2022年6月30日木曜日

夏越の大祓とゴルフ部「緑の甲子園」

 今日、630日は、上半期分の穢(けがれ)を落とす行事「夏越の祓え」を行う日である。2022年の上半期を無事に過ごしたが、それでも人間という動物は毎日一生懸命に生きて行く中で「罪穢れ」が付いているものだ。この事は個人本人が一番に知っている。「夏越の大祓」とは、心身の穢(けが)れ、罪や過ちを祓(はら)い清める「大祓」の神事のことであり、全国の多くの神社では、6月と12月の晦日に「大祓式」が行われる。日本の伝統行事である。ちなみに12月の大祓は大晦日の1231日で「年越の祓・年越の大祓」と言われている。最近では余り見られなくなったがこの日、「茅の輪くぐり」と言って、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというもので、日本神話のスサノオノミコトに由来するといわれ、唱え詞を唱えながら8の字に3度くぐり抜ける。学校では行っていないが、来年度は創立100年の節目の時であり是非、茅の輪を作って正門前に設置したいと思っているが・・・。


何時も私はこの日、一人で学院神社にお参りし、学校が1年の前半を無事に過ごせたことに感謝するとともに、半年間の罪や穢れをお祓いし、残り半年も清らかな気持ちで過ごせるよう大神様にお願いする。陽は朝から眩しいが実に神社前に一人立つと気持ちが良い。明日は全校生徒と共に「一斉参拝」がある。コロナ対策を少し緩和してクラス代表の生徒を神社前に参列させることにした。

 



何と、何と年度の折り返し点で驚愕するようなビッグニュースが飛び込んで来た。日本高等学校・中学校ゴルフ連盟から「緑の甲子園」と言われる「2022年度全国高等学校ゴルフ選手権大会の中学校部門で本校浪速中学校ゴルフ部が出場出来る」ことになったのである。8月上旬、あの名門で名高い栃木県日光市にある「ピートダイゴルフクラブVIPコース」で行われる大会である。「文部科学大臣杯争奪競技」で全国の強豪校が参加する伝統ある高校、中学の生徒には高い目標の競技大会に本校が出場できるのである。現在ゴルフ部顧問で中学校教頭のN先生が小躍りして私の部屋に飛び込んできたのも納得できる。今朝ほど生徒と顧問を部屋に呼び「シンボルのふくろう」のイメージグッズを渡して激励した。私より数倍もゴルフの上手い生徒だが、それでも私は格好だけは付けて激励した。

 




関西圏からは強豪の兵庫の「甲南中学」、奈良の「奈良育英中学」に加えて大阪の「浪速中学」が入った。元来であれば実力的には出場は無理な所であるが6月9日に吉川インターゴルフ倶楽部で行われた「関西中学校ゴルフ対抗戦」でのスコアが認められぎりぎり参加できることになったらしい。しかし背景には大阪連盟、関西連盟、日本連盟の理事長先生方が「最近の浪速のゴルフに対する姿勢」を評価下さったとN先生は言う。特に今年オープンした「産土ゴルフ練習場」が今や大変に有名になってきており、そのような学校こそ連盟も応援すべきとの結論に至ったらしい。嬉しい話だ。生徒の為に投資したことが連盟の役員にまで届いているのである。 



私はこの産土は高校生や中学生ゴルファーには少し「やり過ぎかな?」と思う気持ちもあったのだが今回の特別出場を得て極めて「やって良かった」と思った。全ては生徒の為に動けば間違いはない。開放的なアメリカンスタイルのウェストコースはフラットなアウトから、アップダウンに富んだインへ刻々と表情を変える「男体山の雄大な美しさ」と、池を巡る戦略的な挑戦、そしてスリリングなグリーン攻略、この多彩な個性を持つホールでのプレーで本校生徒は心ゆくまでゴルフを堪能して欲しい。付き添いには中学教頭のN先生が行きたそうな顔をしていたが、まだ「オッケー」を出さず、場合によっては私が行く積りだと言ったら悲しそうな顔をしたので、「冗談冗談」、しっかりと引率してくるように言ったのである。



2022年6月29日水曜日

創立100周年記念バッジ

 昨日の朝、8時に「拡大管理職会議」を持った。拡大とは管理補佐職も入れた会議である。従って高校、中学の両校長に教頭、入試広報部の教頭、事務長が通常の管理職会議メンバーだが、拡大となるとこれに「教頭補佐、事務長補佐」が加わり、常務理事と理事長を入れた総勢12名が拡大メンバーとなる。昨日は「7月5日に支給する夏季の賞与・一時金」の内、今期(1月から6月)、半年間で格段の成果を上げ総合的に活躍したと評価できる複数名の教職員に「理事長特別加算」を加えることを私は制度化している。言葉だけで「有難う」とはせず、金額そのものより名誉と言うか栄誉というか、その分として理事長から通常の賞与に報奨金を上乗せして支払うことである。当然、評価され、受け取る側の教職員にとって悪くはない話だが、理事長からすればこのような立派な教職員への感謝と激励の為の加算は私にとっても実に嬉しいことなのである。 

対象となる人物は原案が管理職から出され、それらを参考に最終的に常務理事と、人材センター長、そして理事長が決定するものである。中には原案にはない私が単独で追加するケースもある。却下というのは基本的にない。従って最後は「誰なのか?」、最終結論はまだ拡大管理職メンバーには知らされていないので、管理職が知らねば仕事にもならないだろうから、このように支給日の前に拡大会議のメンバーだけに情報を開示している。その後私は過日、入荷した「100周年記念バッジ」を胸に付け、その意義について再度話し、来年の4月30日の100周年記念日まで油断なく安定した校務を推進し、現在着工中の「100周年記念行事、NS館の新設、新中学校棟新校舎」建設について確認した。

最後に拡大のメンバーにバッジを一人づつ手渡した。中々良く出来たバッジで良く光る。その後神社前で記念写真を撮ったのである。入荷した数は3000個、これらを「7月1日の一斉参拝で全校生徒に手渡す」。教職員には今日、明日で手元に届く手筈だが。「浪速魂」求心力の象徴として教職員、生徒全員にとって、このバッジは特別なものになろう。理事・評議員、PTA役員、関係のファミリー企業さんなど広く配布し、協力と支援を頂いた「今を生きる方々」にプレゼントしていきたいと思う。生徒の一人が基本デザインをしてくれたこの記念バッジを時に身に付ける、あるいは持ち物の何処かに付ける等によって学校法人浪速高等学校、中学校はますます繁栄して行くことが出来るよう、1日の一斉参拝では学院神社の大神様に祈願したいと思う。





2022年6月27日月曜日

空手道部、保護者との茶話会の実施

 空手道部において「偉業とも言える快挙」が出た。「第1回日本空手道体重別選手権大会」にて男子―67㎏級において高校生ながら優勝者が本校から出た。6月11日、12日に群馬県高崎市の高崎アリーナで行われた「第1回目の大会での優勝」だから永遠にその名が残るだろう。この大会は東京オリンピックの後、今後の世界戦略と選手育成の為に柔道競技のように体重別という新しい機会の創出で企画された。この大会で浪速高校3年生のI君は並み居る大人たちを蹴散らして優勝した。「浪速中学から浪速高校に進学した内部生で今井監督の弟子」でもある。大概本校では対外活動で優勝するなど特別に活躍し戦果を残した生徒やクラブに対しては校長先生が顕彰するのであるが、今回は特別という事で理事長・学院長表彰となった。背は高く、ハンサムで、礼儀正しく、それでいて落ち着いた雰囲気の素晴らしい高校生であり、まさに現時点ではこのクラスでの日本一の空手競技者である。 

空手道部はこれだけではない。この8月17日から20日にかけて愛媛県伊予三島運動公園体育館で行われる「令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」にも既に出場が決まっている。団体組手で5名(中にI君も)、個人組手で男子2名、女子1名、それに個人形で1名だ。既に「今年の春の全国選別大会で優勝」しているから、夏を制せば4回目となる春夏連覇だ。又浪速中学校も既に大阪代表が決まっておりこれは8月末に鹿児島で行われる全国中学校空手道選手権大会に出場する。このように本校空手道部は今や「向かうところ敵なし」の状況にあり大変に喜ばしいことである。これらを受けて私は常日頃、学校に協力的であり生徒の為に頑張って下さっておられる保護者会の皆様を学校にお招きして「茶話会」を行う事を決めた。実施責任者は本校保健体育科教諭で空手道部顧問の今井先生である。

拝啓

 夏至の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また、平素は本校教育活動、空手道部活動にご理解とご協力を賜りありがとうございます。

さてこの度、浪速高等学校・中学校空手道部は、昨年に続き、全国高等学校空手道選手権大会・全国中学生空手道選手権大会への出場権を獲得しました。これも偏に、皆様方の力強いご協力とご支援のお陰と感謝いたしております。

つきましては、浪速学院木村智彦理事長・学院長より、日頃お世話になっている皆様への感謝をお伝えいたしたく、下記要領により茶話会を開催することといたしました。尚、今回は、コロナ禍であることを鑑みて、感染予防対策を施している本校中央館六階「浪速天空レストラン」にて催します。(校内施設につきノンアルコールドリンクにてお楽しみいただきたいと存じます)

何かとご多用中とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご出席いただきますようご案内申し上げます。

日 時   令和4年7月9日(土) 受付 1430分~

                                       開宴 1500分(閉宴 1600分)

場 所   浪速高等学校・中学校 中央館 六階「浪速天空レストラン」

                                      当日は平服にてお越し願います

尚、下記「QRコード」を読み取っていただき、630日までに出欠のご都合をお知らせださいますようお願いいたします。コロナ禍でありますので参加人数は生徒を除き1家族2名までとさせていただきます。また、校内には駐車場が完備されておりませんので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。末筆ではございますが、ご祝儀などのお心遣いは固く辞退させていただくことを申し添えさせていだきます。

面白いのは出欠返信が「QRコード」の読み取りでお願いしている事である。何か古くて汗臭い空手道のイメージをお持ちなら、それは曲解であり、顧問の中にICT推進部長が居ることもあって本校の空手道部はICT駆使の面でも恐らく日本一ではないか。ICT大好き人間としては極めて新鮮で嬉しい話だ。

2022年6月25日土曜日

ICT教育の更なる発展へ

私はここ3年ばかり「ICTICT・・・」と言っている。叫んでいると言っても良いくらいだ。それくらい今はあらゆる面で「ICT教育の威力」を感じており、学校を変える、それは社会を変えるくらいの大きなテーマだと本気で思っている。公立から私立と教育現場に身を移して約20年、激動の時代、まさに大変化の教育現場を見て来ただけにこの「ICTが学校を変える」と信じて疑わない。特に私立学校はICTに先鞭をつけたものが生き残っていくと思う。そういうと識者の中には「学校には黒板があり、教師は生徒の目を見ながら分かり易く板書して教えることが・・云々」と宣う人が時に存在するが、そのような人は最早「化石に近い」人々で完全無視で良い。そのような堂々とテレビで意見を述べる評論家の類には腹が立つが、世の中には様々な人がいるから仕方が無い。昨日になるがICT教育の公開授業を行い、その後東京の六本木ヒルズに本社を有する「グーグル」より管理職をお招きし、「最新のICT教育」でお話をして頂いた。

ICT教育とは、教育現場にてPCや電子黒板、インターネット、動画などの"情報通信技術を活用した取り組み」のことを言い、英語の方が分かり易い。 ICTとは「Information and Communication Technology」の略称で、直訳すると「情報通信技術」の事だ。「タブレット端末」に表示されるデジタル教科書を活用しての学習、教室にある「プロジェクターを使用して大型画面に図表を拡大投影する手法」「インターネットを使用しての調べ学習」、又英語教育ではタブレット端末を用いた「音声朗読機能」により、英語の正しい発音や国語の朗読を聞くことが出来るなど、一昔前では想像できなかったような教育活動が、ICTを活用することで一気に実現できるようになってきている。 


背景には文部科学省が進める「GIGAスクール構想」があり、学校や教育現場において児童・生徒のために、11台タブレット端末の普及と、高速大容量の通信ネットワークといったICT環境整備の実現に向けた、確か2019年から5年間の計画のことを言うのだが、これまでのような今教室での「一斉教育」のみならず、11人に最適化された創造性を育成する教育もやり様では可能である。このような大きなテーマだと大体3周くらい遅れて制度化する政府がこのプロジェクトでは逆に都道府県や教育現場を扇動している感じでこの点が面白い。それは「新型コロナウイルスの影響」が後押ししたからだと思う。2020年から急速に感染拡大した新型コロナウイルスの影響で全国の学校が一斉休校となり、非常時の対応として「オンライン教育」や「 ICT等を活用した自宅学習」が取り入れられるようになった。コロナの時代に本校は入学者数が増えたが、これは「本校のICT教育の先進性」が評価されたものだと私は考えている。

 教育現場のもう一つの大きなテーマは「教員の負担軽減」である。教職員の業務における多忙化が問題視されているが、今後 ICT活用を積極的に取り入れていくことで、業務効率化も進むだろう。本校ではこの点でも先進的である。デジタル採点なども大きく進展している。今まで多くの事を管理者としてやってきた。全館に高速Lanを敷設し、全教職員に最新鋭のパソコンを貸与し、必要とするアプリケーションを入れ、グーグルの認定試験の費用負担を行い、ICT教育推進部、情報企画部を作り、そこにIT会社から教員でない専門人材を採用するなど「良かれ」と思うものは全てやって来た積りだ。


しかし幾ら理事長が頑張っても、それらを使うのは教員であり、「ICTに強い教員集団」こそが今後の私立の盛衰を決める得ると思う。だから本校はICT教育推進部が主体になり、研修会を定期的に企画してくれている。昨日、その研修会があり、「9人の教員がICTの公開授業」を行い、グーグルからの講演や、その後「科会」を行って意思結集をして貰った。今後本校が採用する教職員はまずICT能力が選考の大きな基準となるし、教員の能力評価にも影響を与えるだろう。ICT教育には「生徒の考える力」に影響を与えるリスクもあるが、その前にまず「ICTの達人」になって欲しいと思う。大体そのような事を宣う人はICTに強くない。強い人間こそ、ICTを包含した「浪速型ハイブリッドICT]が可能になるのだ。それにしても昨日のICT研修会は大変良かった。私は公開授業を行った教員を高く評価したいと思う。


 

2022年6月23日木曜日

職員会議の名称を変えて良いかも?

 本日は5月12日以来の「定例職員会議の日」の日であった。今や本校では月度一回の「職会」であり、完全な「ペーパーレス」会議だ。その昔は月度最低でも2回は有ったものだが、今このように頻度が少なくなっているのは大変に結構な事で、その分、常日頃から「各自、情報取得に練達」になってきているからだろう。情報とは一人で待っていても来ない。自らが取りに行かないと駄目だ。背景には「校内イントラネットが完備」いることが大きい。教職員に貸与しているパソコンの費用も馬鹿にならないが私は常に最新鋭の機械を供与してきたのも全ては教職員の情報管理の為だ。集まって全員が会議、会議で学校が良くなることはない。自分に自信のない人間ほど会議、会合が大好きで、そこに身を置くことで安心するのであろう。 


本校がここまで進化したのは全て「ICTが学校全体」に及んでいるからである。分掌長から管理職、あるいは事務室から必要な情報が随時自分のパソコンに送信されてくるのでそれを時間のある時に目を通せば全ては済む。従って今や本校の職員会議は学校設置者たる理事長・学院長として高校、中学の双方に跨る課題などを統括する立場から「木村の肉声」で現状の学校の状況、方向、人事関連など大きな分野で話を聞くことが目的になっている。そういう意味で今日の職員会議でも5月の決算理事会の中味を全く同じ資料を使って冒頭に説明した。これをやっている学校は恐らく存在しないのではないか。有っても極々少数だと思う。私立学校は確かに「オーナー系の学校」が主力ではあるがそれでも学校設置者とそこに勤務する教職員が組織で学校を進化させていくことが重要である。教員間で「仕事上の好き嫌いや隠し事」などがあってはならない。 


従って私は何事も隠さず教職員に開示し、私が立場上、「言うべきことは言う」ことで今まで来た。この学校を設置しているのは理事会を総理する理事長の私であるから、この学校で働いている教職員には基本的に私の発言は「職務命令」と受け取って貰っても良い。そうしてこの20年間、学校は進化し、今や大阪を代表する規模の学校に育ち、保有する校外を含めた教育施設は「日本一」と言っても過言ではないと自負している。組織で最も重要な事は「向かうべきベクトル」を合わせることであり、これにより総合力は何倍にも拡幅される。これが「浪速の力」だと思って欲しいと今日も述べた。教職員が「バラバラ」では力は発揮出来ず、遅かれ早かれ衰退の道を歩むだろう。そうなってはいけないから私は心を込めて私の言葉で思いを全員に伝える。その場が今や職員会議である。この職員会議の言葉が相応しくなければ変えても良い。 


今日の会議でこの4月1日着任の教職員に1学期の終業式までに「A4版1枚の小論文」を人事センター長の高校校長に提出するように求めた。これは本校の形で、もうずっとやってきている事なのだが今年から時期をずらした。今までは着任1か月後の感想文程度のものであったのだが、今年から現場経験を増やして「本校にて何が貢献できるか」等のテーマでより具体的なご意見を聞きたいと方針を変更したものである。この中に光るような所感や感想文、意見や評価などを我々は参考にするのである。大体「紙に書いたものの中に真実が宿る」ものだ。私は大いに楽しみにしている。 

その他本日はその他多くの事について触れたのだが来週27日にモンゴルからの留学生1名が明年の3月31日まで10か月間の留学で本校に登校して来ることを紹介した。日本語検定試験では5級だと言うから、ある程度の日本語は大丈夫らしいので高校の2年国際コースに編入して貰って日本と言う国の一私立高校への理解を期待したいと思う。今や本校は留学生を受け入れる文部科学省ホストのアジアの架け橋プロジェクトの受け入れ学校となっており、この面でも国際化が進みつつある。これは小さいようではあるが実は大きなテーマであり、この大きな学校に海外からの高校生が一人も居ないほうが逆におかしいという私の方針が背景にある。

2022年6月22日水曜日

7月5日に夏のボーナスを支給する

 昨夜、どのテレビ局だったか?NHKだったかも知れない。今年の夏のボーナスについての報道だった。高い伸び率で新記録となる支給額との内容だった。今朝、私は新聞各紙で記事を探したのだが「毎日新聞」だけが記事にしていた。一事が万事、私はこのような従業員の処遇などの報道や記事に極めて敏感に反応する。これは現在の理事長たる職位にある者の一種の「職業病」であり、従業員即ち教職員への毎月支給する月俸や夏冬のボーナスについて「反射神経の鈍い人間」を私は軽蔑する。一言で言えば私の仕事は本校で働く従業員に途切れることなく適切に、それも「ダウン、減額とか」あるいは「今回は支給無し」とかが無いように経営することが唯一の業務であり、責任だと思っているからだ。最近和歌山の私立高校で教職員が授業をボイコットしてストライキした事件が大きな社会的問題となったがこれは経営側が給料の支払いをしなかったことによるとの報道であった。 

前述した毎日新聞の報道は以下の内容であった。見出しは「夏のボーナス4年振りの増」「コロナ禍から業績回復」「昨夏比13%増 平均929259円」とあった。最もこれらの数値は経団連が21日に発表したもので従業員500人以上の21業種、253社の平均値だから、零細、中小、個人企業などを含めた一般社会の感覚からは少し違うかも知れない。当然のこと、私は本校の数値とこれらを比較したのだが、平均年齢が不明なので不確かではあるが、まず本校の数値は大企業相当と言っても良いかも知れない。私は本日、都合で休暇を取っている職員代表S先生にまず電話して「7月5日に賞与・一時金を支給」する旨の連絡を行った。そして明日の職員会議で教職員に公式に発表する積りである。正直なところ現在、建設着工前の段階にある「NS館」と来春に建設開始する「新中学校棟」の為には数十億円規模の資金が必要であり、内部留保に努める方法が経営的には有り得る選択かもしれないが、毎日頑張ってくれてる教職員への生活基盤の為にはこの夏のボーナスは必須だとの思いから決断した。 

経営の枢軸となる入学者数、その為の来年度の生徒募集活動は今本格化しつつある。まず中学校から始まるのだが、先週の18日に「第一回浪速中学校入試説明会」があった。「最初良ければ全て良し」ではないが、果たしてどれくらいの参加者なのか「一抹の不安」があったのだが、結果的には昨年同時期よりも大幅に増えた小学校6年生とその保護者を得て私は安堵した。リモートに拠る入試説明会では今や本校のハイライトとなっている生徒のプレゼン、校長先生の教育方針などが見事に参加者の心に届いたのが後のアンケート結果に明確に記されていた。 



中でも「英会話」「数学」「書写」「理科」「社会」「技術・レゴマインドストーム」「音楽」「道徳」と8つの分野に分けた「オープンスクール・体験授業」が極めて好評で私自身も全ての教室を回ったのだが先生方が「知恵と工夫と熱意」で取り組んでいる姿に頭が下がった。本当に良い学校になったなという実感であった。このような頑張る教職員の為に夏のボーナスを削減するなど考えられない事である。今夏から「特別理事長加算」システムも再開し、予定通り7月5日に支給する。賞与・一時金、ボーナスと呼ばれるこれらを受け取る教職員は当然嬉しくない筈はないだろうが、それ以上に支給できる私自身が嬉しいのである。




2022年6月20日月曜日

木村雅基表千家宗匠 本校茶道部指導者

 今日は本校茶道部のお稽古に表千家の「木村宗匠」が見えられた。同姓であるから余計に親しみがある。とにかく素晴らしいお方である。温厚で人に優しいお人柄に惚れ込み、表千家の初釜でご挨拶して以来、私は将来には是非本校茶道部の指導者に就任して頂きたいと思い、長い間その時期を待ち、ようやく念願が叶った。爾来もう4年が過ぎた。表千家では、「家元内に茶の湯の修行者」をおいて家元直属の家元教授を養成するのがしきたりとなっており、その修行者は昔から男子に限られており、「玄関」(あるいは内弟子)と呼ばれている。木村宗匠は玄関のお方であり、宗匠と呼ばれる特別なお方の中のお一人だ。分かり易く言えば、「お茶人」の中でも最高級レベルの指導者だと言う事で、他の指導者には申し訳ないが「別格、特別な指導者」だと言う事である。 


表千家は初代「千利休」から始まり、現家元の15代 猶有斎(ゆうゆうさい)宗匠と続いているが、今や木村宗匠はNHKテレビで何回も茶道講座に出演されている若き表千家お家元を支えるバリバリの宗匠と言える。庵号は「一静庵」、ご祖父から続く木村家4代目のお茶人であり、お自宅には素晴らしいお茶室もお持ちである。最近では木村宗匠揮毫の茶掛けなどもネットでは評判である。前述したように宗匠はお忙しいので何時も茶道部の指導にお越し頂くことは無理なので宗匠の直門下生であるN先生以下3人の指導者が「代稽古」されている。門下生と言われても街では立派なお茶の教室をお持ちの指導者である。



今日は新入部員への「お茶道具一式」の贈呈式があり、私は茶道部の「洗心亭」に赴いた。このお茶室こそ私が精魂込めて造ったもので先の「お家元から揮毫とお名前を頂いた茶室」である。新しく茶道をやってみたいと手を挙げた生徒は何と、何と21名もおり、費用は馬鹿にならないが、私は本学院の体力がある限り、続けてやりたいと思っている。それ位神道の学校と茶道とは関連が深く、全国の神社では神様への「お献茶」が定例行事になっているくらいだ。生徒にプレゼントする道具と言っても中身は濃くて、袱紗、懐紙、菓子きり、扇子、そしてそれらを入れる袱紗入れ(いわゆるポーチ)だ。色は私が5種類と決め、生徒は好きな色を選ぶと言う手順だ。部員が全く同じ色のポーチと言うのは「木村流」ではない。



 私の今の念願と言えば私の生きている「よすが」とも言える焼き物の作陶場所である多聞茶寮で「これは!」と思えるような「井戸茶碗」を一個造り、「銘」を木村宗匠に付けて頂き、桐箱に入れ、その「箱書き」を宗匠にお願いすることである。「一井戸二楽三唐津」といわれるお茶人垂涎の茶器だ。そしてそれを「茶道部に寄贈」し本校茶道部がある限り木村智山作井戸茶碗、銘は表千家宗匠「木村雅基一静庵」宗匠だと言えば茶碗はともかく銘と箱書きは未来永劫本校茶道部にとって「記念の一品」になることは間違いない。早くその日が来ることを念願している毎日である。