2025年9月18日木曜日

秋季例祭と浪速祭の準備が加速

 明日が「秋季例祭」で明後日が「浪速祭」の日である。私どもは使ってはいないが「宵宮」と言えるかも知れない。生徒も教職員も明日からの準備で忙しい。神社神道の学校である本校にとって、この「二つの祭りは最重要な祭事」である。こういう場合には祭事と言う言葉が適切だ。秋の収穫の時期を迎え、五穀豊穣を祝い、翌日には文化祭とは言わず浪速祭と呼称して59回目となった。

紆余曲折があったが学校は存続し続け、それも益々の勢いを付けながら明日を迎えることは幸せ者だと言う以外に言葉はない。生徒保護者PTA一丸となって雨が降ろうが槍が降ろうが我々はお祭りを寿ぎ、後半戦への意気込みと覚悟を示す。焼き立てパンコーナーも生徒の模擬店の準備も拍車がかかって来た。


生徒の皆さんへ

令和7年度 第59回浪速祭の開催おめでとうございます。

浪速学院は開校100周年を迎え、「NANIWA NEXT100」と題し、新たな100年に向かって歩んでいます。今年の浪速祭のテーマは、高校自治会・中学生徒会の役員から「浪速LOVER Go to浪速万博〜」という素晴らしいものを提案いただきました。 

自治会・生徒会の皆さんが込めた想いは「浪速を愛する者」であり、浪速を愛し、未来へと伝えていこうとする強い気持ちが表れています。今年度は過去最多の入学者を迎えた浪速高等学校・中学校の伝統を、次の世代に受け継ぐためにも「浪速LOVER」の想いを胸に、それぞれが「good school 浪速」を実現できるよう願っています。さらに現在開催されている「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の中で、各国が進化した技術を見せる機会を意識しているように、浪速祭では浪速生が新たな挑戦をする絶好の機会とし、生徒の皆さん一人ひとりが「Go to浪速万博」に呼応して自己を高め、仲間とともに成長してほしいと期待しています。 

浪速祭については、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2年から令和5年までは中止の判断や内容見直しが行われました。その中では常に伝統ある浪速祭を「継続するぞ」という先輩たちの強い気持ちが引き継がれてきたことにより、今年度の浪速祭開催に繋がっています。今年は一段と皆さんの気持ちが反映され輝きを増した「お祭り」になるものと楽しみにしています。 

浪速祭の始まりは「秋季例祭」です。本校にとって年2回行われる例祭のひとつであり、学院神社の大神様に報恩感謝の誠を捧げ、本校に関わる人々の健康と安全を祈願する大切なお祭りです。特にこの秋の例祭は、浪速祭が盛大にそして無事故で安全に開催されること、そして、受験を目前にした3年生がそれぞれの目的をかなえられることを、併せて祈願する大切な神事です。浪速学院の伝統文化を未来へとつなぐ重要な行事であり、その意義をしっかり感じ取ってほしいと思います。 

生徒の皆さん、報恩感謝の気持ちを忘れず、浪速祭という大切な時間を仲間と共有することによって、多様な感性と視点を学び、そして達成感や感動を得て、絆をより一層深めてほしいと思います。また、意見を出し合い、協力して作品を作り上げる過程の中で、個人の作品も、クラス全体の成果も、共に大切にしてください。この浪速祭で「今を大切に、今を懸命に生きる」ことができた実感を、クラス全員で共有してほしいと考えています。 

今年開校102年目を迎え、新たな100年に向かって歩んでいく浪速学院の伝統を胸に、「浪高生、浪中生の誇り」を持ち、これから訪れる明るい未来に向け挑戦する皆さんの大活躍を心から期待しています。

令和79月吉日

学校法人 浪速学院 理事長・学院長   木村智彦

浪速高等学校 校長 飯田智文  浪速中学校  校長 西田陽一