8/15、8/16と催された「大阪私立学校展」の正式報告を昨日早朝、入試広報部のK教頭から受けた。昨日は色々と用事が有ってこの重要な私学展についてこのアラウンドで触れる事が出来なかったから、今日少し書くことにした。主催者発表数値で言えば今年の来場者数は2日間合計で23372人と昨年度の21668人から1704人の増加である。確かに会場の熱気は凄かった。しかし一昨年の数値を持ち出して比較してみると1昨年が19288人だったから対昨年、増加は2380人となる。即ち、昨年は2380人の伸びが本年度は1704人と500人弱減少している。これをどう見るかである。
「揺り戻し」という言葉が有る。時計の振り子の揺り戻しみたいに、一度ある方向へ大きく変動したものが、また元の方向にもどることを言うが、株の売買における取引用語で、相場が売られすぎたり買われすぎたりした後に起こる、反対の動きの方が分かり易い。昨年は政府の決定した国策としての「私立学校完全授業料無償化」の影響がもたらした大きな振り子の動きが依然としてあるにはあるが少し揺り戻していると考える事も出来る。社会には「公立応援の合唱」の声も大きくあり、肝心の公立高校もその気になって攻めて来ているだけにこの揺り戻しは私学側にとって注目しなければならないと思う。しかし私は過程の途中であり、それほど心配はしていない。「私学への水の流れ」は依然として強く、まだまだ続くと思う。
今年の本校の相談件数は、昨年よりも増加しており、全体が減少の中で少しだが増加している現象は依然として受験生や保護者の関心が高い証左と言える。本ブースも別室ブースも常に満杯であった。確かにアンケートには「男女共学の人気校の一つと伺い、来ました」とか「浪速が良いと塾から勧められました」いう記述が多かった。加えて「学校5日制」については極めて良い反応があったという。又土曜日の新しい教育の在り様である「Saturday Something Special (3S)」が多様な入試や社会への対応力のある人材育成と言う点で高い関心を頂いている。ブースはやはり毎年多くの入学者を得ている学校が「門前市を成す」状態であり、「閑古鳥が鳴いている」と言わないが、現実には両極端に分かれていた。集める学校はそれなりの特色が有るのであって意味もなく受験生が来ているのではない。
今年度は女子生徒の相談件数が男子生徒を凌駕した。これは一昨年度の傾向であり、嬉しいニュースであるが、浪速高校は学則定員の1000人を順守しなければならないから今後の学校説明会での参加者の男女比と学力レベルは耳目を使い脳を働かせる必要がある。一昨年度みたいに1152人などの入学者は教室も不足する。女子の増加は全体の増加に繋がるだけに要注意である。私学展は「お祭り」みたいな面はあるが凝視すると様々な事が見えてくる。他校の状況ではKF、MG、JS、KO、OG、OG、MJ、KA列の高校等が、活気があったがこれらの学校は昨年と全く変わっていない「同じ顔触れ」である。強い学校は毎年強い。
一応人気校と言われるようになった本校であるが、今後とも大学系列に入らず、単独派として生き延びていく覚悟だ。中学から大学まで系列の路線が出来ていることが果たして生徒の為に良いのかなと思う気持ちがあり、現段階で方針などはない。しかし将来、何処かの大学系列に入らざるを得ない可能性は排除出来ないから、その時は果敢に打って出る。その場合は「都心の有名大学、あるいは海外の大学との連携も大きな選択肢」になるだろう。





