2026年3月9日月曜日

勉強もスポーツも、何でも努力する学校へと

昨日、「Language Training Program in New Zealand」と称した中学生の一団が伊丹空港から羽田経由で「語学研修の旅」に経った。空港まで見送った中学校長先生から「皆、笑顔で無事に出発した」との電話があった。本校では海外に出向く生徒には校長が見送るのが余程の事情がない限り定例化している。私も行ってきた。空港まで見送っている保護者にはいかにも「校長先生の姿」を見ることは心強いのではないか。これが「本校の生徒を想う気持ち」の証しだ。生徒は頑張ってくれるだろう。

国外に出て行く者もいれば海外から入ってくる生徒もいる。空手道部の今井先生を頼って一人のドイツの少年が4月から10カ月間の留学希望が出た。北部のニーダーザクセンとう街からで、歴史的な街並みやメルヘン街道の一部でもあり、美しい中世の街並みや城が残っている。父君は会社経営をされており、かなり裕福なご家庭と聞いた。所属するクラスは2年生の国際コースと決め、担当のT先生と最終確認を行った。本人は礼儀正しく、日本語学習にも熱心で、親子共に日本ファンと聞いた。大学も日本の地を選択する可能性が高い。間にたっているエージェントはEIL(日本国際生活体験協会)という由緒ある、この組織の創始者が「ホームステイ」という言葉を作ったと言われている。最近では何か空手道部関りの生徒が多く、それだけ今井監督の名が知れ渡っているという事だ。こういう先生は本校の誇りである。今日の校務運営会議で私は留学生の受入の注意事項について話した。

卒業式も全て終わり、授業も特別授業に移る時期の関心は「大学進路状況」である。ここを重要視しないと私立として胸は張れないというのが私の偽らざる気分だ。わざわざ私立高校に来るのは進路指導がしっかりとして充実した教科指導体制があるからである。「予備校に行かなくとも行きたい大学へ行ける」というのが本校の基本方針であり、充実したカリキュラムと卓越した教師、ICTの完備などはその為にある。又学校の教室以外に「学びを深める」為に千早赤阪村に自慢の施設として「多聞尚学館」という宿泊教育施設を本校は有しており、生徒は此処で学ぶことを楽しみにしている。友達と「切磋琢磨」して頑張ることは大きな学習効果を生み出す。果たして今年の進路状況は如何か?

高校教頭補佐で進路指導部長兼務のI先生からは「しょっちゅう」話を聞いているが今朝は先の国公立大学の前期の合否発表がひと段落したこともあり、具体的な数値が出て来たので報告を受けた。それを見て私は「大いなる安堵感」を持った。「部活動優勝とは又一味異なる喜び」である。過去新記録の昨年度の実績60人を既に上回っている数値がそこにはあった。まだ中期、後期とあるから更に上積みされるので、運良くば?昨年実績プラス15人位は行くのではないか?まさに画期的な事である。I先生、優秀な先生だが強運もある。運を持つ人は強い。生徒が頑張った証拠だが、進路指導部長の戦略の元、学年主任、担任、他「学校の総合力」が進路実績である。

「文武両立の進学校」を標榜する本校が国立、公立、関関同立等の私学を含めて胸を張って送り出すことが出来ることはそうたやすいことではない。空手道部やテニス部など日本のトップ校の名前だけでは物足りない気がするだけに今朝の報告は私を大いに喜ばせた。何事も「画竜点睛」を欠いては「私立高校の絵にならない」と思う。最後の筆は進学実績ではないか? 

2026年3月7日土曜日

第52回目の浪速中学校卒業式

 早朝は少し寒気を強く感じたが、凛として心地よい空気の中で、「第52回目の浪速中学校卒業式」を挙行した。浪速高校の卒業式は1月末に既に終わっているがその回数は79回目であるから、いかにも中学の回数は少ないが、理由はこの間「募集停止」をした期間があったからである。ゴルフの「れば、たら談義」みたいだが、もしこの募集停止がなかったら今や浪速中学はもっともっと有力、有名な府内の私立中であったと思う。私なら絶対に成し遂げていたと思うが、こういう事は今更言っても仕方がない・・・と言いながら書いているのだから私は諦めが悪い男だ。しかし昨年から反転攻勢が始まっている。「雌伏15年」であった。一度底辺に堕ちると浮かび上がる力は尋常ではなく、時間もかかる。 


今後100回を目指して私の後輩たちが頑張ってくれるだろう。とにかく「浪速中学の存在感」を高めて行って欲しい。その為にはまず「実績」を数多く出さねばならない。今日の卒業式で送り出した生徒は一昨年度は4クラス、122名で、今年は4クラス136人だから徐々に卒業生も増えている。来年も4クラスだが2年後から5クラスー160人台となり「ぐんッ」と増える。間違いなく「浪速中学の存在感、ここに在り」と高らかに号砲はなっている。昨年度から真新しい新校舎となり、今年の入試は5クラス191人と大幅な伸びとなった。「認知されつつある」ことが嬉しい。 


贅を尽くしたではなく、「粋を尽くした」と言う言葉を使いたいくらい、広く、明るく、豪華で美麗で又機能的で「生徒と教職員が誇りを持てる」校舎と自負しているが、教室の豪華さだけでは生徒は来ない。中学の先生方の献身的な面倒見の良さがあって初めて校舎内の生徒は大きく成長する。今の浪速中学は間違いなくその路線にあると思う。素晴らしい人間性を持ち「たくましく、それでいて優しい」人間になるよう「浪中教育の霧雨を間断なく振りかけ」、浪速高校に送りこんで欲しいと思う。浪中からの保護者は極めて頼りがいのある応援団だから、そのパイを大きくしていけば浪中は更に伸びる。浪速高校みたいに大きくだ! 


今朝も公立高校の最終出願数が大きく新聞記事になっていた。全体倍率は昨日の1.02倍から1.05倍と上がった。昨日のアラウンドで言及した、いわゆる「にぎり」が放たれ、各公立の出願数が上振れで変化したのだが、普通科への回帰現象は見えるが単位制とか専門学科が苦戦している感じだ。昨年大きな騒ぎになった八尾高とか寝屋川高は定員充足だった。何時も俯瞰して見ている私には「意味ある、特徴ある高校のみが生き延びる」ことを暗示していると思う。伝統校の文理学科とか、新しい文理探求学科を創設した春日丘高は1,66倍と人気を集めている。 


私立だが通信制の学校の伸びは極めて大きく、社会の底流には誰もが全日制の普通科高校に通う時代が少しずつ変わり始めていると感じているのではないか?2極化は益々進展するだろう。何としても浪速高校と浪速中学は生き残っていかねばならない。今日で高校も中学も学校の一大イベントである卒業式を終えた。次は4月からの新年度の準備が学校のメインの業務になる。柱時計の振り子みたいにとどまることなく今も時を進めている。これが学校である。素晴らしい卒業式であった。卒業式の日は何時も特別な感慨に浸る。

2026年3月6日金曜日

年度末は東奔西走、評価し決定しなければ、

 今朝の各紙は大阪府教育庁が6日時点で「公立高校の出願状況のデータを公表」しそれを記事にしている。入試広報部の教頭と部長とデータを睨みながら確認した。全日制の倍率は1.02倍とあったが、これは前年同期比に比べ0.02ポイント上がっている。しかし2月7日発表の進路希望調査の時点では総数が10434人で今回の総数は9594人だからまだ840人もの出願前がある。これは通常、この世界では「にぎり」と言って今朝のデータを見て出願先を決める受験生である。肝心の本校の併願戻りの想定数が限りなく狭い変動幅で読めてきた。明日になれば少し変動はあるが当初の計画通り、専願、併願、内部生合わせて1000人を超える規模になる見通しだ。教室数は23クラスから24クラスとなると思う。これで十分であり令和8年度も素晴らしい形となった。 


中学校は「明日が卒業式で今日は予行演習」だ。その翌日の8日日曜日は「語学研修でニュージーランド」に生徒13人と付き添い教員、男女2名が帯同して伊丹空港から飛び立つ。昨年から再開した行事で中学もこの海外語学研修に力を入れ始めた。約1週間の現地滞在であるが費用は60万円もかかるのが頭が痛い。しかし生徒と保護者の強い要望でもあり、我々は将来を見ながら少しでも費用の安い場所とか、今後とも「あるべき姿」を追求していく。付き添いの二人の先生に安全に生徒の為に頑張って欲しいと激励した。 

年度末は東奔西走である。今朝は入試広報部の女性職員から昨年4月から正式に開始した「インスタグラム」の現状の報告を受けた。本校は学校行事にリンクしてのアップであるがフォロワー数が「うなぎ上り」であり、1年間で伸びだけで1500人を超える数となった。これは素晴らしい現象で特に35歳から54歳までの年代層、即ち本校の保護者の年齢層がダントツで上昇している。1500人増の約半数がこの世代である。「文章が長過ぎとの評判が余り良くない理事長アラウンド」のアクセス数などと大きく引き離したフォロワー数であり、学校行事とリンクさせた狙いが当たっている。これこそ「学校の公開、透明性」の成功例と言える。この女性職員は能力高く、何事も前向きで、又おしゃれで極めて頼もしい近代女性だ。 

今日は月曜日に続いて高校2年生の先のイタリア修学旅行を断念せざるを得なかった生徒を集め、10時から「代替旅行の詳細」について理事長も出席して話した。特に東京方面、北九州方面について「見どころ満載」と生徒をチアアップするように話した。次の手順はやはり「保護者集会」も持つべきとの判断があり、12日に設定したが平日故にご迷惑にならないか思案している。集会してもイタリアには行けないし、他の海外も当たったが月末まで後2週間では何とも出来ない。今は代替の校内旅行を何としても成功裡に終わらせるべく全力で当たる。「今日の集会の模様は動画にして各ご家庭に配信」し、月曜日に最終的な行先を決めて貰う。生徒の顔が明るかったのは幸いであった。



2026年3月5日木曜日

子どもに対する性暴力を未然に防止するための包括的制度

 昨日、大阪中高連の3月例会があって遂に大阪府の私学課は「こども性暴力防止法」の概要を正式に説明され、我々学校経営者に対し適切な法的規制の準備作業についてタイムスケジュールを示された。これは日本版DBSとも呼ばれ、子どもに対する性暴力を未然に防止するための包括的制度である。正式名称は「学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律」(令和6年法律第69)で、2024619日に成立、20261225日に施行されるから、府も動き出したと言える。極めて我々には重要な法律でイギリスのDBS(Disclosure and Barring Service)を参考に、日本独自の法制度として整備された。「こども家庭庁」が所管し、法務省と連携して運用される。 


要は今後我々は「就業規則の整備」「従事者への周知」、本年12月末までに内規等の「法で定める体制の整備」「GビズID登録」を行い、オンラインでなりすまし防止などの情報に入る手続きがある。これは性犯罪前科者の有無が確認されるから安全確保や防止措置が取れることになる。こどもを護るために私の責任は益々大きくなる。特に採用段階で性犯罪前科の有無など確認することが求められている。

今日は先の高校卒業式で制度発足以来初めての受賞となった「押見記念褒章制度」の受賞者の父君である坂中様(現PTA会長)が来てくれ先日東京の「湯島天満宮」をご家族全員で報恩参拝された模様を詳細に伝えてくれた。故押見名誉宮司の奥様、ご子息の現宮司様と親しく2時間も懇談され、大変心に残る参拝となったと報告をしてくれた。実は昨日東京の奥様から電話を頂き、大変感激されたお話は伺っていたがご懇篤に直接話しを聞けたのは嬉しく思った。さぞかし高天原の故押見先生も後輩の第一号の受賞者、それも女生徒がわざわざ湯島を訪問しご本殿で正式参拝する光景をご覧されたと思うだけに大変に良い事を坂中さんはされ、「さすが、坂中さん」と私は感謝のエールを贈った。 


次いでHISの教育部門の責任者であるF次長さんが来て「代替旅行の具体案」について説明し、承認を求めて来た。素晴らしい案になった。「東京・鎌倉方面」「九州佐世保・長崎方面」の2か所でそれぞれ新大阪から新幹線で323日に出発する。これは飛行機ではないからキャンセルなどは無いと断定できる。34日の工程で特に東京コースは湯島天満宮参拝、東京ディズニーランドで終日、翌日は東京ディズニーシーで終日の自由行動、翌日は鎌倉と横浜散策だから見どころ満載の計画になっていた。九州コースも負けてはいない中身だ。明日再度生徒を招集し、最終人数決める段取りである。 


今日は通算6回目となる「焼き立てパン外販日」であった。合計160個の神恩食パンとお蔭食パンの評判は徐々に高まり、昨年の11月から始め1月は休業し月度2回のペースで始め今日になった。予定通り3月末まで実施しその後は販売日の拡大を考えている。学校は起伏の富んだ毎日で春休み、夏休み、冬休みがあり学期2回の定期考査期間中は午前中にほぼ終わる。従って販売個数が大きく上下に振れるから従業員の収入にも影響を与える。それを平準化するために外販日を入れるべきだと考えが当初からの計画であったが、新しい事業部長が今後具体的に検討を進めてくれていく。小さな組織故にご自分の人件費は自分で稼ぐという気概を求めたいと思う。



2026年3月4日水曜日

修学旅行ならぬ「代替旅行の完遂」

 昨日、3月3日の「ひな祭り」は学校では余り盛り上がらない雛祭となった。朝、高2のイタリア修学旅行180人の生徒を集めて飯田校長以下学年主任らが丁寧に詳しく「この間起きたこと」「学校はこの間何をしたか」そして「今後の方針」等を詳しく説明した。やはり生徒は「ぐったり」と落ち込んだ様子を垣間見せていたがそのうちに「仕方がない」と現実を受け入れていく感じであったと報告を受けた私は安堵した。良いニュース???もあった。第二グループの昨日夕刻には関空離陸組もエミレーツ航空は最終的に自ら欠航を宣言したから、これでイタリアB団の航空機キャンセル料問題は「霧散」したことになる。これは良かった。過去この問題で苦い水を飲まされた経験をした私はキャンセル料問題には極めて敏感である。 

学校は「当然の成り行き」で、イタリアB団修学旅行の中止に伴う「国内代替旅行」について並行して検討を進めてきた。HISさんはやはり力量がある。これを昨日の説明会で正式にオープンにし、アンケートもとった。そして保護者宛に一文を作成し、配信したのである。中味は生徒へ説明したものであり、「東京・鎌倉方面」と「北九州・長崎方面」の2か所と選択として「もう何処にも行かない」の3択一である。今回のイタリア修学旅行の中止に伴う費用の返金については、代替旅行に参加されない場合、積み立て修学旅行費用を全額返金、代替旅行に参加される場合は、修学旅行費用から、代替旅行にかかる実費を差し引いた金額を至急に返金すると言う当然の話しである。 

肝心のタイミングであるが「もうここしかない!」という一点で3学期の終点と新年度の始まりとの間、3月23日から26日までの間に3泊4日で代替え旅行とした。年度が替われば彼、彼女たちは高校3年生になるからまさかその時期に修学旅行でもあるまいと神様は春休み期間を教示されたのだと思う。生徒や保護者には突発の事態発生で、思わぬ予定変更となり、行き先や内容に関しまして様々なご意見があるかとも思うが、出来る範囲で実現出来る案を纏めた提案である。お電話で「海外の可能性」について2件ほど問い合わせがあったが、200人の生徒と教員を乗せる飛行機や海外のホテルの予約などは,たとえ近場の韓国でも不可能であった。私が限られた準備期間の中で用意した「思い出づくりの場を確保」するための国内旅行提案であることをご理解いただければ幸いですと一文に結んだ。 

昨年の今日4日は新中学校棟の西関門辺りに掲げている伝説の生き物「ヤマタノオロチ」が富山県から本校に飛んできた雨の日であった。今日は肌寒いが昨夜来の雨も上がり始め、少し陽光を感じる。私はこの木彫り彫刻の前に立ち、この私が驚くくらい「迫力に満ちた」彫刻は古事記の名場面である八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」伝説物語の主役、天照大神の弟君である「スサノウの尊」に成り代って、三種の神器になった「草薙の剣」を振りかざし、「代替旅行の完遂」を祈念した。大蛇を全て退治したスサノウと同じく、今度の3回目の挑戦に打ち勝つ。

 

2026年3月2日月曜日

暗澹たる、そして哀憫の情、限りなし

 「暗澹たる」と言う言葉を初めて遣う。組織のトップは余りこの種の言葉は使わない方が良い。薄暗く陰鬱な様子や、将来に希望が持てない絶望的な気持ちを表す言葉だが、二つの意味が有るらしい。物理的・雰囲気的な意味、即ち薄暗くはっきりしないさま、暗く陰気な様子を指し、「暗澹とした空模様」「暗澹たる夕暮れ」など、天候や景色の描写に使われる場合と、心理的・比喩的な意味で将来の見通しが立たず、全く希望が持てないさま、絶望的な気持ちを表す「暗澹たる人生」「暗澹たる思い」など、心情や人生の状況を表現する際に用いられる。今日の一斉参拝はこの両方の意味で肌寒く、どんよりした天気とこの参拝の30分前に出した「今日と明日,関空からイタリアに向けて離陸予定にあった高校2年生の200人の修学旅行を中止する最終結論」が私を痛く暗澹たる気持ちにさせた。 


朝の7時半からエージェントのHISさんの幹部を交え、学校関係者で情報を整理し協議した。そして上記結論を出したのである。学年主任は早速保護者宛の文章を作り、理事長と校長名連記でネットで保護者に配信した。明日生徒には登校させ、一連の経緯や代替旅行が国内で可能なのかも含めて説明責任を果たす積りである。中継地であるアラブ首長国連邦UAEのハブのドバイ空港は2回もイランから反撃を受けており空港閉鎖の状態であり、肝心のエミレーツ航空もキャンセルするのかどうか、姿勢が分からず、このような状況下にある中東のドバイ空港に絶対に生徒を飛ばせる訳には行かない。現時点では明確ではないがHISさんには我々からはキャンセル料は一切支払わないと私は通告した。当たり前だ。「泣きっ面に蜂」とはしない。

今日の一斉参拝は暗澹たる気持ちと胸躍らせて今日明日の出発日を待っていた、200人の生徒の気持ちを考えると可哀そうで「哀憫の情限りなし」であった。この生徒たちは昨年の11月の正式な修学旅行で機材の不調で旅行そのものがキャンセルされ、間を4カ月おいた2回目のトライであった。哀憫(あいびん)という字句、今の私にはこの言葉しか見つからない。私は今、生徒への「かなしみあわれむこと、あわれみ,情けをかけること」に囚われている中での一斉参拝であった。その反動として強国の論理を振りかざすトランプ大統領とネタニヤフ首相を強く非難したい怒りの気持ちである。トランプ大統領は今回の作戦を用語として「壮絶な怒りの攻撃」と名付けているというが「いい加減にせよ!」と言いたい。しかし日本の内閣は公式に非難などのメッセージは出していない。これが国際関係と言う現実なのである。

 

年度最後の「一斉参拝」の日であったが、何とも言えず、前述した背景もあって複雑な気持ちでの学院長講話となった。しかし私はそれでも元気を出して、1月から12月までの「年」と4月から3月までの「年度」との違いについてある程度詳しく話した。背景には「予算主義」があり、高市総理は先の衆議院選挙のため、未だ来年度予算が決まっていないなどまじえながら君たちが学ぶ学校も会社も年度予算主義だと話を進めた。この3月は年度末として「有終の美」を飾る月であり、4月以降の新年度の「良いスタートアップ」準備の為の時期でもあると強調し講話を終えた。


2026年2月28日土曜日

「イマージョン教育」という教育言語

 今日は2月28日、2月の最終日で勤務日だ。このブログでもこの時期、私は良く引用する諺に「一月往ぬる二月逃げる三月去る」がある。この由来は、江戸時代以降の庶民の間に根付いた生活の実感と、リズム感のある「言葉遊び」にあるらしい。特定の典拠(出典)などは無くて、各月の数字の音に動きを表す動詞を重ねることで、「時の流れの早さ」を印象的に表現したものだ。私自身も本当にそのように強く感じる。加齢とともにそのスピードも上がっている。学校と言う組織はまさしくこの言葉通りで、お正月後、入試、校内考査、卒業式、大学受験、入学式と場面が次々と同時併行で変わって行くだけに「2月も逃げる」ように時が経っていった。 

生徒は昨日で年度末試験が終わり、今日からはある程度の自由時間が取れるから学校も今日はSaturday  Something  Special (S)を開講した。変わったところでは「株の力」と題して三菱UFJの方から中高合同の「株についてプロと一緒に学ぼう」と題して話して頂いた。テレビニュースなどで株価が連日高騰している話を耳学問として知っているのかどうかは知らないがこのような時期にこの講座を選択する生徒は面白い。又今日は高校1年生対象の「分野別模擬・体験授業」を主に大学の先生にして頂いたが、「参加延べ人数が1129人とものすごい数に上った、頼もしい限り」である。中学は第2回目の新入生登校日で10時から体育館で様々な事前説明を行った。特に「クロムブックの購入とICT教育」について強調して話をしたと言う。



「イマージョン教育」という教育言葉がある。外国語を手段として教科を学ぶことで、言語能力と教科学習を同時に伸ばす教育法であるが、一般的には英語の授業で、例えば算数とか、社会の授業をすることである。基本的な考え方は、従来の語学学習とは異なり「言語を学ぶ」のではなく「その言語で学ぶ」ことを重視している。物の本には算数、理科、社会などの教科を目標言語と言うらしいが、英語で学ぶことで、生徒たちは自然な形で外国語に浸りながら学習すると言う。しかし意味と目的は分かるが「英語も今一つ、算数も今一つの生徒」に英語で算数の授業をしても生徒は付いていけるかどうかだ。 


以上のような事を学校設置者の私が言うと「身もふたもない」ことになるが、最初は英語だけの「完全イマージョン」ではなくて日本語も入れた「部分イマージョン」から攻めていってはどうかと思った。まず低学年では部分イマージョンからが時間の無駄にはならない。イマージョン教育を導入する際には、まず「Education Career」という卓越した「ネイティブスピーカー教師の確保」が必要で今日はESSからアメリカ人の英語教師に来て頂いた。イマージョン教育は1960年代にカナダで始まり、1970年代にはアメリカでも双方向性プログラムが発展し、英語を母語とする子どもと目標言語を母語とする子どもが互いに学び合う形が広まり、大きな成果を上げたと言う。本日、浪速中学校では1年生対象で初めて実施した。「この勇気を私は賞賛する」。焦らず支援して参りたいと思う。