2025年9月9日火曜日

本年度の海外修学旅行は:

 「二度とかえらぬ 思い出乗せて クラス友達  肩よせあえば

ベルが鳴る 鳴る プラットホーム ♪

ラララ……汽車はゆく 汽車はゆく はるばると はるばると

若いぼくらの  修学旅行 ♪」

以上の歌詞は今から62年前の昭和38年(1963)に日本コロンビアからリリースされた舟木 一夫さんの持ち歌「修学旅行」の一番の歌詞である。当時私は高校2年生だったように思う。今でも3番までソラで歌える。舟木さんは1944年〈昭和19年〉1212日のお生まれだが大変元気で故橋幸夫さん、故西郷輝彦さんとともに御三家と呼ばれ、学生服と八重歯がトレードマークであり、デビュー当時は、学園ソングとよばれる、高校生活をテーマにした歌が多かった。高校3年生とこの修学旅行は大ヒットとなった。 

以上がこのブログのイントロである。ところで浪速高校2年生はこの11月に修学旅行が計画されているが、今や「汽車はゆく 汽車はゆく・・・」ではなくて「飛行機は飛ぶ、飛行機は飛ぶ?」である。私みたいな世代には「隔世の感」がするが、この海外修学旅行を始めたのは私で、今から15年前のことであった。これは「先進的な他国を若い段階で見せておきたい!」と強く思い、相当踏み切るには勇気がいったが、決断し、大きな問題もなく今日に至っている。今や浪速高校の名物行事に育ってきていると言っても良いが、その裏には学年団とエージェントさんのコラボで相当念入りな準備を進めてきていることがある。過日、学年主任のS先生から最終的な陣容について報告を受けた。S先生は注目に値するお人柄で、責任感強く、沈着冷静に調整しながら総合責任者としてここまで事を運んでくれた。


総勢約1000名の生徒に約50人の教員が付き添い、10方面に分かれて11月中旬に二日に分けて日本を旅経つ。10方面とはスペイン、フランス、イタリア(2班)、イギリス(2班)、オーストラリア、マレーシア・シンガポール、北海道、フィリピン(語学研修)だ。「地球の北半球、南半球、欧州、アジアと全地球規模の修学旅行」である。人気コースは2グループになったイタリアとイギリスだ。生徒数が極めて多いので航空機の乗員定員の関係から今年は新たに「スペイン」が加わった。アメリカ・ニューヨークは色々と考え今回はカットし、アジア重視の姿勢もあってマレーシア・シンガポールは昨年来入れている。 



先週の土曜日に「学年集会」をS学年主任は持って、保護者に具体的な内容と今後の準備について説明すべく、エージェントのHISさんを招き、事細かく説明した。私も顔を出したが何時になく保護者は真剣な面持ちで情報をゲットされていた。費用は確かに国内修学旅行に比べ、割高ではあるが生徒が得られる知識と目から入ってくる光景はその費用を超えて身につくメリットが大きく、保護者は「自分はまだ行ったことはないが子供には是非行かせたい!」との姿勢が明確である。このような立派な保護者の期待と生徒の思いに応えるべく付き添う教員とエージェントの社員さんや添乗員さんは「最大限の注意とケア」を行い、楽しい修学旅行となるべく、「無事に連れて行き、無事に連れて帰ってきて欲しい」と強く思う。私も何処かに入りたいと思っているがまだ決めていない。