2026年10月28日水曜日

教育活動の中の「NIE」(Newspaper in Educationエヌ・アイ・イー)

 小さな課題だが、抱えているテーマは、その都度結論を出していかねば、それは「積み残し」となって山積みになって行く。最近、某私学がずっと行って来なかった中学校入試の為のプレテスト実施の導入を決めたとのニュースをゲットした。検定料も2000円請求すると言う。この私学は有力校で今でもトップクラスに位置する伝統中学だが少子化の進展を見越して新制度に踏み切ったのだろう。私が注目したのは検定料の取得である。本校は今まで取ったことは無い。確かに問題作成から印刷、採点、結果通知まで相当なコストがかかっているが無料、「ただ」にして来た。 

府内60校ある私立中で検定料を取っている学校は6校でそれ以外の40校は本校を含めて無料である。もともとプレテストをしていない中学は11校もある。入試広報の管理職と話し、短時間で「当面は無料でいくべし!」旨の結論を出した。内心的には検定料を頂くよりもプレテストそのものを無くする方向が正道であるような気もしている。60校あるうちと上位15番目に位置している本校が今頃になって「ぼつぼつ検定料を頂くか、」などと宣わって踏み切るのは私の姿勢に逆流している感じがしてならない。

 

今日は「新聞について」、少し思う処を述べてみたい。まず「NIE(Newspaper in Educationエヌ・アイ・イー)」という言葉が有る。学校などで新聞を教材として活用する活動で、1930年代にアメリカで始まり、日本では初めて1985年、静岡で開かれた新聞大会で提唱された。その後、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年の育成や活字文化と民主主義社会の発展などを目的に掲げて、全国で展開している。ただ「本校ではNIEは実行していない」。確かに「新聞の強み」は、事件・事故、政治、経済から文化、スポーツまであらゆる分野の情報が一網打尽に網羅されており、その一つ一つの記事は信頼性の高いメディアであることは間違いない。

 しかしだ。多くの学校でNIEが課程に、あるいは課程の一部でも継続的に有効利用されていないのが現実の姿であり、その理由も様々である。この答をここで書く余裕も私にはない。NIE教育は学習指導要領の理念に沿った学びであり、主権者教育でもあるが、子供たちの学びに、どのような形で新聞を生かしていくのか、私自身、答えはまだ得ていない。一方では膨大な情報が行き交うインターネット社会の中で、生徒は「瞬時に、単発のニュースはスマホから」得ているが、これは勿論教育ではない。現在3600人いる生徒の中で定期的に新聞に目を通す生徒はいくら位居るのか、正直今は調査さえしようと言う気も無い。

 その分、私は毎朝時間をかけて5大紙全てを「舐め回す」ようにして新聞の活字を追っている。中に注目する記事が有れば、秘書役に依頼して切り抜いて教職員に会議やこのブログで伝えている。新聞は私にとって最新のテーマと具体的な数値の把握を知らせ、熟考の時間を与えてくれ、背中を押してくれる。教育活動ではないがその前段階における重要なトリガーである。最近も「自転車通学におけるヘルメットの着用」について面白い記事が有り、副校長と生徒生活指導部長に検討を指示し答申を求めた。数値から見ると大阪は大幅に遅れている。「何故か?」。

2026年10月27日火曜日

「コントラバス・クラリネット」購入

 少しでも外部から経営資金を集めるべく、民間会社「(株)浪速教育振興」を設立して、まず昨年9月から「焼き立てパン・ブルショップ」を直轄経営し、今年の9月からは天空レストランもその形にしてきた。順調に立ち上がっており、「爪に灯をともすように」して外部資金の確保を狙って人材を投入し、「知恵と工夫」で精魂込めて営業している。今まで本校は公益法人としての補助金収入だけに頼って来たが、今やNEPを通じ、貴重な外部資金を得て来ているのだ。額は本当に小さいが「 小さな事からコツコツと」だ。しかし一方で微々たる外部資金を得ても、教育活動には比べようもない大きな支出が時にある。例えば吹奏楽部への楽器の準備には驚くような金額に私は驚く。例えば「コントラバス・クラリネット」という楽器が有るが、2年前に発注して漸く今日楽器が届き、部員への授与式となった。何と金額は「600万円」である。1台600万円ですぞ! 


素人の私には聞いたことも無かった名前だが、フランスセルマー社(Henri Selmer Paris)という楽器メーカーが有るらしい。1885年にアンリ・セルメールと言う人によって設立されたフランスの楽器メーカーで、サクソフォーンやクラリネットなどの管楽器を中心に製造している世界的なメーカーだと言う。クラリネットに関しては現在シェアトップのビュッフェ・クランポン社と同様ソプラニーノからコントラバスまでを製造、この中でこの度、本校はコントラバス・クラリネットを購入した。木製かつストレート管で製造をしているのは同社が唯一と言い、この楽器を持つのは今や「ステータス」だと言う。府内の私立高校でも持っているのは数校しかないと言う。セルマー製のコントラバス・クラリネットと言えば管楽器の中で垂涎の楽器と言う。私は全く知らないし、今まで聞いたことも無い。だから納期が長く2年、金額が600万円を超えた。 


吹奏楽部は学校に大きな貢献をして呉れてきている。入学式や卒業式、入試説明会など今や欠かせない。又このように楽器の充実に理事長が「大判振る舞い」するのだから部員も頑張ってくれて私が着任した当時は部員数が4人と言うぐらいだったのが今や100人を超える大所帯となり、学校の規模の発展に大きな寄与があった。私は積極的に理事長支援特別クラブとして「まず楽器の購入」を進めて来た。着任以来、投じた資金は定価で言えば7000万円を下らないのではないか。部員は励み、その結果、今や4年連続関西大会への出場権を手にし、後は全国大会への出場だ。 

「11月5日には奈良の橿原神宮での奉納演奏」に本校役員、部員、在校性代表、保護者を含め総勢350人の大部隊が拝殿広場に集結し、本校の吹奏楽部以外では演奏できない「海道東征浪速」を演奏吸する。楽器を持ち、演奏する生徒は100人を超える。街道東征とは初代天皇、建国の神とも言うべき「神武天皇」が日向の国美々津の港を出発し、艱難辛苦の上で奈良橿原の地で「日本と言う国」を建国された一大叙事詩である。昭和15年北原白秋作詞、信時潔作曲の交声曲カンタータを吹奏楽用に編曲して本校の「学院曲」にすべくプロヂュースしたのは私である。少しの時間を貰って当時の経緯を生徒に話した。部員の顔を見ると、お金はかかるが、吹奏楽部への支援について「つべこべ」言わないようにしようと決めた。それにしても楽器代って高いなーと思う。




2026年10月26日月曜日

「胆識」と「ガラスの天井」

 24日土曜日に開催された「高校の第1回入試説明会の詳細報告」を入試広報部のK教頭とS入試広報部長から受けた。既に概略は現場にいた私は把握していたが、はやり「フェース&フェース」で資料を観ながら目と耳で頭に入れるのは違う。私が見ているのは管理職のK教頭と入試広報部長のS先生の「仕事への向き合い方」である。この二人は大切な人材で、私は彼らの現在、過去、そしてこの二人の将来を何時も考えている。基本的にはお二人とも優秀であり、それ故に現在の職位にある。しかし、何時も私からの小さな小言、指導の言葉が途切れない。経験不足からくる視野の狭さ、見方の浅さ、熟慮の不足、要はまだ身についてない管理者としての「総合的センス」の不足かも知れない。私のハードルは高い。低くしたらそれでその人は伸びない。 


前回のアンケートから私が指導し、導入した例えば「動画の多用」は参加者から「評価されて初めて知ることになる。今期も早速反応が有り「動画の多さに驚いた」「動画が多く使われていて分かり易かったです」等々だ。これこそ「指示待ち族の典型」である。要は全体を俯瞰し、自己でPDCAのサイクルを回すことが出来ないのである。上司の指示を待つこと程楽な事は無い。男性女性に関わらず、自らPDCAのサイクルを回すには肝が据わっていなければならない。これが「胆識」だ。組織内にあって組織の外に出る勇気だ。外からしか内は見えない。先週の土曜日の拡大管理職会議で言ったこと事も実はこの事だ。管理職は時にアウトサイドに立ちインサイドを眺めよと。 

今日は「たんしき」と言う言葉と「がらすのてんじょう」という言葉について思う処を述べてみたいと思う。「胆識」、「ガラスの天井」と書く。胆識とは「決断力と見識」を表し、実行力を伴う見識を指す。一般には余り使われて言葉だ。ガラスの天井とは、女性やマイノリティが能力や実績にかかわらず、見えない組織的障壁によって上位職への昇進を阻まれる現象を指す言葉で、1978年にマリリン・ローデンが初めて用いた概念である。こちらは良く使われている。主に主に女性の昇進阻害を説明する際に使われているが、最近ではマイノリティ全般にも適用されている。 

少なくとも管理職と言う組織管理に当たっている人には胆識を求めたい。しかしどうも学校の管理者の中には程遠い人物もいる。仕事の大半は胆識がそれほどでもなくても大概の場合は優秀な部下が業務を上手くこなしているものだが、管理職が出番の「乾坤一擲の勝負の時」に胆識の薄い管理職の言動は私を大きく落胆させる。案外と女性に肝のすわった人は多いと感じる。 又本校におけるガラスの天井問題は全くないかと問われれば、正直言って「ありますね」と頭を垂れて認めざるを得ない。それを「もともと数が少ないから」などと反論しても意味はない。「優秀な人材が少ないので・・・」とかも人材候補を採用し、育てるという行為が薄かったと言われればそれまでである。 管理者が言い訳しても解決には至らない。

自分で言うのもおかしいが私は常に胆識とガラスの天井の破壊は心にあるテーマだ。特にガラスの天井を打ち破るために何もしなかった訳ではない。特に女性にはジェンダーと無関係に男の仕事中心的な生き様に対して、その他多くの降りかかる身辺の要因が多いのは事実である。今2人の女性事務職員が居られるが人物、能力、立ち振る舞い、全てに亘ってほぼ私どもを感服させる人材であるが、この方々には時間的自由度が最優先事項であり、何回も、執拗に、まず専任職員への採用を持ちかけて来たが固辞された。仕方なく我々は無期限雇用職員として現在に至っている。又優秀な一人の専任教員が居り、立派な先生であり、過去何回も管理職への道を向けたが「自分は生涯、教師で教壇に立ちたい」との希望に揺ぎは無かった。 

何とか女性が学校という職場で組織管理の管理者として活躍する浪速学院の時代を見据え、勇気を持ち、今後とも女性登用を果断に進めて行きたいと思う。本校で女性では駄目、女性は不要などの職場は一切無い。入試広報部長が女性であっても決しておかしくない。事務長が女性であっても決しておかしくはない。本校でも校長先生が女性である時代が早く来て欲しい。逆に女性陣にも申し上げたい。自己啓発を進め、覚悟を決めて組織を束ねるリーダーを目指して欲しい。天空レストランフードコートのレストラン部門も焼き立てパンコーナーも管理者は元来女性の方が向いており、その為、副店長を「外部委託の方式」で今実験中だ。成果を上げてくれており、校内で居ないなら外部から持ってくるしかない。ガラスの天井を打ち壊すのはまず自分の気概からではないか。頑張って欲しいと思う。本校では受け皿は完備しており、又天井に張られた素材にガラスはない。

2026年10月24日土曜日

傍聴席を設けた拡大管理職会議

 種々、学校を巡る課題が多く出て来た頃を見計らって私は拡大管理職会議を持つ。拡大とはライン及びスタッフ管理職とその予備軍となる管理補佐職(教頭補佐、事務長補佐、指導教諭等々)合同会議である。朝7時45分には始め大体20分から30分程度で終える。ただ今日はテーマが多くあり45分はかかった。又今日は3つの運動クラブの主顧問を離れた席に座って貰いこの拡大会議を傍聴して貰った。初めての事であった。会議の雰囲気と理事長の発言を生で聞いて欲しかったからである。言わば議会の傍聴席だと考えれば分かり易い。私は密室の議論は好まない。出来得る限りオープンに当事者に知らしめるのである。知らしめることは、「治める」と同義語と捉えている。 

テーマは①プログラム言語PHPの脆弱性から現在一部を除いて本校のホームぺージの閲覧を制限している案件の事②12月25日施行の日本版DBS「こども性暴力防止法」を受けての本校の就業規則付記など準備状況の事③11月5日橿原神宮での吹奏楽部「海道東征浪速」奉納演奏の事④NEP新事業「太巻寿司 神恩浪速巻き」商品開発の完了と外販準備の狙いの件⑤今後6Rにおいて定期的な中学生全員による全学年合同の昼食会の実施案件の事⑥運動クラブのスポーツ奨学生への対応について等々を拡大メンバーに共通認識を有することが出来た。特に最後のテーマであるスポーツ奨学生のテーマ7項については令和10年度から本格実施に移行すべく1年間かけて議論を含める事となった。両校長からも良い案である旨の発言があった。 


今日は「第1回高校入試説明会」が雨の中開催された。丁度受験生や保護者が登校される頃に雨脚は強く、心配したが欠席率は昨年よりも少なかった。しかし参加者は対昨年よりも幾分減少していたがこれは本校の併願校である府立高校3校が同じ時間帯で説明会があったからだと推察している。ただ個別相談件数は同じレベルだったから勢いは変わっていない。本校は今後11月7日、12月5日、12月12日と後3回あるが、学則定員(1000人)の遵守を強く求められており、併願者の数など当方ではコントロール出来ない不可抗力もあって悩ましい。校長、進路指導部長、生徒のプレゼンなど完成形に近いものだった。 


本校はネット環境が完備されており、中央館5階の特別室からオンラインで説明可能で受験生と保護者は入学後実際に入る教室でモニターから視聴できる。この方が大きな体育館よりは良く理解できると参加者からご好評をいただいている。私は各教室を回り様子を伺いながら安心する。勿論、自席でパソコンを打ちながら席横のテレビ画面から全てが確認出来るのであるがやはり現場に近い方が良い。一つ気になったのは5階の放送ステーションの後ろの幔幕の字体ローマ字部分にNANIWAにGoodSchoolを入れるべきと感じ、早速入試広報部に伝えた。これでも構わないがやはり格好良い方が望ましい。今は直ぐに手が打てるからやるなら直ぐにだ。現在の物は何処かの運動部にでも「払い下げ」すれば良い。 



 

 

2026年10月23日金曜日

本校の教職員に感謝し、そして望むこと!

 昨日の中央館6階の天空レストランを占有しての「中学生全学年の合同昼食会」は大成功を収めた。嬉しくて仕方がない。販売個数も売上高も新記録となったがそのような事よりも中学生が仲間とお母さんの作ってくれたお弁当の代わりに今日は13ものメニューを「給食的な昼食」として喜んでくれたことだ。我々は新米を用意し、値段も破格の値段で供し、おかずのグレードも上げ自信作を供給した。これこそ「食育」ではないか。大切な友達と同じ時間に「同じものを食する行為」は何ごとにも代え難い大切な一時である。それを中学生は体感した筈だ。「成功の裏には教職員と6Rの従業員の頑張り、応援・配慮が数多くあった」。その一つが食券と商品との交換場所を増やしてそこを教職員が臨時の店員さんとなって生徒に遇したことである。この成果で受け取るラインは殆ど並ぶことは無かった。生徒は1分でも早く食事を済ませグランドや校舎前の庭で遊びたいのであるから。 



本校は私立高校である。「私立の教職員は基本的に何でもやらねばならない」。今年10月専任職員に採用された男性の常勤職員は入試広報部勤務が本務であるが(株)浪速教育振興(NEP)の兼務で焼き立てパン・ブルショップの立ち上げと運営に努力し大きな成果を上げた。「何で僕がパンの外販をしなければならないのか?」などと思って向き合っていたなら、成果は上がらず、その結果、専任採用などあり得なかったと思う。この事は「本分の仕事もさりながら周辺の仕事への対応」が管理者から見られているということだ。「良くやってくれている人」とはこのような人の事を言う。 


現住所の仕事をまず押さえ、、仮の宿を多く持ってあらゆる仕事をしてこそ、私立の学校に勤務する教職員だ。ここが根本的に公立とは異なる「私立の強み」である。私の秘書業務を行ってくれている二人の男女の事務室職員はそれこそ本務以外に理事長の指示に対して「何でも、かんでもとにかく、素早く処理」してくれている。理事長秘書として最高である。この二人でどれだけ学校が前に前に進んでいることか!私立学校で勤務する教職員にとって、仕事の選択権は無いと考えた方が良い。これは一般的な法令で定められた事ではなくて、本校のみの「風土的」なものである。別にそうでないからと言って処分などはあり得ない。しかし教員はまず教室で授業、分掌業務、部活動の顧問、担任か非担任か、保護者との連絡、外部研究会等への出席など100面相の業務が有る。これを上手く優先順位を付けてこなしている人とそうでない人との差は学校への貢献度において現実に大きいものがある。この事を事務職員も深く自覚しなければなるまい。

 私立で働き、給与を受けている教職員に告げたい。①偉そうにするな、貴方方より立派な人々は世の中にごまんといる②その自信過剰はええ加減にして欲しい、私には貴方の実力はよくよく見えている③謙虚に、謙譲に、慎ましく振舞って欲しい④努力、努力、努力、勉強、勉強、勉強こそ学校で勤務する人の責務ではないか⑤学校の教職員は全ての役を演じる事の出来る俳優さんである。多くの顔を持って演じて欲しい⑥俳優はスターであり、身綺麗に華麗に凛々しくだ。⓻特にバイプレーヤーがいてこそスターが輝く⑧社会性を身に付けよ、礼儀礼節を忘れるな⑧気配り、心配りこそ組織人には必要である等々

本校の教職員は本当に皆さん、立派な教職員が揃っている。上述のような人物は居ない。当然私自身も対象者であり何時も自戒しているが難しい。しかし常に振り返ることを忘れてはいない。とにかく今日の浪速は歴代の教職員が作って来たことは間違いない。このような土壌であるから、この空気感に息が詰まる人は自然と去って行き、影も形もない。これが組織風土になる。浪速のカラーである。


2026年10月22日木曜日

第4回目となる浪速高校体育祭

 学校は小さなトラブルはあっても総じて順調に走っている。安定飛行でも途中、気流の影響で少しの揺れは起きるものだ。それを如何にかわし、安定飛行に戻すかが学校の教職員の「腕の見せ場」である。今日はまさに秋晴れを超えて夏日になった感じのお天気の中で高校の「体育祭」の日を迎えた。従来の陸上競技大会を開校100周年を一期として体育祭に衣替えして4年目になる。ネーミングも中身も少し変えた。先般行われた中学校の体育大会ほどではないが今日的な「お祭り的要素」を加味した体育祭に改称した理由は、入試広報部より「体育祭の無い学校」は「?」という問いかけがあり、確かに「硬派的な」記録重視の陸上競技大会をこの辺で変えるのもありかなと思い、一新したのだが、当初、時間をかけてまず会場探しから入った。

 結局、本校の生徒の数の多さや、交通機関、他校の長期契約とかで適当な場所が無く、ワンランクグレードを上げて同じ長居競技場の中で「ヤンマースタジアム長居」を借りての事になった。プロやレベルの高いアマチュアが使用するスタジアムであり、使用の制約もあるが仕方がない。朝からジリジリ照り付けるような暑さの中で開会式を迎えた。トラックのみの使用が許可され、あの世界陸上が行われた競技場であるし、セレッソ大阪のホームグランドであるが、何しろ収容人数は5万人を数える大きな競技場だから高校生徒数が3000人を超えても1/4スタンドで十分である。

 

大きなオーロラビジョンが2台もあったりして、本校の放送部がビデオ撮影した映像がそこに映し出され、IT化された「伸び伸びした体育祭」となった。競技最初の種目、100m走予選で号砲を鳴らした私は最後の種目「浪速No.1決定戦(浪速で最速)」で優勝した男子、女生徒それぞれに「理事長特別賞」として「焼き立てパン10個」を出すことにして校長に伝えた。私は仕事が無いより有った方が断然ハッピーなタイプだから、今後とも生徒の為に頑張って行くが、肉体の躍動する「若い生徒の走り」を見ると感嘆と自らを嘆息するばかりの歳になった。若いって事は素晴らしい。 



「お祭り的要素」を出すためにムカデ競争、玉入れ、大縄跳びや応援合戦等が新たに入れた企画である。これから5回、6回と続けて行くうちにプログラムの内容も変えれば良いし、本校らしさも出てきて、洗練された良い物になっていくだろう。チーム分けについては校訓である「浄明正直」から浄グループ以下直グループまで4グループにしているのは、中学校の体育大会が「太陽」「海」「大地」の3グループに分かれていることを参考にしたのである。1年生から3年生まで学年を超えて分かれた「団編成」で、生徒は自グループの揃いのTシャツを身に纏ったまとまりのあるお祭り的競技会となった。揃いのユニフォームはチームを纏める。制服やユニフォームが如何に大事かがこのことからも良く分かる。

 

又今日は中学生全員が「鬼の居ぬ間に…」ではないが高校生が長居スタジアムに行っているから天空レストランを借り切っての昼食会になった。この企画を中学校サイドが考えてくれて12時10分からの昼食時間は中学生で直ぐに満杯となった。事前に好みのメニューをヒヤリングして用意し、効率よく準備していたから大きな混雑とはならず、13種類のお弁当は804食分、焼き立てパンは102食と大きな新記録の売り上げ増に繋がった。日頃は高校生がメインで使う6Rであるが今後定期的に中学生昼食会日を設定して行くことを、私は中学生が歓声の中で楽しそうに食べている光景をみて思った。



2026年10月17日土曜日

第19回目となる「浪速中学校体育大会の日」

 今日は第19回目となる「浪速中学校体育大会の日」、着任して20年になるから19回目と言う事は翌年に直ぐにこの体育大会を始めたということだ。「中学校に体育大会が無いのは信じられない!」と強く叫んだことを今でも覚えている。あれから19年も経ったのかと思えば実に感慨深い。それまでは高校行事の陸上競技大会に言わば、中学生が紛れ混んでいたものを正式に体育大会として中学校の学校行事に入れたのである。中学生徒数も少なく手間暇を考えて省略したのであろうが、高校生主体で中学生の出番は少なく隅で遊んでいたような光景が目に入った事を今でも記憶にある。それで「有無を言わさず」実行した。その瀕死の中学校が今では大きく、60校ある府内私立中学の中で15番目に大きな発展途上の中学校になっている。生徒数も増えたから見ていても迫力ある立派な体育大会に育った。 


昨年は途中から雨のため、プログラムを変更しながら昼食抜きで通して行い、13時過ぎには全てのプログラムが終了するようにしたが、今朝は暑いくらいの絶好の体育大会日和となった。PTA会長以下多くの保護者が来られ、我が子を目で追い、スマホで写真を撮られていた。微笑ましい光景である。花形は午前の部の最後の演目「女生徒全員の集合ダンス」、プログラム最後の「男子生徒全員による空手道演武」だ。素晴らしい光景とはこのような事を言う。拝見する度に幸せな気持ちになる。




本校の体育大会はユーチューブでオンライン実況中継され各ご家庭の祖父母など今日会場に来られていないご家族にも配信されている。私は本部席と自室を行ったり来たりで生徒の活躍を楽しく観覧した。又閉会式ではサプライズで理事長特別賞として、優勝チームには焼き立てパン券を1人3個、準優勝チームには1人2個、3位のチームには1人1個プレゼントするのが恒例で生徒たちからは大歓声が沸き起った。

 

今日は10時から体育館にて、高校3年生の「指定校推薦内定式」があり、本校はこの日、保護者も参列して頂く。10月の中旬でもう進路先が決定したのだが、卒業までまだまだ先は長い。高校の場合は卒業式が終わっても3月末、厳密には大学の入学式までは高校が生徒を注視し面倒見ておかねばならない。大学入学式までの間は「静かに事前学習や資格取得」等をしてゆめゆめ、「ハイ、僕は進路が決まりました!」とバイクなどに無免許で乗って事故でも起こすと台無しになる。それに同じクラスの大半の生徒はこれから入試本番が始まる訳で「同級生を慮る言動」が同窓として重要であり、内定式ではこの辺も校長先生から強い指導があった。生徒を護るためだ。今日は土曜日だが中学は運動会?、高校3年生は指定校推薦内定式、1,2学年は「Saturday  Something  Special (3S)」である。「良い土曜日」になった。