2019年1月31日木曜日

NANIWA YATAGARASU TENNIS CLUB


本質的に大坂なおみ選手は謙虚で優しい人だ。
彼女の発する一言一言にそれが表れている。
大坂さんは現在、二国籍を持つ国際人だが日本人の持つ素晴らしい徳性の血が流れている。
敗者へのいたわりの気持ち、祖父に声をかける優しさ、古き良き日本人のDNAをしっかりと見に付けている。
だから多くの人々に愛されている。
全豪オープンの快挙は素晴らしかった。
テレビに釘付けになって応援した。
一度崩れそうになったが見事に立ち直らせ、堂々の勝利であった。
 

 この勝利を受けて私は今建設中の堺市美原区の浪速スポーツキャンパスの新しいテニスコート5面への思いが募った。
建設のタイミングの良さにじわじわと喜びが湧いていたのである。
錦織圭選手の活躍もあり、これでテニスブームが再来するぞと。
予てより私は日本一の本校空手道部に匹敵する強豪クラブにテニス部に狙いを定めていた。
環境の整備、顧問の指導のお蔭で徐々に強くなり今や中学のテニスは大阪代表となり、日本チャンピオンも出るくらいに育ってくれた。
しかし目標は高校も含めての日本での常勝強豪校となることである。
出来れば、浪速高校の卒業生から将来のオリンピック選手が出て欲しいと思いを募らせているのだ。

 

その為に本校地の3面だけではコート数が絶対的に不足すると考え、美原の土地を入手した。
そしてまず先行して、コートを5面建設したのである。
中でも2面はオリンピック仕様のハードコートとしプロ級の試合も可能なように設計した。
まさに大坂選手が活躍したコートと同じ色と仕様である。
このコートの名称を考えあぐんでいたが遂に意を決して決めた。
「NANIWA YATAGARASU TENNIS CLUB(浪速八咫烏庭球倶楽部)」である。


 八咫烏については最早説明は不要であろう。
この字句を書いた表札を今年3月末に完成するクラブハススの正面玄関に取り付ける。
豪華で機能的なクラブハウスに3月末に関係者をお招きしてご披露の開所式を行う。
「夢のまた夢」だが大坂なおみ選手が始球式で打って頂けたら思っているが、これを口に出すと周辺は私の事を笑う。
しかし不可能を可能にしてきた自負はある。なんとかチャレンジしてみようか?


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2019年1月30日水曜日

ボクシング部 ハバロフスク国際大会


本日、ロシア連邦にて行われる「ハバロフスク国際トーナメント」にライトフライ級(46-49kg)日本代表選手団に選ばれた ボクシング部2-A2 田中 将吾さん が理事長・学院長先生より大会の伝達と激励のお言葉をいただきました。
 
ボクシング部では国際トーナメント日本代表は初めてであり、理事長・学院長は

「世界戦で優勝したら大々的に祝宴を開くぞ」

と笑いながら話しておられました。
 
田中さんは「絶対に勝ちます!!」

と、理事長・学院長先生のお言葉に静かに闘志を燃やし力強く返事しました。

大会は2019212日から17日まで行われます。(T)





 
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2019年1月29日火曜日

仰げば尊し わが師の恩




私にとって12回目となる卒業式、府立高校の時代を入れると何と通算16回目となる。
思えば長くやって来たものである。
しかしこの卒業式だけは真に「感慨深い」もので、これがあるから校長と言う職位を続けられると思っている。
3年間、あるいは6年間、手塩にかけて来た生徒達と今日でお別れだと思うと、正直心中には「やれやれ」「ほっと一安心感」みたいなものと同時に「寂寥感」みたいなものがある。
これから先の彼らの人生道中の厳しさなどを考えれば「いとおしさ」が胸に迫り、「頑張れよ、くじけるな、立ち向かっていけ」と心の中で叫んでいる自分に気づく。





お時間があれば別ページの公式メッセージにアップしている校長式辞に眼を通して頂ければ有難いと存じます。
今回初めてご列席戴いたご来賓の大阪府神社庁の庁長様から「初めて聞く素晴らしい式辞だった」とお褒めのお言葉を頂きました。
恥ずかしい限りです。
毎年毎年生徒は変わるし、何時も喋ることは大体同じになるのはやむを得ません。
それでも、幾分ニュアンスを変えたりしてメッセージを伝えています。
このような場合、ポイントは抑揚と間の取り方で、原稿は用意しても大切なことはアドリブです。私は卒業生と保護者にお顔を凝視しながら話を進めています。










仰げば 尊し 我が師の恩

教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)

思えば いと疾(と)し この年月(としつき)

今こそ 別れめ いざさらば

2.互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩

別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな

身を立て 名をあげ やよ 励めよ

今こそ 別れめ いざさらば

3.朝夕 馴(な)れにし 学びの窓

蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)

忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月

今こそ 別れめ いざさらば
 

「仰げば尊し」は、1884年(明治17年)に発表された日本の唱歌、明治から昭和にかけては学校の卒業式で広く歌われ親しまれてきた。
2007年(平成19年)に「日本の歌百選」の1曲にも選ばれている。
明治から昭和、及び平成の初頭にかけては、学校の卒業式において常に歌われた定番の曲であり、2010年代後半の現在でも30代以上の世代を中心として多くの日本人の記憶に残る歌である。私などもこの歌を聴くと今でも涙ぐむ。
 

ところが、1990年代半ば以降の平成期においては、大都市の公立学校を中心に卒業式の合唱曲を「仰げば尊し」から「旅立ちの日に」「贈る言葉」、「さくら (森山直太朗の曲)』など、その時々の流行曲に変更された学校も多い。
その理由としては、歌詞が「いと」「やよ」のような古語を多く含む文語調であるためで、特に古文の学習前の小・中学生にとっては分かりにくいということが、背景としてある。

ただ高校は違う。
ところが2番の「身を立て名をあげ」の部分が「立身出世」を呼びかけていて「民主主義」的ではないという見方から、教職員組合の中から反対と言う声もあって採択していない高校もあると聞く。
これなど運動会で手を繋いでゴールをする」ようなものだ。
世の中は競争社会でもある。
別に立身出世は悪い事ではない。
歌の中にあるように「やよ、励めよ」とあるではないか。
努力を促しているのである。
浪速高校では未来永劫「仰げば尊し」を卒業式には歌い続けて欲しいと思う。
このような名曲を伝承することも今に生きる我々の責務ではないか。古い物にも良いものがある。
 
 
関連リンク
 
 
 
 


浪速高等学校School watchに「平成30年度 浪速高等学校卒業式」の記事があります。

是非ご覧ください。

有力ファミリー卒業


本日、高校卒業式が行われました。
 
その中に本校に9年間、3名のお子様を預けておられた保護者の方が夫婦で理事長・学院長先生に挨拶に来られました。

お父様は2PTA会長を務められ、軟式野球部の保護者会会長でもご尽力されたお父様でした。


 
理事長・学院長先生は感無量で、親しくご両親とお話をされておりました。
 
また、学年主任の先生とも談笑されていました。(T)


高校卒業式その2




卒業式後、職員室で3学年団の挨拶があり、学年主任から校長先生に無事に卒業式が終わった事を報告されました。
校長先生は、3学年団の先生方に慰労と感謝の言葉を述べられました。
その後、太鼓(だだいこ)前で記念写真を撮られました。(K)
 
浪速高等学校School watchに「平成30年度 浪速高等学校卒業式」の記事があります。

是非ご覧ください。

 
 

高校卒業式その1




卒業式が終わっても、生徒達は学校を立ち去り難く見え、神社前で仲間と記念写真を撮っていました。理事長・学院長先生はツーショットを求められ、笑顔で受けられていました。
お天気にも恵まれ本当に素晴らしい式典でした。(K)

浪速高等学校School watchに「平成30年度 浪速高等学校卒業式」の記事があります。

是非ご覧ください。

2019年1月28日月曜日

校長という仕事

今年も大阪の高校の芸術文化部門の活動発表会が昨日27日、中央区のドーンセンターで行われた。
日本音楽部門の日であったが私はこれだけは欠かさず出掛けて本校雅楽部の生徒達の激励に行っている。
公立私立合わせて25校の参加だった。箏三味線が多かった中で本校の雅楽部は燦然と輝いていた。
私は椅子に据わって鑑賞しながら実に幸せな一時を過ごした。


幾ら口でクラブを応援していると言っても生徒たちの発表の場に校長が行っているという行為に勝る応援はない。
日曜日は家でぐったりし、テレビを見るのが好きという御仁は学校の校長には向いていない。
私もそれが出来なくなったらその時が引退の時だろう。


基本的に学校の校長に土曜日も日曜日も無い。
企業から教育界に転じて17年目になるが、ゴルフのクラブは一回も握ったことはない。
あれほど好きだったゴルフは死ぬまでしないと思う。する暇がないし、しようという気が起らないのが不思議だ。
校長と言う仕事は実にやりがいがあるし、面白い。




高校卒業式予行日





今日は明日の卒業式の予行の日で、高校3年生は登校日でした。
高校の校長を兼任されている理事長先生は午後、会場である体育館の準備状況を視察されました。理事長先生は空調機を見ながら「付けて良かったなー。広い会場が寒くない。」とおっしゃられていました。
マイクの音量や何時も校長式辞の時に音楽を流されますが、今日も総務部長と入念にタイミングなどをチェックされておられました。(K

2019年1月26日土曜日

中学校新1年生の初登校日



本日15時から、中学校新1年生の初登校日がありました。
学院長先生は果たして何人の生徒が登校してくれるか、説明会の様子を見に行かれました。
結果、昨年を大幅に超えての生徒数に大変喜んでおられ、安心されたようでありました。

今日は中学校教頭先生のご挨拶に始まり、在校生からの歓迎スピーチ、事務所からの連絡事項、更に春休み期間中の国・数・英の宿題の説明、更にはICT教育、道徳教育、他の説明があって、その後、制服・体操服・運動靴の採寸などがありました。

皆さん、希望に燃えるようなお顔が輝いておられました。(K

津軽三味線稽古日




理事長・学院長先生は何事にも興味関心を示されますが、最近は津軽三味線と雅楽の龍笛のお稽古に励んでおられます。今日は津軽三味線のお稽古の日でした。

生徒達と秋の浪速祭で演奏することが楽しみと言われておられ、生徒の部活動指導の日に併せて外部講師の先生からお稽古を受けておられます。講師の先生は津軽三味線・民謡演奏家、浪曲の曲師としても大変有名な虹友美先生です。

虹友美先生は本校理事会の評議員を務められている、松原市の恋みくじで有名な布忍神社の宮司様の親戚であられ、このご縁からお願いして来て頂いています。(K




ボクシング部日本代表選抜


 

124日、理事長・学院長先生より祝い金授与を行いました ボクシング部2-A2 田中 将吾さん が今回日本ボクシング連盟より212日から217日にロシア連邦にて行われる「ハバロフスク国際大会」にライトフライ級日本代表として選ばれました。
 
理事長・学院長はその朗報を聞き、大変喜んでいらっしゃると共に、国際大会での活躍を期待しておられました。 (T)



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2019年1月25日金曜日

新しいエンブレム

今日は金曜日、多くの受験生が願書を持って来てくれるだろうと踏んでいたら、案の定だった。
午後1時から2時の間でピークとなった。
中学校単位でまとまって行動する。
中には進路担当の先生の付き添いもある。
いずれの受験生も挨拶が素晴らしい。
恐らく中学校の方で指導されているのだと思う。




彼らが4月本校の新一年生になる時から制服のエンブレム(紋章)が変わる。
制服会社が変更になり、この際平成から新しい御世に替る「御世替り」でもあるから「イメージ一新」で替えることにした。
従来のエンブレムは約15年使ってきたもので、神道の学校を良く表現し私も気に入っていたが、商標の所有権がはっきりしていなかったので今回は学校法人の所有と明確にさせた。
「八咫烏」を中心に据えたデザインは制服製作会社の(株)トンボさんと何回もやりとりして決まったものである。
今までは「三種の神器」であったが今度は八咫烏(やたがらす、やたのからす)だ。
日本神話において神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる三本脚のカラス(烏)として知られている。
言わば「神鳥」である。「草薙の剣」を咥えて目的地に飛んでいる姿を八葉の「八咫の鏡」をバックに描いたものである。
本校の学院曲は「海道東征浪速」であり、日本国誕生の原点である海道東征の立て役者である八咫烏は生徒たちに正しい道案内をしてくれ、邪悪を祓ってくれるだろう。
浪速学院に最適なエンブレムが出来たと喜んでいる。
尚女生徒は烏の色を白とし、清純なイメージも付与した。

学校会計監査


本日、公認会計士による学校会計監査がおこなわれました。理事長・学院長先生は、
本校理事会の評議員であった市内有力神社の宮司様の葬場祭に参列された後、
急いで学校に戻られ、会計士の先生からトップインタビューを受けられました。

理事長・学院長先生は美原スポーツキャンパス建設のスケジュールやその後の浪速アリーナ建設構想をお話になり、その為にも一定程度の生徒数を確保したいと述べられました。

丁度その頃、高校の願書受付の山場に差し掛かっており、校内に入ってくる受験生の数の多さに驚いておられました。(K)




2019年1月24日木曜日

第5位と第4位 ❗?

「5位と4位」って一体、何の数値?
本日朝刊各紙は府立中学校校長会が昨日発表した19年度高校入試の第2回進路希望調査を報じている。
これによれば私立高校96校のうち、浪速高校は応募総数順位で第5位(昨年度も5位)、専願数で第4位(昨年度は10位)のレベルにあった。
データは1月15日現在とあったから、その後の変動、今朝の記事を受けて受験生は受験先の変更等色々考えるから記事の数値はまだまだ動く。

私立高校の平均倍率は2.43倍、専願率は1.2ポイント上がって21.29%と言う。
確かに本校も専願数が昨年度よりかなりかなり伸びている。
公立私立含めて授業料無償化という大阪府が初めて導入した施策の趣旨から考えれば私学専願が伸びるのは有るべき姿に近づいていると言えなくもない。
東京都の私立高校の専願率は詳細なデータは手元にないが大阪よりも極めて高い数値と聞く。
大体、公立高校の「すべり止め」で私立高校が存在するという「主体併願論」は20世紀の遺物だと個人的には思っている。「あの私立高校で学びたい」という私立第一志望実現の大きな壁、授業料の格差という大きな弊害をとりのぞくべく行政は膨大な税金を投入してくれたのである。


公立を落ちたからと言って「涙を拭いた顔」で慌てて私立高校の正門をくぐり、入学手続きに来るのは、その後の高校生活に少なからず影響を与えるかも知れない。
私立専願で堂々と正門に入って来て欲しい。
大阪の公私の比率は約65対35であるが、せめて50対50くらいにはしたいものだ。
東京都はすでに私立が55%を超えていると聞く。
正門にて受験生を案内に立つ
答えは一つ。私立高校が受験生にとってより「魅力的な教育力と教育環境」を用意し実績を示すことしか手はない。
容易な話ではないが、我々は今後ともこの厳しく遠い道を一歩ずつ高みを目指して歩いて行かねばならない。
それにしても本校の入試広報部員は良く仕事をする。素晴らしい。
願書を持参して正門に入る受験生