2021年7月31日土曜日

私立にとって夏休みは書き入れ時?

夏季休業中と言っても学校の先生は忙しい。特に私立学校は忙しい。こういうと公立の先生方に叱られそうだが私立には「生徒募集」と言う我々の命の糧を得る仕事があるからだ。公立は「条例」でかっちりと募集人数が決められ、官高民低(?)の日本ではまず公立高校が埋まり、3月末ぎりぎりで最終的な私立の入学者が決まっていく仕組みである。私立高校の生徒を集める作業は「それは、それは涙ぐましい作業」の積み重ねでおよそ1年間続く。偏差値の高い生徒ばかりの私立もあれば「スポーツの強い」学校もある。それぞれの私立が「建学の精神」に則って受験生に訴え、受験をして貰うのである。



4月に中学も高校も入学式が済んで「ほっと」一息つく間もなく、来年度の入学者確保の募集活動が始まる。そして「前半の山場がこの夏季休業中」なのである。私立学校の先生はそう言う意味で年柄年中忙しいのである。今日は土曜日だが公立と違って私立は勤務がある。まず「浪速中学はオープンスクール」があり、浪速高校は今日と明日の日曜日にかけて「クラブ体験」がある。「学校の先生は良いですね。夏休みが長くあって!」などはとんでもない誤解で私立学校にとってはこの期間は「書き入れ時」なのであり、東奔西走の目が回る忙しさとなる。受験生にとっても夏休み期間中は動き易いから我々はあの手、この手で知恵を絞り受験生に学校に来て貰い、自分の目で確認して貰うのである。「シーイング イズ ビリービング」、「百聞は一見に如かず」である。

 



興味関心があるから学校に来て頂ける。従って期待を裏切ると「ああ、この学校は合わない!」となって受験生を逃すことになる。特に義務教育の中学受験はハードルが高く、難しい。高校は私立専願、その後公立受験、私学併願入学とプロセスがあって、まず専願入学者を確保、次が人気校としての併願戻り者の確保となる。いずれにしても中学も高校も「人気のある学校」でなければ生徒は集まらない。人気があるから受験生が来る、受験生が増えて入学者が増えれば人気のある学校となるのである。個別の受験生の心に響くものでないと駄目だ。有る受験生と別の受験生の求めるものは異なるから余計に難しいが、人気のある学校とは伝統、教育環境の良さ、先生方の面倒見の良さ、大学進学実績、部活動成績等々様々な物がベースにある。

 




私は特に入試広報活動を重要視しており、この日は自分の目で受験生と保護者のお顔付を観察させて頂き、今後の作戦に活かす。今日も小学校6年生対象の「道徳」「英会話」「情報」「音楽」のモデル授業に参観した。その他「書写」「美術」「社会」「理科実験」「数学」「家庭科」とあった。今年も昨年に続いて多くの参加者を得て安心し嬉しくなった。音楽の授業では先般入手した大型C7のピアノが早速活躍していた。その後武道館の弓道のクラブ体験の様子を見に行ったのだが40人近い中学3年生が参加しておりその数の多さにびっくりした。午後からは中学受験生も弓道部に参加する生徒が多いと言う。保護者も多かった。その後愛車を飛ばして美原区の高天原スポーツキャンパスに向かった。陸上部のクラブ体験の様子を見に行ったのである。

 




2021年7月30日金曜日

地獄の特訓「大学受験夏季特別選抜講座」

朝一番に顧問の先生と一人の生徒が入って来た。何と先般行われた「第68回NHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門」で本校3年生のTさんが全国5位の入賞を勝ち取ったとの報告だった。賢そうなTさんの笑顔が素晴らしかった。努力して報われた喜びがそこにはあった。都道府県参加数は5132人で予選があり本戦には294人の出場で5番目だから素晴らしい。普通このような大会は主催,共催、後援と大きな組織名のオンパレードとなるのだが、ご多聞にもれず、主催のNHKは当然であるが文部科学省、全国高等学校長会、一般財団法人日本放送作家協会などなど権威あるものだから学校の栄誉も大きい。外から表彰されて初めて本物になる。内輪で良かった、良かったと言っても詮無い話だ。外で戦って初めて栄誉を得ることが出来る。

学校は静かに夏休みに入った。ただ校内には教職員は通常通り、生徒も幾分少ない感じであるが普段と変わらない雰囲気である。違うのは幾分、開放された趣が漂うくらいか。義務とか強制とかから離れた名名が自分のスタイルで時を選び、自主的に取り組むスタイルはこうした長期休業期間中にはマッチする。時にはこのような状況を作り出すのも私の仕事だ。教室でカリキュラムにのっとった授業を受けるのも大切であるが、このような非正規授業の形も生徒の理解力を高めると思う。

 今日から高校3年生は「夏季特別選抜講座」と銘打って8日間の学習特訓が始まった。私は「地獄の特訓」と称している。中身が凄い。駿台atama+共通テスト模試と河合塾の全統共通テスト模試の受験を通して解説・又演習、質問受けなどを毎日毎日繰り返し、現時点での自分の弱点を知らしめ、自分の受験学習の課題を自ら考えさせる本校独特の大学受験特訓である。今から12年ほど前から他の進学校に倣って私が始めた。場所は多聞尚学館、石清水八幡宮研修所、京都の旅館など変遷したが今年はコロナの事もあり、学校で行うことにした。選抜された80人程度の生徒に各教科から教員が28人も付くおおがかりなもので生徒は国公立大学を目指してこれからの半年の受験対策のキックオフとも言えるものである。真剣な面持ちで取り組んでいた。



高校3年生だけではなく2年生にも課している。2年生はさすがに8日間と言うのはしんどいから5日間とし、入試問題に対応する力を養成すると同時に河合塾の全統模試を使う。2年生の段階で一部の生徒は頑張っている3年生の姿を見せることで間違いなく顔付が変わってくるから不思議だ。学校では教師の顔を見ることも勉強になるが生徒は生徒同士、友人や先輩から学ぶことは極めて多いし、有る面先生よりも効果がある場面も多い。受験と言っても「技術が必要」であり、問題に向かい、回答する基本的な業、技を身に付けることは役立つ。このように手前味噌ながら本校の先生の生徒の面倒見は実に良い。 


しかし若者の豊かな成長には勉強だけでは不足だ。勉強外で好きな事に一生懸命に取り組む姿勢と努力は大きな効果を生む。今日は大阪吹奏楽部コンクールが大東市立文化ホールであり部員は学校出発前に事前練習に取り組んでいた。私は激励に訪れたのであるが生徒たちの顔つきが素晴らしいのだ。8年連続金賞狙いで吹奏楽部には大きな目標があり、やりたいことと目標があることは生徒達を大きく成長させる。そういう意味でクラブ活動の意味は極めて大きい。しかしそれにしても吹奏楽部の部員の数が増えたものだ。私が着任した時は数名だったものが今では114人になった。大きな力である。ところで吹奏楽の演奏にオカリナは駄目なのかな?オカリナも吹く楽器だ。私が造るオカリナを使ってくれたら嬉しいが、駄目だろうな。音程が狂っていると言われて!






2021年7月29日木曜日

明日から生徒は夏休み


今日は「高校の1学期の終業式」の日であったが何かと慌ただしかった。最後の駆け込みみたいなものであろう。中学は既に20日に実施している。明日から生徒は夏休み、教職員は勤務であるが自由度があるだけ気分的には楽である。今朝は「拡大管理職会議」を開いて1学期の総括と2学期の重要テーマなどを全管理職で確認した。やはり「教職員の働き方改革」が最重要テーマとなる。その後私はバス4台で伊勢に向かう中学1年生を東征門で見送った。中学生は元気で手を振って出発した。メニューは高校と少し違い皇學館大學の渡邊先生から「道徳」について特別講義を受ける。バスが出たと思ったら今度は高天原スポーツキャンパスにおいて工事中のゴルフ部練習場の設計打ち合わせが急遽入った。学校は休業に入るが工事は進む。今朝は「トラッキングハウス」の壁の配色について決めた。最近はゴルフボールもウエアも派手であり、私は赤を多用した壁にするように指示した。


 


その後「神前奉告」と「1学期終了の神前奉告」である。神前奉告とその後の「学院長講和」は私の執行であるが終業式は高校の校長だ。私は当然のごとく「コロナの感染急拡大」の話である。東京オリンピックで選手の頑張りで日本は「メダルラッシュ」だが、インド型と言われる変異デルタ株の感染力は強く、大阪は緊急事態宣言の発出を国に要請するとあった。生徒の夏休みがどのような影響を与えるか分からないが私は生徒に「自分を守り、大切な人を守る為に」基本的なことを徹底して行うように話したのである。そして2学期の始業式に全員無事で再会しましょうと結んだ。




10時半からは7階の特別会議室に関係者を招集し、「硬式野球部遠山監督」支援の方策について問題提起と意思結集を図った。遠山さんはこの夏から3年目に入る。何としても監督のお力が今まで以上に発揮できる体制を組み、実行していく必要がある。遠山監督が所属している入試広報部は主管管理職である教頭はテニスで出色の実績を叩き出した人物であり、部長は甲子園に出場した経験のある「野球人」である、中には公立中学校の野球に関しネットワークの広い元公立中学校校長先生が2名もおられる。私は全面的に人材投資も図りながら遠山監督をプロ野球時代と同じように高校野球界でも実績の輝く指導者になって欲しいのである。その為に何が出来るかだ。遠山さんのお力で少しづつ変わり始めた。将来を期待して良いと思う。

 


その後太子町のゴルフコースにゴルフ部顧問のN教頭を帯同してご挨拶に伺った。元々終業式後の本日を予定していたみたいで、私自身も今日まで様々にご支援を頂いた御礼を申し上げる為であった。私はその後千早赤阪村に走り、多聞尚学館、多聞果樹園・農園、多聞楽舎の維持運営にご協力を戴いている方々に1学期終了のご挨拶に伺った。とんぼ返りで学校に戻り今度は令和4年度から始まる新学習指導要領で社会科の新1年生用「歴史総合」と「地理総合」の教科書の選択について教務部長と社会科の教科長の意見具申を聞いた。どのような教科書を使うかは教員だけで決められる話ではなく、理事会での承認決定が必要である。その為に私の最終承認が必要なのである。教員の答申通りに採択することを決めた。進学校である本校は選択する教科書は極めて重要な意味を持つ。






2021年7月26日月曜日

硬式野球部 遠山監督への支援

私にとって21日の「お伊勢参り」が終わって22日から久し振りの4連休となった。23日の2020東京オリンピックの開会式は見事に行われ、競技に入ったが日本選手団は好調である。女子400メートルメドレーの大橋選手の「圧巻スパート」の頑張りは凄かった。テレビで生中継を見たが、見事な「金メダル第一号」であった。そして26日、今朝の朝刊各紙は「柔道、阿部兄弟の同時金メダル」記事でトップを飾っている。「妹は笑った!兄も強かった」とある新聞の見出しに思わず笑ってしまった。何故兄もとなるのだろう?しかしやはりスポーツ競技は面白い。開会前にはあれほど新聞各紙は五輪の開会に疑念的な記事を書いていたが朝日でもそれは鳴りを潜めている。その代わり「ワクチンがどこにも無い!」と政府追及の視線だけは失っていないところが実に朝日新聞らしくて面白い。

五輪の開会式当日に「全国高校野球大阪大会」があって私は本校硬式野球部の応援に出掛けた。何時もなら新聞各紙は主催側の朝日新聞は当然として高校野球に多くの紙面を取るのだがオリンピックの選手の活躍、中でも水泳、卓球、ソフトボール、テニス等々中身の濃い豊かな記事に大半を割かれて扱いが小さかったのは仕方がない。残念ながら本校は阪南大高校に大差の4対9で、わずか2回戦で敗退した。元阪神タイガースの遠山監督にとって2回目の夏であったが残念な結果となった。私は3年目となる来年の夏以降こそ「遠山野球」が実を結ぶと信じている。大切な事は「後ろ盾の我々が何が出来るか」だ。遠山さんは今や学校勤務の教育者になられた。采配ぶりや選手への一言にそれを感じる。高校教育の何たるかとプロ野球と違った高校野球を十分学習されたと思う。その為の2年間であったと言える。

 




「金の草鞋」で来て頂いたお方である。浪速学院を舞台にして野球人としての自己実現を図って欲しいと思う。その為には「勝つ」事である。「勝ち方」ではないか。負けるにしても「負け方」かも知れない。「私は遠山監督を全面的に支援」する。遠山さんが試合後選手に向けて発した言葉の要約を記しておこう。「今日の敗戦は自分の責任である。ひょっとしたら今年は行けるのではないかと内心思っていたが敗れた。ここに自分のゆるみがあったのかも知れない。これが高校野球かも知れない。皆は本当に良く頑張ってくれた。厳しい練習を経た今までの経験は必ず今後の人生に役立つと確信している。以下略。」素晴らしいお言葉である。しかし敗れたのは相手が強かったからで、試合を見ていて圧倒的に力の差を私は感じた。終盤は試合に出ていない3年生を次から次へと全員、試合に出して「情け」をかけていたように見えた。有名な外部招聘の指導者に私が期待しているのは本校の専任教諭に期待しているものとは少し異なる。遠山さんの経歴を生かした強い野球部にして欲しいのだ。その為に遠山さんの所属する入試広報部と彼を招聘した私は全面的に協力支援する。23日の試合を観て強く思った。



4連休の間は「オカリナ作り」に必死だった。ようやく「勘所」が分って来た。失敗作が出なくなり、「全ての孔を開放した時に音が出る」ようになった。ここが最大のポイントである。指孔を閉じた時にだけ音が出るのでは完全なオカリナではない。形も5種類に増えた。それぞれ同じ形状の物が出来るようになってきた。「石膏型」の成果だ。すべて手作りの型である。私はやると決めたらトコトン徹底してやる。後は「シドレミファソラシドレミファ」の12音の調律である。その後「焼き」に入るのだが、まず「炭化の素焼き」でやってみたいと思う。「漆黒に艶のあるオカリナ」が目標で、温度は1000度くらいまで上げてみよう。その為には「炭ともみ殻」が必要である。その次の作品は「釉薬をかけた1240度Cの本焼き」とする。釉薬は「瑠璃釉」と「鉄赤釉」の2種類を既に用意している。






2021年7月21日水曜日

令和3年度お伊勢参り

先程、第2班が大型バス5台に分乗して伊勢に向かって出発した。無事の帰還を祈念する。今日は酷暑だから十分気を付けるように引率責任のI学年主年に言った。私は昨日の第1班に帯同した。その後東京オリンピックがあるので少し間を空けて第3班は26日、第4班は27日となる。生徒総数は772人、付き添い教員は述べ50人、バスは述べ18台を使ってのまさに大部隊の移動である。例年は「2泊3日の伊勢修養学舎」なのだが、新型コロナで昨年は実行できなくなり、窮余の策で「日帰りお伊勢参り」に切り替えた。それも昨年は時期が遅れに遅れて11月だったと思う。今年も状況は変わらず、宿泊は不可能でやむなく今年も日帰り参りのお伊勢参りにした。しかし時期だけは例年通りに戻った。これだけでも嬉しい。「真夏の伊勢が良い」。


昨日は愛車オデッセイで初の遠出で事務室のKさんの運転であった。丁度良いドライブだった。この車は後部席が素晴らしいのだが、愛唱演歌CDを最新鋭のオーディオに取り込むために助手席にした。本当に良く出来ている車だ。常日頃の私は結構忙しくあちこち走り回っているが、それでもほぼ1学期の予定が順調に消化し、伊勢参りの時期になると「ほっと」一安心出来る。重要な学校行事だが、やはり学校内での校務とは異なり、幾分開放感があってリラックスできるのである。伊勢の往復で私の1学期は終わる。責任者は高校1年生の学年団のI学年主任、神道科の教諭が全面的に進行に責任を持って行う極めて重要な学校行事である。高校校長は全班に付き添う。校長時代の私は14年間、一回も欠かさず行ってきた。男子生徒に「禊」を実行できないのはくれぐれも残念であるが、それでも在学中に伊勢にだけは連れて行きたいのだ。



本校であればこそ可能なお伊勢参りである。卒業したら普通は伊勢に行ける頻度などは多くは無いし、生徒の中にはこれが最後と言う人もいるだろう。それだけに「日本の原点、心のふるさと」である伊勢神宮だけは行かしてやりたいと思う。それが神社神道の学校としての責務であると考えている。過去も未来も最も記念すべき学校行事でありたい。全国の神社の頂点に列せられている神宮へお参りすることは本校が存続する限り絶やしてはならない。この行事が無くなるということは本校が無くなるということだ。江戸時代、人々が「一生に一度は参拝したいと願った伊勢神宮」、江戸時代の日本の平均人口は3000万人だったと言われているが、「お伊勢参り」ブームの最盛期には年間500万人、実に6人に1人が伊勢に参拝したという記録が残っている。

 




平成から令和、ここ数年は年間800万人から1000万人が参拝していたが今はコロナの影響で惨憺たる有様であり、早く平常に戻って欲しいと思う。そういう中でも本校生徒は粛々と外宮、猿田彦神社、内宮を立派に参拝した。4月に高校生になったばかりの生徒達は早くも神社神道の学校に学ぶ誇りと自信を有しているような顔つきで宇治橋を前にした卒業アルバムの記念撮影に参列していた。自然の環境の中に身を置くという自然の教育とは本当にすごいものだと実感した。


2021年7月19日月曜日

1学期が順調にほぼ終了

梅雨が明けて本格的な夏となった。猛暑の日が続く。学校は落ち着いており、高校は今日から「特別補講」が始まる。「特別授業」は先週末で終わり学習を選択するクラスは「勉強強化作戦」で午前中70分の講習を3コマ行う。それ以外のクラスで部活優先の生徒はそれぞれクラブ活動にて技と人間を鍛えるスタイルである。高校の終業式は29日である。本校独特の予定である。中学は今日まで授業で明日が終業式、その後は保護者と生徒、担任との3面談である。とにかく学期末は結構予定があって忙しく、8月6日まで続く。その後7日から15日までは「リフレッシュ休暇」として生徒も教職員も完全にオフとする。後半戦は8月16日からスタートだ。まず1週間は2学期の事前準備で8月23日(月)が2学期の始業式である。私の明日の予定は「伊勢神宮」である。 

今日は産業医(学校医)ご出席のもと、1学期最後の「安全衛生保健委員会」があった。1学期も生徒も教職員もコロナに負けず、順調にここまで来ることが出来て、嬉しい限りである。心配は大阪の感染者の急増とインド型と言われる新型コロナであるが、我々にはやるべき事をやるだけでしか方法は無いが、私は幸運にもチャンスを得て先般、教職員の希望者にワクチンを接種し終わった。このことは私をひとまず安心させた。その数も結構多かったのも大変良かったと思う。これで3週間後には2回目が決まり、ワクチン不足とか世間では言っているがこれで確約出来た。その後は「校務運営委員会」となり、私は出席している分掌長の先生方に対して慰労と感謝の言葉を述べた。1学期の理事長のメインテーマである「働き方改革の推進」もまず大きな山場を超えた。今後は第二ステージに入る。これをやり切って初めて大きな成果に繋がるが、大きなコストを伴うので他校との比較と財政負担を見ながら私は教職員の為に出来れば踏み越えたいと思う。



私は千早赤阪村の「多聞農園・果樹園」の作業に忙しい。今年はイチゴが大豊作で多くの教職員にお裾分け出来た。今は土を全て取り出し「日光浴」させて消毒中である。そして9月には新しい苗を植え込み、12月クリスマスシーズンには一番花の収穫だ。農園では今が旬のトウモロコシ、トマト、キュウリ、ピーマン、パプリカ、スモモ、ブルーベリーが豊作で実に味が良い。今はスイカの取入れの真っ最中である。スイカは収穫するタイミングが難しい。桃は6個取れたが味はさっぱりだった。次はイチジクだが実が付き過ぎて「摘果」しなかったので果たして実が大きく成長するかどうか。圧巻は「丹波栗」でこれは最高のものが期待できる。水やりなど作業もあって千早との往復は愛車オデッセイで楽しい一時である。今の私は日焼けしたお百姓さんである。野菜果物を育てると言うことはこんなに楽しいのかと思う。早くコロナが終わり中学生に体験させたいと思う。




2021年7月17日土曜日

今井ヘッドコーチ東京オリンピックへ出発!!

 617日の理事長アラウンドで書かれていますが、遂に本校保健体育科の教諭、今井謙一空手道部監督が2020東京オリンピックに向けて出発する日となりました。理事長・学院長先生は予てより、本校にとって大変名誉な事であり、本日、壮行会を挙行するようご指示があり、快晴の中、本日になりました。



空手道の日本選手団のヘッドコーチとして今日東京に出発され選手村に入村されます。ます学院神社の大神様に参拝し、その後、だ太鼓前にて式典がリモートで行われました。先生は激励の言葉と「激励金」を手渡され、合わせて個人的に部屋着としてチャンピオンブランドのジャージをプレゼントされました。理事長先生が自ら歩いて格好のものを探され、心斎橋のお店で求められたものです。何とバッグには金メダルとジャージには本校のエンブレムが縫い付けられています。エンブレムの主役は「勝利の道開きとされている八咫烏」です。





全校生徒を代表して自治会長と空手道部の生徒代表から送られた花束とエールに今井監督は緊張したご様子でしたが、力強く「頑張って参ります」と宣言され、出発されました。(K