2026年3月11日水曜日

2回目となる専願生登校日

 昨日は公立高校の入学試験の日であった。本校ではこの日第二回目となる「専願生登校日」として、4月6日の入学式において正式に校長から入学許可を得る専願合格の切符を手にしている生徒が910人が登校してきた。9時からのキックオフのミーティングに参加した。1回目の登校日は2月21日であったが、この日は製作に時間がかかる「制服採寸」が主目的であったが、今日はより踏み込んで浪高生になるべく学校の仕組み、芸術科目の選択、人権関係、各教科からスタディサポート、通学証明書、ICT教育ツールのクロムブックの説明等盛り沢山の「宿題」を渡されて帰って行った。予定通り11時30分には終えたという。24教室を使ったオンライン説明会の威力である。 

新高校1年の学年団のリーダーであるH学年主任は「かっちりした仕事をする人間」だから私は信頼を置いている。中学経験が長いが元来が優秀であり、纏まった良い学年団になるべく頑張って頂き、生徒の面倒を見て欲しいと思う。居並ぶ学年団の先生方のお顔ぶれを拝見し、良いチームになると確信した。 

前後して皇學館大學の常務理事の訪問を受けてご挨拶をお受けした。前にこのアラウンドでも記したが本校の教諭のM先生が皇學館大の教員として迎え入れられることになり、正式なご挨拶と言う事だ。私は心から歓待申し上げ、M先生も入れて昼食を共にした。食後のティータイムには同大学卒業の神道科の教諭も呼んで暫時、懇談の場を持った。


今年も本校からは2名の生徒が進学するし、長い伝統があるだけに皇學館大學には頑張って頂きたいと申し上げた。新しい校舎群の建設計画があるそうで、是非近代的なそれでいて伝統ある大学に相応しい校舎を建設して頂きたく、本校の実践例で良ければ何でもお手伝いさせて頂くと申し上げた。先般中学の新校舎を見学され、痛く感度され、それは「理事長のこだわり」が随所に見えてとまで言われたのには恐縮した。








2026年3月10日火曜日

勤則不匱「勤(つと)むれば則(すなは)ち匱(とぼ)しからず」

 昨日はNHKでも民法でも大阪の教育界の話題として公立高校の出願倍率が昨年を超えて1.05倍になったと報じていた。昨年より募集定員に充足しない学校は10校ほど減少したということと、シンボルみたいに口の端に上ったのは伝統校である寝屋川、八尾、鳳の3校が募集定員を割ったという話である。昨年のSNS上では「まじか」「名門やのに」「えぐいな」などのコメントが溢れていた。しかし今年は八尾、寝屋川は埋まった。これを受けて府の教育長は「公立の復権が少し戻ったのではないか」とコメントされていた。私は正直な話、「本当かな?」と思う。その公立は今日が入学試験で合格発表は19日である。この日本校の併願戻りが決定する。 

本校の試験で併願合格を取った生徒の専願への切り替えがまだ進んでおり昨日で19人となり昨年の18人を超えた。専願入学者は何と908人となった。明日、公立の試験日に何時も本校は「専願点呼日」として生徒を招集している。友は公立の試験を選択し、自分は私学専願とした事から、恐らくあるかも知れない複雑な気持ちの時に間髪を入れず、学校に呼び寄せ近未来を想像させてチアアップする目的も入っている。

 今日は久しぶりに新中学校棟の職員室を巡視した。その場所にある「来客応接室」に掲げる「扁額」久しぶりに見に行ったのである。私には「強いこだわり」があって特別な部屋や特定の壁には「絵画」「墨蹟」「写真」「焼き物」等々「歴史的意義や意味あるもの」を掲げる。その作品は「伝統、歴史、精神」等々を放つものとし、多くの人々に発信するようなものである。公式の場所に掲げ未来永劫引き継いでいくという意思である。この応接室には「澁沢栄一翁」の言葉から「勤則不匱」(きんそくふき)の書を模して本校初代校友会会長、枚岡神社宮司の中東弘先生に書いて頂き、学校で外部に依頼し表装して貰った。今でも2025年3月に開催した校友会の発足パーティを思い出す。この時にこの扁額はお披露目をした。 

「勤則不匱」という言葉は孔子が編纂したと言われる歴史書「春秋左氏伝」が出典のようで、「勤(つと)むれば則(すなは)ち匱(とぼ)しからず」と読み、努力さえすれば乏しくなることはないという意味である。読みも意味も極めて難しい字句である。この勤則不匱の言葉は渋沢栄一の遺墨集にも掲載されておらず、中央館8階の閉架書庫で司書のHさんが本の整理をしていたところ、「講和實例書翰文自由自在」(森本謙/編著 文江堂)で大正4年(1915)6月に発行された書簡(手紙)の文例集の中からこの字句を見つけ出してくれた。極めて珍重すべき書物であり、今やこの本でしかこの勤則不匱の言葉を見ることは出来ない。

実はこの年の108日に大阪市公会堂(現・大阪市中央公会堂)で定礎式が行われ、そのお祭りの斎主は本校の起点となる大阪府皇典講究分所の教授で、難波神社・枚岡神社宮司の「武津(ふかつ)八千穂(やちほ)」氏、その人で武津は、国学を本居豊穎(とよかい)に和歌を陸奥宗光(むつむねみつ)の父親の陸奥千広に学び、渋沢が明治41年東京の皇典講究所の理事を務めていた時には文学博士をしていたというスゴイ人物で、今でいう最高のインテリジェンス人物である。旧制浪速中学校は創基をこの大阪皇典講究所としており、今回揮毫をお願いした枚岡神社の当時の武津宮司とその後人となる今の中東宮司様の関係から私はこの字句を頂いて中学校棟2階応接室に掲げることにしたのである。爾来次の百年に向かってこの「勤即不匱は浪速中学校の特別なワード」としている。私は職員室におられた先生方に如何にこの言葉は大切なものかと語り、伝統ある浪速中学校の為に今後とも頑張って欲しいと激励したのである。




 

2026年3月9日月曜日

勉強もスポーツも、何でも努力する学校へと

昨日、「Language Training Program in New Zealand」と称した中学生の一団が伊丹空港から羽田経由で「語学研修の旅」に経った。空港まで見送った中学校長先生から「皆、笑顔で無事に出発した」との電話があった。本校では海外に出向く生徒には校長が見送るのが余程の事情がない限り定例化している。私も行ってきた。空港まで見送っている保護者にはいかにも「校長先生の姿」を見ることは心強いのではないか。これが「本校の生徒を想う気持ち」の証しだ。生徒は頑張ってくれるだろう。

国外に出て行く者もいれば海外から入ってくる生徒もいる。空手道部の今井先生を頼って一人のドイツの少年が4月から10カ月間の留学希望が出た。北部のニーダーザクセンとう街からで、歴史的な街並みやメルヘン街道の一部でもあり、美しい中世の街並みや城が残っている。父君は会社経営をされており、かなり裕福なご家庭と聞いた。所属するクラスは2年生の国際コースと決め、担当のT先生と最終確認を行った。本人は礼儀正しく、日本語学習にも熱心で、親子共に日本ファンと聞いた。大学も日本の地を選択する可能性が高い。間にたっているエージェントはEIL(日本国際生活体験協会)という由緒ある、この組織の創始者が「ホームステイ」という言葉を作ったと言われている。最近では何か空手道部関りの生徒が多く、それだけ今井監督の名が知れ渡っているという事だ。こういう先生は本校の誇りである。今日の校務運営会議で私は留学生の受入の注意事項について話した。

卒業式も全て終わり、授業も特別授業に移る時期の関心は「大学進路状況」である。ここを重要視しないと私立として胸は張れないというのが私の偽らざる気分だ。わざわざ私立高校に来るのは進路指導がしっかりとして充実した教科指導体制があるからである。「予備校に行かなくとも行きたい大学へ行ける」というのが本校の基本方針であり、充実したカリキュラムと卓越した教師、ICTの完備などはその為にある。又学校の教室以外に「学びを深める」為に千早赤阪村に自慢の施設として「多聞尚学館」という宿泊教育施設を本校は有しており、生徒は此処で学ぶことを楽しみにしている。友達と「切磋琢磨」して頑張ることは大きな学習効果を生み出す。果たして今年の進路状況は如何か?

高校教頭補佐で進路指導部長兼務のI先生からは「しょっちゅう」話を聞いているが今朝は先の国公立大学の前期の合否発表がひと段落したこともあり、具体的な数値が出て来たので報告を受けた。それを見て私は「大いなる安堵感」を持った。「部活動優勝とは又一味異なる喜び」である。過去新記録の昨年度の実績60人を既に上回っている数値がそこにはあった。まだ中期、後期とあるから更に上積みされるので、運良くば?昨年実績プラス15人位は行くのではないか?まさに画期的な事である。I先生、優秀な先生だが強運もある。運を持つ人は強い。生徒が頑張った証拠だが、進路指導部長の戦略の元、学年主任、担任、他「学校の総合力」が進路実績である。

「文武両立の進学校」を標榜する本校が国立、公立、関関同立等の私学を含めて胸を張って送り出すことが出来ることはそうたやすいことではない。空手道部やテニス部など日本のトップ校の名前だけでは物足りない気がするだけに今朝の報告は私を大いに喜ばせた。何事も「画竜点睛」を欠いては「私立高校の絵にならない」と思う。最後の筆は進学実績ではないか? 

2026年3月7日土曜日

第52回目の浪速中学校卒業式

 早朝は少し寒気を強く感じたが、凛として心地よい空気の中で、「第52回目の浪速中学校卒業式」を挙行した。浪速高校の卒業式は1月末に既に終わっているがその回数は79回目であるから、いかにも中学の回数は少ないが、理由はこの間「募集停止」をした期間があったからである。ゴルフの「れば、たら談義」みたいだが、もしこの募集停止がなかったら今や浪速中学はもっともっと有力、有名な府内の私立中であったと思う。私なら絶対に成し遂げていたと思うが、こういう事は今更言っても仕方がない・・・と言いながら書いているのだから私は諦めが悪い男だ。しかし昨年から反転攻勢が始まっている。「雌伏15年」であった。一度底辺に堕ちると浮かび上がる力は尋常ではなく、時間もかかる。 


今後100回を目指して私の後輩たちが頑張ってくれるだろう。とにかく「浪速中学の存在感」を高めて行って欲しい。その為にはまず「実績」を数多く出さねばならない。今日の卒業式で送り出した生徒は一昨年度は4クラス、122名で、今年は4クラス136人だから徐々に卒業生も増えている。来年も4クラスだが2年後から5クラスー160人台となり「ぐんッ」と増える。間違いなく「浪速中学の存在感、ここに在り」と高らかに号砲はなっている。昨年度から真新しい新校舎となり、今年の入試は5クラス191人と大幅な伸びとなった。「認知されつつある」ことが嬉しい。 


贅を尽くしたではなく、「粋を尽くした」と言う言葉を使いたいくらい、広く、明るく、豪華で美麗で又機能的で「生徒と教職員が誇りを持てる」校舎と自負しているが、教室の豪華さだけでは生徒は来ない。中学の先生方の献身的な面倒見の良さがあって初めて校舎内の生徒は大きく成長する。今の浪速中学は間違いなくその路線にあると思う。素晴らしい人間性を持ち「たくましく、それでいて優しい」人間になるよう「浪中教育の霧雨を間断なく振りかけ」、浪速高校に送りこんで欲しいと思う。浪中からの保護者は極めて頼りがいのある応援団だから、そのパイを大きくしていけば浪中は更に伸びる。浪速高校みたいに大きくだ! 


今朝も公立高校の最終出願数が大きく新聞記事になっていた。全体倍率は昨日の1.02倍から1.05倍と上がった。昨日のアラウンドで言及した、いわゆる「にぎり」が放たれ、各公立の出願数が上振れで変化したのだが、普通科への回帰現象は見えるが単位制とか専門学科が苦戦している感じだ。昨年大きな騒ぎになった八尾高とか寝屋川高は定員充足だった。何時も俯瞰して見ている私には「意味ある、特徴ある高校のみが生き延びる」ことを暗示していると思う。伝統校の文理学科とか、新しい文理探求学科を創設した春日丘高は1,66倍と人気を集めている。 


私立だが通信制の学校の伸びは極めて大きく、社会の底流には誰もが全日制の普通科高校に通う時代が少しずつ変わり始めていると感じているのではないか?2極化は益々進展するだろう。何としても浪速高校と浪速中学は生き残っていかねばならない。今日で高校も中学も学校の一大イベントである卒業式を終えた。次は4月からの新年度の準備が学校のメインの業務になる。柱時計の振り子みたいにとどまることなく今も時を進めている。これが学校である。素晴らしい卒業式であった。卒業式の日は何時も特別な感慨に浸る。

2026年3月6日金曜日

年度末は東奔西走、評価し決定しなければ、

 今朝の各紙は大阪府教育庁が6日時点で「公立高校の出願状況のデータを公表」しそれを記事にしている。入試広報部の教頭と部長とデータを睨みながら確認した。全日制の倍率は1.02倍とあったが、これは前年同期比に比べ0.02ポイント上がっている。しかし2月7日発表の進路希望調査の時点では総数が10434人で今回の総数は9594人だからまだ840人もの出願前がある。これは通常、この世界では「にぎり」と言って今朝のデータを見て出願先を決める受験生である。肝心の本校の併願戻りの想定数が限りなく狭い変動幅で読めてきた。明日になれば少し変動はあるが当初の計画通り、専願、併願、内部生合わせて1000人を超える規模になる見通しだ。教室数は23クラスから24クラスとなると思う。これで十分であり令和8年度も素晴らしい形となった。 


中学校は「明日が卒業式で今日は予行演習」だ。その翌日の8日日曜日は「語学研修でニュージーランド」に生徒13人と付き添い教員、男女2名が帯同して伊丹空港から飛び立つ。昨年から再開した行事で中学もこの海外語学研修に力を入れ始めた。約1週間の現地滞在であるが費用は60万円もかかるのが頭が痛い。しかし生徒と保護者の強い要望でもあり、我々は将来を見ながら少しでも費用の安い場所とか、今後とも「あるべき姿」を追求していく。付き添いの二人の先生に安全に生徒の為に頑張って欲しいと激励した。 

年度末は東奔西走である。今朝は入試広報部の女性職員から昨年4月から正式に開始した「インスタグラム」の現状の報告を受けた。本校は学校行事にリンクしてのアップであるがフォロワー数が「うなぎ上り」であり、1年間で伸びだけで1500人を超える数となった。これは素晴らしい現象で特に35歳から54歳までの年代層、即ち本校の保護者の年齢層がダントツで上昇している。1500人増の約半数がこの世代である。「文章が長過ぎとの評判が余り良くない理事長アラウンド」のアクセス数などと大きく引き離したフォロワー数であり、学校行事とリンクさせた狙いが当たっている。これこそ「学校の公開、透明性」の成功例と言える。この女性職員は能力高く、何事も前向きで、又おしゃれで極めて頼もしい近代女性だ。 

今日は月曜日に続いて高校2年生の先のイタリア修学旅行を断念せざるを得なかった生徒を集め、10時から「代替旅行の詳細」について理事長も出席して話した。特に東京方面、北九州方面について「見どころ満載」と生徒をチアアップするように話した。次の手順はやはり「保護者集会」も持つべきとの判断があり、12日に設定したが平日故にご迷惑にならないか思案している。集会してもイタリアには行けないし、他の海外も当たったが月末まで後2週間では何とも出来ない。今は代替の校内旅行を何としても成功裡に終わらせるべく全力で当たる。「今日の集会の模様は動画にして各ご家庭に配信」し、月曜日に最終的な行先を決めて貰う。生徒の顔が明るかったのは幸いであった。



2026年3月5日木曜日

子どもに対する性暴力を未然に防止するための包括的制度

 昨日、大阪中高連の3月例会があって遂に大阪府の私学課は「こども性暴力防止法」の概要を正式に説明され、我々学校経営者に対し適切な法的規制の準備作業についてタイムスケジュールを示された。これは日本版DBSとも呼ばれ、子どもに対する性暴力を未然に防止するための包括的制度である。正式名称は「学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律」(令和6年法律第69)で、2024619日に成立、20261225日に施行されるから、府も動き出したと言える。極めて我々には重要な法律でイギリスのDBS(Disclosure and Barring Service)を参考に、日本独自の法制度として整備された。「こども家庭庁」が所管し、法務省と連携して運用される。 


要は今後我々は「就業規則の整備」「従事者への周知」、本年12月末までに内規等の「法で定める体制の整備」「GビズID登録」を行い、オンラインでなりすまし防止などの情報に入る手続きがある。これは性犯罪前科者の有無が確認されるから安全確保や防止措置が取れることになる。こどもを護るために私の責任は益々大きくなる。特に採用段階で性犯罪前科の有無など確認することが求められている。

今日は先の高校卒業式で制度発足以来初めての受賞となった「押見記念褒章制度」の受賞者の父君である坂中様(現PTA会長)が来てくれ先日東京の「湯島天満宮」をご家族全員で報恩参拝された模様を詳細に伝えてくれた。故押見名誉宮司の奥様、ご子息の現宮司様と親しく2時間も懇談され、大変心に残る参拝となったと報告をしてくれた。実は昨日東京の奥様から電話を頂き、大変感激されたお話は伺っていたがご懇篤に直接話しを聞けたのは嬉しく思った。さぞかし高天原の故押見先生も後輩の第一号の受賞者、それも女生徒がわざわざ湯島を訪問しご本殿で正式参拝する光景をご覧されたと思うだけに大変に良い事を坂中さんはされ、「さすが、坂中さん」と私は感謝のエールを贈った。 


次いでHISの教育部門の責任者であるF次長さんが来て「代替旅行の具体案」について説明し、承認を求めて来た。素晴らしい案になった。「東京・鎌倉方面」「九州佐世保・長崎方面」の2か所でそれぞれ新大阪から新幹線で323日に出発する。これは飛行機ではないからキャンセルなどは無いと断定できる。34日の工程で特に東京コースは湯島天満宮参拝、東京ディズニーランドで終日、翌日は東京ディズニーシーで終日の自由行動、翌日は鎌倉と横浜散策だから見どころ満載の計画になっていた。九州コースも負けてはいない中身だ。明日再度生徒を招集し、最終人数決める段取りである。 


今日は通算6回目となる「焼き立てパン外販日」であった。合計160個の神恩食パンとお蔭食パンの評判は徐々に高まり、昨年の11月から始め1月は休業し月度2回のペースで始め今日になった。予定通り3月末まで実施しその後は販売日の拡大を考えている。学校は起伏の富んだ毎日で春休み、夏休み、冬休みがあり学期2回の定期考査期間中は午前中にほぼ終わる。従って販売個数が大きく上下に振れるから従業員の収入にも影響を与える。それを平準化するために外販日を入れるべきだと考えが当初からの計画であったが、新しい事業部長が今後具体的に検討を進めてくれていく。小さな組織故にご自分の人件費は自分で稼ぐという気概を求めたいと思う。



2026年3月4日水曜日

修学旅行ならぬ「代替旅行の完遂」

 昨日、3月3日の「ひな祭り」は学校では余り盛り上がらない雛祭となった。朝、高2のイタリア修学旅行180人の生徒を集めて飯田校長以下学年主任らが丁寧に詳しく「この間起きたこと」「学校はこの間何をしたか」そして「今後の方針」等を詳しく説明した。やはり生徒は「ぐったり」と落ち込んだ様子を垣間見せていたがそのうちに「仕方がない」と現実を受け入れていく感じであったと報告を受けた私は安堵した。良いニュース???もあった。第二グループの昨日夕刻には関空離陸組もエミレーツ航空は最終的に自ら欠航を宣言したから、これでイタリアB団の航空機キャンセル料問題は「霧散」したことになる。これは良かった。過去この問題で苦い水を飲まされた経験をした私はキャンセル料問題には極めて敏感である。 

学校は「当然の成り行き」で、イタリアB団修学旅行の中止に伴う「国内代替旅行」について並行して検討を進めてきた。HISさんはやはり力量がある。これを昨日の説明会で正式にオープンにし、アンケートもとった。そして保護者宛に一文を作成し、配信したのである。中味は生徒へ説明したものであり、「東京・鎌倉方面」と「北九州・長崎方面」の2か所と選択として「もう何処にも行かない」の3択一である。今回のイタリア修学旅行の中止に伴う費用の返金については、代替旅行に参加されない場合、積み立て修学旅行費用を全額返金、代替旅行に参加される場合は、修学旅行費用から、代替旅行にかかる実費を差し引いた金額を至急に返金すると言う当然の話しである。 

肝心のタイミングであるが「もうここしかない!」という一点で3学期の終点と新年度の始まりとの間、3月23日から26日までの間に3泊4日で代替え旅行とした。年度が替われば彼、彼女たちは高校3年生になるからまさかその時期に修学旅行でもあるまいと神様は春休み期間を教示されたのだと思う。生徒や保護者には突発の事態発生で、思わぬ予定変更となり、行き先や内容に関しまして様々なご意見があるかとも思うが、出来る範囲で実現出来る案を纏めた提案である。お電話で「海外の可能性」について2件ほど問い合わせがあったが、200人の生徒と教員を乗せる飛行機や海外のホテルの予約などは,たとえ近場の韓国でも不可能であった。私が限られた準備期間の中で用意した「思い出づくりの場を確保」するための国内旅行提案であることをご理解いただければ幸いですと一文に結んだ。 

昨年の今日4日は新中学校棟の西関門辺りに掲げている伝説の生き物「ヤマタノオロチ」が富山県から本校に飛んできた雨の日であった。今日は肌寒いが昨夜来の雨も上がり始め、少し陽光を感じる。私はこの木彫り彫刻の前に立ち、この私が驚くくらい「迫力に満ちた」彫刻は古事記の名場面である八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」伝説物語の主役、天照大神の弟君である「スサノウの尊」に成り代って、三種の神器になった「草薙の剣」を振りかざし、「代替旅行の完遂」を祈念した。大蛇を全て退治したスサノウと同じく、今度の3回目の挑戦に打ち勝つ。