2026年2月21日土曜日

専願合格者の制服採寸の日

 今や習慣になっている感じだが入試広報部の近藤教頭先生が部屋に入ってこられた。即座に私は「専願、2名増えたのだろう?」と言うと暫く絶句し、「そうです、2名増え、904人になりました」と私の的中に驚いていた。今日2月21日土曜日はその「専願合格者の制服採寸の日」であった。この業務はI生徒生活指導部長、W副部長以下、生指のプロが担当する。制服の管理は「生徒の安全確保と学校の品格を保つ」為に極めて重要であり、生指のプロが採寸状況をウォッチしている。合格に胸を膨らませ、初めて高校の制服を着るから気持ちの高ぶりもあるだろう。その昔は男子の中にはズボンを「腰パン」にする為ウエストを大きくするとか、女生徒の場合、スカート丈の問題もあった。しかし時代と言うのは怖いもので今や「ださくない」ように見せることが生徒の価値観に代わってきている感じだ。ダサいのは本校の生徒らしくなく、格好良くない。

それにしても専願合格者の数は今朝現在で904人までになり、今更ながら驚く。その900人を対象に制服メーカーの(株)トンボさんや代理店の中西制服店さんはきっちりとした作業をしてくれていた。ラインが渋滞しないように上手く考え、スムースに進めてくれていた。朝9時から始まって夕方まで続く。今も現在進行形である。後は3月19日の公立高校の合否発表によって併願入学者の数が決まる。19日から入学式の4月5日までの約4週間程度で制服を作って貰わないいとならない。恐らく100人程度は併願戻りとして入学し、令和8年度入学者数は専併合わせて1000人程度まで膨れるかも知れない。本校は併設中学を有しているから入学者の分類は専願生、併願生、内部生と3区分だがこれらは入学式までで一旦入学したらこれらの言葉は意味をなさなくなる。私は専願制服採寸会場を回って雰囲気を楽しんだ。 


新高校1年の教室数は24クラスと想定し、その一部は現西館を流用するから今、立派な教室を指定の建設会社さんが心を込めてリフレッシュ工事を進めてくれている。楽々3月末までには完成する。西館様様で本当に役に立った。西館、有難うだ!同時に西館に隣接したクラブハウス棟には、これも浪速ファミリー企業の建設会社さんだが、「スポ・カフェ」や「スポーツジム」の改良工事を進めてくれる。この二つの施設は生徒の度肝を恐らく抜くのではないか。校内のホットスポットになるに違いない。 


担任もほぼ固まりつつある。既に新高校1年生の学年主任はH先生、中学新1年生の学年主任はS先生と過日公示した。少し気温が上がり始め、これからは「三寒四温」で進み、4月6日の入学式から令和8年度はスタートする。「神恩衛星」が遠く、宇宙の彼方から日の玉を放ちながら、浪速学院に近づきつつある感じだ。本校を選んでくれた生徒たちに私たちは「教え、育み」、そして守らねばならない。



2026年2月20日金曜日

総クラス数は85クラスにもなるか?

昨日のアラウンドで記した「正門ゲート」の「鉄製の大扉」は「物品の流用」というテーマで論考したが、今日の出勤時に改めてつくづくと眺めたが、「本当に格調」があって良い正門だと我ながら「惚れ惚れ」と見とれてしまった。この門のお蔭で今の浪速は総勢3300人を超える規模の学校になった。「神様が宿る正門」と私は声を大にして叫びたいと思う。 


今日から学年末試験が27日までの予定で始まった。3学期の期末試験だが大体は学年末試験と表現されているのか。朝、高1と高2の学年主任が副校長と教頭と共に部屋に入ってきて来年度のクラス編成について最終了承を求めてきた。新高2は25クラス編成、新高1は22クラス編成であった。特に高2についてはⅡ類が11クラスもあり、類間で少しアンバランス偏重しているが、これは生徒・保護者相手の難しいテーマで自分の受験先の科目や大学の学部選択などに影響するから余程慎重に考え進める必要がある。そこに個人の「プライド」や「強い意志」が絡み、その上に保護者の願望も有ったりで案外調整段階で手間取ることが昔はあった。私は二人の学年主任に「慎重に進めるように」指示しながら最後は生徒の意思尊重しか丸く収める方法はないとも言った。


 高校の新一年生のクラス編成は公立の合格発表があって併願生徒の戻りが決まってからだが、過去の経験からどうも24クラス編成になる可能性が高い。さすれば高校は合計71クラス、中学は既に固まっており14クラス、総合計が85クラスになる。「本校は中高合わせて85クラス、恐らく在籍総数は3500人を超える規模」となるだろう。まさに「大規模校」と言うに相応しい。責任重大である。昨日のアラウンドで高校専願者が900人と書いたが今朝になって更に二人増えて902人となっていると入試広報のK教頭が報告してくれた。しかし私はまだ増えると思う。3月10日の公立高校の入学試験まで動く。 

高校完全授業料無償化によって、公立私立の境界は授業料ではなくなった。しかし我が国の精神文化の底辺に流れる土台には「公優先」みたいなものがある。しかしこの高校授業料無償化施策はこれらを崩しつつある。「友達のKちゃんも、公立は止めて、私立の専願に変更したらしい」との声は受験生に大きく影響を与えるだろう。その悩ましい姿を見るご両親は「行きたかったら私立で良いよ!」との状況が例年になく出てきているのではないか。恐らく府内では過去最高の専願率となる筈だ。我々私学サイドは今までとは根本的に異なる「税金を投入された学校」になる訳だから、税金の使い先として広く社会の評価を得る教育を展開しなければならない。これさえ自信が有れば専願生が増えて当然だ。「公立に失敗したから滑り止めの私立に来ました」の通り文句は最早価値を失っている。もっともっと「私立の尊厳」を高めなければなるまい。 

2026年2月19日木曜日

物品を「流用する」という事

 前々回に書いたアラウンドでの想像、想定が現実になりつつある。専願合格者が遂に900人となった。入学試験では881人に合格通知を出したが、それが今900人に膨れ上がった。恐ろしいくらい私の想定が現実の数値になっている。自分で言うのも「おかしい」が、このような局面は本当に多くあり、時に我ながら怖さを感じるくらいだ。これから併願戻りを計算すると入学者予想数は1000人を軽く超えて仕舞いそうである。目標は1001人だった。仕方がないが併願戻りだけはコントロール出来ないから関係先には目をつぶって貰うしかない。本校の令和8年度入試は中高ともに終了した。 

学校は明日から学年末試験が始まるから本日は午前中だけの授業で、午後からは通算5回目の「焼き立てパン・ブルの外販日」であった。極めて順調であり安定してきた。メインの「神恩食パン」の数を増やしてその分「おかげ食パン」の方を減らした。値段が800円と700円だが、どうしても神恩の人気が高い。おかげ食パンはゆくゆくは校内販売に限定し、生徒がご家庭からの要望で購入できるようにする計画だ。神恩食パンはあくまで外部販売に限定する。学校人気にあやかっての商売ではなく、「本当に味が良い」と評価が口コミに広がっており、新しいお客様も増えつつある。私は大体、この日は現場に赴いて販売促進に協力する。知人がいらっしゃれば「買って、買って」と個数まで決めてお願いする。

今日は重要なご来客があった。私からの招聘でお越し頂いた。長年にわたってお付き合はしているがビジネスとしてはまさに浪速改革の始まりの時だけでその後契約に至った事案は無かった。案件のボリュームが合致しなかったからだと思う。しかし今から20年前、「正門らしい正門」の無かった本校は大手ゼネコンK組さんとの契約で正門と表通りに面した塀をカモフラージュというか厚化粧して取り繕った経緯がある。しかしこの戦略は大成功し徐々に生徒は増えて行った。人はあの正門のお蔭で「浪速は蘇った」と話しをする人もいたらしい。 

そして15年後現在の立派過ぎる「正門の鉄製の扉」はこの時の物を「流用」した。この創立当初の大正12年、「大正ロマンあふれる感じの扉」に拘って形を決めたが、全く新しい校舎の正門に中古品の扉を使うことに正直ためらいが無かったとは言わないが、新校舎建設のゼネコン、O組の工事所長さんの強いアドバイスに従って私は残存流用した経緯がある。彼は当時も今も日本ではこのような「大きな鋳物製の鉄扉」は製作できないと言っておられた。これが実は「大当たり」で生徒数は益々加速されて拡大して行った。 




正門が大きいという事は人の出入りが多いという事で、まさに門前市を成す状況はこの鉄製の大正ロマン溢れる正門のお蔭であると関係者に私は感謝申し上げたい。当時のK組の工事所長さんは突然のご発病で早世されたが、天国から自分が中国に発注して製作し、そして流用された扉を眺めて喜んでおられるかも知れない。一部でも既存の物を流用して活かす考え、そしてそのことによって建物の一部には伝承されていく物品がある良さを私は思い知った。流用は決して悪くはない。「流用することで何か生命が引き継がれていく」のである。私は近い将来、本日来て頂いたK組さんと組んで又思い出に残る仕事をぜひやりたいと考えている。

2026年2月17日火曜日

浪速高校の1.5次入試の日

 今日は「浪速高校の1.5次入試の日」である。先の試験でインフルエンザとか止むを得ず参加出来なかった受験生の為の「スライド受験」と残念ながら第一志望で希望が叶わなかった生徒の為の「浪速新参受験者」を対象に行うものだ。科・コースは文理S1とⅠ類の専願・併願に限定して受け付けたが結構な数の生徒が受験に来られた。ちゃんと本番並みの「英・国・社・理・数の5教科」で頑張って貰う試験だから本格的なものである。私は昨日の校務運営会議で「しっかりと対応するように」指示をした。受験生の数が少ないからと言って本校はいい加減な扱いをしたことがない。一人の一人の受験生を大切にして来たから浪速の今日があると自信を持って言える。 


令和8年度の浪速高校入試の「入学手続き」が順調に進んでいる。今朝現在で849人の専願合格者が入学金を納付して手続きを終えている。先の試験で884人受験生に合格通知を出しているが、最終的にはこの数が少し増え、ひょっとすると890人を超えて900人に近くなるかも知れない。公立の試験日は3月10日であり、この日まで「行先が決まらない受験生心理」は分かるような気がする。だったら授業料が完全無償化であるから「浪速専願へ切り替え、早く行先を決めたら!」という家族会議の状況も想像出来る。この為に大阪府の教育行政は公立の試験日を2週間早まる動きもあるくらいだ。

 

私の関心は専願合格者の最終数値であるが、入試広報部には専願切り替えの教育相談の電話が多いと言うし、今日の1.5次でも専願希望者が複数名もいるから果たしてどうなるのか、本日の夕刻には全体像が見えてくるだろう。8時10分に集礼があったが、打ち揃った先生方は「キリッ」として極めて頼もしく思えた。全員がダークスーツに身を固めて決めている姿と朝礼の部屋に漂う、この緊張感が私は好きである。採点後の私への報告で専願希望者がどのようなスコアを出したか、知ることによって今日時点の専願合格手続き人数と入学者合計数値がより詳細に読めたと思う。まだ確定ではないが私はこの状況に大満足している。

 

2026年2月16日月曜日

臨時職員会議「来年度人事の発表」

 令和8年度高校入試業務が明日の1.5次入試をもって、滞りなく完了する目途が立ち、今日は「臨時職員会議」を持った。目的は全教職員に正式に「来年度の人事」を告示するためである。早く4月からの新年度の業務執行体制を組み、準備に入らないといけない。何時も高校入試の山場が終わってから極力早く行う。正規の職員会議が26日だがこれでは遅い。「新しい酒は新しい皮袋に盛れ」という格言があるように、新しい考えを表現したり、新しいものを生かしたりするためには、それに応じた「新たな組織の形や環境、それに対応する人間が必要」である。由来は新約聖書であるが、真実を伝えていると思う。「去年は去年、過ぎ去ったこと!今年は今年と新しい人で!」という「人と形の変化」が「人事」である。 


およそ、「組織にとって最重要なものは人事」であり、人事は「人の事」と書くが、まさしく組織はそこに属する人々で日常があり、そこには人事による組織活性化や人間模様が出てくる。それが人事の狙いでもある。昨年の人事は結構大きなものであったが、本年度も結構大きな人事になった。昨年度の目玉は入試広報部をトップ以下「浪速中学校シフト」を敷いたことであり、とにかく岩盤固い中学校の入学者を増やすためであった。この人事の結果は一昨年度と昨年と2年連続で「完全勝利」として新記録となり、後世語り継がれるのではないかくらいの成果を上げた。入学予定者は168人、そして今年は191人となった。高校も入学者が恐らく1000人前後となり、総在籍数は4月期首で3550人と、これまた大記録となる見込みだ。このように人事は成果が出て初めて評価される。 

校長に次ぐ副校長を高校に倣って、中学校にもおき、何れも教頭職を兼務とした。教頭適任者がまだ育っていないからである。現Y中学教頭は3年間の責務を見事に果たし、「上席指導教諭」として教務・進路関係と3Sについて知見を活かして貰うべく高校に戻す。又現I高校教務部長を教務部長兼務で教頭補佐に昇格させより広い目で業務を執行して貰う。大きな組織変革は「法人本部」組織を明確にしたことである。教職員も生徒数も増大し、授業料の完全無償化が国の施策として大々的に迫ってくることになった。本部長は私であるが、学校法人も法令順守等、実務体制強化を図る必要があると考えた。この為に新たに一部屋用意し法人事務局を設け、現Y事務長を「法人事務局長」として発令し、後任の学校事務長には入試広報部のK教頭補佐を当て嵌める。又事務室には現H事務長補佐を事務長代理として昇格させ、本法人で初めて「女性管理職が誕生」する。天空レストランの大改革は今年の目玉であり、この為に「(株)浪速教育振興(NEP)」に取締役事業部長として現事務職員のY氏を事務室兼務で発令する等々が中身である。 

成果を上げた体制を「一挙にひっくり返す」ような事をやってはいけないが、変えないと組織は硬直する。新しい酒は新しい革袋に入れることによって「人は育つし適性が見えてくる」ものだ。組織は常に「狙いを定めた人材の仕込み」が重要である。視点は「適材適所と育成」である。これをやらないから固定化し、組織は柔軟で無くなる。本校もようやく「有能な人材が多く育って」きた、彼、彼女らの中から将来のトップリーダーを育てていかねばならない。能力、見識、責任感、人柄、人望、頑健、とにかく花が有るトップリーダーが居ればその組織は生き延びていける。

2026年2月14日土曜日

心豊かに今日の「バレンタインデー」を迎えた

 心豊かに今日の「バレンタインデー」を迎えた。バレンタインデーの由来は物の本に拠れば元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌス」に由来する記念日で、愛と親愛の祝福の祭りとして214日(西方教会で固定)で家族、友人、恋人等でグリーティングカードや贈り物を送ること、チョコレートを贈ることが習わしらしいが、ご承知のように非キリスト教圏である日本においては伝統的に「男性が女性からチョコレートを貰う日」とされてきた。しかし私は天の神様から何時もこの日、「来年度の入学者数が大きなチョコレート」だと思ってこの日を祝っている。大体男性が女性からの贈り物を期待するなど私の思考には基本的にない。男は女に贈り物をするのが古来からの世界の共通概念だと信じ切っているからだ。 

そのバレンタインチョコだが、今朝も入試広報部のK教頭が部屋に来て先般の高校入試のその後の状況報告をしてくれた。男性の彼は何時も笑顔で大きなチョコを沢山持ってきてくれる。既に併願合格者が「やはり専願に切り替えます」と窓口に来られるなど専願が増えつつあるとの事で、その数は今朝段階で890人に近づきつつあるとのこと。専願一人は約併願10人に相当するからこの専願数は願ってもない多いチョコレートである。「一人勝ち」と言う言葉がある。独り勝ちとも書くが、いずれも「私学は一つ」のキャッチコピーに外れるから今年の入試は基準を少し見直したがそれでも約900人の高校新1年生に加えて、既に固まった中学入学者が191人だから、合計1091人が入学してくれることになる。これに「併願戻り」が加わり、「17日に行う高校1.5次入試の数値」を加えると更に膨れることになる。 



現在の大阪府の私立高校入試システムは監督官庁である大阪府私学課の指導の下、受け入れる教室と対応する教員、そして「条例による公立の募集人員」「私学の学則定員」という縛りの中で長い年月をかけて生み出されたシステムであり、全ての公立、私立高校の共通した公平公正なシステムである。大阪維新の会が導入した段階的な授業料完全無償化の施策は今や国の施策になった。「規制のない自由な学校選択が可能」とのポリシーは、逆現象として、今日の公立、私立共に選択結果に「大きな格差」が生じつつある。即ち定員割れである。

昨年度から入学金の納付も4万円のアップをお願いし、24万円としたが2年続けて生徒数の基調は変わらず、保護者のご心配はお金よりも我が子を良い学校に進学させたいという事であったと思う。浪速学院が目指してきた「グッド・スクール」が今評価されつつあることが嬉しい。哲学的思想で言えば「東大に何人?京大に何人?プロアスリート養成学校?」と言った進学実績やスポーツ実績が大きく輝いている、「卓越した、エクセレントな学校」ではなくても、ごくごく普通の総合的見地から「良い学校」で学び、「グッドボーイ、グッドガール」に成長することが、今の時代だからこそ評価基準の上位にあると思う。謙虚に今後とも我々は更に「良い学校」を目指して頑張って参りたい。



2026年2月12日木曜日

合否判定会議と受験生への通知

 今日で3日目、高校入試の作業は続く。本当に時間をかけて慎重に進めている。8時30分から拡大校務運営委員による「合否判定会議」を持った。資料が分かり易く整理されており、又各教科の教科長の説明がよくよく理解でき、「最終決定権者である校長の了」を受けて、原案通り確定した。最後の理事長コメントで中学校サイド、本校の現状と近未来に合わせて、今後合格判定基準も細部では動くこともあって良いと話した。「原則」を思慮しながら、一方では「柔軟性」をも持つことは重要な視点である。恐るべき勢いで「少子化は進展」している。固定観念に囚われているだけでは、生徒は敬遠し、又面白い特徴を有した生徒を逃すことになりかねない。 


しかし今日の会議の顔ぶれを見て私は何時も想うことが有る。着任した当時の判定会議は全教員が出席する「職員会議の形」であったが、私は「不合理」と判断し止めさせ、校務運営会議のメンバーと教科長を交えた会議にした。「学年、分掌、教科の代表教諭」が出る会議にわざわざ全員が出席する必要はない、「司、司に任せよ」という私の考えである。従って今日の出勤は全員ではない。そうでもしなければ教員の負担軽減など進む筈はない。「教職員の働き方改革」の一つでもある。本日、特段用事のない教職員は「有給取得奨励日」として休暇を取って貰い、入試で疲れた心身を癒して欲しいと思う。私は良い事をしたと誇りにしている。 

この「何でもかんでも全員参加の形」は本校では完全に薄れて来たが、多くの学校に今でも根強く張っている教員文化である。「私も一票を行使し、皆で決めた!」という一見して平等性、公平性に見えるが、実は責任回避ではないのか?と私は考えておりそれは幾分今でも頭の片隅にある。「赤信号、皆で通れば怖くない」だ。この論理が通るなら管理職など不要である。邪魔な存在だけだ。戦後から続いたこの左翼的思想?が戦後から徐々に学校を衰退させたと私は考えている。学校は組織体でなければならない。教職員一人一人が「社長さん」ではない。誰かが責任を取らねばならない。それが役員であり管理職である。しかしその風景も本校では今や見た目、完全に消え去ったと思う。 

合否判定が終了すれば結果を受験生に通達しなければならない。これも今年は大きな進展が有り、ITの威力で受験生には18時に「WEB発表」とした。部屋に100人近くもの教員が内揃い一人一人のペーパーを確認していた昨年までと全く異なった光景がそこにあった。合格通知も「ダウンロード」して貰う。封入作業ほど細心の注意を要する「大仕事」はない。もし宛先を間違って送ったりすれば「個人情報保護」の観点からアウトである。公立中学校宛と塾に対しては従前と同じく文書を揃え封筒への封入作業を継続したが、いずれ近いうちにWEB通知に切り替える。郵便局員が現金輸送車みたいに車で封筒を取りに来て頂き手渡す旧態依然とした「合格通知発送スタイル」はその内に消えてなくなるだろう。以上で本校の入試業務はまだ残ってはいるがほぼ95%以上が終了し「一件落着」した。この「安堵感がもたらす心地良い疲労感」は格別である。