早朝は少し寒気を強く感じたが、凛として心地よい空気の中で、「第52回目の浪速中学校卒業式」を挙行した。浪速高校の卒業式は1月末に既に終わっているがその回数は79回目であるから、いかにも中学の回数は少ないが、理由はこの間「募集停止」をした期間があったからである。ゴルフの「れば、たら談義」みたいだが、もしこの募集停止がなかったら今や浪速中学はもっともっと有力、有名な府内の私立中であったと思う。私なら絶対に成し遂げていたと思うが、こういう事は今更言っても仕方がない・・・と言いながら書いているのだから私は諦めが悪い男だ。しかし昨年から反転攻勢が始まっている。「雌伏15年」であった。一度底辺に堕ちると浮かび上がる力は尋常ではなく、時間もかかる。
今後100回を目指して私の後輩たちが頑張ってくれるだろう。とにかく「浪速中学の存在感」を高めて行って欲しい。その為にはまず「実績」を数多く出さねばならない。今日の卒業式で送り出した生徒は一昨年度は4クラス、122名で、今年は4クラス136人だから徐々に卒業生も増えている。来年も4クラスだが2年後から5クラスー160人台となり「ぐんッ」と増える。間違いなく「浪速中学の存在感、ここに在り」と高らかに号砲はなっている。昨年度から真新しい新校舎となり、今年の入試は5クラス191人と大幅な伸びとなった。「認知されつつある」ことが嬉しい。
贅を尽くしたではなく、「粋を尽くした」と言う言葉を使いたいくらい、広く、明るく、豪華で美麗で又機能的で「生徒と教職員が誇りを持てる」校舎と自負しているが、教室の豪華さだけでは生徒は来ない。中学の先生方の献身的な面倒見の良さがあって初めて校舎内の生徒は大きく成長する。今の浪速中学は間違いなくその路線にあると思う。素晴らしい人間性を持ち「たくましく、それでいて優しい」人間になるよう「浪中教育の霧雨を間断なく振りかけ」、浪速高校に送りこんで欲しいと思う。浪中からの保護者は極めて頼りがいのある応援団だから、そのパイを大きくしていけば浪中は更に伸びる。浪速高校みたいに大きくだ!
今朝も公立高校の最終出願数が大きく新聞記事になっていた。全体倍率は昨日の1.02倍から1.05倍と上がった。昨日のアラウンドで言及した、いわゆる「にぎり」が放たれ、各公立の出願数が上振れで変化したのだが、普通科への回帰現象は見えるが単位制とか専門学科が苦戦している感じだ。昨年大きな騒ぎになった八尾高とか寝屋川高は定員充足だった。何時も俯瞰して見ている私には「意味ある、特徴ある高校のみが生き延びる」ことを暗示していると思う。伝統校の文理学科とか、新しい文理探求学科を創設した春日丘高は1,66倍と人気を集めている。
私立だが通信制の学校の伸びは極めて大きく、社会の底流には誰もが全日制の普通科高校に通う時代が少しずつ変わり始めていると感じているのではないか?2極化は益々進展するだろう。何としても浪速高校と浪速中学は生き残っていかねばならない。今日で高校も中学も学校の一大イベントである卒業式を終えた。次は4月からの新年度の準備が学校のメインの業務になる。柱時計の振り子みたいにとどまることなく今も時を進めている。これが学校である。素晴らしい卒業式であった。卒業式の日は何時も特別な感慨に浸る。



