私たちの身近にある神社の多くは東京の代々木にある「神社本庁」という大きな組織に属している。神社本庁は各都道府県単位に「神社庁」という組織を整備し、大阪で言えば「大阪府神社庁」と言う。大阪府神社庁は12の支部に分かれ、現在は総数で573の神社が属している。実はこれらの神社以外にも大阪府では立派な神社が存在する。同じような神社は全国各地にあり、独自の運営を行っているが、これらの神社は「単立神社」と言われている。本校は神社本庁を頂点とする大阪府神社庁に繋がる私立学校であり、今から103年前に大阪府神社庁の手で創立された学校である。
なぜ、一部の神社は独立という道を選んだのか、我々には詳細な情報はないが私は東大阪市、大阪平野の東、生駒山麓に鎮座する単立神社「石切劔箭神社」の宮司さんに評議員に就任して頂き、既に5年以上が経過している。「いしきりさん」と親しみを込めて尊称され、氏子崇敬者の多い神社として知られている、この神社は社号の「石切劔箭(いしきりつるぎや)」が示す通り、御祭神の御神威が強固な岩をも切り裂き、貫き通すほど偉大な様を表している。特に御加持御祈祷、「お百度参り」は有名で、その御神徳を慕い関西一円はもとより全国から大勢の方がお参りになられている光景を見た私は脚を運んで本校役員へのご就任をお願いした。創立当時本校と深いご縁があった歴史的経緯をご存じだった現宮司様は即座にお受けして頂いた。このお方に惚れ込んだ私は是非にとお願いした当時の時が懐かしい。
「神も仏も有りがたきかな」ではないが、神社庁傘下の神社、単立神社と区分、区別する方がおかしいのであって、本校で学びたいと言う受験生は神道だろうが仏教だろうがキリスト教だろうが、受験して欲しいと思う。「宗教・信教の自由」とはこう言う事だ。今日は入試広報部員が大阪府神社庁と石切神社さんを訪問して「刷り上がった入試案内のポスター」を境内に貼って貰う日であった。毎年の行事である。神社総数が574神社にもなるから一社一人の受験生を紹介して頂くだけで574人にもなる計算だ。多くの人の目に触れる神社界をバックに有している本校は幸せ者である。入試広報部員はまず私の部屋の入った正面に今年のポスターを張ってくれる。私が部屋に入った真ん前にこのポスターが目に飛び込んでくる。
今日は朝の8時に一人の女生徒と母親を学校に来てもらい、「激励金の授与式」があった。国際コースの生徒で「カナダに5カ月間の短期留学」をする。アルバータ州のカルガリーにある高校で語学の勉強だ。ホストファミリーの自宅に入り、慣れぬ外国生活に一人踏み切る勇気が素晴らしい。又一人娘を海外に出す親御さんも立派である。手っ取り早い方法としてこのような短期の海外の高校で学ぶのは極めて大きな影響と効果があることを私は知っている。激励金を手渡し、私は大いに激励した。校長先生も担任の先生も良い指導であると私は評価致したいと思う。日本の若者はもっともっと若い段階から海外に雄飛して欲しいと思う。それだけに現在の「円安」は心配だが世界を相手に戦う事の出来る英語人材の育て方に「公金投入」することの是非についてぼつぼつ深い議論が必要な時代になってきたのではないかと思う。


