良い天気になった。「完全に春が来た」。今日は高校の新1年生の「新入生準備登校」の日だった。本校のみの独特な言い方であるが、6日の入学式前に様々な事前指導をしておくためのものである。「鉄は熱い内に打て!」ではないが、入学式やその後の生徒の姿を睨んでまず「浪速高校生になる前の段階」で指導をするのである。校内に入って来た新入生は正門付近で紙を渡され、それによって初めて「自分のクラス」を知る事になり、自分のクラスに急ぐ。そしてクラスで初めて誰が級友になるのか知る。まず今日の指導は大切な「姿・形」から入る。大体250以上の中学校から来ており、それぞれの中学で微妙にルールが異なるからそれを統一しておく必要もある。しかしそれにしてもまっさらな制服に身をまとい、靴もピカピカであり、極めてフレッシュである。この準備登校の雰囲気が心地よく、私は好きだ。
突然、一人の女生徒から「理事長~」と言って駈け寄られた。記憶に全くない人だが何で私の事を知っているのか?兄弟が本校に居るのかなと思った。実は兄弟姉妹は案外と多い。今日は「服装・頭髪検査」が主体であり、髪型や髪染めなどのルールも言っておかねばならない。「身だしなみ」指導も大切である。その他、神社への参拝の指導、校則の説明、校内見学を行い、最後は「個人写真撮影」だ。外部の専門家ではなくて本校の情報企画部が1052人の生徒を順次3つのブースで撮っていく。撮影機器はカメラを含め、全て学校で用意している。これらの写真は生徒証や生徒指導上で外部からの問い合わせなどで時に使われることもある。
私は新入生を見ながら満ち足りた気持ちになるが、まだまだ「幼い」感じがするのが良い。それが直ぐに「大人っぽく」成長していく。その変貌の様を見るのは学校勤務者の特権かも知れない。「4月6日が入学式」である。私は今式辞をまとめているが例年と大きな差異はない。逆に違いが有り過ぎるのも問題であるが。何時も決まり文句で神社の桜の大木が満開の花で貴方方を迎えると書くのだが今年は左辺も右辺の桜も花数が少なくまだ満杯ではないから入学式まで持つだろう。高校1052人、中学191人の合計1243人と言う極めて大きな入学式になる。私は1年に一度だけ、この日は「黒門付きの和服正装」で生徒に語る。式辞は既に頭に入っており、会場隅々、リモートの各教室にしっかりと届くように言語明瞭で頑張って行きたいと思う。この模様をユーチューブ実況中継で関係者に届けるべく全ての準備が整った。
