2026年1月26日月曜日

本校初の大学教員の誕生、「頑張れ、松尾先生!」

 私にはその明確な理由があるのだが、公私ともに何故か気ぜわしい。要は時間的に厳しい状況が続いており、それも尋常ではない多忙さだが、身近なスタッフの手助けを得て毎日を乗り切っている状況だ。とにかく年初以来、令和8年も慌ただしい日が続いている。今週は明日の27日に「中学の2次入試」がある。一応2月入試も視野にはあるが受験者数は今朝現在では記録されていない。明日の2次入試で本年度入試の結果が見えてくる。誠実に粛々と進める。そして今週のハイライトはまず「浪速高校第78回卒業証書授与式」が28日にある。今は「嬉しくもあり、寂しくもあり」と言う感じだ。 

今日は昼休みを使って「臨時職員会議」を持った。本校の職会は基本月度1回で2月は24日に予定されているが、これではタイミング的に遅れると考え、急遽入れた。話は人事で、この度本校中学校所属で社会科、神道科を担当している松尾大輔さんが皇學館大学の教職として転職されることになった。36歳と言う若さだから当初は「助教」からと聞いているが、将来は「皇學館大学教授」にご就任されるのだろう。本校初めての「大学の先生が誕生した」。というのも大学では全ての手続きが公式に進められ先週確定したから本校も公開することにしたのである。 

背景には本校の浪速中学校道徳教育草創期から直接ご指導を受け、あらゆる面で大変お世話になっていた渡邊毅教授の強いご推薦を賜り、先生の後任候補として招聘されたのである。大学院文学研究科博士課程前期課程を修了されているし、本校中高の現場で実践されてきた経歴が実を結んだ。極めて名誉な事であり私は自分が手塩にかけて育てた中高の教諭が晴れて大学教授の道に身を置くべく、人生の大転換を図ることに言いようもない嬉しさがこみ上げてきている。松尾先生は渡邊毅教授の定年退職に伴い、教授のお弟子さんとして「白羽の矢」が当たった。松尾先生は文部科学省検定教科書の「道徳 中学校」(日本教科書)の著者であり、皇學館大学道徳科教育研究協議会編「これからの道徳 中学校道徳読本」等、多くの研究実績がある。 


とにかく日本全国「道徳教育」の分野では若手のホープであり、この点を認められ、今回の人事に繋がった。本校の道徳教育は当時低迷していた浪速中学の教育の柱として私の強い発案で進めたものである。当初は現浪速高校の出口教頭が中学時代に始めてくれ、高校への転出と共に2代目の教諭として松尾さんを当てはめた。期待に応えて素晴らしい仕事をしてくれた。この間、実に色々なことが二人にはあったが、彼は見事に仕事をこなし、日本の道徳教育の分野で「浪速の松尾、道徳教育の松尾」の名を轟かせてくれた。根が明るく、人を引き付ける魅力があり、私は入試広報部兼務もお願いしてきた。忘れられない思い出は神職資格を取得させるために派遣し、今の私みたいな多忙さの中で1年間頑張って神職「直階」を保有してくれたことだ。 

今後は更にこの分野での研究と研鑽に励み、立派な大学人になって欲しいと思う。そして大学人としての身の振舞を私はアドバイスし、「浪速中学、高校の事は決して自分が育った現場として忘れてはならない」、温故知新を間違ってはならないと話した。彼は私の部屋で涙を浮かべ、「理事長のお蔭でこの12年、鍛えられ、堂々と今大阪から伊勢に居を移します」「浪速は私のふるさと」ですと力強く言って貰った。「頑張れ、松尾先生!」



2026年1月24日土曜日

今日は目が回るくらいの忙しさ

 今日は目が回るように予定がびっしりと入っていた。まず9時には新中学1年生の準備登校であった。20日に入試が終わってその週に学校に来て貰い、4月入学式までの準備などをスムースに進めて行く為のものだ。まず「制服採寸」をして貰わないといけないし、その他教科書手配や宿題なども課せねばならない。実はまだ試験は継続しており、来週の「27日には二次試験」が予定されており今朝現在で何と17人の申込で内新規が12人にもなっている。このうち入試成績次第だが過去のデータでは多くの受験生が合格しているから今回も期待が持てる。最終的な入学者は5クラスの181人から185人程度の規模になるのかと推察している。大記録である。 


高校入試の方も大きなニュースが飛び込んできた。1月16日現在のデータであるが「大阪府下中学生の進路希望調査結果」が大々的に各紙に報道されていた。これに拠れば浪速高校は令和8年度入試においても「応募総数と専願希望」の両方とも昨年度と同じく92校の中で「トップに多い希望者」が明らかになった。合否レベルを幾分厳しくした影響は応募総数で-256人となったがそれでも専併合わせて応募総数は2070人であった。専願は727人で2位との差が132人だからこれはもう品の無い言い方だが「ぶっちぎちり」と言って良いかも。記事を俯瞰すると女子高の状況が少し厳しいように見える。 

11時からは「第9回浪速学院二十歳の集い~浪速に戻る」があった。もう9回目かと私は感慨に耽った。高校を卒業して、永久に「バイバイ」とはせず。成人式を終えた卒業生を祝福すべく「一度学校に戻って来い」が掛詞で彼らを激励し、旧友や元担任と顔を合わせることによって「青雲の志」をここでもう一度再確認させるために費用はかかるが私は始めた。この若者が未来の日本の支えとなって頑張って貰わないといけない。このような企画をし実行していることは余り耳にしないが、今後の少子化進展の中で求心力を持って集合させるには「高校時代の絆」だと思う。天空レストランで手作りの料理を共に食する最も大切な時間を共有する機会を考え行動する本校であればこそ、中学も高校も府内で最も多くの生徒が集まり、「母校を誇り」に出来ると思っている。 





22日から来日し本校や京都で日本文化を研修した韓国ソウルの豊文高校の20人も最終日となった。キム校長先生やフェイン先生からも今回の本校の訪問は大成功であったとお言葉を頂いた。次は本校が3月にソウル郊外江南にある豊文高校さんを訪問する番だ。私は今回を契機に「シャトル高校往還」として継続すれば良いと念願している。先方の理事長先生からもご丁重なお手紙を頂き、二人の思いは一致している。とにかく「良い学校に巡り合えた幸せ」を感じている。今日は「フェアエル・ランチ」として家庭科教室で大阪のソウルフードである「たこ焼きパーティ」をすると聞いた。少し顔を出してお別れを言った。




2026年1月22日木曜日

令和8年 本校焼き立てパンの外販「初売り」

 「韓国、豊文高校」からのお客様が予定通り、引率の校長先生と担当の英語教師に連れられ到来された。20名の生徒さんで、9時前に学校に到着した。先に「友好親善交流契約の覚書」を交わしたソウル郊外にある極めて有名な伝統校であり、今回は24日まで大阪に滞在し、お互いの文化を知ることになる。キム校長とファン先生とは昨年末以来の邂逅であり、親しみを強く感じた。面談は2回目であり、先方の理事長先生からのお土産を頂き、同国への渡航招待を受けた。又生徒さんが自ら作ったクッキーも頂いた。私は後刻、生徒たちへのお礼言上に部屋に赴いた。本校の生徒と見間違う。明日は京都大学と市内観光をスケジュールに組み込んでおり、安全に楽しく日本滞在を楽しんで欲しいと思う。今朝は極めて寒かったので「ソウルと比べてどうですか?」と聞くと即座に「日本は暖かいです」と返ってきた。先方は零下だそうだ。 



とにかく今朝は今年一番に冷えた朝であった。又、今日は久方振りの「食パン他の外販日」であり、担当者は寒さ対策で頭を絞って新中学校棟の1階を借用したいと提案して来た。入口近くにテントを2張り張って、少しでも風除けとなるように知恵を巡らす心根が素晴らしい。偶々制服会社の「トンボ」の社長さんと大阪支店長、担当者ご3人が新年の挨拶にお越しになっていた時であり、パン外販のお話したら「私たちも買えるのですか?」と聞かれたので「どうか買ってください」と話がまとまり部屋を出て外販場所に行って3セット購入頂いた。今年第一号のお客様となった。神恩食パンとおかげ食パンである。 




中学入試は来週27日の2次入試まで一休みしているがWEB申込で既に今朝現在で13名の出願があるという。うち8人は新規の受験生と言うから我々は粛々と受験準備を行う。既に納金済みが183人の大記録で、不思議なことにまだ一人も辞退が無いという。普通は他校の合否発表次第では数人の辞退者が有るものだが、これに変更がないというのは一体どういうことか?私は「浪速中学の魅力がそれだけ高まっている」という事だと思っている。今年から紙ベースの窓口出願受付を止めて全て郵送に切り替えたが問題なく進んでいるし、WEB出願も教育相談後の相談件数になってきている。 

果たして専願、併願合計数値がどのレベルになるのか、公立高校の頑張りもあって今年は「併願戻り」がポイントになってきている感じで、最終の締めでは何とか23クラスから24クラスに収まってくれると今後がやり易くなってくる。「私学は一つ」だから独り勝ちは良くないと言うが最終意思決定者は受験生とその保護者だ。我々は粛々と結果を受け入れるしかない。

2026年1月21日水曜日

理事長たるもの、見た目、カッコ良くなければならない?

 「年寄りの冷や水」という言葉がある。老人が若いものの真似をし、冷えた水(又は湯冷ましで無い水、なお、「冷や水」は江戸期から明治にかけての嗜好品である「砂糖水」の別称であり、これを指した可能性もある)を飲んで腹をこわすことから、年寄りが、歳も弁えず若い者の真似をすると碌なことが無いという意味だ。自分はまだまだ若いと虚勢を張って若者と張り合ったのは良いが結局最後までは出来なかったたり諦めたりすると「年寄りの冷や水」と言われる。私は言われる前に一つ一つ仕事を整理し始めた。その一つが「耐寒行事への参加取りやめ」である。無理をすれば参加できない事は無いが先生方や生徒に迷惑が及ぶのを恐れた。 

私は一昨年から本日計画されている「耐寒行事」の「葛城古道を完全踏破」と隔年で行っている「山之辺の道完全踏破」に実際参加して生徒と歩くことを諦めた。前々回の山之辺の道完全踏破で消耗し切った私は歩きながら「ぼつぼつこの行事からは引退時期かな」と悟って決断した。全行程16キロの最後5キロで本当に「くたくた」に消耗した。初めての経験であった。今後、万が一途中でギブアップし先生方へ迷惑をかけてはならないし、何時も元気な理事長を見せつけている生徒に幻滅を与えてはならないと感じたからである。理事長は何時も「カッコ良く」ないと駄目だが私の信条である。弱弱しい処を外部に見せる訳にはいかない。 



その代わり、それからの私は毎年、早朝7時に学校を出て教員の集合場所に行き、激励の挨拶をするようにした。今日も近鉄忍海駅に急ぎ、出発前の先生方に、この耐寒行事の歴史的経緯などを交えながらお話した。特に今年は高一、高二の総勢2067人の生徒と教員100人という大部隊が古道に沿ってある由緒ある神社を巡りながら周遊するのである。この光景は見ものである。私は先生方に対して先生方も久し振りの「非定常を楽しみながら良い一日」となるようにと述べ、学校にとんぼ返りで戻った。 


戻って法人朝会を済ませ、ご来客をお迎えした。学校法人村川学園「大阪調理製菓専門学校」の校長代理のM先生と製パン専任教員のK先生のお二人である。かねてより村川学園の村川理事長にお願いしていたことが具体的に動き始めた。まず6Rの焼き立てパンのメニューやレストランの品揃えなど本校と村川さんとの「ウイン・ウイン」の関係作りが今具体的に始まった感じだ。今年の目玉の一つにこの6Rのハードやソフトの総チェックとリフレッシュがある。必要な資金も投入しながらあくまで生徒の為になる「食事処」を完成させて行きたいと思う。そしていざと言う時に専門学校から本校に応援に来てもらう事も当然有り得る話だ。さすがプロであり、隅々まで観察され多くの写真を撮っておられた。「施設が素晴らしい」とお褒めの言葉を頂き、少しだけ鼻が高くなった。



2026年1月20日火曜日

感謝、感謝、感謝!

 「感謝」と言う言葉が有る。本当に良く使われる言葉であり、ありがたいと思うこと、ありがたさを感じて「謝意を表する」ことを言う事で皆さんよくご存じの字句である。この感謝は自分の心や体、そして人間関係にも大きな影響を及ぼす。心理学の研究によると、「感謝を習慣化」することでストレスが減少し、幸福度が向上するとある。又逆に感謝こそが困難なときにどう乗り越えるかを示してくれたり、支えになる事も大きい。私は時々、学院神社に一人参拝し、大神様や数多の人々に感謝の誠を捧げる。嬉しい時にはまずお詣りし、感謝する。こうすることで言いようもない幸福感や心の安寧感で満ち足りる。 

17、18、19、と3日連続で4回の中学校入試があり、「結果に満足する状況」が私を幸せにしているから、感謝の思いから神社に脚を運んだ。入試の結果は具体的に学校にまず納付金を支払って完結する。昨日の夕刻の「Ⅰ類選抜入試B型」の納入締め切りは今日の16時までであり、その時点で仮の入学者数が決まる。仮と言うのは納入しても「辞退」とかあるから最終数値ではないからだ。最終数値は入学式にならないと断定できない。これによると本日の16時で何と183人の受験生が入学金を納付し浪速中学校の新一年生の切符を手にした。この数値が驚愕であり「昨年の168人を大幅に超え183人」となっている。嬉しさを飛び越えた、ちょっと信じられない数値である。 

しかし西田中学校長先生は来週の27日の「2次入試」を大いに期待していると言う。確かに昨年はこの2次で多くの受験者が参集し、結果として入学者が増大した。その昔は1次B選抜の翌日に試験日を入れていたが、その当時の2次入試の結果は思わしくなかった。この対策を考えた校長と入試広報部教頭が議論し、1週間遅らせ、その結果が大きく出たのである。確かに前の受験に失敗した受験生を翌日ではなくて、1週間の引き寄せる「熟考」の時間は大きく効いたのかも知れない。私もこの意見に同調した。この1週間の間に受験生は「最後の受験先を決定する時」を得たのである。しかし同時に心理的に「早く決めたい受験生と保護者の揺れ動く気持ち」から1週間の置き時間は「長過ぎ」と評価されず本校以外の受験先を早期に決定されると浪速中学の1週間は無駄な動きとなる可能性はある。どちらが効果的か、誰にも分からない。神のみぞ知るだ。 

今年がどのような結果になるか分からないが、学校の業務執行者がこのように戦略的に試験日を考えるのは素晴らしいことである。意見具申した管理職と幹部、それを「やって見よう」と受け入れる組織の人々も素晴らしい。2次試験の結果は今やそれほど重要ではなくなった。それは既に183人も受験生が手続きを済ませてくれたからである。。今の浪速はこのような人材の塊が大きくなっているから「直球も変化球」も投げられ、受け止めること出来るのが「強さの源」かも知れない。



2026年1月19日月曜日

今日も中学校の入試が・・・

 今日も中学入試があった。15時25分からの「Ⅰ類選抜入試B型」である。既に他校で受験しているが色々事情があり、本校とのご縁があって浪速の試験も受けたいという受験生の為に設定している入学試験である。現時点で多くの申込者のうち、実際に何名の受験生が脚を運んで登校してきてくれるのか、そしてその内、全く新規の受験生が何人いるのか?この新規の数値が実際に入学者の増に直結するので私は注視している。既に1次A、類選A、1次Bで合否発表を見た保護者は「入学金」を納付して貰っており、晴れて浪速中学の新一年生の候補者となっている。候補者とは入学式で校長が入学を許可するまではあくまで候補者でしかない。私は時々事務室に電話してその数を確認している。 

そして明日からは「高校の願書受付」が始まる。WEB申込である。教育相談に来た人数から想定して2100人台となる見込みだ。昨年度の入学者が1125人、一昨年が966人だったから、教室数もあり我々の想定は、合格基準を少し調整して、中間の950人から1050人の範囲内の程度になるように動いた。クラス数は25クラスまで用意しているが出来れば24クラス程度になれば選択教室の余裕から教務部は喜ぶだろう。情報企画部長が部屋に来て「今年から紙、封筒入れの合格通知方式は止めたい」と言ってきた。ますます本校は「ペーパーレス学校」になって来た。合格発表も合格通知もネットとダウンロードによってより確実に受験生に届く。 


又今週末の24日土曜日は第9回目となる「浪速学院二十歳の集い~浪速に戻る~」が予定されている。こちらも新記録となる参加者が見込まれている。9回目とは実に感慨深い。単に高校時代だけの学校ではなくて卒業後も「求心力を持った母校」にすべく費用を出して学校法人と校友会が進めてきた本校独自の行事である。旧態依然とした同窓会ではなく「校友」として今後とも母校を頼りにして欲しいし学校は応援して参りたい。少子高齢化社会の学校として私は教育機関の責任の一つだと思う。人は一人で育つものではない。親が子を育てるように教職員も学校と言う組織も卒業後も「人を大切に、育成に関与する」という考えを持たねばならない。



2026年1月18日日曜日

今日は浪速中学入試「1次B入試」

 昨日の「1次A入試」と夕方の「Ⅰ類選抜入試A型」、一日に2回の入試受検はさすがに小学校6年生には些かしんどいことだったと思う。受験生に連れ添う保護者は圧倒的に母親であり、その必死さと笑顔は独特のものである。暗くなった正門を「抱き合うように」出て行く子供さんとお母さんのお顔は何時見ても「ほのぼの」として良いものだ。感動的である。一夜明けて、今日は本校では「1B入試」という呼称で、昨日の近畿私立中学統一入試が終わり、昨夜中にネットで合否を知った保護者は「次の行動」に出るからその受け皿である。出願はしているが、昨夜中に他校の合格を知ったご家庭は万歳の掛け声が響き、多くは本校の試験会場には来ない。まだ合否が出ていない受験生は予定通り登校してくる。即ち、私立中学受験は統一試験日以降が「人間ドラマ」となる。 


本校の1B入試であるが、受験生の出願数は昨年よりは大幅に増えていた。朝9時の段階で確定した実際の受験者数は例年に比べ約1.5倍程度に膨れていた。果たしてこの状況の背景はと、色々と考えたが断定的な事が言えないだけに心中、複雑であるが、多い受験者数は決して悪い事ではない。今朝の光景で私は感動的なシーンに出会った。遠くに「松葉杖」を使って登校してきた受験生と母親を見つけた本校の入試広報部の先生方が走って「車椅子」を用意し、最も近くの門を開けて迎え入れたのである。素晴らしい事でこのような事が「さらり」と行動できる本校職員を私は大いに誇りにしたいと思う。 

7時45分の朝会で始まった1次B入試は受験生の点呼から受験へと進み、粛々と進行していった。午前10時になると中央館2階のコスモススクエアの「掲示板」にて昨日の1A入試と1A選抜入試の合格発表がなされた。昨夜のWEB発表で合格を知っている受験者であるが「やはり学校で合格を自分の目で確認したい」と思われるのか、多くの方が参集され掲示板に走られる。そして光景は「スマホによる自分の受験番号の写真撮影」である。中学校棟の教室では1B入試が進行中であるが、中央館のコスモススクエアの掲示板で合格を知った保護者は事務室前に並んで入学手続きに入る同時並行の場面である。見慣れた景色であるが私は何時も「厳か」な気持ちになる。 



このアラウンドでは自分のところの中学入試ばかりの話題と言われても困るから二日目となった「大学入学共通テスト」についても少し触れたい。この瞬間でも本校からの高校3年生は頑張ってくれている。昨年までの共通テストは2022年度から始まった現行の学習指導要領に基づく「新課程」に対応した出題と「旧課程」との混合であったが今年から全てが新課程の問題となっている。昨日の試験科目は「地理歴史・公民」「国語」「外国語」であったが新聞記事は「歴史総合、世界史探求」の第3問で出たフランス革命を題材とした少女マンガの「ベルサイユのばら」の話題を大きく記事にしていた。 

その他イスラエルとパレスチナ問題やトランプ関税、AIの倫理的課題など試験問題そのものが大きく変わり始めたことを私は実感した。国語などは設問そのものが長くて「解いてみようか!」と言う気には全くならなかった。問題は新世代に代わり私は遠く旧世代になっている自分のポジションを知って少し落ち込んだ。まだ「若い者に負けない」と強く思っているのだが、大学共通試験にチャレンジしようと言う気力はもう本当になくなってきているのか?