9日に府と市は公務員の冬のボーナスを支給した。昨日の朝刊各紙が記事にしていたが、何か、「記事の扱いが小さくなったような気がする」のは私だけか?世論は何かと物議を醸す政治家や行政への一般府民の不満の声を新聞が忖度して細かい記事にしているとは思わないが、公務員も一般市民も纏まったボーナスは今や生活資金であり、堂々と出して粛々と受け取ればよいと思う。「やっかみ」は不要だ。私の視点は「教育公務員と本校の教職員との支給額の差異」である。正直言って、「負けたくない」。1円でも高く出してやりたいと思うだけに新聞記事の数値を追うのだ。結果は大差をつけて本校の方が多かった。
当然「平均年齢」を考慮しなければならない。府の職員で比較してみると彼らは40.0歳で867759円の平均額で2.285月分とあった。本校の専任教員の平均年齢は39.5歳で支給平均額は1085574円だから1.251倍だった。25%も高い。ここは理屈ではなく単に数値的差異だけの話だが私立の本校勤務の教職員に「誇りと矜持」を持って欲しいと思う。確かにこの大きな差異は昨年から支給基準を従来の2か月から2.5か月のアップし12月は一律上乗せ10万円を付加しているからだと思う。今後とも体力を見ながら「教職員の手取りを上げていきたい」と思う。これこそ理事長の最大のミッションだ。その為には教職員にも今以上に頑張って頂きたいと思う。
本校が保有している「(株)浪速教育振興(NEP)」さんの従業員の方々が先にクリスマスプレゼントとしてチョコレート等をプレゼントした行為が「嬉しくて」、理事長に直接お礼を申したいと部屋に来られた。一般の社会人の通常の感覚はこれである。立派な言動であり、私は心を打たれた。もっともっとこの人たちの処遇改善配慮しなければならないと思った。教職員の皆も真似る必要はないが、学校勤務の「先生」だからと言って社会の一般常識を忘れてはならない。特に私立学校は民間企業だと思えと何回も指導している。手取りのアップだけではなくて「先生方の勤務環境も大金を投じて改善改良」を進めている。これらの動きに対する反応は、まず一言で言えば「感謝の気持ち」だろう。これが神道の教えだ。
NEPではなく、直接に学校勤務をしている人々は「仕事で成果を出す」ことが高い給与に見合う契約条項だと思う。学校とて契約社会であることは間違いない。自分の生活の基盤はこの学校で「働いている」ことから得る収入で成り立っている。契約に見合わない仕事では雇用する側の立場として困る。別に大ホームランを打って欲しいと願っているわけではない、最低限給与に見合った成果を出して欲しい。その為には「この学校が貴方にとって何なのかを自問自答せよ」と言いたい。大きな学校だから安泰だと感謝の気持ちも持たず「ノホホン」とパラサイトされても困る。そのような余裕は本校には無い。この学校をもっと大切に思って欲しいと思う。我々を見守ってくれている学院神社の神様に感謝して欲しいと思う。
