2026年9月5日土曜日

今日は土曜日、しかし学校は行事が盛り沢山!

 今日は土曜日だが「学校は盛沢山の行事で忙しい日」となっている。朝8時30分、高1のトップ80名が「国語トップ80」と題した多聞合宿学習に出発した。4人の国語の先生がまず高校生活の初期から「国語と言う教科」について大学入試を意識させる学習合宿だ。このような企画は嬉しい。教員団のリーダーのN先生が熱い。私はこの熱さを評価している。国語と言う教科の重要性を語り、私は大いに激励した。後刻高校校長が激励に多聞尚学館に出かける。「おやつの差し入れ」を持参される。頭を使う時には脳に糖分を入れなければならない。 


次いで10時からは体育館で「高校2年11月の海外修学旅行の保護者説明会」があった。会場の保護者の方々を見るとその多さに驚いた。しっかりと準備して成功させなければならない。スペイン、イタリア、パリ、イギリス、ドイツ、シンガポール・マレーシア、オーストラリア、付き添い教員にエージェントのHISのご担当も頑張ってくれており、「無事に連れて行き、無事に連れて帰る」が合言葉である。 


とにかく2学期は8月24日の始業式以来、重要な行事が多いが、極めて順調に飛行している。来年度入試の「問作(問題作成)」と「試答」が一応終わった。試答とは問題を作成した先生とは全く別の先生が実際に問題を解いてみて不具合な部分を探し出す作業を試答と言う。このようにして推敲を重ね、厳密に作成された入試問題はどのように保管し、今後の取り扱いをどうしているか、ここで書くほど愚かではない。9月に入って1日に新装開店「天空レストラン」のセールスプロモーションを行った。大成功であった。翌2日には「塾長様対象の入試説明会」を実施し多くの塾長様にお越し頂き、誠心誠意努めた。学校は極めて良い雰囲気で推移している。特に1日の6Rオープンの時に生徒が殺到した光景は私を感動させた。


 
今日は浪速中学校の「プレテスト事前講習会」の日であるが、面白いことに昨年と全く同じ数の参加希望者となった。まあ、有り得る話だが何か愉快だ。このプレの講習会は本校受験を希望する小学校6年生へのサービス業務であると言っても良い。本番のプレテストの前月にここ数年の実践から「傾向と対策」を実際の問題を使い特訓するのであるが、今年の参加者は少子化進展の中で昨年並みの数が出ている。本年度は入学者が私立中学60校中15番目に多いポジションを得たが、徐々にではあるが「浪速中学校の存在感」が高まっている感じがする。現場を回っても極めて良い雰囲気なのが嬉しい。とにかく入試広報部や中学校の先生方が頑張ってくれている。 


昨日の朝刊各紙は一斉に「最低賃金56円上げ1177円」の見出しが躍った。朝日だけが1面トップ記事の扱いであった。「全国平均過去2番目の上昇幅」が中見出しであった。トップが東京都1280円、次いで神奈川1279円、3番手が大阪の1231円で1200円台はこの三つ。最低額は宮崎の1085円、沖縄1086円、高知1086円とあった。加重平均の地域間格差は8円縮小され、又適用される発効日は10月1日からが37都道府県と昨年度の20から大幅に多くなっている。厚生労働省の諮問機関「中央最低賃金審議会」も頑張って社会的なムードが押し上げたと思う。ただ今後は伸び率が少し落ちるかも知れないとあった。本校は10月1日から発効させ、教職員、NEPの契約社員等対象に11月支払賃金から収入増になるように仕組んでいく。 

今日のSaturday  Something  Special (S)では目玉として「1S特別講座」として大阪天満宮文化研究所」、所長の高島幸次先生から「天神祭りの歴史と楽しみ方」と題してご講演願っている。理事長指定の特別講座であり、予てから一度高島先生のお話を生徒にと思っており、今年の天神祭りも終わって先生に時間的余裕が出来たことで実現した。主担当の上席指導教諭であるY先生は美術の教師でもあり、何と「チラシ」を作ってくれていたが、その出来は素晴らしいものだった。 



中央館8階の視聴覚教室を使って約80人程度の生徒になった。高島先生のお話は大変興味あるもので「為になった」。特にラグビー部の部員は毎年天神祭りの神輿へのご奉仕をさせて頂いており、このようにまとまった話を聞けたのは良かった。神社神道の学校として日本三大祭りの一つである天神祭りを詳しく知ることは有って当然の事だ。授業では時間が取れないが3Sなら可能である。時々管理職も指定する特別講座は打ち込むようにして欲しいと思う。講座を漂流させてはいけない。目的の合致した確かな講座に留意するのだ。




2026年9月3日木曜日

「若竹物語」・・天空レストラン新装オープン余韻、

 朝早く、入試広報部のK教頭先生がニコニコしながら部屋に入り、昨日の「塾長様対象入試説明会」の反応について報告を受けた。今までにない速さで電話が数本早速入って来たと言う。理事長の話は「今までで最も良かった」「元気そのもので、力強いお話にこちらも元気を貰った」「分かり易い話で大いに勉強になった」と。特に理事長の話の後に続いた二人の教頭補佐の先生の進路指導と中学校の現在についての話も「理事長の路線と繋がって極めて良かった!」と。嬉しいニュースで万全の準備をするのは当然であるが、「真剣に」プレゼンした成果がこのような形で直ぐに出て来たのも初めてであり、我々は安堵し喜んでいる。かけた時間ではなく、真剣な分だけ、返りはあるのだ。 

「これこそが組織」であり、元気なトップの指し示すベクトルに対して組織、組織の要にある幹部が一連の筋を通して中身を吟味し、プレゼンすることは聞いていても美しいし、誰もがこの学校は誰が引っ張っているか、分かっているだけに全体のストーリーの構成に虚偽は無く、誤解を与えないやり方は極めて重要である。映画やドラマは切り取ったワンシーンだけではなく、最初から最後の終わりのシーンまでで全体の主題を描いている。前に書いたが今仕事を与えられている我々は歴代の人々の築いた路線の上をバトンを引き継いで走っているのであり、前にアラウンドで書いたがこれが「稽古照今」である。本校の幹部教職員に告ぐ!「竹刀ではなく、校内ではまさに真剣を持つことを心せよ」。 

それにしても1日の中央館6階の天空レストランの余韻に私は未だ浸っている。式典の後の休憩時間に生徒が6Rに流れ込んできた光景が忘れられない。すさまじかった。あの勢いこそ「若さ」である。私は「若竹」を感じた。平安時代中期に成立した源氏物語は主人公光源氏の栄華と衰退を描いた長編であるが、この名作のテーマは若竹である。初夏に地上に出た新竹は、瑞々しさや美しさがあり、生命力や成長の象徴とされている。源氏物語では、竹の美しさや成長の過程が物語のテーマとして取り上げられているだけに「学校と言うのは若竹物語の舞台」であると思う。 


何と「爆弾おにぎり」は一個100円にしたこともあり、721個が売れた。確かにお米の味が良くなり、お握りのトップに載せた「唐揚げ」もジューシーで旨く、私も昼食に戴いたが美味しかった。とにかく6Rは昼休憩まで大混雑した。天空Rの新装開店はセールスプロモションもあって大成功した。良かったのはこの場所で給食に従事して下さった従業員の皆様が、些か興奮気味に「楽しい働く場所」を得たと言う表情になったという報告こそ我が意を得たりだと思った。 





ここは学校であり、若竹に食べる物を給するという職業を得たと言う喜びの感覚こそ大切である。「殺到する生徒」という珍しい光景を目に焼き付けられた方々は、一挙にこの職場への求心力が高まり、学校勤務者という矜持・プライドが生まれたのではないかと思う。頑張って頂きたいと思う。

 

2026年9月2日水曜日

2027年度入試「塾長様対象の学校説明会」

 今日は2学期最初の大きなイベントである、「塾長様対象の学校説明会」があった。1昨年は5日、昨年は3日で本日は2日だ。例年大体この辺りに入れているように、タイミング的にこの時期がぴったりとする。私立学校にとって「塾」とは切っても切れない「ご縁と絆」があり、塾の本校に対するご理解とご支援があればこそ、今日があると強く思っている。受験生全てではないが塾にて受験勉強の指導を受けている生徒は案外と多く、塾の先生方から塾生や保護者に「浪速、面白いよ、今評判!一回行って見たら」となり10月以降順次始まる「学校での説明会」に繋がる。左程に塾との関係は重要である。そういう意味で本日、今、来年度入試の号砲が鳴り響いたと言える。 


我々の取るべき態度はとにかく「誠心誠意」、包み隠さず「学校の今と目指す道」を聞いて頂くことである。塾側にとっても「浪速をご自分の目と耳で確認」すると言う行為は塾生への説得力に繋がる。今日は1〇〇塾、〇〇〇人の参加申し込みがあり、沢山の先生方にお越し頂いた。私がこの学校に着任した当時は、説明会の会場は堺市の名の通ったホテル、大きなホールに満杯の先生方にお越し頂く為に「涙ぐましい努力」をし、会の終わった後は「会食」の場を設け、相応のお土産をお渡しするなど、今から思えば少しバブリーな昭和時代の説明会であった。

 

しかし時代は進み、ICTの完備している本校ではオンラインでも可能だが、1年に一回、理事長の生の顔を見、生の声を聞きたいとの話もあり、今でも会場は学校の体育館で行っている。理事長がどのようなプレゼンテーションをするか、説明も具体的で本校の実態が分かるような資料やデジタルを駆使した先駆的なものと心掛けている。トップバッターの私には20分与えられており、「今年の木村理事長は何を話してくれるのか?」が塾長先生方の関心事であり期待を裏切っていけない。ストーリー性のある資料の中味と「木村の語りとしゃべり」を武器にして腹をくくり、手前味噌だが今年も手ごたえのあるプレゼントなったと思う。 




単なる歓迎の挨拶などにはしない。「こう考え、こう思うし、行政の動き等から本校はこうします」と考えを伝えるのである。「学校設置者としての立場だから高校、中学両方に目を向け、私の後は高校の教頭補佐兼進路指導部長のI先生、そして中学の教頭補佐N先生と続く。初の女性プレゼンターである。「トリ」は入試広報部の近藤教頭が2027年度入試方法について20分かけて詳しくご説明した。3人とも素晴らしいプレゼンだったと思う。

 今日の話のメインは昨年と同じく「学校5日制と+3S」にしたが、その理由はそれ位意味ある成果だったという事を塾長様に再度聞いて頂きたかったからである。今回は更に「プロジェクトJ」に初めて言及した。Jは塾の意味である。これは教育現場へのAIの導入と少子化進展の中で生き残りをかけて「私立学校と塾との共存共栄を図る初めての企画」である。今後、塾と学校の連携のスタイルは大きく変わってくると予想される。大手塾、中堅塾、規模に関わらず如何に塾との新しいネットワーク作りを如何にするかを目的にしたプロジェクトである。我々はこの検討に相当の力を投入する積りだ。生き残りをかけて塾と学校のお互いが「win-win」関係にならねばならない。その為である。

2026年9月1日火曜日

9月一斉参拝と「斎庭の稲穂」の神勅

 昨年の「一斉参拝」は92日だったが今年は9月1日、どうってことは無いがそれでも「朔日に参拝」できると何か「縁起が良い感じ」がする。カンカンと額に照り付ける暑さではないが、日中は35度まで上がると予報は報道していた。今日の学院長講話では当然、103年前の「関東大震災」の話しから始めた。本校が創立された年にこの被災は起きた。詳しく震災の状況とこの事例が今に生きる我々への教訓を詳しく述べて「天災は忘れたころにやってくる」と寺田寅彦先生の名言を持ち出し、生徒に諭し、いざと言う時の自分はどのように行動するか、頭の片隅に置いておくのが正しいと思うと指導した。 


次に9月17日浪速祭の前夜祭である、東京から来てくれる湯島天満宮「白梅太鼓保存会」の奉納演奏の事、9月18日の秋季例祭と翌日「19日の第60回記念 浪速祭」について皆で仲良く楽しむことが大切だと強調した。仲良くとは喧嘩はしない、弱いもの虐めはしないこと等であると言及した。腹が立ち、「喧嘩はあっても口喧嘩までで納める」ことが賢いことだと述べた。その後メインの話しである「中央館6階の天空レストランの新装開店」について力を入れて話した。今日から本格的に今までの業者さんにお願いする方式から「学校の直轄経営に入る」とまず最初に述べた。 


その為に学院長講話の後は私は6階に移動し、全校生徒にPRするがまずその前に神道の学校として日本書紀や古事記が伝える「斎庭の稲穂」の話しから入った。直接本質に入るのではなくて「日本人とお米」の謂れである。「斎庭の稲穂の神勅」とは、天照大御神が天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けた、稲作と国の繁栄に関する神勅で、その内容と由来が三大神勅の一つである。天上の神聖な高天原で育てられた稲穂を瓊瓊杵尊に与え、「天上の如く米を作り、初穂を供えて祭祀せよ」と命じ、稲をもって国を豊かに繁栄させるようにとの指示が含まれている。 


この神勅には以下の多くの意味があり、日本における稲作は神代の時代から受け継がれてきたこと、日本人は神聖なお米を大切にし、稲作を守り続ける義務があること、日本が「豊葦原の瑞穂の国」と呼ばれる由来を示す、豊かな大地と穀物の象徴である 。これは宮中祭祀に今でも深く結びついており、この神勅に基づき、毎年秋に行われる新嘗祭(にいなめさい)では、天皇陛下が新穀を神々に供え、国と民の繁栄を祈られている。また、天皇一代一度の大嘗祭(だいじょうさい)でも、天皇自らが新穀を供え、神意に従った祭祀が行われます。全国の神社でも田植えや収穫の神事が行われ、稲作の神聖性が現代まで継承されているのである。 

社会的・文化的意義は斎庭の稲穂の神勅により、日本全国で栽培される稲は「天照大御神から授かったもの」と位置づけられ、民は「おほみたから」として尊重し、これにより、稲作は単なる農業ではなく、「国家と民の繁栄を支える神聖な行為」として認識されてきただけに、お米を食べることは大切な事だと強調した。お米は栄養価も高くバランスの取れた食べ物であり、神道の学校のトップとして天空Rに責任を持つものとして生徒に訴えたいと述べたのである。 

以上で学院長講話を終えて私は高校の自治会長、中学の生徒会長を連れて、急いでエレベーターに乗り込み、中央館6階に走り待機してくれている担当の皆様に合流し、ご紹介申し上げた。講話で述べた日本人とお米の関係にとって重要なことはお米を食べる事であり、今回の天空レストランの改装は生徒に自らそれを体験して欲しいと願う事から始まったと述べたのである。是非、米食とパン食のバランスを取りながら両方を大切に育てる義務が日本人の我々には有るのだと諭したのである。今回は特別に値引きして「爆弾おにぎり」「唐揚げ」「カレーライス」「鳥マヨ丼」「浪速ランチA」「浪速ランチB」を用意して生徒の来訪を待つと述べ、式典は終わったのである。その後の光景の事は又後日のアラウンドでご報告したいと思う。「凄まじかった、凄かった!」の二言である。


 

2026年8月31日月曜日

暑かった8月も今日で終わり、明日からは通常状態に!

 「8月も今日で終わり」になる。本当に暑い夏だった。学校は7月、8月と順調そのもので、生徒には事故や災害に見舞われるなど全く無くて、明日からは通常の授業が始まる。私は本当に安堵している。熊本県の地震、千葉、そして今の石川、福井の大雨による災害を見るにつけ、心が痛む。なかんずく、ネパールや中国を襲った土石流では多くの方々が亡くなられた。日本人も5名も含まれており報道によれば大阪のご家族だと言う。「天災は忘れた頃にやってくる」は科学者寺田寅彦博士の名言だが、今や、災害は何時でも目にする日常茶飯事の現象になっている感じだ。大阪も30年以内には南海トラフに拠る大きな地震と津波災害が報道されているが、どのように対応の準備をしておけと言うのか正直分からない。何時も心にかけながら目の前にあることに一生懸命に取り組むことしか考えられない。 

8月最後を飾って生徒は頑張ってくれている。愛媛主義を標榜している南海放送(株)が「SDGs甲子園2026」と銘打って行った全国の高校生が地域課題の解決を目指したアイデアをプレゼンする大会がこの8月22日に松山市で行われ、全国から70人、14チームが参加した。仕向けた教師が素晴らしい。この大会への初出場であった本校が何と優秀賞を受け、学校の名前入りで紹介された。本校チームは外国人との共生に向けた交流イベントへの参加や互いの文化を理解しえる環境作りを提言した。このテーマ選択が素晴らしい。本校の幅の広さの拡大が伺えて私は大変に喜んでいる。 

文化系だけでなく、運動部も頑張ってくれている。この29日と30日に大阪城公園弓道場で行われた「第36回大阪私立高等学校弓道大会」において、本校弓道部は男子団体でAチームが優勝、Bチームが2位、個人戦でも男子と女子が優勝した。これで12月に愛知県で行われる全国大会への出場権を得た。極めてメンタルなスポーツと言える弓道でこのような良い結果は久しぶりである。夏のインターハイ、春の選抜、国民スポーツ大会、私学大会が4大大会であるが、その中で私学の全国大会で良い成績を挙げて欲しい。顧問のW先生は何時見ても何を話しても対応や言動が素晴らしいし、私は「ほとほと彼の人間性に感心」している。弓道という古来の「道」がなせたものなのか。歳の差は2倍もかけ離れているが、尊敬に近いものを彼には感じている。 

9月17日の浪速祭の特別企画である東京の湯島天満宮の「白梅太鼓保存会」の手になる高校中学全校生徒への3回に分けたPTAとの共同事業である演奏会を準備中であるが、舞台を飾る表題が書道部の顧問のM先生で出来上がった。見せて貰ったが本当に品格ある楷書体の書で素晴らしかった。本校国語科の教諭で、さすが書の道を長年、研鑽して来られた先生だけのことは有ると思った。楷書でここまで長い表題を書ける人はそれほど多くは居ないと思う。 


急遽、明日の中央館6階での天空レストランのセールスプロモーションに高校の自治会長と中学生徒会長、それに担当の教諭を部屋に来てもらって、明日の応援を頼みたいと正式に依頼した。私から経緯と方針について述べ、明日の脚本の概要を話した。ニコニコ聞きながら理解して貰ったと思う。決して生徒を出汁にして売り上げを伸ばそうなどと言うケチな考えではなくてレストランが学校の直轄経営になるということは生徒にも大きな影響があるということを分からせる意味でもある。二人は目を輝かせていた。焼き立てパン・ブルと天空Rは誰の物でもなくて生徒の物であると言うことを明日は全校生徒に訴える積もりだ。



2026年8月29日土曜日

資料作りとは、作る人の分身作り

 今、間欠的にして私がしている仕事の一つに、「9月2日の塾長様対象の学校説明会の資料作り」がある。ほぼ毎日、わずか3から5分程度かけて、入試広報部の近藤教頭とS入試広報部長との三人で資料を見ながら手直しなど行っている。余程自分一人で作った方が早いし、何か完全燃焼する感じだが、ここは我慢して私がストーリーを述べ、語り、それをメモにした二人が資料に手を加え、修正し翌日また顔を合わせると言う具合だ。これが指導であり、人材育成でもある。資料にはそれを使う人間の思いが滲み出ているものでなければならない。だから資料は使う当事者本人が作成した方が良いのだが時にはこのような手法もありである。資料とは作った人や組織の分身作りだと思う。



今、私が考えている事は資料の末尾の纏め方をどうするか?である。資料作りの最も重要な部分だ。私の資料は包み隠さず、正直に全てを開示し、「浪速の未来像」を塾長様にお話しすることが、今日まで本校を応援して下さった塾の方々への約束事でずっと実行して来た。だから何時も来られる先生方は「今回は理事長から何の話をして頂けるのか!」というご期待が有り、これを裏切ってはいけないと固く思っている。ノウハウとか極秘事項とか私学経営には基本的にあり得ないし、あるのは「個人情報の守秘義務」くらいである。前広に開示した方が良いと言うのが私の信念である。前述した3人のやり取りも終盤に差し掛かり、笑いが多くなった。これが合作の良い点である。 

今回の末尾を飾るニュースはやはり「学校週5日制+3SSaturday  Something  Special 」の実践だと思い、それに決した。「20年間の学校改革の集大成は間違いなく学校週5日制だと思う。「公立の土曜日は休業、私学の土曜日は授業をしています!」が唯一の「売り」であったが私はこの時代遅れの呪いを断ち切り、昨年度から踏み切った。そして「新しい土曜日の使い方」を創作して現在大いなる実験中である。これが教職員にも生徒にも保護者にも、そしてまだ顔を見ぬ受験生にも大変大きな評判を呼んでおり、これが今日の浪速の勢いに繋がっていると思う。 

今日は「中学のオープンスクール(第2回クラブ体験)」の日であった。勿論「中学校長によるリモートによる第3回目の学校説明会」も兼ねている。校長のプレゼンが大変に良かった。謙虚に見せながら自信を持って言い切るのは彼の姿である。時々理事長の話しや姿を入れ、総合力をさり気ながら入れているのも、心憎い所業である。高校とプレゼンの資料の体裁が全然異なり、全く別の人間が作ったものしか考えられなかった。調べてみる。申込者の数は小学校6年生対比で昨年並みとなり少子化の進展の中で嬉しい話である。特に硬式テニス部、軟式野球部、弓道部、サッカー部、女子バスケ部が生徒を集めている。文化系で言えば、鉄道研究部、パソコン部、吹奏楽部、写真部などが人気だ。今年は初めて5クラスとなり191人と言う生徒が入学してくれた。来年度の入学者数も期待が持てそうである。 


このブログでも何度も言及しているが中学校は高校と違って義務教育であり、高校みたいに膨れ上がる数を当方は望んではいない。現状は5クラス体制が定員と考えているが「中高一貫6年間の教育」には大きな希望が有るだけに、じっくりと迫って行きたいと思う。簡単な話ではないことは骨身にしみて我々は知っているが、水滴が岩に穴を開けるが如く、粘り強く頑張って行くことで不可能なテーマではない。受け入れる教室数は全く問題ない。







2026年8月27日木曜日

海外連携にエネルギーを投入している学校です!

 2学期始業式の日からドイツからの留学生が通学してきている。ドイツはあのメルヘン街道で有名な北部のニーダーザクセン州にある男子高校生、16歳である。日本の空手道が大好きで留学を志し、自らネットで検索し本校と空手道部の今井監督に行きあたったと言う。この為に日本語を勉強し、日本語がしゃべれる。会社経営の父親と小学校教員の母親を持ち、幼い頃から何度も日本に行き来し、大学も日本の大学を考えていると言う。我々は空手道部の外部指導者が具合よく、学校近くの遠里小野に住んでいるからここにホームステイして貰うことにした。期間は今から10カ月間である。 


確かに裕福な家庭ではあると思うが自ら海外に出ると言う志を持って準備し、それを3人兄弟の長男ではあるが、温かく送り出すご両親の判断が素晴らしいと思う。世界は最早このような時代になっているのだ。ネットで瞬時に世界は繋がっている。これに対して「内向きな日本の若者」という論評を耳にする私は学校経営者として痛く、辛く感じるものが有る。内に籠り、世界に、外に、打って出ない若者では「遅れをとり」大きな国力の差に繋がる。ここが極めて心配である。若い頃に米国のニューヨークに住み、海外経験と英語を勉強した私故にこの思いは殊更強い。 

強い危機感を有した私は、「浪速国際コース」を設置し、浪速グローバル人材の育成に視点を合わせ、相当の経営資源を投入してきた。要は卓越した教員を揃えたのである。その結果、設置6年にして海外の大学への直接進学がアルバータ大、ハワイ大、シドニー大など今や総計26名にもなっている。その間、フリッピンのパーペチュアル・ヘルプ大学との連携、カナダ レジャイナ大学とMOU連携、パートナーシップ校としてはマレーシア1校、台湾12校、カナダ2校に上る。その結果「IELTS推進校に関西の高校としては初めて認定」され、国際コースもその名が知られるようになっている。こうなると、本校の名が知られ、この9月25日にはカナダバンクーバー市内に広大な敷地を持ち常にカナダトップ3にいるブリティッシュコロンビア大学がリクルーターで本校への訪問が決まった。

 在校中の生徒の「海外留学」も現在、高校3年がカナダへ4名、オーストラリアへ1名が中短期で行っているし、逆の留学生の受け入れも数多い実績がある。アメリカ、モンゴル、スエーデンと続き現在は前述したドイツからの男子生徒1名だ。又初めて10数年が過ぎた「海外修学旅行」は11月中旬にイタリア・イギリス・フランス・スペイン・ドイツ・オーストラリア・マレーシア/シンガポールと実施する。

 「海外語学研修」にも力を入れている。高校は今年から今までのフリッピン、カナダから本場ロンドンに行かせるし、中学はニュージーランドの北島から本場の南島に変えて実施する方向に舵を切り、年が明けたら私自ら下見に行く所存である。勿論、「校内語学研修」には多くの生徒を集め高校はこの8月に「NANIWA GLOBAL ACADEMY」、中学は8月に多聞尚学館にて「イングリッシュ・キャンプ」と銘打ち、どちらも約1週間ネイティブの指導者を呼び実施し生徒への大きなインセンティブに繋がっている。


2025年9月からは「プロジェクトK」として韓国文化と言語を勉強する為に同好会的なものを始動させた。課外で韓国人講師より韓国語と韓国語文化を学び、韓国の有名な高等学校と連携協定をし、今年の3月には56日韓国語学研修を実施した。隣国である韓国は日本にとって大切である。

以上のように本校は「グローバル展開の学校」として枠組みを整備し充実させている。一生懸命に頑張っているのだ。生徒も志を大きく、まだまだ頑張って欲しいと思う。