2025年5月16日金曜日

生徒の姿勢が感じ良い!

 何か、この4月から学校は「一皮剥けた」感じがしてならない。何故かというと生徒の姿勢が「とても感じが良い」のだ。今までも本校の生徒はちゃんと挨拶は出来るし、やんちゃもせず、どちらかと言えば明るくて真面目な生徒のイメージであったが、今年から以上に加えて「学業に向き合う姿勢」が強まったと思えてならない。この3年間浪速高校は入学者数が連続府内の私立でトップであり、間違いなく高校だけの規模で言えば在籍数が府内最大の学校となった。特に新一年生は断トツで1152人も入学したから、人々の中には「うん???」と思えるような生徒もいると普通は考えるものだ。 


「ところがどっこい」、逆に新一年生の評判が良いのである。昨日私は学年主任のI先生を部屋に呼んで意見を求めた。彼は事前に高校2年と3年の学年主任の先生にも事前に聞いておいたそうであるが、その意見は大方私の見方を支持しているようなものだった。何故、このように思えるのか、その理由は現高校1年はコロナパンデミックの時に小学校6年生で、そのまま中学時代はコロナ対応で厳しく身を律し、中学の先生方の指導が行き届いていたという意見であった。すなわち余り騒いだり、弾けたりする習慣など無かったというのだ。嘘か誠か分からないがとにかく真面目に世の中の変動を考え、自分の先行に思いを巡らせる「落ち着いた感じ」が極めて好ましいと私は評価している。 

それでは先輩の高校2年や3年生はどうかという問いかけだが、こちらも感じが良いのである。過日行った「進路フェア」は学校と堺地場産業振興センターとの2カ所で同時並行で進み、そのいずれの個所でも3年生は立派であったという。又4月からの「Saturday  Something  Special (S)」では高2生は昨年とは数段磨きがかかり、一言でいうと「熱心」であり、自分の自由な時間帯である土曜日を有効に使うという姿勢が伝わってきている。素晴らしいことで、ようやく「学校5日制+土曜日の有効な使い方」が良い方向に定着してきたと思う。 


勿論これらの背景には管理職や教職員の企画、指導力があることは言を待たないが忘れてならないのは執行役の株式会社TAPの社員さんの存在もある。この会社は「システム開発事業」と「教育支援事業」を生業としている会社で、新進気鋭の成長株であり、公式HPには「おっ便利!」と思っていただけるような会社作りとあった。「教員の働き方改革」の為にも「餅屋は餅屋」という便利な会社の存在は我々にも助かる話だ。顧客の業務効率を良くし、本校みたいなマンモス校の生徒、学生の進路への「不安」を「楽しみ」に変えるため、今後とも助力をお願い致したい。彼らは明るく、感じよく対応してくれており、「空気に余裕がある」のが良い。 


「行ける大学から行きたい大学」に行って欲しい。別に偏差値の高い大学を出たからと言って人生の成功者とはなり得ない。自分を鍛え、まず大学卒業後、「何をやりたいのか」、自分の足元を照らす仕事を見つけよ。その為に高校―大学はある。高校はもっと幅の広い進路ガイダンスを繰り返して展開すべきだと思う。生徒に自分の将来をイメージさせなければならない。