2026年1月19日月曜日

今日も中学校の入試が・・・

 今日も中学入試があった。15時25分からの「一次B選抜入試」である。既に他校で受験しているが色々事情があり、本校とのご縁があって浪速の試験も受けたいという受験生の為に設定している入学試験である。現時点で多くの申込者のうち、実際に何名の受験生が脚を運んで登校してきてくれるのか、そしてその内、全く新規の受験生が何人いるのか?この新規の数値が実際に入学者の増に直結するので私は注視している。既に1次AA選抜、1次Bで合否発表を見た保護者は「入学金」を納付して貰っており、晴れて浪速中学の新一年生の候補者となっている。候補者とは入学式で校長が入学を許可するまではあくまで候補者でしかない。私は時々事務室に電話してその数を確認している。 

そして明日からは「高校の願書受付」が始まる。WEB申込である。教育相談に来た人数から想定して2100人台となる見込みだ。昨年度の入学者が1125人、一昨年が966人だったから、教室数もあり我々の想定は、合格基準を少し調整して、中間の950人から1050人の範囲内の程度になるように動いた。クラス数は25クラスまで用意しているが出来れば24クラス程度になれば選択教室の余裕から教務部は喜ぶだろう。情報企画部長が部屋に来て「今年から紙、封筒入れの合格通知方式は止めたい」と言ってきた。ますます本校は「ペーパーレス学校」になって来た。合格発表も合格通知もネットとダウンロードによってより確実に受験生に届く。 


又今週末の24日土曜日は第9回目となる「浪速学院二十歳の集い~浪速に戻る~」が予定されている。こちらも新記録となる参加者が見込まれている。9回目とは実に感慨深い。単に高校時代だけの学校ではなくて卒業後も「求心力を持った母校」にすべく費用を出して学校法人と校友会が進めてきた本校独自の行事である。旧態依然とした同窓会ではなく「校友」として今後とも母校を頼りにして欲しいし学校は応援して参りたい。少子高齢化社会の学校として私は教育機関の責任の一つだと思う。人は一人で育つものではない。親が子を育てるように教職員も学校と言う組織も卒業後も「人を大切に、育成に関与する」という考えを持たねばならない。



2026年1月18日日曜日

今日は浪速中学入試「1次B型」

 昨日の「1次A入試」と夕方の「1A特別選抜」、一日に2回の入試受検はさすがに小学校6年生には些かしんどいことだったと思う。受験生に連れ添う保護者は圧倒的に母親であり、その必死さと笑顔は独特のものである。暗くなった正門を「抱き合うように」出て行く子供さんとお母さんのお顔は何時見ても「ほのぼの」として良いものだ。感動的である。一夜明けて、今日は本校では「1B入試」という呼称で、昨日の近畿私立中学統一入試が終わり、昨夜中にネットで合否を知った保護者は「次の行動」に出るからその受け皿である。出願はしているが、昨夜中に他校の合格を知ったご家庭は万歳の掛け声が響き、多くは本校の試験会場には来ない。まだ合否が出ていない受験生は予定通り登校してくる。即ち、私立中学受験は統一試験日以降が「人間ドラマ」となる。 


本校の1B入試であるが、受験生の出願数は昨年よりは大幅に増えていた。朝9時の段階で確定した実際の受験者数は例年に比べ約1.5倍程度に膨れていた。果たしてこの状況の背景はと、色々と考えたが断定的な事が言えないだけに心中、複雑であるが、多い受験者数は決して悪い事ではない。今朝の光景で私は感動的なシーンに出会った。遠くに「松葉杖」を使って登校してきた受験生と母親を見つけた本校の入試広報部の先生方が走って「車椅子」を用意し、最も近くの門を開けて迎え入れたのである。素晴らしい事でこのような事が「さらり」と行動できる本校職員を私は大いに誇りにしたいと思う。 

7時45分の朝会で始まった1次B入試は受験生の点呼から受験へと進み、粛々と進行していった。午前10時になると中央館2階のコスモススクエアの「掲示板」にて昨日の1A入試と1A選抜入試の合格発表がなされた。昨夜のWEB発表で合格を知っている受験者であるが「やはり学校で合格を自分の目で確認したい」と思われるのか、多くの方が参集され掲示板に走られる。そして光景は「スマホによる自分の受験番号の写真撮影」である。中学校棟の教室では1B入試が進行中であるが、中央館のコスモススクエアの掲示板で合格を知った保護者は事務室前に並んで入学手続きに入る同時並行の場面である。見慣れた景色であるが私は何時も「厳か」な気持ちになる。 



このアラウンドでは自分のところの中学入試ばかりの話題と言われても困るから二日目となった「大学入学共通テスト」についても少し触れたい。この瞬間でも本校からの高校3年生は頑張ってくれている。昨年までの共通テストは2022年度から始まった現行の学習指導要領に基づく「新課程」に対応した出題と「旧課程」との混合であったが今年から全てが新課程の問題となっている。昨日の試験科目は「地理歴史・公民」「国語」「外国語」であったが新聞記事は「歴史総合、世界史探求」の第3問で出たフランス革命を題材とした少女マンガの「ベルサイユのばら」の話題を大きく記事にしていた。 

その他イスラエルとパレスチナ問題やトランプ関税、AIの倫理的課題など試験問題そのものが大きく変わり始めたことを私は実感した。国語などは設問そのものが長くて「解いてみようか!」と言う気には全くならなかった。問題は新世代に代わり私は遠く旧世代になっている自分のポジションを知って少し落ち込んだ。まだ「若い者に負けない」と強く思っているのだが、大学共通試験にチャレンジしようと言う気力はもう本当になくなってきているのか?

2026年1月17日土曜日

校内は入試モードに変貌

 昨日の朝刊各紙に記事はあった。大阪の「26年度私立中学入試の初回日程の応募状況」である。初回日程とは原則、第一志望の本命受検先の事であるが、中高連が各校のデータを取りまとめたのは、少し前の13日のものであるから少し古いが高校に比べて変動は大きくないから、これで各校のポジションと傾向は読める。何と浪速中学は遂に59校中20位にランクインした。2026年入試の応募状況は171人(実際は173人)と昨年の168人を超えた新記録となった。不動のトップは清風南海さんの821人であるが、何と30人未満の学校が10校もあった。完全に序列化が進んでいる。そのような中で浪速中学は昨年の22位から20位に伸び、初めて170人台に入った。59校を上中下の3グループに分けると20位は上位グループの最下位である。20年かけて「じわじわ」と伸ばしてきたのだが、「実に感慨深い。」



昨年の3月28日に初めての「自前の新校舎を持った浪中」は入学者が168人、初の5クラスとなり「夜明け」を迎えた感じであったが、その勢いは今年度にも続き、恐らく最終的な入学者が170人を超えて新記録となると思う。頑張った入試広報部と中学校サイド、全校上げての支援が実り、このような満足できる状況になった。素直に「嬉しい」の一言である。そして遂に今日から「中学入試1次A入試」が始まり、2月中旬の高校入試まで我々私立の教職員には「小緊張」が続く。特に今日17日の入試は「近畿圏の同時一斉試験」である。その後は各校独自の考えで様々な呼称を使い、入試が継続される。本校でも今日は「一次A入試」で、夕刻16時から受付を開始する「Ⅰ類選抜入試A型」と呼称した選抜試験があり、これは18時50分まで続く。試験はまだ続き、明日の19日(日)は「1次B入試」として試験を行い、18時50分まで続く。この先も予定しているが、何れにしても小学校6年生の受験生だから本校も他校も「受験機会」は多く設けている。


同時並行で今日は「大学入学共通テスト」の日であった。明日までの二日制だ。全国の高校3年生約496000人が指定された会場にて問題に取り組んでいる。本校からも大阪公立大中百舌鳥キャンパスで、過去最大の数の受験生が飯田校長以下6人の先生方の激励を受けて臨んでいる。高校校長は大学受験、中学校長は自分の学校の入学試験と学校全体が今日と明日は入学試験である。これを見守る学院長としての私は豊かな気持ちであり、とにかく無事に終わるように学院神社の大神様に祈願した。今日でお正月気分はリセットされ、私立学校の設置者の顔に変貌し、「4月6日(月)の入学式」までこの気分は続く。このバイオリズムが何とも言えない「心地良い疲労感」を生み出すのだが、これも今、全てが順調に進んでいるからだと思う。





2026年1月13日火曜日

高校の教育相談、ほぼ山場を越える!次のステージへ

 浪速中学校の出願状況は依然として昨年対比でほぼ1/2クラス分の人数が多い状況で今日を迎えている。17日が本番入試だからあと数人は増えるだろうが、ほぼ「1次A入試」は見えて来た。中学校のH進路教務部長が気の早いことであるが1次A,1次Bと連続する受検作業の時程とマニュアルを持って部屋に来てくれた。この4月に就任した彼にとって初めての大きな業務執行だから内心は大いに緊張していると思う。それが正しい姿だ。緊張しない方がおかしい。 

高校の教育相談は今日でほぼ98%以上が終わったと思う。本部は夕刻に閉じ撤去して、明日からは入試広報部に本部を移して対応することになる。本当に不思議なもので想定通りの数になっている。私は本部における関係者の慰問訪問に出かけた。一言「ご苦労様」とお声をかけることが私の仕事の一つでもある。皆さん、良いお顔をされていた。でもこれで終わるわけではなくて、これから「やはり専願にします」とか色々と変更が入ってきたりするから、微妙で難しい作業が次のステージだ。相談から出願に場面は切り替わる。

言ってみれば、これからが具体的な出願になるわけでまだまだ気が抜けない。多すぎても少なすぎても困るだけに、過去のデータを見ながら結末を想定しなければならない。2月10日のまず1次Aの筆記試験で文句なしの点を取ってくれれば、言う事はないだけに受験生には頑張って欲しいと思う。しかし入試広報の近藤教頭と話をするのが本当に楽しみである。彼は何時もニコニコと私と会話を交わす。これによって私の心が和む。


午前中、時間があったので千早赤阪村の多聞茶寮に用事が有り、急いだ。時間があったのでいちご園に顔を出したら園の管理者が熟したイチゴを収穫していた。敏腕の行動理論家で本当に甘いイチゴを育成してくれている。今日は6パックの収穫で私はこれを教職員に順番にプレゼントしている。何でも「手作り」が良い。教育もそうだ。心の籠った手作りこそ相手の心に響く。本校の重要な福利厚生施策の一つでもある。




2026年1月10日土曜日

大阪私学新春互例会

 今日は午後、「大阪私学新春互例会」が新大阪のガーデンパレスであり、ここ数年は副理事長、高校校長、中学校長を帯同して出席するようにしている。府教育庁幹部、府内の私立大学を含めた私学経営の幹部や校務運営を担う管理職の先生方やPTA役員も揃う互例会である。府会、市会の議員の先生方も馳せ参じてご祝辞を頂いた。普段の会議は副理事長に代理出席して貰っているが新年のこれだけは出席すべきと考えを改めた。この互例会で某有力私立の理事長は私に「大体、助成と言う言葉から間違っている」と広角泡を飛ばして言い放ったことが有る。公立も私立も同等に扱うべきだと言うのである。本意は全く同感であり、我々は大阪の教育の一翼を担っている自負を持って大阪の教育の為に頑張っているだけに、年の初め位「気勢を上げたく」もなる。 

昨9日が宵恵比寿、今日は10日の本恵比寿、そして明日が「残り福」のえべっさんのお祭りである。本校の学院神社のお祭りしている神様は、当然のこと頂点は天照大神であるが府内の各神社の御祭神を包含しての「八百万の神々」であり、当然、中には恵比寿様も入っておられる。法人の役員である評議員には今宮戎神社や堀川戎神社の宮司に就任して貰っていることでも近さが分かる。「商売繁盛、笹持って来い!」ではないが、府内の各私立高校は今教育相談の真っ只中にあり、笹持って来いではないが受験生獲得に神経をすり減らしている。ご出席されている理事長の中には私を見つけて「今年もどさーっと、相談に来ているんでしょうな?!」と矛先を向けて来られるのが幾分苦痛だ。それにしても多くの方からご挨拶をお受けした。

 多くの私学のトップが必ずと言って良い位、「浪速学院の勢い」について言及される。どのように反応して良いのか分からないくらい微妙である。「浪速の人気」に言及して頂いているのだが、確かに私立高校完全授業料無償化の施策があるかと言って、全ての私立高校に人気が集まるという事ではない。昨年で言えば公立は伝統校を含めて半分が定員割れとなった。忘れてはいけないのは私立高校も半数が定員割れしているという現実である。授業料無償化は施策の話しで私立優位に仕向ける施策ではない。我々も含めて全ての公立と私立は「如何に中学生に魅力ある学校作りをするか」が今まで以上に問われているのだ。誰も高いチョコレートには腰が引けるが味が良いから手を出る。中身の無い安いだけのチョコレートには食指が動かない。私立高校は未来永劫、常に改革を推進し魅力を高めていくことが必要である。 

6日から始まった2月10日からの高校入試本番前の教育相談はほぼ昨日で大半が終わった。本校に相談にお越し頂いた中学校は4日目で277校に上る。これは昨年の最終数値276校を超えた。来週も受け付けはオープンにしており更に数校増える見込みであり、300校に迫るのではないか。昨年から続くこの現象は浪速人気の「さざ波の輪」が広がっていることだと思うが、人気などは浮き草みたいなもので直ぐに霧散する。謙虚に慎ましくただ生徒の為にやるべきことをスピードを上げて実行していくしか生き延びて行く方法はない。世の中に安易な楽な仕事はない。高市総理ではないが「仕事、仕事、仕事、仕事、仕事・・・」だ。長時間労働をせよと言うのではなく、「仕事の質を高め、知恵と工夫で、学校の魅力を更に高める努力を怠るな」という事ではないか。

2026年1月9日金曜日

高校入試、教育相談の状況と杉原愛子さん

 来週17日に迫った浪速中学校入試の出願状況も、又浪速高校入試出願前の「教育相談」も順調に推移している。特に中学校は今朝段階で昨年の1次A入試の数を大きく超えており、まだ1週間あるから、上積みが期待できそうだ。高校は想定通り順調に伸びており、何回もこのアラウンドで書いたが昨年と一昨年の中間程度の数値が期待できそうで安堵している。昨年は「爆発」と言うにふさわしい位の1100人、25クラスの入学者数に私どもも驚愕した。保有する教室数も限界に近づき、学則定員の議論もあって合否判定基準を少し厳しくした影響は間違いなく垣間見える。 

初出の翌日6日から始まり、2月10日の本番高校入試の教育相談は受験生にとっても私立高校にとっても極めて重要であり、「15の春を泣かさない」為に始まったものだと聞いているが、これも高校完全授業料無償化と少子化の進展の中で徐々に形を変えていくと思う。公立も私立も境界が薄くなり、併願入試システムもほぼ公私の専願システムに収斂していく可能性は高いと感じる。その教育相談もまだ継続するが、ほぼ今日で大半が終わり、この結果によって大体の今年の入学者数の予想がつく。「粗く算定して」、令和8年入学者数は中学で170人前後、高校で900人から1000人程度になるにではないか?こうなると在籍者総数は現在の3350人から3450人を超え、新記録となる可能性が出て来た。 

今日は今やこの世界では知らない人は居ないと言われるほどの体操競技「杉原愛子選手」が所属のアインス体操クラブの冨岡社長と大野コーチと共に理事長室を訪問してくれた。昨年「10月インドネシアのジャカルタで行われた体操競技の世界選手権」で最終日の25日に各種目の個別決勝が行われ、「女子床決勝」に駒を進めていた杉原愛子さんは13.833点で2位以下を大きく引き離し、「優勝」した。我が国から世界選手権で優勝した選手は杉原さんが初めてである。彼女は個人総合でも決勝に進んだが段違い平行棒でミスが出て、又「平均台では3位の銅メダル」となり、惜しくも女子個人総合は7位に終わった。しかし金メダルと銅メダルの二つを勝ち取った栄冠は長く賞賛される。私はドアの外まで出てお迎えした。




杉原さんは本校とタイアップしている前述したアインス体操クラブ所属の有力指導者であり、私は彼女の活躍が本校体操クラブの部員に与える影響や貢献度を考えて、「押見記念顕彰金規定」により、本日金一封を授与した。外部への顕彰者としては第一号である。今後とも「愛子スマイル」を放ち、豊かな「表現力」を駆使して、まず本年の一大イベントはアジア大会であり、ここに向かって頑張って欲しいと激励した。首にかけてもらった金メダルと銅メダルは重たく感じた。普通、メダルは丸いものだと思っていたが、全く異なる造形でこれも大変に興味関心が湧いた。このようなメダルを首にかけて貰うのも今の仕事、職務のお蔭であり、感謝しなければならない。

2026年1月8日木曜日

令和8年始動「人間万事塞翁が馬」

 5日が教職員の初出の日であり、翌6日から高校入試の「教育相談」が始まった。中1日おいて今日8日は新春拝賀式・3学期の始業式、略して「新春拝賀始業式」の日であった。寒い日であった。教育相談の受付と始業式の同時進行であるが特段の問題はない。今朝現在で既に和泉や堺の公立中学校を中心として45校の中学校からの相談を受けており、「浪速人気」は依然として高そうで、この事が私を元気付ける。神社神道を建学の精神とする本校は通常の学校の形である単なる始業式では不十分との私の思いから着任し、学校改革が軌道に乗り始めた頃から「新春拝賀・始業式」と名を改め、「形の格上げ」を行い、全校生徒、教職員、PTA役員、同窓会代表も参列した「学院神社への正式参拝」である。その後中高分かれて両校長の手による始業式と言う具合だ。

 

言わば学院神社への学校挙げての「初詣」が新春拝賀式と考えて貰えば良い。このような「形作り」が大切だとの私の信念は全く揺るぎがない。形を作って最初はその枠内で動き、形は徐々に変えても良い。最初から個々の裁量に任せた自由形などは案外と結果が出てこない。「組織というのはまず形から入って行き、中身を充実させる手が得策」であるという私の強い信念である。拝賀式という以上は単に全員揃っての参拝だけではなくて各人が新年を寿ぎ、決意を新たにするのだ。その為に生徒が主役であり、本校の特別クラブである雅楽部と神楽部の部員による「神明奉仕」の光景を全員が目に焼き付けることが重要である。部員たちは正式の装束に身を纏い、雅楽の音を奏で神楽部が厳かに舞って奉納してくれた。

 

まず学院長講話では寒風の中、雅楽を奏で、神楽舞を舞ってくれた雅楽部と神楽部の為に神殿前にて奉納してくれた「尚学の舞」の話しから始めた。本校の創立40周年時に伊勢神宮の祭主さまであられた北白川房子女王から頂いた和歌をしたためた扁額を持ち出し、本校の歴史と特色を話し色彩を添えたのである。その後、私は例年と同じように「干支に纏わる話」に転じた。今年は「丙午」で、動物にあてはめると「馬」となる。馬に纏わる諺から入って行くのが生徒には分かり易い。「人間万事塞翁が馬」の中国の古典から来たこの諺は丁度1年の始まりに相応しいと思い、良いことも悪いことも中長期的に見ることが肝要と「言葉を尽くして」話した。その他、「馬には乗って見よ、人には添ってみよ」「人馬一体」「流鏑馬」「勝ち馬に乗る」「禍福はあざなえる縄のごとし」等々、馬に関わる話は多くて「人間論」としても年の始めには良い話が多い。生徒は真剣に聞いてくれた。

 

学院長講話の後は中高の両校長主宰の始業式に移った。私は雅楽部と神楽部の記念写真に臨み、これを済ませてから、拝賀式に参列して下さったPTA役員の待つ、6階の天空レストランに急いだ。冷えた身体を温めて頂くために、心づくしの「直会のぜんざい」を振舞って暫しの歓談の時を持った。この様にして「学校法人、浪速高等学校、浪速中学校の三位一体」組織の令和8年、2026年は動き始めたのである。