新中学校棟が益々良くなっていく感じで嬉しくて幸せな気持ちになる。竣功から3カ月経ち校舎内は落ち着き、落ち着いたところでご関係先から「記念品の授与の申し出」が絶えない。今日もゼネコンの南海辰村建設の社長さんから「何か記念品を・・」とのお話が副理事長経由で耳に入った。M副理事長は不足している救急救命具の用具などを具申して来たが私は即座に「それも良いが生徒や教職員を護る用具は学校で」と軽く押し返した。しかしさて何が良いかなと思うと直ぐにアイデアが出て来ない。中学校長室か中学応接室に置く陳列物で裏に南辰さんのお名前が入ったものを考えたらと水を向けた。消耗品や時代の変遷で価値がなくなるものでは意味はない。未来永劫、新校舎竣功の香りが後世に伝わる物が良いかも知れない?
今日、長い間待った1階入り口階段傍の座椅子が入ってきて今日設置した。これはこの校舎のデザイン設計責任者のN部長の考えに全てをお任せしたのだが、「赤丸と黒横長の組み合わせ」が面白い。まさに家紋の如き「上丸に下一文字」の形の椅子である。その横には私からの寄贈品であるこれまた名のある陶芸作家の作品「個性の群像(私の命名)」が並んでいる。中学校生徒はまさに個性の集まりであり、3年間伸び伸びと育て、浪速高校でしっかりと鍛えるというスタイルが良い。個性の群像の作品の横で、お客様が待ち時間の間、ほんの数分、据わって頂ける椅子がようやく揃った。このような中学校校舎は見たことがない。