2026年1月18日日曜日

今日は浪速中学入試「1次B型」

 昨日の「1次A入試」と夕方の「1A特別選抜」、一日に2回の入試受検はさすがに小学校6年生には些かしんどいことだったと思う。受験生に連れ添う保護者は圧倒的に母親であり、その必死さと笑顔は独特のものである。暗くなった正門を「抱き合うように」出て行く子供さんとお母さんのお顔は何時見ても「ほのぼの」として良いものだ。感動的である。一夜明けて、今日は本校では「1B入試」という呼称で、昨日の近畿私立中学統一入試が終わり、昨夜中にネットで合否を知った保護者は「次の行動」に出るからその受け皿である。出願はしているが、昨夜中に他校の合格を知ったご家庭は万歳の掛け声が響き、多くは本校の試験会場には来ない。まだ合否が出ていない受験生は予定通り登校してくる。即ち、私立中学受験は統一試験日以降が「人間ドラマ」となる。 


本校の1B入試であるが、受験生の出願数は昨年よりは大幅に増えていた。朝9時の段階で確定した実際の受験者数は例年に比べ約1.5倍程度に膨れていた。果たしてこの状況の背景はと、色々と考えたが断定的な事が言えないだけに心中、複雑であるが、多い受験者数は決して悪い事ではない。今朝の光景で私は感動的なシーンに出会った。遠くに「松葉杖」を使って登校してきた受験生と母親を見つけた本校の入試広報部の先生方が走って「車椅子」を用意し、最も近くの門を開けて迎え入れたのである。素晴らしい事でこのような事が「さらり」と行動できる本校職員を私は大いに誇りにしたいと思う。 

7時45分の朝会で始まった1次B入試は受験生の点呼から受験へと進み、粛々と進行していった。午前10時になると中央館2階のコスモススクエアの「掲示板」にて昨日の1A入試と1A選抜入試の合格発表がなされた。昨夜のWEB発表で合格を知っている受験者であるが「やはり学校で合格を自分の目で確認したい」と思われるのか、多くの方が参集され掲示板に走られる。そして光景は「スマホによる自分の受験番号の写真撮影」である。中学校棟の教室では1B入試が進行中であるが、中央館のコスモススクエアの掲示板で合格を知った保護者は事務室前に並んで入学手続きに入る同時並行の場面である。見慣れた景色であるが私は何時も「厳か」な気持ちになる。 



このアラウンドでは自分のところの中学入試ばかりの話題と言われても困るから二日目となった「大学入学共通テスト」についても少し触れたい。この瞬間でも本校からの高校3年生は頑張ってくれている。昨年までの共通テストは2022年度から始まった現行の学習指導要領に基づく「新課程」に対応した出題と「旧課程」との混合であったが今年から全てが新課程の問題となっている。昨日の試験科目は「地理歴史・公民」「国語」「外国語」であったが新聞記事は「歴史総合、世界史探求」の第3問で出たフランス革命を題材とした少女マンガの「ベルサイユのばら」の話題を大きく記事にしていた。 

その他イスラエルとパレスチナ問題やトランプ関税、AIの倫理的課題など試験問題そのものが大きく変わり始めたことを私は実感した。国語などは設問そのものが長くて「解いてみようか!」と言う気には全くならなかった。問題は新世代に代わり私は遠く旧世代になっている自分のポジションを知って少し落ち込んだ。まだ「若い者に負けない」と強く思っているのだが、大学共通試験にチャレンジしようと言う気力はもう本当になくなってきているのか?