2025年7月8日火曜日

浪速高校、3学年で25クラスX3=75クラスの最終最大のホームルーム教室を確保

 先週の土曜日、私は大変お世話になった東京のY天満宮のO名誉宮司様の死去に伴う「家族葬(密葬)」に参列させて頂いた。別途9月には「しのぶ会」が大きな会場で予定されており、著名なお方だったから大きな会場探しに奔走されているとご家族の方は言っておられた。母校を愛し、亡くなる1か月前に1000万円のご寄付をして頂いた。共に同じ時代を生きた戦友とも言える尊敬するお人だった。宮司のお見舞いに5月初旬、病院のベッド傍で二人の楽しそうな会話を聞いておられた奥様は、同じ価値観を有するということが本当に良く分かり、兄弟みたいと言われた。密葬だが、是非、東京に来て欲しいというお話があり、あろうとなかろうと私は出かける積りであった。大変立派なご葬祭で、私はお顔をしっかりと拝見し、お別れした。それにしても参列者は揃いの法被を着ておられ、さすが文京区湯島本郷沿い、江戸情緒溢れ、まだ明治の雰囲気が漂う密葬会場となっていた。 

学校は期末試験が終わり、現在は1学期の総仕舞の時であり、心豊かに生徒も教職員も走っているがその顔にはどこか「ゆとり」が感じられ、良い雰囲気である。今日は中学の3年生Ⅰ類の生徒が「多聞尚学館」に一泊で模試対策と銘打って出かけて行った。生徒も皆、良い顔をしていた。例によって私はバスに乗り込み、激励した。この一言が案外と効くのである。5日の土曜日に行われた第2回体験授業参加者も極めて多く、6月分と合わせると何と40人弱の対昨年対比であり、新校舎人気もあって浪速中学校が動き始めた感じだ。本年度は5クラス168人の入学者だったが、この水準で良いから来年度の8年度入試も良い生徒に入学して貰えるように頑張れと今度は入試広報部に檄を飛ばした。 




5日東京行の新幹線の車内で読んだ産経新聞朝刊は例の公立高校の定員割れ対策として「複数併願制」を9年度入試から実施すると政府筋の話としてトップ記事にしていた。最も文科省には公立の序列化が更に進み、偏差値偏重は強まると懸念の声があるらしいが内閣官房がデジタル庁と組んでやるからには実現する可能性が高いと私は踏んだ。デジタル庁もこの辺で手柄話を上げたいのではないか。そうすると大阪府の10年度からスタートする「公立第二志望校制度」なども含めて今後府がどのように出てくるかだ。これらを考えて私立高校は戦略を立てねばならない。 

私は副理事長と設備担当を呼んで今後の「教室手配」について議論をした。既に何回も行ってきていることであるから「熟議」と言って良い。最終的な「浪速高校のホームルーム教室数は25クラス、3学年分で75クラス」となる。これを最終最大のホームルーム教室数として現西館の改造に順次取りかかることにした。まず体育教官室を改造し横並びに女子更衣室を移転する。まずこれが最初だ。その後令和8年、9年と学年進行で必要な教室を確保する。ポイントは「選択教室の確保」であり、十分な予備教室も確保し、土曜日の有効な使い方である3Sの為の教室も確保しなければならない。まだコンセプト段階であるが全てが「絵に描いた」ように「ピッタリ」と無駄なく「駒を進める事が出来る」のである。これはまさに「神業」と言えるくらいだと我ながらほくそ笑んでいるのだが、もうこれ以上蟻の通る隙間もないくらい学校はパンパンとなるだろう。