何か、昨年の4月から学校は「一皮剥けた」感じがしてならない。昨年も書いたが2年連続で高校1年の入学者は1152人、1052人と1000人の大台を超えた。府内96校の私立高校のうち、4年連続でトップのポジションにいる。この数値は決して偶然に出て来たものでは無くて、背景にはそれなりの「我々の努力が有る」からだが、人様からよく言われるのは「少子化の中で何故、このような数値が出るの?」である。応えはここでは書けないが、「企画プラン、実行、評価、見直しプラン、実行・・・」のサイクルが非常に上手く回っているからで、「ボーッ」と突っ立っているだけでは為しえない。トップが打ち出すベクトルに教職員全員が同じ方向を見て持ち場、持ち場で持てる力を発揮すればこそ「状況を変えることが出来た」と思う。
入学者の数だけではない。出口の大学進路についても生徒の選択に対して我々は進路実現に力を注ぎ、例えばこの3月に卒業した高校3年生の中には「難関大学を含めて86名もの生徒が国公立大学に合格し進学」した。勿論他校の中には難関国立大学への合格実績数を誇る高校はあるが、86名もの国公立への数を私は自慢したい。生徒はよく頑張ったと思う。ずっと右肩上がりで伸びているのである。さて進級した3年生も9日の土曜日に行った堺地場産業振興センターでの「第1回大学区別説明会」と24日に計画している2回目で具体的に進路先のガイダンスが始まった。受験生には既に内心では受験先をほぼ固めつつあると思うが残り7か月で自らの志を叶えるべく最後の努力をして栄冠を勝ち取って欲しいと思う。
去る4月23日の朝刊に驚くような記事があった。それは財務省が財政制度等審議会財政制度分科会資料で示した、2040年に向けた私立大学数・学部定員の縮減試算を出発点に、日本の高等教育政策を再検討すると言うものであった。その資料には、2024年の私立大学624校を2040年に372~217校へ縮減する数値が示されており、少なくとも約250校削減というのである。「今より250大学が消えて無くなる」とある。一方、文部科学省の私立大学をめぐる資料は、18歳人口の減少を前提としつつも、高等教育の価値を問い直し、2040年の大学進学者数を46.0万人と推計して、「質の向上」「規模の適正化」「アクセスの確保」を同時に掲げて大学の数を検討するとあった。国は遂に大学の数の減少に具体的に動き始めた。21世紀の我が国の教育政策の中心に置くべきものは、短期的な財政収支論からではなく、長期的な人材形成であるが、明確に「大学は、18歳人口を収容する施設ではなくなる」と言う事である。