「紆余曲折」とは、物事が順調に進まず、複雑な経過をたどることを意味する四字熟語であるが、基本的な意味はもともと道や川などが曲がりくねっている様子を表す言葉だ。これが転じて、事情が込み入っていて、物事が順調に進まず複雑な経過をたどることを指すのだが、典型的例が本校中央館6階の「天空レストランの経営再構築」であった。別に大きな問題とはならなかったのだが、生徒への給食と言う極めて「タッチな課題」故に素人の我々には最初から覚悟がなく「腰が引けて」いたのかも知れない。
覚悟を決めて私は決断した。同じ6階の「焼き立てパン・ブル」ショップが1年前から本校の直営にしてから全てが上手く回転し、売り上げも利益も出るようになった経験を活かし、同じフロアーの横にある「天空レストランも9月1日から(株)浪速教育振興(NEP)による直轄経営」とする。今日まで7年間にわたって経営を委託していた会社から食材高騰などの影響による経営判断で撤退の申し出を受け、新たに市内に本社を置く給食産業の会社さんに内定していたのだがこれも紆余曲折が有り最終的契約には繋がらなかった。この1年、まさに紆余曲折を辿ったと思う。まず9時半から幹部諸氏でベクトルを合わせた。
幸い人的資源については交渉していた給食会社さんからそのまま居ぬきで来て貰う事が出来たので今回の経営直轄が実現できた。そのキックオフが本日行われたのである。NEPとの契約職員はパンコーナーで3人、天空Rで9人となり、総勢12人は大きな戦力である。これに加えてNEPの取締役事業部長、ブルと天空Rの副店長に女性で調理師免許と管理栄養士の資格を有した方が業務委託契約の形式で加わる。法人事務局からも優秀なスタッフがサポートする体制が出来たので私はこの新しい分厚い形の新レストランの成功を確信した。10時からは全体会議を行い更に意思統一を図った。
本事業の目的は私立学校の本校を選択してくれて通学してくれている生徒に安全で栄養価の在る昼食を適正な価格で給する事である。公益法人であるが一方では私立高校授業料無償化施策で国策により税金が100%投入される学校になった故に、経営が赤字で法人から補助金などが投入されることは許されないと言う事である。全く大きな黒字は期待していないが赤字経営は許されないのである。焼き立てパン・ブルは素晴らしい経営が為されており、その究極の要因は人件費の低さにある。これに比べて天空Rは人件費が食材費をオーバーし何ともならない状況にある。もっと「多能化を図り仕事の生産性を上げて貰う」のが今回の体制一新である。





