦だから安堵した。校内の「女子更衣室増強工事」状況も近くにいるのに中々行けなくてようやく時間をとって現場視察を行った。順調に進んでおり安堵した。基礎が驚くほど大きく深いので耐震性は抜群だ。又西館へのアクセス通路の屋根設置工事の基礎もがっちり出来ていた。これが完成すれば「秋の長雨」は大丈夫だ。建物でも人間でも最も重要なものは「基礎」だ。基礎さえしっかりしておれば倒れることはない。「教育とは基礎作り」である。 


工事現場から自部屋に帰る途中で中学校テニス部が元気一杯練習に励んでおり、私宛の掛け声が凄かった。それで私はコート内に入って部員を集め、激励したのであるが、声が多くあったのは理由があったのである。浪速中学のテニス部は先の全中で全国優勝してくれ、日本でも強豪校に育ってくれた。私はこの栄冠を寿ぎ、指導者のT先生に全クラブ員の「焼肉ディナーの招待」を伝え、9月の11日に決まったのであるが、生徒はこの事を殊の外喜び私の姿を見て声をかけてくれたのだ。頑張って「日本チャンピオン」になったら良いことがあるとクラブ員は知った。このように情が溢れる学校こそ良い学校だと思う。今後ともメリハリをつけて生徒を激励して参りたいと思う。


2025年8月28日木曜日

プロジェクト K

 今週末の30日に計画している中学のオープンスクール(第2回クラブ体験)の申込者が小学校6年生対比で昨年の数を22%も上回ってきた。嬉しい話で来年度の入学者数も期待が持てそうである。このブログでも言及しているが中学校は高校と違って義務教育であり、膨れ上がる数を当方は望んではおらず、5クラスが定員である。6年かけて浪速中、浪速高と教育し、本校の教育力をまざまざと知り得る最高の舞台であるが、簡単な話ではないことは骨身にしみて我々は知っている。しかし水滴が岩に穴を穿つが如く、粘り強く頑張って行くことで浪速中学の存在価値を益々高めていく自信はある。

高校は依然として大きな勢いが有り、22日に行った「公立中学校進路担当の先生方対象の学校説明会」も昨年と同じ数の先生方のご出席を賜り、大変雰囲気の良い説明会となった。来年度入試から改定する「入試の評価基準」についてご説明した。昨年と同じく大阪市内の学校の先生方が多くなってきており、さざ波が広がっている証明である。特にプレゼンでは「Saturday  Something  Special (S)」がやはり多くの質問が出て関心の大きさを物語っていた。生徒の司会やプレゼンが好評でその生徒を送って頂いた中学校の先生からすれば「鼻が高い」感じになられたのであろうか、逆にお礼を言われてしまった。 


今私が準備しているのは9月3日の「塾長先生対象の説明会の資料作り」であり、入試広報部と共に頭を絞って考えている。日に2回も膝突き合わせて「言葉を選んでいる」。日本は言霊の国と言われ、一字一句に大きな思いが含まれているから、プレゼンの資料やスピーチは気を付けている。私は今回のメインに「教員の働き方改革と学校の多様性・公開外部開放・透明性」を持ってくることにした。主役はやはり「土曜日の有効な使い方」であるSaturday  Something  Special (S)となる。あらゆる所、場面でこの3Sが評判を呼んで高い評価を頂いているのが嬉しい。 



我々のテーマの一つに「海外の学校との連携」があり、グローバル化を推進している。昨日二人の女生徒に激励金を手渡しカナダに1年と半年の高校留学に送り出した。「留学」も軌道に乗って来た。又多様化で言えば英語以外の外国語として「韓国語」をテーマにまず課外で同好会的なプロジェクトから進めることにした。近くて遠い国から近くて近い国になるべく最も近隣の価値観を共にする韓国は重要なお隣さんである。政府間も水解け現象が見えてきており、教育の現場でも何かをせねばならない。 


「プロジェクトK」と称しているが、過日高校校長と国際コースのT教諭の報告によれば何と希望者が100人を超えたと言う。立派なネイティブな講師の先生も決まり、当初は月度2回の韓国語のレッスンや韓国文化の歴史の勉強から入っていく。又12月には韓国の有名な高校と友好校として覚書を交わし、お互いに生徒の交換研修も視野にある。

2025年8月26日火曜日

焼き立てパン 浪速ベーカリーショップ ブル 「試作の日」

 今日は待ちに待った「焼き立てパン 浪速ベーカリーショップ ブル」の改装後初めての「試作の日」であった。要は「オーブンの火入れの日」である。陶芸作品は焼き物と言われ、「窯たき」が最も難しい作業とされ、身は清浄に保ち、登り窯の前面トップに「塩を盛り」、薪を投げ入れる。このように火入れとは聖なるもので神威を感じる荘厳なものである。パン焼きとて同じ事であり、全て新品の設備であり、私は一抹の不安もあったが結果的に見事にパンを焼いて頂き、懸念は杞憂に終わった。 


朝9時に全員が天空レストラン「浪速フードコート」のパンコーナーに集まり、私はキックオフの挨拶を行った。皆さん目が輝いており最初から良いムード満載でこれならこの事業は上手く行くと自信を深めた。正規の職人さんはまだ3人であり、急遽PTA会長夫人と筆頭副会長さんが応援に駆けつけてくれ、大いに助かった。NEPと正式契約される3人の女性はまずお人柄が素晴らしく、心優しく能力高い人と強く思った。このように全ては人間性である。 

次は「9月1日のグランドオープンの日」であり、この日時間を取って放送部の協力を得て私自らがキャスターとなりカメラで焼き立てパンコーナーを全校放送網を使って映像で流す。そしてその後大々的に生徒向けの販売に移る計画である。生徒からは「買いに行きます」という声を多く貰っており、楽しみが又一つ増えた。今日は少ない個数であったが、今後は浪速祭や学校説明会など大量で焼く場合の段取りなど「慣れ」が必要である。最後に私の部屋でラップアップのミーティングを持ち、心を一つにして今後とも「浪速ファミリーのメンバー」として頑張って頂きたいと私はご慰労とお願いを申し上げた。忙しかったが楽しい日になった。