昨日「焼き立てパンコーナー・ブル」の改装グランドオープンの日をようやく迎えた。この日を待ち望んでいたが、漸く私の夢が叶った。関係者の努力の賜物である。私は「あるべき姿」を指し示し、所々で「チェックを入れる」ことが仕事であった。どのような改造工事なのか?どのような設備を増強するのか?人事手配は?等々は担当者では意思決定は出来ない。このチェックを入れる事はしんどい仕事だが、これをしないトップが最初の口出しだけで「後は宜しく」では組織はスピーディに動いて行かないし、出来上がったものもいい加減なものになる。このことは組織の人々に落胆を与え、二重手間になってしまう。だから責任者は良い仕事を部下にして貰うため、明確に方針を口に出して指示しなければならない。
あらかじめ、「時程」を組み生徒の購入の便利さを考えてはいたが「考えた、頭通りに行かない」の普通であるが、今回も予定していた時間より極めて速く販売が終了した。それくらい「生徒が殺到」したのである。当初は一人最大3個まででその他2個入り、1個入りと3袋を用意したが最初は3個入りばかり売れた(売った)ので昼食時には予定の1200個が売り切れてしまった。第二団くらいから一人二個とし、最後は一個だけに制限したがそれでも買えなかった生徒が多く出た。一部の生徒には申し訳ないことであった。しかし今日のグランドセールは大成功であったと思う。元来の目的である「生徒への周知を完全にやり遂げることが出来たように思う。
良い方向に振れて用意したパンが早い段階で全て売り切れた理由はここ2カ月理事長自らの広報宣伝と、今回に限り「全てのパンは一個100円」の特別価格にしたからではないかと思う。パンの価格はあらかじめ決めてはいたがテレビ映像の前で初めて私が「一個100えーん!!!」と大きな声で呼びかけた効果もあって放送が終わって最初の休憩時間になると山ほどの生徒がショップに駆けつけた。この光景を見て私は一抹の不安が消し去り、安堵した以上に感動が胸に突き上げて来た。今日的生徒だから「しらける」向きもあっただろうがその懸念は払拭され生徒は「学校に乗ってやろう、理事長への義理買い」と思ってくれた向きもあったかもしれない。