遂に8月となった。本当に早い。時が飛ぶように過ぎ去っていく。神道の世界では6月31日は「夏越の大祓」として特別な意味を持つが、本校では「伊勢修養学舎」の終った7月末を1年の前半戦が終わった時として捉えている。高温多湿の我が国ではこの時期、毎日のこのうだるような蒸し暑さの中で生徒を教室に閉じ込めるのは酷だと考え、学校は休業とし、生徒には「夏休み」を与え、定常状態から離れて非日常の中で少し自由に過ごせるようにとの学校側の配慮は先人の知恵であり、教育効果を考えれば素晴らしい考えだと思う。生徒にも教職員にも余裕の時間を与えた方が良い。しかし今日的な学校では教室での授業こそ無いが、実際はあらゆる部門で自由な教育活動は継続いている。見た目は休みのようであるが実態はあらゆるところで様々に動いているのが実態である。
月替わりの今日の8月1日、昨日終業式があったが、生徒こそ夏休みだが教職員は通常の勤務である。もう世の中には「学校の先生は休みが多くあって良いね」などは聞かなくなったが、我々は生徒の夏休みの時でも仕事をしていますよ。現に今日でも一部の生徒は特別プログラムの中にいる。先に高校3年生の多聞尚学館での「魔の10日間、大学受験対策プレミアム合宿」があったが、今日からは高校2年生の「夏期勉強合宿」が始まる。私は集まった生徒へ激励の言葉をかけた。後刻多聞で校長からは正式の開講挨拶があるが、学院長としても一声掛ける。選抜した生徒60人を、期間は4泊5日、引率する教員は英語、数学、国語、理科、社会、情報で合計8人の先生方である。まだ受験までに2年間ほどあるが、ぼつぼつ「意識付け」をしておかねばならないし、学期で今一つ理解できていない部分を時間的余裕の中で「おさらい」するのは極めて効果がある。大学受験勉強のやり方を自分で考えさせなければならない。
今日から「Naniwa Global Academy」と称して生徒の希望者、新記録の数値になったが集まった87人に徹底した「英語漬け」の毎日を送らせる試みが始まった。今までは40人程度であったがほぼ倍増である。会話力の必要性がひしひしと生徒にも迫っていると感じているからこのように多くの生徒が集まったのだろう。8月5日まで「日本語使用禁止」の光景が続く。主管は(株)NOVAさんにお願いし、講師は世界各国から関西の有名な大学で学んでいる、言わば日本留学している留学生と講師のNOVAの先生、合計19人で対応してくれる。蓄積されたノウハウをベースに様々な試みを入れながら英語を「習うより 慣れろ」の精神で頑張って貰う方式だ。
8時30分に講師の方々を控室に招き入れ、ご挨拶した。記念に開校100周年記念の「天孫降臨焼酎」をお一人づつにプレゼントして生徒を宜しくとお願いし、その後会場に移って私は生徒に英語でスピーチをして激励した。こういう場合少し気障かも知れないがトップが英語で生徒に語ることが重要だと思って私はブロークンであるが英語を使って生徒に語るのが木村流である。大切なことは「努力」であり、5日程度で英語が上手く使えることには成らないが、「英語を使う勇気」が重要だと私は諭した。今回を契機に英語の学習に努力し励んで貰えばこの研修会の意義はある。私のスピーチを聴きながら生徒の顔は輝いていた。
