2019年7月21日日曜日

女子生徒に付き合う

第2班は雨に歓迎されることなく、極めて順調に終わった。第1班は二日目の男子生徒の禊と女子生徒の内宮参拝を大雨の為、やむを得ず取り止め「大祓詞の書写」に切り替えたが2班は予定通り全てが進んだ。今頃は家に帰れると大喜びの生徒を乗せ、6台のバスが大阪に向かって西名阪道を走っているだろう。予定通りと言うのは気持ちの良いもので、何か忘れ物をした感じがしないのが良い。とにかく今年の伊勢の天気はおかしい。寒いのだ。寒いと言うより暑くないから特に早朝参拝などは肌寒く、過ごし易いが、本当の伊勢修養学舎は蒸し暑いのが通り相場であった。梅雨明け宣言も聞いていないし、日本の天候も何かおかしい。

2班の最終日の今朝は女子生徒に付き合って内宮参拝の先頭に立った。昨日の夕方は皇学館大学での神楽舞のお稽古に付き合って激励と最後の講評が私の仕事だった。校長が男子生徒ばかりに付き合っていては不公平だと感じ、数年前から神楽舞の講評と2回目の内宮参拝には私が前面に立つことにした。「気は心」である。男子生徒も女子生徒も大切な可愛い私の生徒である。
 
 
着付け、作法、神楽舞の指導をしていただく女性神職の先生方と一緒で私以外はすべて女性で私だけが「おっさん」というのは傍目、おかしな光景だと思うがやっている本人は満更でもない。仕事でやっているだけだと、すれ違う他の参拝者の視線を気にしないようにとにかく「にやけた顔」をしないようにだけは気を付けている。
 
 
 男子生徒に比べ高校1年生の時点で既に女子生徒は所作が立派である。教師のいう事を良く聞くし、時間もちゃんと合わせて行動する。それに比べ男子は直ぐに口を開いてしゃべったりする、「しゃべるな!」と厳しく教員から指導を受けると黙る。「男の照れ」みたいなものがあって所作行動が初めてのことだったりすると思わず声が出るのだろう。要は正直なのである。特に五十鈴川に入りうる時は水が冷たいから「ひゃー」とか隣の友達に話しかけたりしてしまう。男子生徒はこの時点でまだ女子生徒に比べ「子供、子供」したところが残っているのだと私は考えている。
 
 
女子生徒は既に高校生段階で少し大人なのである。ところがどっこい、女子生徒は可愛いがある面、したたかなところがあり、本心を明かさない所を感じる。すなわち怖い面もあるのだ。とにかく女子生徒との距離感は微妙で近づき過ぎてもいけないし、そうかといって離れ過ぎてもやりにくい。男子校だった本校がようやく共学になって来たと感じる昨今であり、やはり学校は共学が良いと私は考えている。何とか現在の33%程度の女子生徒比率を40%くらいにまでアップしていきたいと考えているがそう簡単ではない。女子生徒に魅力ある学校とは何か、まだ答えを見つけていない。

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倭姫宮の大ファン


「日別朝夕大御饌祭」(ひごとあさゆうおおみけさい)という有名な言葉がある。これは、天照大御神にお食事を奉る神事で、外宮鎮座より約1500年間、朝夕の二度行われ、そのお祭りは禰宜1名、権禰宜1名、宮掌1名、出仕2名によって奉仕されているとのことである。


お食事を大御饌と言い、その中身は御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献と品目が定められ、それに御箸が添えられている。結構なボリュームである。天照大御神様は案外食がお進みになられるのだ。毎日毎日1500年間変わることなく行っている有名な神事である。
 

我々の泊まっている神宮会館では一日2回ではなく、朝、昼、晩と食事を出してくれている。毎日毎日三度三度、三日間が3グループだから会館も大変であるが毎日メニューは変わり、工夫を加えてとにかく美味である。さすが天照大御神がこの地が「うまし国」と言われたように伊勢志摩は山海の珍味に溢れており、私などは述べ8日間も滞在しているが食事に不満を感じたことはない。ちなみに写真は17日と20日の生徒の夕食メニューである。

 
66年間、お世話になっている会館は伊勢人特有の優しさ、寛大さに富み、気持ちよく我々の学舎が良い成果を示せるように本当に親身になってくださっている。何時も全館貸切である。私はこの状況から是非会館の館長さんを本法人の役員に迎えたいと考えこの4月に実現した。名実ともに本校と神宮会館は一体になったのである。



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2019年7月20日土曜日

「日毎朝夕大御饌祭」


「日別朝夕大御饌祭」(ひごとあさゆうおおみけさい)という有名な言葉がある。これは、天照大御神にお食事を奉る神事で、外宮鎮座より約1500年間、朝夕の二度行われ、そのお祭りは禰宜1名、権禰宜1名、宮掌1名、出仕2名によって奉仕されているとのことである。


お食事を大御饌と言い、その中身は御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献と品目が定められ、それに御箸が添えられている。結構なボリュームである。天照大御神様は案外食がお進みになられるのだ。毎日毎日1500年間変わることなく行っている有名な神事である。
 

我々の泊まっている神宮会館では一日2回ではなく、朝、昼、晩と食事を出してくれている。毎日毎日三度三度、三日間が3グループだから会館も大変であるが毎日メニューは変わり、工夫を加えてとにかく美味である。さすが天照大御神がこの地が「うまし国」と言われたように伊勢志摩は山海の珍味に溢れており、私などは述べ8日間も滞在しているが食事に不満を感じたことはない。ちなみに写真は17日と20日の生徒の夕食メニューである。

 
66年間、お世話になっている会館は伊勢人特有の優しさ、寛大さに富み、気持ちよく我々の学舎が良い成果を示せるように本当に親身になってくださっている。何時も全館貸切である。私はこの状況から是非会館の館長さんを本法人の役員に迎えたいと考えこの4月に実現した。名実ともに本校と神宮会館は一体になったのである。



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令和元年伊勢修養学舎 2班 大祓詞の概説と奉唱

伊勢修養学舎で最も学識っぽい講義が「大祓詞」の概要説明と奉唱である。この有難い1000文字を奉唱することで罪穢れを落とすことが出来る。私はそう信じている。ただこれは正直難しい文章だ。高校生にとっては尚更だ。しかし頭の柔らかいうちに教えておくことは決して将来無駄な事ではない。神話の時代を背景に神道の根源について多くの物語がこの1000字には含まれている。

神道科の主任教諭は現役の神職でご自身は実家の宮司さんである。皇學館大学で学び宗教教育の免許も保持している。彼がこの大祓詞の概説を述べるのである。テキストは渋谷区代々木の神社本庁が作成した極めて分かり易い、分かり易すぎるくらいの物を使っている。その後全員で奉唱する。それも表と裏を返す訳ではないが2回奉唱する。2回と言うのが大切である。そうすれば頭や心のどこかに残る筈だ。

その後大阪から駆けつけてくれた本物のプロ中のプロである禊の指導者が壇上に立ち「鳥船行事」を主体に「禊次第」にのっとって詳細な明日朝の禊の意義とやり方を会館内に大声が木霊するくらいの大声で21時過ぎまで指導して頂く。そして本日6時から五十鈴川に入るのである。

私の哲学は一流の本物を指導者に用意することである。特に外部からの指導者は禊も、着付けも女子生徒の神楽舞もその道の大家をお呼びすることだ。吹奏楽部も神楽部も雅楽部も、とにかく人に教えると言う行為は大変なことで素人に毛の生えたような人に生徒には接して欲しくない。教育とは元来そういうものだと思う。生徒の何十倍も卓越した技量と見識と深い経験、尊敬に値する人物こそが人を教えることが出来る。そうではないまやかしの疑似先生に生徒を預ける訳には行かない。すぐにはなれないが本校の若い教員もそのような本物の教師になって欲しいと強く思う。教師は一生勉強であり生涯学習ではないか。

心配した天候も回復し、雨も無く川の水嵩も普通で全く良いコンデションで2班も一日目の禊を済ますことが出来た。本当に私は付いていると思う。これも神様のご神威でありご加護のお蔭である。
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2019年7月19日金曜日

伊勢、第2班 雨の中、始まる!

予定より少し遅れて第2班が到着。伊勢の雨は少し小ぶりになったり、本格的な雨で天気ばっかりが気になるが、人間は天気には勝てない。状況の中でベストを尽くすしかないのだ。しかし明日の禊は可能か、やばいか?やはりただこの一点だけで気をもむ。極論すれば男子の禊と男女生徒の内宮参拝が出来れば後は屋根がある場所だ。
 
本日も正式参拝した猿田彦神社の宮司様はご皇室は伊勢の雨を大変喜ばれると話されていた。その理由は明治天皇が伊勢を参拝に行幸されたときに、大雨だったが天皇は神宮の杜の木々がこの雨で喜ばれているとのたまわれ、爾来ご皇室は雨は吉兆として慶事だとお考えるようになったとのお話であった。

2班は生徒数236人、教員21人で総勢257人だから1班に比べ19人少ないがそれでも大集団だ。外宮の参拝では全員が色とりどりの傘が雨に濡れている境内に得も言われぬ風情を醸し出していた。確かに雨も悪くはないと思った。13年連続で伊勢修養学舎について書いてきた。今年は校長アラウンドを細分化して書いた。同じことになるので2班以降はトレースみたいなアラウンドは避けて書きたい事を書いて行こうと思う。




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令和元年伊勢修養学舎 1班 閉講式

予定より10分早く閉講式を始めた。締めの挨拶は校長ではなくて数年前から教頭に変えた。最後まで校長の話では生徒も「・・・」だと考え、変えたのだ。色々な人の話を聞く事が勉強になる。伊勢修養学舎は一本の思想哲学で執り行っており、最後の最後で方向の異なる内容や頓珍漢な事を言って貰っては困るが今までの元M教頭、元N教頭、そして新しいM教頭は今までの路線でしっかりとまとめてくれた。

生徒は赤福のお土産などを持って、さすがに三日ぶりに家に帰れる喜びだと思うが、特に女子生徒などはちょっとしたことに、「キャーキャー」笑っている。バスは6台揃って10時前神宮会館を出発し、順調であれば13時頃には学校に到着だ。西名阪道路で会館に向かう第2班のバスと間違いなくすれ違うだろう。

ようやく1班が終わった。しかしまだ2班、3班と続く。「しんどいなー」などと言ってはおられない。自分では同じことの繰り返しであるが目の前の生徒には全て初めてのことである。手を抜いてはいけない。前にも書いたが伊勢修養学舎期間中の確固とした校長の存在は浪速高校の校長たるものの必要条件なのである。その仕事は校長講話、禊と外宮・猿田彦神社・内宮の参拝、そして卒業アルバムの記念写真に入ることなのである。


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令和元年伊勢修養学舎 1班三日目  雨の三日目 予定変更

予想はしていたがやはり夕べから降り始めた雨は2ミリ程度だが止む様子はない。予報では夜遅くまで90%の降雨確率であった。5時の時点で私は教頭に電話して予定変更を決断し伝えた。男子生徒は2回目の禊と内宮参拝、女子生徒も二回目の内宮参拝であったが、安全、健康を考え中止した。彼は神道科の教諭だったからこの学舎の事は私よりも経験しているので、すでに次の手を考えてくれていた。素晴らしい。

講堂の檀上の国旗を介して「遥拝」の形で内宮を参拝することで代替えとした。まず「大祓詞」の奉唱を男性、女性神職のご先導で全員が大きな声で奉唱し、その後参拝だ。大きく又おごそかな大祓詞の奉唱の声が講堂に木霊し、極めて神聖な雰囲気が醸し出た良い遥拝だったと思う。講堂内の全ての人が額に鉢巻とは言わないのであるが、「冠」を付けている様は全員の心が一つになる絆みたいなものになったと思う。雨の中を傘を差し靴を濡らしながらの往復よりは賢明な判断だと考えに間違いはなかった。


その後私は壇上に立って予定変更の経緯などを話し、事態の説明をした。

その後生徒は冠を付加たまま、大祓詞の書写である。この約1000字の言葉は神道の教えと言うか世界を表現し、日本全国の神社の宮司さんや神職の方々が最も大切にされている祓えの言葉である。私は生徒たちに心を込めて書き、これを大切に保存しておくようにとも言った。君たちを守ってくれる何よりの「お守り」になるからと。



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