2025年5月22日木曜日

監事監査と職員会議

 今日は「28日の理事会・評議員会」に先立っての「監事監査」の日であった。法令に定められた極めて重要な監査であり、まず「会計監査」と「業務監査」がある。特に会計監査には手元現金の実査(専門用語)や預貯金の通帳実査、会計帳票類の整備状況などがメインで全て監査の会場に取り揃えて用意しておく。業務監査は法令指定されている訳ではないが自主的に私が始めた。今日は高校、中学の教頭から、分掌からは入試広報部と進路指導部が令和6年、7年の期首の状況等について資料を用意しご説明した。まず冒頭私が「総括報告」として全般に亘って学校全体の俯瞰と今後の方向などをご説明申し上げた。監事のお二人には何時も良く聞いて頂いている。 

監事2名の役員は本日の監査を行った旨と監査結果を書面にして纏め、28日の理事会、評議員会にて監査報告として発表される。最後の講評では私も再度部屋に入り、ご指導をお聞きする。今日の講評も最大限のお褒めの言葉を頂いた。加えてこれも私の判断で行っているのだが、28日の理事会には「公認会計士の先生」にもご参加頂き、法的専門家として会計監査の発表をして頂いている。


 
今日は日程調整で監事監査が入ったが、続いて「職員会議」があった。その席で私は5月決算の概要について教職員に概略を説明した。トップが学校の経営状況を特に5月の「令和6年度決算」に特化して話すのは、聞く側にとっても自分の勤務する学校が「安泰」なことを知ることは嬉しい話であり、何時も私は「包み隠さず」開示する。この姿勢は重要であり、私の基本的考えは、言ってみれば「理事長と教職員は契約関係」にあると考えている。私からすれば学校の先生は「高度専門職の典型的職業」であり、それに相応しい業務を執行して頂くことで給与を支払い生活の安定を図っている。契約と言うと日本では「何か変?」みたいな感じに受け止められそうだが、社会は全て契約で成り立っていると言っても過言ではない。ボランティアで教室に入って教壇に立って貰っているのではない。このような事を私は折に触れてお話する。組織の長の大切な仕事であり責任だと思っているからである。 


肝心の「令和6年度の決算」は最高の纏めをすることが出来る内容で、現在最後の確認と資料の作成を進めているが、私の「理事長概括報告」の冒頭部分は以下のように書くかも知れない。

“「キャシュフローも問題はなく、大資産家の学校へと変貌」

高校で1152人(25クラス)、中学で168人(5クラス)、合計1320人(30クラス)と言う大記録の入学者を得て、現在総在籍生徒数は3385人(81クラス)の超大規模校になった。今年だけの現象ではなくてここ3年連続右肩上がりの伸びであり、これらにより、前受け金収入が〇億円を超え、資金収支計算で収入が初めて〇〇億円の大台に乗った。減価償却引当特定資産繰入支出に〇億円の支出を行い、それでも〇.〇億円の翌年度繰越支払い資金が計上出来た。キャッシュフローとして財務上は全く問題無い状態である。又「純資産」は新校舎の基本金組み入れで141.1億円と(前年136.8、前前年132.6、前前前年128.1)となり、過去最高を更新した。この伸び率は極めて驚愕的数値であり、経営と教学のバランスが取れた学校の証明という表現を超えていると思う。それ位の資産の伸び率である。即ち現在の浪速学院は「資金(キャッシュ)もあれば資産(アセット)もある」超裕福な学校になったと言える。資産とは会計上の概念であり、基本的に何時でも換金可能な財産である。財産のある学校は強いのである。“