2024年9月10日火曜日

鶴見神社参拝

 





今日の理事長は午前中、神社訪問でした。訪れたお宮は鶴見神社で市内鶴見区鶴見にある由緒ある源氏ゆかりの神社です。滋賀県大津市坂本に鎮座する日吉大社を本社としており。花谷宮司様は本校のOBで有り、評議員を長い間務められておられます。ご多忙な先生ですが、このように寸時を見つけては本学院役員の神社を訪問されるようにされています。特に先生は「宮司の笑顔が素晴らしい」と言われ、正式参拝の後、今日もお二人はにこやかに歓談されていました。(K

2024年9月9日月曜日

前半戦のハイライト「浪速祭」を大成功に!

 朝一番に英語科のO主任教諭と中高の英語科の主担当の先生が部屋に来てくれ、過日行われた「第1回実用技能英語検定」の受験成績について詳細に纏め報告してくれた。中高とものに大きな成績アップであり私は多いに満足した。特に今回から各級において問題形式がリニューアルされ、主にライティングでEメールの返信を英語で作文する問題などが出題され、これらからも英語能力が実用的になるように仕向けられている事が分かる。次回以降は進度の進んでいる科コースの生徒は3級を飛ばし準2級から受験を促す方式とした。所謂「飛び級」である。又中学生からは高校卒業レベルである2級が出ている。総合的に考え私は「奨励賞」を2級では従来4000円であったが次回から5000円とした。努力を多とし今後とも大いに支援を高めて行きたいと思うからだ。

続いて7日土曜日に行われた「中学校第3回入試説明会」の入試広報部からの報告を聞いた。これまた良い結果で参加者は昨年度対比11%の伸びであった。欠席者が少なかったことも嬉しいニュースだ。特に印象に残ったプレゼンは中学校長の冒頭プレゼンであり、これは初めての事だ。漸く「真価発揮」と言うところか。説明が分かり易かったという点、勉強など教育全般について熱心に話され、こんな学校なら通わせても良いと確信しましたとか、校長先生から力強いお言葉を聞いて自分の息子も是非浪速中学校で学ばせたいと改めて思いましたとかアンケートにあった。講習担当の教員では理科の女性教諭O先生の印象度は圧倒的に高い評価となっていた。教頭に言わせれば教材の準備が完全だったと言う。素晴らしい。

続いて7日土曜日の「学校5日制+3S」について高校教頭が詳細な報告に入ってきた。私も7日のアラウンドで概略をアップしているが、あのような物ではなく後世に残る記録としてのまとめである。特に目玉の「1S」については全生徒のアンケート結果もついており、実に生徒の受け止め方が良く把握できた。最も1Sも2Sの自学自習もそれなりに学習意欲の高い生徒であり前向きな高評価であったことが嬉しい。外部の先生方も好評であり、アウトソーシングとして専門家に委ねた狙いは当たったと思う。特に予備校講師による英語教育については普段とは異なる言葉で次々と攻めたてられるような講義は「目が覚める」ようで圧巻だったとアンケートにあった。

私は以上のことなどを午後の「校務運営会議」で分掌長に話し、徐々に中身を高めて行こうと話した。今週は「13日が秋季例祭」、その夕刻、「桂福團治一門の奉納落語会」、「翌14日が浪速祭」と前半戦のハイライトの時が迫って来た。全教職員でこれらのイベントを成功させる。今日の会議はその意思結集に繋がった。


2024年9月7日土曜日

今日は土曜日、最初の3S(Saturday Something Special)の日!

 今日は7日、9月最初の土曜日、2学期が始まり、遂に「3SSaturday Something Special)」の日が来た。実に感慨深い。凡そ1年かけて検討し、今日から本番に移った。今まで検討を進めて来た両校長、教頭始め、多くの先生方に感謝致したい。多くの時間を割いて生徒や保護者に事前説明し「前評判」はすこぶる良かった。しかしこういう問題は実際にやってみると、見えていなかった部分が出てくる。当然だ。アラウンドでも書いて来たが「手直ししながら」充実させていく。ただ余りにも「学校五日制+3S」を言い続けて来たが、もう一本のレールである「教職員の働き方改革」を忘れてはいけない。今日の土曜日、結構な数の教職員が学校に来ておらず、形は「土日の連休」を取ったようで私は安堵した。 


教員の中には外部講師も良いが「自分もやりたい!」と手を挙げる先生が多いと教頭先生は言っていたが、私は「嬉しい気持ちと同時にうーん?」と唸りたい気もする。前述したように「土曜日は自宅に居て教材研究を!(宅研)」の大号令だからだが、考えて見れば独身者の中には「家よりは学校」「学校の教師である自分がやりたい」という気持ちも分からないでもない。当然、土曜日は勤務日だから有休をとるのも自由だ。元々の給料は満額支払った上に私は認可した教員には特別作業手当として外部へのアウトソーシングと同じ水準の手当てを支払う積りだ。学校に来るなとは言えない。今日は3人の教諭が自分の講座を持ってやってくれていた。 

目玉の一つである1SOWN-Selection)であるが、午前中を90分2コマとし、1限目、2限目は以下のようなコース選択を提示した。応募者は絶妙なバランスであった。外部の教育関係の会社から派遣された講師の先生方も「楽しんで」やってくれているように見えた。服装コードなどは無く自由に気楽に生徒と仲良くやって欲しいと思う。私は全教室を回りご挨拶を兼ね、「リラックス」の言葉を投げかけた。 



1限9:00~10:30

・受験対策 日本史テーマ史~社会経済特講~ 本校教員 高3対象

・表現力アップ! キラキライングリッシュ 本校教員  中高ALL対象

・小さな気づきが世界を変える アントレプレナーシップ・プログラム 外部講師、高1高2対象

・目指せ、関関同立 数学基礎講座 外部講師 高1高2対象

・予備校講師による英語  外部講師 高3対象

・「思考力養成セミナー」~社会人基礎力をアートで~ 外部講師 中高ALL対象

・学んで得する!みなさんの「将来」と「お金」(中学生版) 外部講師 中学対象

 2限11:00~12:30

・世界史探究 戦後パレスチナ史~難関私大・国公立2次対策~ 本校教諭 高3対象

・中学数学から高校数学へ  本校教諭 中学対象

・私大対策 数学講座  外部講師  高1高2対象

・看護の探究~誰もが看護をしたくなるかも~ 外部講師 中高ALL

・学んで得する!みなさんの「将来」と「お金」(高校生版)外部講師 高校対象

 

2024年9月5日木曜日

高校3年生卒業アルバムの記念写真撮影

 




「遂に今年もこの季節になったなぁ」と感慨深そうに理事長・学院長先生は言われ、待っている集団の中に入って行かれました。今日は高校3年生の卒業アルバムの冒頭を飾る3年生の集団撮影の日でした。勿論学年団の先生方も入っておられます。飯田校長先生と並んで立たれた、先生は手を大きく振っておられました。理事長先生は何と言っても生徒には大きな人気があります。(K

2024年9月4日水曜日

令和6年度塾長様入試説明会、「学校5日制+3S」をプレゼン

 今日は2学期最初の大きなイベントである、「塾長様対象の学校説明会」があった。昨年は9月5日の実施で、例年大体この辺りに入れている。私立学校にとって「塾」とは切っても切れない「ご縁」があり、塾の本校に対するご理解とご支援があればこそ、今日があると強く思っている。受験生全てではないが塾にて受験勉強の指導を受けている生徒は案外と多く、塾生や保護者に「浪速、面白いよ、一回行って見たら」となり来月以降順次始まる「学校での説明会」に繋がる。左程に塾との関係は重要である。我々の取るべき態度はとにかく「誠心誠意」、包み隠さず「学校の今と目指す道」を聞いて頂くことである。塾側にとっても「浪速をご自分の目と耳で確認」すると言う行為は塾生への説得力に繋がる。今日は193塾、234人の参加申し込みがあり、沢山の先生方にお越し頂いた。 


私がこの学校に着任した当時は、説明会の会場は堺市の名の通ったホテル、大きなホールに満杯の先生方にお越し頂く涙ぐましい努力をし、会の終わった後は「会食」の場を設け、相応のお土産をお渡しするなど、今から思えば少しバブリーな昭和時代の説明会であった。それが今や会場は学校の体育館で行い、説明も具体的で本校の実態が分かるような資料やデジタルを駆使した先駆的なものに変わった。終了時間は必ずお昼前とし、その代わり「お弁当」を用意しお持ち帰り頂くようにした。全く「パーティ形式」ではなくなり、実務となった。当時この説明会の在り様を煽っていた私などからすれば「隔世の感」がある。 


この説明会では理事長・学院長がトップバッターで登場する。高校、中学両方だから時間の制約から両校長を代表して私が、私の後は中学の教務進路部長のT教諭、続いて高校の進路指導部長のI教諭が教育の中身をそれぞれ丁寧に15分の持ち時間で説明申し上げ、「トリ」は入試広報部の近藤教頭が2025年度入試について20分かけて詳しくご説明した。3人とも素晴らしいプレゼンだった。トップバッターの私には20分与えられており、昨日まで入試広報部長のS教諭とパワーポイントの資料を練りに練ってきた。「今年は木村理事長は何を話してくれるのか?」が塾長先生方の関心事であり期待を裏切っていけない。ストーリー性のある資料の中味と「木村の語りとしゃべり」を武器にして今年も手ごたえのあるプレゼンになったと思う。当然話の中味は「学校5日制と+3S」であったことは言うまでもない。終わって大きな拍手を頂いた。

 

昨年のこの説明会の日のアラウンドでは「十年一昔」いう言葉を出して、世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう遠い昔のことになってしまうという「時代のスピード感」について書いたが、今年は「演歌」を持ち出してみたい。2003年リリースした五木ひろしの「遠い日」という歌は阿久悠作詞、船村徹作曲で、私の好きな歌だがこの3番に次のような言葉がある。「♪時代はとうに早くなり、10年過ぎて振り向けば、100年ほどに遠ざかる♪」。全くこの通りで浪速改革の始まった時からおよそ20年、当時の生徒数が今や20年で2倍の3000人を超える学校になっている。時代は早く過ぎるが、この間に出来上がった事、我々が成し遂げた事は極めて大きい。昨年の高校入学者は900人,今年が966人と府内トップの位置をしめ受験生の人気を集めているし、中学も2年連続で140人台の生徒に入学して貰った。全て各塾の塾長様のご支援のお陰である。



2024年9月3日火曜日

昨日から「学校5日制」がスタートした!

 今朝の朝日、朝刊のトップ記事は「2年連続、最も暑い6月~8月、9月も猛暑」とあった。あの朝日新聞がトップにこの記事を持ってくるとは余程朝日の編集者もこの暑さに堪えたのか?昨年の記録を塗り替え平年に比べて何と1.76度も気温が高かったという。確かに異常気象と言われているように今年は私も参った。しかし今朝は幾分過ごしやすい感じだ。湿度が下がっているからだろう。ようやく、これから待ち望んだ秋を感じる時候になった。朝出勤して神社前に待機し、登校して来る生徒数人に昨日から始まった「学校5日制」について初日の感想を聞いた。通常なら6限で授業が終わるところを7コマ目をぶら下げて7限の授業に切り替わった率直な感想を聞きかったのである。 

総じて「問題ありません」「返って45分授業は集中出来て良かった」とかが一般的な回答であったが当然「しんどかった」という声もあった。この生徒に土曜日はどう選択したのかと聞くとサッカーをやりたいと言う私は然らば月曜日に授業が一こま増えたのは我慢しないとな?!」と返したら、この生徒は照れ笑いをしていた。確かに「回数が増えるのは気持ち的にはしんどい」と思う。後一こまで授業が終わると思っていたらもう一コマあると言われたら「ガクッ」と来る生徒も居ることを想定はしていたが、再確認した。

続いて高校と中学の教頭が部屋に入り、正式に複数の生徒に「ヒヤリング」した結果の報告に来てくれた。今回のプロジェクトをここまで持って来てくれた「責任者でプロモーター」であり、二人とも優秀な管理職だ。そこには5日制の初日の生徒の受け止めの様相が書かれており、タイミングの良い、素晴らしいレポートだったと思う。この「タイミングが重要」である。今朝一番の報告でなければならない。結論的に言えば50分授業よりか「45分授業」が「集中力が高まった」というのが多かった。否定的な意見や感想は極めて少なかったと思う。私は完全に見誤っていたと思う。50分授業の豊かさよりも僅か5分の短縮だが中身はより充実していたと生徒は言うのである。これらは教員の授業準備や「ベル着」など周辺の環境が変わりつつあることを示している。これも嬉しい事であった。 


その後両校長も入って情報を共有し、今後とも注視していくように指示した。今日は8コマ目がある日で、7コマと8コマでは受けとる感じも大きく違って来ようと思う。「煽り運転」と言う言葉で有名になった「煽る」だが学校の管理者は生徒を煽るのも重要な業務であるが、生徒の状況を見定めながら「落ち着かせ、頑張らせる」ことも重要である。幾ら煽っても限界はある。要は生徒がその気になって「土曜日の自由を獲得する」という心意気を持って貰う様に仕向けて行きたいと思う。明日の大イベント「塾長様学校説明会」の私のプレゼンは当然学校5日制と3Sになる。中身が伴った浪速の新しい道が見えて来たと思う。修正しながら完成度を高めて行きたい。 


2024年9月2日月曜日

台風一過の9月一斉参拝

 「台風一過」と言う言葉があるが、この意味は台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡り爽やかな、良い天気になることで、続いて「雲一つなき青空」などと使う。しかし最近では台風一過で後の天気が爽やかと言う記憶が無い。今朝も気温は高く蒸し暑い。神社前では太陽がじりじりと顔を焼いた。むしろ最近は、使い方が転じて、騒動が収まり、周辺は落ち着き、晴れ晴れとした気持ちになること等、「比喩表現」としても使われることが多いのではないか。今日は9月2日、「一斉参拝」の日であった。まさしく台風一過、カンカンと陽の差し注ぐ一斉参拝となった。 


コロナ前の時代の一斉参拝は全校生徒が打ち揃って神社前広場に集結し参拝した。凄い数の生徒が並んだ光景は私を元気づけた。昔の写真を眺めてみるとやはり、この頃が懐かしい。感染対策で「ソーシャルディスタンス」を取るようにとの施策から全員の集結を取りやめ、又その頃から温暖化などの理由で生徒の熱中症対策が強調され始めた。そのような背景から今や代表生徒だけ広場に揃う方式で、殆どの生徒は冷房の効いた教室からの「遥拝」形式で参拝している。しかし神社神道の学校である。夏場は避けても春、秋、冬の良い季節の時分には僅か「月度一回の一斉参拝」である。是非全校生徒と共に参拝したいが果たしてこの風景を見る時代が何時頃来るのか?もう来ないのか? 


平成19年の一斉参拝風景

「学院長講話」では必然的に「台風」の話から始めた。台風、ハリケーン、サイクロンとの違い、台風と熱帯低気圧との違い、ヘクトパスカルの意味とミリバールとの違いなど、今のタイミングで話せば少しは生徒の頭に残ると思ったからである。次いでメインテーマである9月の最大の学校行事である「13日の秋季例祭、14日の浪速祭」について言及し、基本的には学年、クラス、まとまって準備を進め、思い切って楽しむのが浪速祭だと言った。その為には「模擬店」の運営管理がポイントだと強調したのである。 


現時点で22の模擬店が用意されており心配の種は「食中毒」である。どう言う訳か?生徒は模擬店になるとテンションが上がる。テンションが上がるのは結構だが人様にお出しする食べ物だから清潔管理が極めて重要で特に「ノロウイルス」「カンピロバクター」である。保健所の方に来て頂き、指導会も済ませた。今日から45分授業として浪速祭の準備時間を捻出した。学校は学校行事を様々に考えているのは、これには「大きな教育的効果がある」ことを知っているからだ。しかし同時に「リスク管理」を怠ったりするとその責任は全て学校に帰する。保護者を主体に数千名のご来客があるから、特に担当教員もリスク管理指導を徹底して欲しい。楽しい事の裏には厳しいルール順守と自己規制が必要である。

                昨年の浪速祭雰囲気