学校の管理職は余り校外に出張等で出歩かない方が良いというのは私の強い思いでこの学校に着て以来実践している。これは自分の経験から来たものであり、とにかくトップは朝早くから現場にドンと構えているのが良い。今でも私は一番早く学校に来てまずパソコンをチェックすることから一日は始まる。学校は何時も何かが起こっているもので即座に判断して指示を出したり、次から次と懸案を抱えて教職員が部屋に入って来た時に、決して長く待たさず、「過程を聞き、質問し、返答を聞きながら人物を知り、最後に承認や捺印」をして「彼らの仕事のはけ」を進めるのが仕事の流れから必要な事である。学校の先生は忙しい。だから彼らを待たしてはいけない。
後は常に「次の一手」を考えておくのが仕事である。これこそトップの最重要な責任である。学校は常に進化させておかねばならない。例え細かい事でも「変えるという行為」が重要である。しかし例外はあって私の場合は神社界と他校の周年の祝い事や冠婚葬祭は必ず顔を出し「義理と人情」の中で務めを果たしている積りだ。その中で昨日は「伊勢神宮で重要な会議」があり行ってきた。仰せ付かっている神宮の評議員と言う役職は長い本校との歴史、「72年間も伊勢修養学舎」でお世話になっている神宮様と神宮崇敬会とのご縁から考えても出向かなければならない。今や神宮の幹部の方々とも極めて親しい関係になっている。全国で1300人以上の役員がおられ、大阪からは神社庁長始め7人の役員が出席されていた。
昨日決めたことは以下の通り。何でも直ぐにやると次が見えてくる。「手を打ってまた進める」のだ。
①
10分間の授業間では時間が短く、2限と3限の業間に昼休み時間50分の補填としてパンを購入して貰う時間を設定する。これには販売側が校舎教室近くに出向くこととする。高校生徒生活指導部長のI先生のアイデアを頂いた。
②
フードコートはここで何某かの購入をした生徒には優先的に使用して貰い、家からお弁当を持参した生徒は教室での喫食とするルールは前々からの懸案であり、丁寧に手順を踏んで10月から移行すべく高校校長に進めるように話した。来年度入試を考えれば生徒はまだまだ増えるから本当にフードコートの席が無くなる。
③ 特に中学生がパンを購入できる時間帯を設ける必要がある。中学生をもっともっと大切にしなければならない。「6年間も本校で学んでくれる重みは大きい」。今朝ほど中学校長が早速動いて「中学生パン食の日」を設定する方向だと報告を受けた。保護者からの要望もあるらしい。