2026年3月19日木曜日

曇り空、肌寒い中での併願点呼

 1昨年は「花冷えの日の併願点呼」、昨年は「水緩む日の併願点呼」、そして今年は「曇り空の肌寒い併願点呼」の日となった。入試広報部のK教頭から昨夕専願切り替え者が一名あったと言うからこれは多分公立高校の受験をスキップした生徒かも知れない。昨年度から公立も遂にWEB発表となり、昨年の併願手続き第一号は10時7分だったが今年は10時12分だったという。しかし今日は「時々刻々と変化する中に身を置いた興奮する一日」だった。 

10時30分から新一年生の学年団が集まって今日15時からの「点呼」の予定の最終確認を行った。専願は2回に分けて行ってきたが今日の併願は今日のみの17時半、完全下校のスケジュールだからぎっしりと予定が詰まっている。まず4月6日の入学式に間に合うように制服の採寸他をしなければならない。私は自室で着々とWEB上で数値が確認された数値を追ったが、11時ジャストで66人を確認し、11時24分で90人を超え専併合計1000人を超え、14時15分には1050人となった。事務室前では保護者に付き添われ、多くの受験生が並んでいた。 


15時からの「併願点呼」は15教室を使ってオンラインの説明会とした。入学手続きが終了した生徒と保護者は指定の教室に向かった。15時に開始されたがその時点で手続きが締め切られ、最終的に「併願手続者数は142人」となり、「専願併願内部生合計数値は1052人」となった。これで「4月6日の入学式」に臨める高校新1年生は専併合わせて24クラスで収まり、この数値はシミレーション通りの想定数値となった。中学は既に確定しており5クラス191人だから、こちらも新記録となっており、「中高合同入学式は総勢1243人」の規模となった。驚愕の数値である。 




この生徒たちが「4月8日の令和8年度1学期始業式」に臨むが、この時の在校生は「中学高校総勢併せて3599人」となり、これは大きな数値である。昨年は高1で1152人となり、「取り過ぎ!」との一部の声もあり、合格のボーダーラインを触ってまで調整したが、本校の勢いは依然として大きかった。2年連続となる1000人を遥かに超える、安定した大阪を代表する大規模校もなったとも言えるが、重要なことは規模ではなくて教育の中身であることは十分分かっている。 

しかし本学院に着任した平成19年当時を思えばまさに感無量で3倍超えの生徒増になった。私は入学式の式辞、始業式の学院長講話を発信しなければならない。まず入学式では中高同時合同開催だからまず両校長が「入学許可」を宣言し、その後学校設置者たる私が式辞を述べる手順である。重大な責任に今から身が引き締まるが、私はこの入学式を「ユーチューブ」で生実況中継しようと考えている。記念の入学式になりそうだからご関係の多くの方々にご覧頂きたいと思っている。

締めの15時が終わり、15時15分に入試広報部参与の公立中学校校長を3校、9年間の校長歴を有するO参与先生に部屋に来て頂き、ご経験とご見識を見事に活かし、10年間に及ぶ本校への奉職に深甚なる感謝の意をお伝えし、「益々繁盛」の2升5合の日本酒をプレゼントした。今晩は勝利の美酒に酔って頂きたいと思う。先生のお働きは素晴らしいもので大きな実績を残して頂いた。先生の引き合わせで既に後任の参与先生は既に決まっている。先生には当方が内外部での入試説明会で忙しい時には是非応援に来て頂きたいとお願いしご快諾を頂いた。「O先生、本当にありがとうございました」!盛大な送別会は27日に予定している。



2026年3月18日水曜日

令和7年度修了神前奉告祭

 令和4年度は雨、令和5年度は気温が低くて寒い風を強く感じ、令和6年度も少しの雨と冷たい風の修了式、そして令和7年度、今年は春の陽射しが少しだけ、降り注ぐ良いまぁ気候の中の一斉参拝となった。その後の学院長講話の冒頭、修了式の修めると言う漢字から、読みは「おさめる」で同じだが、納める、収める、治めるとの違いを説明し、本校は他校と違って、今日は3学期の終業式ではなくて「令和7年度の修了式」だと強調した。正式には「令和7年度修了神前奉告祭」である。1年間頑張って、学業を修め、人格を陶冶し、心身ともに成長したことで「この1年を修了した」と学校は認めたと生徒を褒め称え、「良い学校に学んでいる君たちは幸せ者だ」と同時に「良い生徒を持った学校も幸せ者だ」としみじみと感じた。 


学院長講話では様々な事に言及した。まずイランとアメリカ・イスラエルの戦争状態、ロシアとウクライナ等々今や世界は安穏とした地球ではなくなったということ、AIの驚くべき速さでの人間社会への登場等々今日的な課題などから高校3年生の進路実績、そして本年度の生活指導上の問題などに言及し、高校2年生の修学旅行イタリア班の半分が不測の事態の発生で東京方面への代替校内旅行に変わったことを敢えて言及した。しかし総じて7年度は細かい事では色々とあったがまぁ良い年度であったと総括した。 

そして明日19日の夕刻には判明する公立高校のWEB合格発表で本校の併願者が確定し、「令和8年度期首の在籍生徒数は更に200人増えて約3500人を変える規模の大きな学校」になるかも知れないと話した。このように寒かった冬が終わり温かい木の芽が芽吹く春が来るように浪速高等学校、浪速中学校はまさに「浪速の勢い」の中にあると言い、「良い学校に学んでいる誇りと幸せ」を感じ、来年度は新入生を迎える先輩となる君たちの責任は重大だと訴えた。令和8年4月8日の新年度始業式に又皆と元気で会おう話し、「事故、事件に巻き込まれない豊かな春休み」を持つように激励して令和7年度の修了式学院長講話を終えた。 

それにしても私はつくづくと思う。令和5年度の開校100年の節目を境に何か新しい学校に生まれ変わった気がする。言いにくいが「全てが順調に回っている感じ」で令和6年度も前年に引き続いてほぼピークに近い良い年度となり、令和7年度もこの余波があり、最高状態が維持できたと思う。しかし私は浮かれてはならないと自分に言い聞かせている。「蟻の一穴」という言葉がある。どんなに堅固に築いた堤でも、蟻が掘って開けた小さな穴が原因となって崩落することがある例えだ。一般的に、どんなに巨大な組織でも、些細な不祥事が原因となって、組織全体を揺るがすような深刻・致命的な事態に至る場合があるとの「戒め」だ。トップの私がまず心しなければならない。 

似たような言葉に菜根譚の「得意の時に、便(すなわ)ち失意の悲しみを生ず」というのもある。目標に向かって苦心し、努力している時には、前向きな心が「曲が事」を寄せ付けないが、反対に成功してすべてが上手くいっている時に、既に心の何処かに慢心や油断から、既に失意の悲しみが生じているという教訓だ。この点を私を含め、教職員、生徒全員に時間をかけて訴えた。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だ。



2026年3月17日火曜日

大阪府神社庁祖霊殿にて「春季慰霊祭」

 今日は11時から大阪府神社庁祖霊殿にて「春季慰霊祭」があり、参列させていただいた。年間春季と秋季の2回あり、この間に「物故」された神職の方々を祖霊殿にお祀りする神事である。この学校に着任以來、参列の席を温めながら、順番が来れば名前の「読み上げ」で玉串奉奠を行い御霊に感謝の誠を捧げている。今回は「二柱」が合祀され合計五六五の柱となった。神道の世界では亡くなることを「帰幽」と言う。 

男性の場合は「大人命(うしのみこと)」と言われ神様になったことになる。女性の場合は一般的に「刀自命」(とじのみこと)」などの諡(おくりな)が付けられる。式典の後は「直会」と言って昼時であれば用意された昼食が直会となる。11時に始まり、13時には学校に戻った。しかしこのような神事は仏式だろうと神式だろうと自分の歳を考えると複雑な気持ちになり、悲しく少しだけ元気を無くするが、学校の椅子に据わると徐々に力が湧いてきた。

2026年3月16日月曜日

高校の進級判定会議と中学のテレビ放映

 今日は10時から高校校長主宰の「進級判定会議」があるから事前に上程する内容について学院長たる私に高校の副校長、教頭それに高1と高2の学年主任が資料を持って報告に来てくれた。理事長のみの職権であれば理事長報告は厳密に言えば必要ないのかも知れないが「学院長」という立場は「教学全般にも責任」があるから当然報告は必須と本校では考えている。高1、1131人、高2、922人の合計2053人について上級学年に進級させるかどうかの判定会議だから極めて重要な責任を伴う会議である。 



従って関与する全教員が参加し、それぞれが「諾か否か」について意思を表示し、多数決で決定する形をこの分野では残している。学校の先生にとって「自分が教え、成績を評価し、見事に上級学年に進級させるかどうか」は学校にとっても極めて重大な事である。結果は学年主任がまとめた「学年団の意志」を入れた原案が「通るか否か」であり、後で校長先生から学院長に対して最終報告を受けたが「無事に原案通り」で可決されたと言う。これにて「一件落着」であった。プロセスが大切である。管理職や重要分掌の教員だけで進級させる意思決定ではないところがミソだ。 

昨日の午後15時から読売テレビの「ホンワカテレビ」という人気番組で漫才師の「ノンスタイル」さんのMCで「浪速中学校」が約1時間と言う長尺番組で放映された。この番組で何故に本校が選ばれたのかについてはここでは書けないが、最初にお話があった時に私自身が兼ねてよりノンスタイルさんに好感を有していたことと、番組そのものがおちゃらけ的、おふざけ的な中身ではないと知って承認した経緯がある。確かに編集は「笑いあり、涙あり」で纏められており、私も大笑いし涙する場面は多かった。 




極めて良い編集で私は生徒一人一人、そしてご家庭にまでTVカメラを持ち込んだ熱意とストーリー編集に感動した。テレビ局に感謝申し上げたいと思う。本当は映像の中味はテレビ側にあって私がその画面の一部でも私のブログにアップするのは法的に如何なものか?という気は勿論、有しているが校舎などの肖像権は私にある筈だからこの点だけを頼りに私に近い場面のみをアップさせて頂く。登場した生徒間で大きな差があってはまずいと思ったこともある。しかし大きな広報宣伝になった。最も輝いていたのは生徒であり、このような生徒を育てている「浪速中学校の教育に私は誇りと自信」を持った。中学校の教員も同じようにこの番組を見て感じているのではないか?






2026年3月14日土曜日

久方振りの多聞尚学館

 年度末と言う事もあり、又プライベートでも多くの時間を割く必要が集中し、気忙しい毎日であったが、何故か今日の土曜日は少し気分も和らいだ気持ちである。多くの職員が共に、あるいは代理として応援してくれているから、業務に支障は全くない。イタリア修学旅行のキャンセルに関した「保護者集会」も全く問題なく約30分で終わった。「中学校のニュージーランド語学研修」も現地からの報告では順調に進んでいるし、今日は高校生の一団がカナダに向けて関空を飛び立った。これは校長先生が関西空港まで見送りに出かけ、全員笑顔満載で飛び立ったと報告を受けた。来週の「18日が修了式」翌19日には併願戻り数が判明する。全てに亘って極めて今の状況は粛々と、それでいて平穏で安穏とした雰囲気で年度末を迎えようとしている。 

今日は千早赤阪村にある校外学習施設である「多聞尚学館」を久しぶりに訪問するため、朝830分に学校車を運転して出かけた。今の高校1年生の文理Sコースの2クラス、88人が「英数国ハイレベル講座」に挑戦するのでその開講式に時間を少し貰って「激励」する為が目的であった。この施設には学院神社の大神様の分霊をお祀りしており、生徒たちが今後の「学業成就」を祈願する為、まず最初に全員で神棚に向かって遥拝した。その後学院長講話だが、調子も良くて生徒に伝えたいことは全て明確に話したと思う。後2年で大学受験が有る。「もう2年と受け取るか?まだ2年もある!」と感じるかに始まって、太平記の世界,楠木正成公と建武の中興、鎌倉幕府、等々のここ多聞尚学館の謂れなどを交えながら、「志、日々の努力の大切さ」を強調した。生徒も付き添い教員も今日の講話の中味を喜んで呉れたと思う。




2026年3月13日金曜日

私が思う「個性の群像」とは!

 来週の18日の「修了式」を受けて令和7年度は終わる。本校は3学期の終業式とは言わないで修了式と表現している。結構私はこの言い方を気に入っているが、何時頃からこの言い方になったのか存じていない。2回目の専願点呼は既に11日に終わっているが、「併願点呼」は19日である。この日、公立高校の合否が分かり、惜しくも希望が叶わなかった受験生が本校に登校し、入学手続きを取る。従って「19日から名実と共に令和8年度の助走」が始まる。ところで最近は「学校の先生はお休みが多いですね」と言われなくなった。生徒は春休みと言っても教職員に春休み期間などは無い。逆に来年度の準備で忙しいくらいとなる。 

私は19日を楽しみに待っている。この日、来年度の陣容が分かる。4月6日の中高合同の入学式まで陣容が分からないという現象は日本だけかも知れない。高校の新1年生が専願、内部生そして併願生の合計数値が本校の入学者数になる。専願と内部生は既に固まっており、後は併願だけである。クラス数は23クラスか、24クラスか?想定としては980人から1020人程度と見ている。これなら23クラスで行ける。しかし念のため担任の当て嵌めは24人の先生を内定しており、先の職員会議で担任名は発表されている。最後の24番目の先生にしてみれば「どうなるの?早くしてよ!」というお気持ちなら、分からないこともないが、多かれ少なかれ私立高校の宿命みたいなものだから。 

「個性の群像」と言う言葉は私の造語である。ネットでこの言葉を検索するとトップにヒットする。浪速学院は一人一人の生徒の個性が輝く学校にしたいと時々この言葉を使うし、象徴的な物品のネーミングも個性の群像だ。基本的に私は何かを陳列するのが好きで、何処かの片隅に「学校のアイデンティ」を発信する「これだ!」という陳列物を「ここだ!」という場所に設置するのである。まず「個性の群像」焼き物を新中学校棟の奥まったところに置いた。これは奈良の陶芸家辻村塊さんが作った傑作で長年保持してきたものを昨年の新中学校棟竣工を祝って中学校にプレゼントした。設置場所も変わったが個性の群像と命名した文には「それぞれが個性を放ち、天に向かって伸び伸びと育つ 平成28年7月」とあった。今からちょうど10年前のことだ。 


そしてこの20年間、今は無くなったが休みには骨董市に出かけ、気にった陶芸作品を安く購入し、部屋や廊下のあちこちに陳列し、眺めていると心が落ち着く。焼き締めの備前焼の作品が多い。このような私の行動パターンが「個性の群像」の言葉を導き出したのかも知れない。 



誤解を時にもたらすが個性とは「ありのまま」ではないし、内部から「じわじわ」と沸き起こりながら変化・変貌していくものだと考えている。確かにありのまま、素の状態で入学してくるが、3年後6年後には大きく変わる。素の土が練られ、粗い形になり、余計なものが削り落され、見た目、形が完成する。しかしこの形は「素焼き」という工程で強く締まり、二度と原土には戻らない。だから我々は土器から年代が分かるのである。素焼きを経た形に「薬」がかけられ、今度は「本焼き」という工程で更に強く、美しく最終的作品となる。出来た物はどれ一つ同じものはない。「形も色も使い方も何もかも違う」。これが元来の個性である。極めて多くのプロセスを経て個性が出来上がる。更に個性は努力によって「使われ、磨かれ、輝き、本物になっていく」。教育と言う営為はこの工程に大きく似ており作用している。教育という営為こそ最も人間にとって大切な影響ある存在なのである。教育のプロセスは焼き物のプロセスだと考えているから、私はこの世界に飛び込み、今も生徒や教職員を練って、練って、そして削り、形を揃え、火に通して焼しめて強く美しい個性となるように身命を賭して育てている積りである。

2026年3月11日水曜日

2回目となる専願生登校日

 昨日は公立高校の入学試験の日であった。本校ではこの日第二回目となる「専願生登校日」として、4月6日の入学式において正式に校長から入学許可を得る専願合格の切符を手にしている生徒が910人が登校してきた。9時からのキックオフのミーティングに参加した。1回目の登校日は2月21日であったが、この日は製作に時間がかかる「制服採寸」が主目的であったが、今日はより踏み込んで浪高生になるべく学校の仕組み、芸術科目の選択、人権関係、各教科からスタディサポート、通学証明書、ICT教育ツールのクロムブックの説明等盛り沢山の「宿題」を渡されて帰って行った。予定通り11時30分には終えたという。24教室を使ったオンライン説明会の威力である。 

新高校1年の学年団のリーダーであるH学年主任は「かっちりした仕事をする人間」だから私は信頼を置いている。中学経験が長いが元来が優秀であり、纏まった良い学年団になるべく頑張って頂き、生徒の面倒を見て欲しいと思う。居並ぶ学年団の先生方のお顔ぶれを拝見し、良いチームになると確信した。 

前後して皇學館大學の常務理事の訪問を受けてご挨拶をお受けした。前にこのアラウンドでも記したが本校の教諭のM先生が皇學館大の教員として迎え入れられることになり、正式なご挨拶と言う事だ。私は心から歓待申し上げ、M先生も入れて昼食を共にした。食後のティータイムには同大学卒業の神道科の教諭も呼んで暫時、懇談の場を持った。


今年も本校からは2名の生徒が進学するし、長い伝統があるだけに皇學館大學には頑張って頂きたいと申し上げた。新しい校舎群の建設計画があるそうで、是非近代的なそれでいて伝統ある大学に相応しい校舎を建設して頂きたく、本校の実践例で良ければ何でもお手伝いさせて頂くと申し上げた。先般中学の新校舎を見学され、痛く感度され、それは「理事長のこだわり」が随所に見えてとまで言われたのには恐縮した。