昨日、大阪の私立中学校高等学校連合会の会議が私学会館で持たれ、正式にこの4月の各校別入学者数が公開された。これで「公知の事実」となったからこのアラウンドにおいて言及しても良いと判断した。既に確認はしていたが「浪速高校は1152名と府内94校中トップの位置」である。続いて近畿大学付属高校、興国高校さんと続く。本校のトップは3年連続となる。又私立中学部門では府内59校中19位で「初めて20位以内」に入った。高校部門の「専願順」ではここでも浪速は1021人と断トツのトップであり、続いて近大付属、興国さんとなっている。ただそれだけの事であるが・・・。
データから入学者数の多い学校は専願入学者数の多さと全く同じ学校であり、ここに示唆がある。授業料完全無償化は人気のある学校への専願者が多いという事であり、本校の15年前みたいに「併願者への期待」だけでは昨日の石破総理がデジタル会議で言明したように「公立のデジタル併願制」になると私立高校側にとって最早併願戻りは大きく期待できないという事である。専願で生徒を集める私立は生き延びていけると思うだけに今後とも専願者に注視しなければならない。その点本校は少しだけ安堵できる。大阪府の吉村知事は昨日の政府発表に対して「大阪府も検討を進めたい」と前向きにコメントされていたように今後数年間は私立、公立共に入試システムが根本的に変わる可能性が出て来た。ウオッチしながら足元を固め、本校は今後とも専願者数をキープする努力が必要である。
今日は午前中、あの有名なアスリートが来られた。体操競技の2016年リオ、2020東京のオリンピックに出場した東大阪出身の「杉原愛子」さんが私を表敬訪問して下さった。数多くの競技で優勝され、今でも現役選手で、尚且つ自分で会社を立ち上げ、体操競技の普及にも注力したいという「志が高く、人間としての幅の広い」人物で素晴らしい近代女性であった。専属コーチの大野先生も同行されており、私の体操競技への創部や本校の専属体操教室である、「アインス体操クラブ」の冨岡先生も来られ暫し体操競技の未来を語りながら時を過ごした。杉原さんは今後はアインスを拠点に活動をしていくという事であり、冨岡先生とは又距離が近くなった感じがする。この教室からは多くの生徒を送り込んで頂いており、私は今後とも支援することをお約束した。
昼休みに「サッカー部」にホームとアウェイ用のユニフォームをプレゼントした。部員は大喜びでこの歓声を聞くと私は「若さを貰い」元気になる。長い年月をかけて徐々に強くなり、この4月からは2部リーグから1部リーグに昇格した。そのお祝いもあってユニフォームの更新をしたのだった。部員は新一年生が入れば恐らく150人を超える大クラブで顧問のK先生、もう一人のK先生、KKコンビの教諭の指導も良く、良い部になったなと感慨深い。資金は今後とも生徒の為の教育活動に使う。これが「良い学校だなー」になって生徒が増えればよいと思ってやっている訳ではない。私学法の精神は教育活動に資金を投入すべきで、ため込んだり、内部留保を増やすのが主目的ではなく、法の精神ではない。私は今後とも生徒と教職員の教育活動の為に資金を使う。今中学校棟の建設で融資の残高が10億円あるが、それよりもサッカー部への投入が優先されるというのが私のお金の使い方である。