2026年10月17日土曜日

第19回目となる「浪速中学校体育大会の日」

 今日は第19回目となる「浪速中学校体育大会の日」、着任して20年になるから19回目と言う事は翌年に直ぐにこの体育大会を始めたということだ。「中学校に体育大会が無いのは信じられない!」と強く叫んだことを今でも覚えている。あれから19年も経ったのかと思えば実に感慨深い。それまでは高校行事の陸上競技大会に言わば、中学生が紛れ混んでいたものを正式に体育大会として中学校の学校行事に入れたのである。中学生徒数も少なく手間暇を考えて省略したのであろうが、高校生主体で中学生の出番は少なく隅で遊んでいたような光景が目に入った事を今でも記憶にある。それで「有無を言わさず」実行した。その瀕死の中学校が今では大きく、60校ある府内私立中学の中で15番目に大きな発展途上の中学校になっている。生徒数も増えたから見ていても迫力ある立派な体育大会に育った。 


昨年は途中から雨のため、プログラムを変更しながら昼食抜きで通して行い、13時過ぎには全てのプログラムが終了するようにしたが、今朝は暑いくらいの絶好の体育大会日和となった。PTA会長以下多くの保護者が来られ、我が子を目で追い、スマホで写真を撮られていた。微笑ましい光景である。花形は午前の部の最後の演目「女生徒全員の集合ダンス」、プログラム最後の「男子生徒全員による空手道演武」だ。素晴らしい光景とはこのような事を言う。拝見する度に幸せな気持ちになる。




本校の体育大会はユーチューブでオンライン実況中継され各ご家庭の祖父母など今日会場に来られていないご家族にも配信されている。私は本部席と自室を行ったり来たりで生徒の活躍を楽しく観覧した。又閉会式ではサプライズで理事長特別賞として、優勝チームには焼き立てパン券を1人3個、準優勝チームには1人2個、3位のチームには1人1個プレゼントするのが恒例で生徒たちからは大歓声が沸き起った。

 

今日は10時から体育館にて、高校3年生の「指定校推薦内定式」があり、本校はこの日、保護者も参列して頂く。10月の中旬でもう進路先が決定したのだが、卒業までまだまだ先は長い。高校の場合は卒業式が終わっても3月末、厳密には大学の入学式までは高校が生徒を注視し面倒見ておかねばならない。大学入学式までの間は「静かに事前学習や資格取得」等をしてゆめゆめ、「ハイ、僕は進路が決まりました!」とバイクなどに無免許で乗って事故でも起こすと台無しになる。それに同じクラスの大半の生徒はこれから入試本番が始まる訳で「同級生を慮る言動」が同窓として重要であり、内定式ではこの辺も校長先生から強い指導があった。生徒を護るためだ。今日は土曜日だが中学は運動会?、高校3年生は指定校推薦内定式、1,2学年は「Saturday  Something  Special (3S)」である。「良い土曜日」になった。



2026年10月16日金曜日

(株)エイチ・アイ・エス社長 澤田秀太氏

 今日は重要なゲストが本校を訪問して下さった。お名前は「澤田秀太」氏と言い、旅行業界の雄であるHISの現社長である。HISの澤田さんと言えば直ぐにあの有名な創業者の澤田秀雄氏がピンと来るが、そのご長男である。ご経歴は1981年、東京のお生まれ、45歳、バリバリの若手経営者。学習院大学経済学部を卒業後、2005年に日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に入社され、その後、2006年に澤田ホールディングス取締役に就任し、子会社の証券会社の取締役も兼任されるなど、「帝王学」を学ばれ、2020年にHIS取締役として着任された。本年2026年の1月28日付でHISの社長に昇格され、凄腕の父君の後を継いで現在は代表取締役社長として経営全般を担われている新進気鋭の若手プライム上場企業の経営者である。 


HISは本社を東京都新宿区西新宿におき、資本金1億円、売上高連結3,731億円(2025年10月期)従業員数連結12,710名(2025年10月期)、東証プライム上場企業で、私はどのようなお方か大変に関心があったが、本日実現した。父である澤田秀雄氏は会長・最高顧問として経営に関与され現社長をサポートされている。私の想定通り、長身で爽やかなお方であった。お話の中でアメリカのロスで自動運転を経験され、「自動運転は有る面、人間の手よりも安全かも?」と言うお話に気が行った。ICTに強いお方である事が話の随所で想像された。今後とも新しいHISのトップとしてご活躍を祈念申し上げたい。最初は私の執務室にご案内し、懇談したが大いに盛り上がり、本校100周年記録映画「夢の軌跡」を観て頂き、その後主な校内施設をご案内して最後は中央館6階の天空レストランにて焼き立てパン・ブルショップ提供の「アメリカンクラムチャウダーとクラブサンドイッチ」のクイックランチで共に同じものを食した。私の心からのおもてなしである。職員が気合を入れて作ったランチは大変に美味で皆さん、喜ばれていた。 



本校の海外修学旅行を15年に亘って一手に請け負い、見事に成功させて頂いた大阪のHIS教育旅行部の社員さんの頑張りについて社長に御礼を申し上げた。大阪府内で250校以上ある私立、公立高校の中で今やトップレベルの大規模校になり、その修学旅行をエージェントとして無事故でここまで来たのは尋常な事ではなく、HISさんの現場のお力のお蔭であると申し上げた。今沖縄で起きた修学旅行中の京都の高校生が事故で一命を落とし、大きな社会問題となっているが、本校もHISさんとタイアップして今後とも万全の態勢で行かねばならない。本年の海外修学旅行は来月の11月13日に出発する。 


今日は17回目となる焼き立てパンブルの外販日であり、食パン180本、惣菜パンは新作の5種類を入れて11時より売り出したが丁度同じ時刻頃に学校に到着され、澤田社長は神恩食パンを購入して下さった。私は学校が何故パンの外販をしているかと言う経緯をご説明したが、お顔を「なるほど」とご納得されたご様子であった。そして前述したようにランチはブルショップ提供であるから社長さんにすれば、浪速の思い出と言えばお出迎えからお見送り迄「パン」であったからこれもご縁だ。お互い大切な人と同じパンを食する機会を得ることは幸せな事である。「朋有り、遠方より来る、また楽しからずや」になれば良い。私は新校舎に焼き立てパンコーナーを作って良かったなーとこのような時につくづくと思う。パンの販売が伸びるに連れて本校は大きくなってきた。









2026年10月13日火曜日

組織の一枚岩とは?

 連休前の10日に行われた浪速中学校の「第1回プレテストの総括報告」が今朝ほど入試広報部のK教頭と部長のS先生からもたらされた。同時並行でプレテストの結果の判定会議を持ち、最終決定した。手順は何回も実施してきたから出来上がっている。要はⅠ類とⅡ類の合否判定のラインをどの線に置くかと言う事である。双方の資料の纏めも上手く出来ていた。その中味は私を大いに満足させハッピーな気持ちにさせた。欠席者率は少し多かったが実参加者は対昨年をわずか1名超えた。昨年は191人と言う大きな入学者の数値であったが、これは35人学級―5クラスの175人を大幅に超えていたことが私を悩ませていた。このアラウンドで何回も言及してきたが「ここで浪速中学校は大きく舵を切り」、質的転換を図る必要がある。今朝判定会議があったがその大方針を判定結果に反映した。 


特に今回の入試説明会で「動画をもっと多用するように」と指示を出していたが、その結果が保護者アンケートに打てば響くように、“学校内の子どもたちの様子や行事などが映像を用いて分かり易く、良く理解出来ました、検定にも力を入れておられえるので是非子どもには本番で受けて貰いたいと思いました。”“又根幹部分に神道が有り、又道徳教育を高いレベルで実践させているところに非常に魅力を感じる。GOOD SCHOOLとは「楽しい学校である」とお聞きするたびに是非息子に通わせたい。私も中学生の時に貴校で学びたかった。”等々などは「我が意を得たり」で、歓喜させるものだった。意識して訴えたものが直ぐに跳ね返ってくるようなプレゼンこそ相手の事を考えた親切というものだ。本校の説明会は今後ともこの方針で前に前に進めて行く。静止画より動画の方が相手に届く!

 

組織や集団がしっかりとまとまっている状態を「一枚岩」と時に表現する。もともと「一枚の板のような岩」を指す言葉だが、現代では比喩的に「組織や集団がしっかりとまとまっている状態」を表す。具体的には、内部に分裂や対立がなく、全員が同じ目標に向かって協力し、強い結束力を持つことを意味しており、例えば、「一枚岩の結束を誇る」という表現は、チームや組織の団結力を強調する際に良く使われる。私はこの20年間、浪速は一枚岩と言われる様に組織管理を行って来た。だから今が有ると思っているのだが、天空レストランを直轄経営にしてから6Rは一枚岩とは言い難いと思うようになった。トップの職務命令が届きにくく、又仕事が遅い。これでは今後の重要な「生徒への食育」に自信が持てない。新しい職場での不慣れも有るのかも知れないがこれでは課題解決には勝てない。今朝ほど人事の微修正を図って後押しすることを決めた。


2026年10月10日土曜日

浪速中学校第1回プレテスト(入学対応模擬試験)

 遂に来年度中学入試の重要な局面である「第1回目の浪速中学校プレテスト」の当日、10月10日となった。同時並行で今日は第5回目の中学校長の主宰の入試説明会もあった。その昔は土曜日の午後14時始まりであったが「働き方改革の推進」「3Sの導入」等で数年前から午前中に変更出来た。とにかく「3S」が順調にスタートしたので入試関係企画は大体午前中に行っている。受験者はわずか1名だが昨年を上回り、新記録となった。昨年が191人-5クラスの入学者だったから悪い傾向ではない。 

説明会会場も西館と中央館の2か所を使ったオンライン説明会の形をとった。両会場を回って真剣にプレゼンを聞いて下さる保護者を見ると本当に嬉しくなる。私立中学はとにかく今日から来年3月末までの土曜日は小緊張が継続する場面が毎週、毎週続く。私立学校の宿命とも言えるが、逃げる訳に行かず、堂々と受け止めて誠実にやるしかない。午前8時のキックオフミーティングに参加したが、校長先生の話の内、「受験生は皆さん、さん付けで呼びましょう」との指導が胸に響いた。最後のスピーチで私は敢えてこの事に言及した。 


校長以下現場が良くやってくれている。お題目みたいに同じような事を上から目線で今や言う必要も無くなった。最もまだ本番の入試ではなく、1月の本番入試前の「模擬試験」みたいなものだが、浪速中学校に関心があればこそ参加してくれるのであり、実質的には本番みたいなものだ。今回と11月の第二回プレテストの参加者から明年4月の入学者のお顔が見えてくるだろう。まだ幼い小学校6年生が受験生であり、二科目受験と三科目受験に向き合ってくれている光景を見ると、とにかく対応には笑顔で、優しく、慎重に、大切に、と思う。 

旧制浪速中学の創立から通算して来年は104年目となり、浪速中学校単独の新校舎の竣功から3年目の受験である。まさに月日の経つのは早い。今朝の参加者確定数値を見て、まずは大きな安堵を得たが、前述したように次は第2回目のプレテストの参加者の数を如何に多く集めるかである。今日の1回目を受験した生徒の中には2回目もとダブルで来るから今後の入試広報部の視点は2回目に「如何に新規の受験生を取り込むか」である。1回目は他の私立中学で受験したが2回目で受けた浪速中学の方が自分に合っている、良さそうと感じて貰えるように努力すれば勝ちである。 


とにかく義務教育ではない私立中学受験は変動要因が多く、複雑であるが「チャレンジング」であることは間違いない。浪速高校に「中学があって良かった!」と思って貰えるようにと中学校関係者は張り切っている。高校授業料無償化の波は私立中学にも影響を与え、私立中学ブームの波は徐々に到来すると思う。既に来ているかも知れない。浪速中学校は「今こそ体質転換を図る時」だと考えている。現在府内60校ある私立中学のポジションは15位であるが、今後は数ではなくてその質で評価されるように頑張って欲しいと思う。5クラス175人定員一杯を「ポテンシャルのある生徒」で埋めて欲しいと思う。

2026年10月9日金曜日

組織トップの主な仕事はトーク(しゃべり)かも?

 組織の長は自らの口で言葉を選び、トークの相手に分かるように話さないと仕事をした事にはならない。組織の大小に関わらずだ。長の仕事はトークだと言っても過言ではない。私の場合、時には朝から夕刻まで途中場面が変わりながら「しゃべってばかり」の時もある。これがしんどくなるとその職位から離れなければなるまい。トークと書いたが、場合によってはカンファレンス(面談)オーダー(命令)、コンサル(相談)、アドバイス(助言)、グリーティング(挨拶)レポート(報告)等々局面によって様々である。ケースによっては一回のトークの中で以上のようなものが混在するトークはママある。頭を整理し、くるくると回転させながら、相手によって話す内容が変っているから間違えないように、適切に、相手に分かるように、簡潔に、丁寧に、話すのも才であり技能である。 

昨日、重要なお客様が来校された。アインス体操クラブのT社長さんで、お若いが体操界の指導者として有名である。本校とは9年のお付き合いがあり、有力な小学校6年生を推薦して送り込んで下さっている。創部8年で今や中学校体操競技の部では大阪代表の一角に並べるようにご指導とご支援を頂いてきた。当然私たちもWIN―WINの関係で助け合ってきた。来年度も優秀な児童を送って下さると言って頂いたが、ただ選手の実績と将来性を見ながら学校として少ない財源を女子体操部員に回して行きたいと思うが今や全国区レベルのクラブも多くなり、財源の分配に苦慮する局面が出て来た。しかし今後とも果敢に、そして慎重に進めて行きたいと思う。ポイントは実績と将来性を鑑みて差別化を図ることで、児童生徒、一律支援とはならない。本校にとって初めての市内の民間クラブとのコラボであり、今後少子化の中でこの成功した形が大きく手を振って学校と言う枠を支えるものになると思っているからである。今日の「面談」で明確にこの点をお伝えした。 


今日はPTAの希望者を募ってのPTA主催の「社会見学会」があった。私は集合場所に赴き、ご挨拶した。京都嵐山散策で「生地から作る生八つ橋とお抹茶体験」である。昼食は嵐山レストンで「京おばんざいバイキング日向萌」とあった。秋の快晴の一日、先の浪速祭で獅子奮迅のお働きをして下さったPTA役員の方々である。偶にはこのような「安息の一日」があっても悪くはない。私はささやかだが、帰りのバスの中で皆さんにお土産をお渡しするようにPTA担当の教員に言づけた。「楽しいストレス発散の日」となりますように皆様にご「挨拶」して送り出し申し上げた。 



その後、中央館6階の焼きたてパン・ブルと天空レストラン(6R)の皆さんが先週催した食事会の御礼にうち揃って来て頂いた。皆さん、良いお顔をされていた。大切な人と同じものを食する食事会は双方の距離を縮める。特に直轄経営に移行して1カ月強が過ぎ、お互い「気心」が分かって来た。私は天空Rの方々に11月一杯、「多能化の為の訓練」を図って欲しいとお願いした。これは職場の働き方改革の一環である。固定した仕事を何年もやっていると「マンネリ化」しそのような仕事には発展性は無いとも申し上げた。ローテンションして、今の仕事を変えるように具体的に「指示」を出した。今日は面談や挨拶ではなく、組織トップの「職務命令」と言っても良い。


2026年10月8日木曜日

「硤合先生、ノーベル化学賞授賞!🎌🎌

 昨日、仕事を終えて帰宅し、何時ものようにNHKテレビを付けたら速報として日本人が今年のノーベル化学賞を受賞すると速報が出た。お名前は「硤合憲三」氏と有ったが、私は最初から姓を「そあい」と読めなかった。この「硤の漢字」は今まで触れたことのない文字であった。この読めない、だから書けない漢字が今朝までずっと頭に残った。又19時からのNHKニュース7では手書きで書いたものと見ゆる授賞理由の根幹、「不斉自己触媒反応」を発見したと言う解説者の説明はNHKのキャスターも含めて「しどろもどろ」で何のことか「チンプンカンプン」、説明する側も聞く側も全く理解出来なかったのではないか。でも私は日本人がノーベル賞の授賞のニュースに極めて誇らしく嬉しかった。

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2026年のノーベル化学賞を東京理科大の硤合憲三名誉教授と仏パリ南大のアンリ・カガン博士の2氏に授与すると発表し、授賞理由は「不斉有機合成における非線形効果と自己触媒反応の発見」であるとネットでは報じている。一般的には「硤合(Soai)反応」と呼ばれているとの事であった。この解説を私がここで書いても仕方がないし、大体理解できていないから書けない。硤合先生は1950年、広島県生まれ。74年東京大理学部卒、79年東京大大学院理学研究科博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員や米ノースカロライナ大博士研究員を経て、81年東京理科大講師、86年同助教授、91年に同教授。2012年紫綬褒章、23年瑞宝中綬章、25年日本学士院賞。経歴で見るように頭脳明晰、実績ありのバリバリの研究一筋の学者である。今まで全く存じ上げなかったお人である。 



今回の事で私は今更ながら「基礎研究の重要さ」を思い知った。今回の事も「生命の起源」という一大命題に繋がると言う。こうなると更に分からない。でもそれで結構である。世の中にはこのような基礎研究を何十年も継続している先生が居られ、このような研究者を我々は重要視し、尊重し、大切に遇しなければならないと思う。日本からのノーベル賞受賞(米国籍を含む)は、25年の坂口志文・大阪大特別栄誉教授と北川進・京都大特別教授に続き3年連続。個人では計31人目であり、とにかく、このノーベル賞と言う賞は我々日本人を感激させ感動させる。とにかく日本人であることを誇らしく思う。スーパーで買い物中に授賞の電話をスウェーデンから受けたと言う。フレンチレストランやゴルフの練習中ではなかったことが又嬉しい。それにしても硤合先生76歳、立派な味わい深いお顔をされている。又別のアラウンドで書きたいがお話しされた中身が凄い。「硤合語録」と呼びたいと思う。とにかく尊敬に値するお人柄、人物であると直ぐに分かった。

学校は昨日2学期の中間試験が終わり校内は通常状態に戻った。「明日の9日(金)はPTA社会見学会」であり、大型バス二台で京都嵐山に向かう。メインは生地から作る生八つ橋と抹茶体験であった。興味ある企画であり、元々私も参加する予定であったが、昨年は高校校長だったから今回は中学校長に代わって貰った。来年は私が参加しようと思う。

「10月10日は浪速中学校の第一回プレテストの日」であるが、入試広報部のK教頭先生の報告によると、今朝段階で丁度昨年の申込者の数値と全く同じ数値となった。良い傾向であるが、はやり「11月14日に行う第二回プレテスト」も受験する「ダブル受験」の数が強い本校志向と考えて良いからまだ即断は出来ない。しかし現時点で安心して見ておられることが嬉しいニュースだが私の嬉しさはまだ「硤合先生のノーベル賞授賞」ほどではない。




2026年10月6日火曜日

「スポーツ特待生制度」をここで立ち止まって考える!

 学校には「スポーツ特待生制度」と「スポーツ推薦制度(本校では一芸入試)」が一般的にはある。多くの場合は高校や大学入試の際の基準であり、義務教育段階の中学入試に適用するのはまだ公的に一般的ではない。公立中学校ではあり得ないが私立中学の中では本校も含めてこの制度を有して学校はいくら位存在するのか当方にその知識も関心も無い。中でもスポーツ特待と言うのは特定のスポーツに打ち込み、客観的に見て高い成績・実力を持っている生徒を優遇して入学させる制度であり、スポーツ特待生に選ばれることで、一般入試、入学と大きくかかるコストを抑えつつ、高校や大学への進学が可能となる極めて魅力的な制度である。

 この制度は学校、大学単位に詳細は異なり、当然公的機関のお墨付きを得たり、定められたルールや基準などは無い。そのため基本的にスポーツ特待生制度の内容は、学校ごとに独自に決められている。スポーツ特待生は主に入学金や授業料の免除など、経済的な支援が基本である。又学校によっては試験が免除されたり、面接や論文だけで合否を決められたりと、より充実した優遇措置が取られているケースもある。本校の場合は「教育相談」という関門をクリアして頂く必要がある。 

これらの制度は各教育機関の目指す方向に合致すれば、学校、大学として大きなネームバリューを上げ得る効果を期待でき、それが好循環して翌年度も優秀な戦績を残した生徒が集まる学校になる可能性がある。しかしそのようにして所謂良い生徒ばかりを釣り上げ、公式戦で良い戦績を上げることが大学(プロ志向が基本)はさておいて、高校段階で適切かどうかの議論は昔からあった。この議論が「全国私立高校授業料完全無償化施策」の中で又大きく今後で表に出て来ないとも限らない。授業料が税負担で100%無償化になった今、私立高校が公立で出来ないやり方で税金を使ってスポーツ特待制度で優秀な生徒を金銭的魅力で集めることの是非が出てくる可能性は高いと考えておいた方が良い。 


私は昨日の朝、大きなクラブやスポーツ特待制度の適用を受けているクラブの主顧問を呼び、詳しく①スポーツ特待が経営に与えている経費的影響、②クラブ単位の特待生の数の現状と有り得る限界、③折角適用した生徒の生活指導上の問題の事例、④学校全体としてのこの特待制度のガバナンスの在り方など総合的に見直し、⑤原点に立ち戻り、27年度入試から再度「再スタート」する気概で頑張るように指示を出した。これらは学校経営に直結するテーマであり、今までの理事長・学院長直結のテーマとはせず、まず校長管轄のテーマとし、第二決済は資金管理の責任者である理事長とする旨も述べた。今までは入試広報部の管理職が数を取りまとめるだけの形から一歩大きく改善する。午後の校務運営会議でもこの話を持ち出しオーソライズした。

クラブ顧問は本当にここ数年よく頑張ってくれた。だから「今日の浪速が有る」と言っても過言ではない。しかし経営とは先行きを考え、リスクを低減し、あるべき姿を常に立ち止まって振り返ることも必要である。これは理事長・学院長の大きな責任である。理事でもある両校長が経営的視点、校務運営的視点の両方で過去を分析し、27年度入試から適用して再出発するのだ。クラブはあくまで①クラブ顧問の先生方の指導力と人間性に尽きる。まずこれが有って②次に「完璧な練習環境の整備」である。次いでクラブ員への戦績に拠る③「祝勝激励金や打ち上げ会食」など見た目に分かる「勝どきの場」を持たせる。本校は完璧に行って来ている。その上に加えて「スポーツ特待制度まで必要なのかという私からの突き付け」である。確かにクラブ成績は勿論大阪代表は言うに及ばず、全国大会でも優勝の常連校となっているクラブは3クラブもある。今、足跡を振り返る意味と今後の方向性を確認する意義は大きい。