2025年4月18日金曜日

浪速高校は今やインターナショナル・スクールに

 「インターナショナル・スクール」とは言わないが本校はその路線の上を間違いなく走っている。それも極めて順調にだ。高校に「国際コース」を設置して早5年目、浪速高校から直接に海外の大学に進学した生徒の数は11人だから決して少なくない。画期的な数値だと私は評価している。これも飯田高校校長のリーダーシップと何と言おうと担当の国際コースの主担当教師2人の成果である。M先生、T先生だ。いずれも高度な英語教師の資格を有し、その推進力が素晴らしいと思う。今後とも頑張って欲しい。最大の支援を惜しまない積りである。

一方「留学生」についても積極的に受け入れており、この4月からドイツからの女生徒を受け入れている。この生徒が素晴らしい。日本文化を吸収したいと積極的で過日私は彼女に学院神社の紹介と参拝の仕方を教授した。頭脳聡明で背が高く、私が「背が高いなー」と投げたら即座に日本語で「170センチです」と返ってきた。ドイツ語、英語、日本語、ラテン語と4か国語が使えまさにバイリンガルを超えている。英語科の教師から聞いたが直ぐにホームルームの生徒に溶け込んだという。来年の3月まで大切にお預かりしなければならない。一方本校から海外の高校に留学している生徒は今フリッピンの高校で英語や文化を学んでいる。今後とも留学生の数は増やしていきたいと思う。 




そしてこの度我々の努力が報われ、「韓国の高校と提携」することになった。南部の高級住宅街にある伝統ある進学校で、韓国の教育庁の推薦だから間違いはない。この提携は私の強い指導でここまで来た。「地政学的」に我が国はもっともっと韓国と協業関係が望ましいと思う。それ故に韓国語の勉強が必要である。どのようにして学んでいくか?この6月頃に校長と担当教員にこの高校に視察に行って貰い、より広く深く情報を得て、勉強することにした。そして提携契約書を交わし、留学生の派遣、逆に受け入れ、韓国語研修先など徐々に方向を決めていく必要がある。何方に聞いても「良い学校ですよ」との話で私は安堵している。逆に我々が謙虚に学んでいく姿勢を持つことが重要だ。

 今や若者に大人気のK-POPや韓国ドラマなど若者が先行して韓国に親しみを感じている。政治経済とは切り離してまず本校で韓国語を使える生徒を増やしていきたいし韓国の大学に進学させていきたいと思う。勿論韓国は英語教育も極めて進んでいる。わずか2時間程度で飛ぶことのできる近さであり、特に大阪という歴史的に長い繋がりのある韓国だからこのプロジェクトは大きな意味を持つ。積極的に指導し支援して参りたいと思う。