11月10日の「校務運営会議」で私は学年主任や分掌の長に対して重要な発表を行った。それは明年4月から「天空レストランにおいてはキャッシュレス化に移行」すると言うものである。実は本年9月初め、副理事長と情報企画部長に宿題を課し、本校のキャッシュレス化について「答申」を求めていたのだが過日、答申され、私の頭にその中身がおぼろげながらイメージ出来た。「時代の趨勢」でもあり、生徒にとっても本校で働いている人々にとっても意義あることである。長い間の懸案をぼつぼつ片付ける時が来たと私は決断した。
当初は本校独自の「アプリを開発」しその導入を考えていたが初期費用やランニングコストを考えると得策でないと答申にありそのように結論付けた。大学や生協であればメリットも出てくるだろうが、3300人程度の規模ではメリットが出て来ない。それで世の中には今通用している、例えば「Quoカード」、「交通系のICカード」、「プリペイド式Felica」、「QRコード決済のPaypay」とかの中から、現在通用してる仕組みの中で本校や生徒にとって安全で管理が比較的負担の少ない方式を採用する方向で詰めを急ぐことにした。当然複合方式もある。
昨日6Rの関係の責任者を部屋に呼んで近未来の天空レストランのキャッシュレス化への移行を詳しく説明した。このように持ち場、持ち場の責任者には早め早めに「考えを披歴」し、情報を共有することは組織管理において大切な事である。トップが全て決めるのではなくてトップはまずキーパソンに課題を投げ掛け、答申を求める。その答申を熟慮し方向を決めるのはトップの責任である。その結果を課題に関係する教職員や関係先に情報を流すと現場の人々は最も良い形を提案してくる。この方式が「生きた仕事の仕方」だと思う。来年4月には移行され、そのうちに本校は本格的に「キャッシュレス・スクール」として評判を呼び本校訪問依頼が出てくるに違いない。



