2023年3月11日土曜日

他に学ぶ謙虚な姿勢を!スーパーティーチャーが学校を変える!

 あれから12年経った。2011年3月11日、私たちは浪速改革の最初の大きな成果とも言える「浪速武道館」の竣功式典を2日後に控え、準備に入っていた時だった。発生の時刻とされている14時46分最初は小さな揺れを感じた、丁度「お茶室洗心亭」の床の間の前に据わり「お軸」をかけている時だったのだが、軸が左右に大きく揺れたのである。多くの犠牲者と被災者を出したこの震災は未だに3万人の人々に非難を余儀なくし、日常生活に困難をきたしている。丁度トルコでも東日本を上回る大きな地震が発生し、人間は自然との闘いに全く勝てないと言うことを我々は骨身に沁みて知った。近畿圏に住む我々は今後30年以内に南海トラフの大地震を見ると言う。私は今更ながら「今を一生懸命に生きる」ことの重要性を知った。本日私は正門に弔旗を、中央館屋上に半旗を掲げ午後246分に、校内にいる全員に1分間の「黙祷」を捧げるように指示した。 

今を一生懸命に生きると言うことは「自分だけ」「唯我独尊」に陥ることではない。「他に学ぶ」ことが極めて重要である。それで益々今の時間を有効に使える。時間に無駄が出て来ないからだ。特に教員は校内の事に関して専門的に、超多忙な毎日を過ごしているから余計に「井の中の蛙」に陥りやすい。「頭の中を柔らかく」しなければならない。それを強制的に排除する方法として「他への出張」がある。「外を見る」のである。出張は上司が指示して初めて効果あるものとなる。私も企業時代、自ら手を挙げて又上司の指示で本当に良く海外も国内も外に出掛けた。これは本当に生きた勉強となって自分を育ててくれたと思う。その時に言われた言葉は今も忘れてはいない。「木村、良いか、行ってきましただけでは意味は無い。何か一つでも真似をして取り入れろ」と言うものだった。まず「倣う、習う」のである。最初から独創的なものを狙う事ではない。この行為は謙虚さがなければ出来ない。 

昨日3人の教員を東京の昭和女子大学付属昭和中学校・高等学校に出張をして貰ってその報告を受けた。素晴らしい報告だった。何が素晴らしいかと言うと「他に学ぶ姿勢」が際立って出ていた。この事が嬉しい。出張の目的は「情報教育」についてであるが3人の教員が手分けして、報告をしてくれたのだが、多くの知見と発見を得てくれていた。異例だが今朝も3人を呼んで短い時間だったが話をし激励した。3人とも私が面接し思いを持って育てている木村採用の教員である。まず出来ることから直ぐにとりかかって欲しいと思う。「人まねから入れ」と指示した。 



間違いなく21世紀の教育の大きな柱に「情報教育」がある。これは国家としての戦略でもあり、中学、高校教育から情報教育の在り方に加速を付けて取り組まねばならない。21世紀の日本の教育の柱は「英語教育と情報教育」になるだろう。これを制した私立は生き残れる。これは木村が自信を持って断言したい。情報教育に携わっている情報企画、ICT教育推進部、情報科、教務部がしっかりと手を握り進めて行くことで「情報教育の浪速、浪速の情報教育」がこの分野をリードしてくれると思う。別途書くが典型的な成功例に「浪速国際コース」がある。志を持って優秀な教員がやれば「可能」なのである。そう、「スーパー・ティーチャー」こそが今後の学校の命運を左右する。浪速国際コースには既に2名のスーパー・ティーチャーが存在する。私の仕事は如何に多くのスーパーィーチャーを養成するかだ。まだまだ頑張らねばならない。 


2023年3月10日金曜日

建設中のNS館、その存在感に圧倒される!

 建設中のNS館の工事現場に赴いて、工事の最終段階の状況を観察した。一言で言えば「素晴らしい6教室」が月末までに完成する。「出来栄え」が本当に素晴らしい。建物外観のこげ茶色に加え、白の縦ルーパーの意匠デザインが際立って光を放ち、輝いている。又2階、3階からの正面道路の眺めが良い。こちらから見えるということは正面の道路からも良く見えるということだ。背は3階建てで低いが中央館の8階建てと今から作る6階建ての中学校棟の間に挟まれても十分過ぎるくらいに存在感がある。建屋内に入って見ると教室は広く、採光も良く、何といても83インチもある「電子黒板」がその威容を誇っていた。東館や中央館のそれは確か55インチだったと思うが本当に大きい。最高のICT教育が可能となる教室だ。 




教室管理の主管である教務部長はNS館は中高一貫のNクラスを考えていると過日報告があったが良い考えだと思う。学んだ浪速中学校と浪速高校との中間に位置する場所故にこの教室に最初に入るNクラスの生徒は頑張ってくれるだろう。今日の視察はNS館竣功後、着手する新中学校棟との工事境界について「線引き」をどうするかも現地で打ち合わせをした。地上6階建ての建物故に工事場所や資材置き場の確保の為に必要なスペースは十分に取るように配慮すべきと私は判断した。その上で「4月30日の開校100周年奉祝祭当日の新校舎建設宣言」をし、そのお披露目をする場所に掲げる大きなパース図とその位置も確認した。ご来賓の皆様はさぞ素晴らしい校舎のイメージ図を見て驚かれると思う。詳細は今書けないが今まで見たことのないような校舎だ。 

現地視察を終えて執務室に戻る途中に「専願合格者が続々と登校」して来た。内部生を含めると総勢654人の生徒を新1年のN学年主任の指揮のもと、21人の担任候補者が各教室に向かい入れてオンラインで入学前説明会である。教材や教科書の配送、美術、音楽、書道の芸術3科目からの選択希望調査、通学証明書、ICTクロムブックの説明などを行った。加えて国数英社の課題の説明もあったりして専願者は今日から徐々に浪速高校生に変貌していく。 


ところで併願生については実は今日の「10日が公立高校の受験日」であり、合否発表は来週の20日だから20日になって併願者数が判明する。それまで暫しの休止であるが、併願戻りという数値は「神のみぞ知る」であるが、過去のデータから想定すると200人から250人程度となり、高校の1年生の規模は850人から900人の間かも知れない。しかしどうなってもNS館の6教室が強力な武器として控えているから、全く問題は無い。先手をとって早く決断したところが勝つ。この6教室で来年も楽になった。自分を褒めてやりたいと思う。 


2023年3月8日水曜日

開校100周年誌 要約版 総力を結集

 100周年の記念誌というか「周年誌」の作成進捗が気にかかっている。「心配性の私」は確かな進捗が確認されれば「オッケー」なのだが状況が分からないと心配になる。まずその人物の基本的能力というか「資質」と、与えた仕事の質量のバランスである。大体仕事を与える時は「若干ハードルが高い仕事」を与えるのが普通である。そうしないとその人物の能力拡大には繋がらないからだ。仕事の出来る人間に易しい仕事を与えても意味はあまりない。仕事を与えた側の私がすることは時々「チェックを入れる」ことが重要で、これがないと「言いっ放し」で結果は惨憺たるものに終わってしまう危険性がある。理事長は厳しいと言われてもこれだけはやらねばならない。そのことが結果としてテーマを与えた人を救い、「成功体験」に繋がるからである。これが理事長たる私の仕事であり、責任だ。 

解決策として最初にやることは、その与えたテーマに従事する人間の数を増やすことだ。今回の100周年誌は二人の人物を増強した。一人は事務室の管理補佐職の女性で、後の一人は公立から転身してきた60歳の国語科の教員で、彼は同時に総務部長と言う重要な職位に付けた。異例な人材投入であるが、それだけ私の危機感は強いということだ。そして私がやることはこのプロジェクトに関して周辺の関係者を呼び集めて、「決起集会的」なミーティングを持って「檄を飛ばす」ことである。これによりその仕事は「理事長マター」となって組織内の最高位に位置することになる。これはマネージメントの極意とも言え、私はこの呼吸を忘れてはならないと私の代行者である常務理事に伝えた。 

100年史は急遽「簡略版100年史」を追加作成することにした。簡略版はダイジェスト版、要約版と言っても良い。要は4月30日の開校100周年奉祝祭当日にお渡しする冊子のことで、これは99年364日目までの記念誌である。当日の奉祝祭前日までの記念誌であり、「正史」としての100周年誌は当日の華やかな式典や祝賀会を織り込んだものし、「秋口完成」でも構わない。要は「2段階作戦」としたのだ。勿論、このダイジェスト版は正史に入る。ポイントは100年を迎えた本校を塾関係者や公立中学校の先生方によくよく知って頂きたい為にこのダイジェスト版は本年度中、入試広報部が配りまくって利用することになる。数百ページ、3分冊にもなるような分厚い周年誌など誰も読んではくれないだろう。だから要約版を作るのだ。 

又重要なことは印刷製本、写真選択を請け負ってくれる会社さんが、このプロジェクトに対する思いを一段と高めて頂くためにトップが肉声で語ることが重要である。そうすることで益々良いものが期待できる。要は学校側と業者側が呼吸を合わせて「良い仕事」をすることがポイントとなる。私は昨日関係者を呼び集めて語った。時間的余裕が無い。それだけに今は集中して進めることが必要だ。「平凡な」、何処にでもあるような周年誌を作る積りは無い。勿論この冊子は別途の契約となる。今、「表紙のデザインに悪戦苦闘」しているが今朝の日経でジューテックGが一面を使って広告を出していた。見たことも無いデザインであり、私はその新鮮さに驚いた。このアイデアを早速使いたいと思ったのである。100年前の社屋と100年後の社屋を100のゼロの中に入れ込むなど素晴らしい。



2023年3月7日火曜日

当たり前だが、PTAは浪速ファミリーの中枢!

 何と、何と「良いことは続く」もので年度末に当たり、「第69回大阪私学高等学校総合体育大会の表彰式」が有り、「浪速高校は女子総合で第1位の栄冠」を手にした。「男子は惜しくも総合2位」であったが、素晴らしい快挙である。男子1位は近大付属、女子2位は四天王寺さんであった。男子3位は興国さんで女子は大阪学芸さんであった、並み居る強豪校の中で新記録のポジションを獲得したのは運動部の顧問の指導と生徒の頑張りであり、開校100周年に向かって花を添えてくれた。私は慰労と感謝の言葉を担当教諭に伝えたのである。ただ理事長から言えば、生徒の部活動は単に「生徒の頑張りだけ」に期待するものではない。立派な指導者の確保と「機能的で誇れる練習環境」が必要だ。もはや巨人の星「星飛雄馬」の世界が通用する時代ではない。星飛雄馬と書いて直ぐにピンと来られますか?言ってみれば運動会の「おしん」みたいな存在で、根性と汗だけで勝てる筈はない。 


ところでPTA組織は学校にとって“やはり”重要で必要な組織だと思う。“やはり”と書いたのは最近ではその必要性が色々と喧伝され、最近では何か「イメージ」としても良くない感じが出てきている。時間が取られる、無報酬、PTA会費が惜しい等々、反対論者の意見が書かれているが、良い面は極めて多い。日本におけるPTA Parent-Teacher-Association)は、各学校で組織された保護者と教職員による社会教育関係団体であるが、任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のための「無償ボランティア活動」というのが、本来のあり方である。だからこそ価値がある。私は公立高校のPTAも私立のPTAも経験しているが、どちらにも悪いイメージは全くなく校長の応援団体として随分と助けられた気持ちしかない。ただただ感謝だ。無償の奉仕に頭が下がる。 

TA組織があることで、生徒を囲み、保護者と教員がトライアングルを形成し、個々の生徒に有った対応を考えて行く形が出来る。又文化祭や体育祭などPTAという学校組織が全体一丸となって求心力が高まる。「絆」として繋がるのである。一般の保護者は我が子が楽しく学校に行っている姿を見ることが嬉しいことであり、そのことがPTA活動の意義だと私は思っている。子どもが喜べば親も嬉しい。そのような状況になれば保護者は学校を応援してくれる。厳しい経済状態の中だがそれでも学校の為にと一肌脱いでくださる。学校はまず生徒の為に頑張り、教育環境の整備、充実をまず先に、次に生徒へのあらゆる支援や活動費、褒賞金等を惜しんではならない。一般の保護者には「説明責任」を果たし、そして時々PTA役員をご招待し学校の幹部が直接に学校の現状を説明し、コミュニケーションを取らねばならない。無言のPTA活動などあり得ない。これが私立のPTA活動である。 



先週土曜日、中学校の卒業式が終わった後15時から「茶話会」を持って暫しの歓談の時を持った。1時間と言う短い時間だったが、ささやかだが飲み物とスナックを用意し、盛り上がった会になった。そして最後に焼き立てパンのお土産をお渡して散会したのだが、私はこの席で100周年に関してPTAからの新中学校棟建設にと「多額の寄付金」を頂く旨、会長から内示され、その金額に驚くと同時に、温かい「浪速ファミリーの心」に触れて心から感謝申し上げた。そう「PTAはまさしく浪速ファミリーの中枢」なのである。


2023年3月4日土曜日

第49回浪速中学校卒業式

 










本日は晴天に恵まれて第49回目となる浪速中学校の卒業式の日でした。総勢128人の卒業生です。9時より神前奉告の儀が理事長祭主で行われ、N校長先生と生徒代表が神殿前にて厳かに奉告がなされました。そして会場は体育館に移り粛々と式典は進み、素晴らしい卒業式になったことに理事長先生は大変喜ばれていました。全てが終わり、1230分過ぎに全教職員は中央職員室に集まり、理事長・学院長先生から慰労と感謝の言葉、そして担任団に金一封が手渡されました。(K

2023年3月2日木曜日

貴方は自分の職場を愛していますか?

今日は3月職員会議の日でした。冒頭、理事長・学院長先生は埼玉県戸田市で高校生が中学校へ乱入し、教員が怪我を負わされた事件を取り上げ、学校警備について言及され、その後引き続いて人事関係の発表がありました。お話しされた内容は以下の項目です。


・従来指導教諭で総務部長兼務であったY先生が兼務を解かれ、新たに国語科のI先生が総務部長に内示されたこと

・新年度の校務分掌の副部長、主幹、そして高校では副学年主任と担任の発表、中学についても担任と副担任の発表 

・理事長特命事項として新I総務部長と事務室のH事務長補佐が100年史担当で発令されたこと

・図書館勤務のSさんが本校で初めてとなる「無期雇用非常勤職員」として従来の有期雇用から変更になったこと

・最後に3月末を持って本校を去られる教職員の方々に理事長・学院長先生は感謝と今後のご健康とご活躍のお言葉を述べられました。



最後に全教職員に対して安定した職業と毎日の生活の平穏・無事を得ていることへ「感謝する気持ち」が大切だと話され、「自分の職場を愛する気持ち」を強く持って欲しいと述べられました。それが無いようでは結果として一歩踏み込んだ良い仕事は出来ないし、周りの同じ釜の飯を共にする同僚や生徒に受け入れられないと強調されました。(K



2023年3月1日水曜日

春は弥生3月、一斉参拝の理事長・学院長講話

 「秘密のベールを脱ぐ」とか外すとか言う言葉があるが、遂に建設中のNS館のベールが外された。このアラウンドでも発信してきたように、別に秘密扱いにはしていなかったが、「3月27日には施主検査」が予定されており、工事は追い込み段階だからベールを外さざるを得なかったのだろうと思う。今朝出勤時に全容を見ることが出来た。「これは素晴らしい!」と感嘆の声を上げた。狙い通り「鶴翼の陣形」みたいに「軒の広さ」が目立ち、3階建てであるが雄大な存在感溢れる建物が目の前に出現した。黒(こげ茶)と白の彩色のコントラストが良く、窓枠を飾る縦の白のルーパーが何とも言えない味を出している。設計当初から主張して来た陸屋根ではあるが、奈良の高床式の「正倉院」のイメージ、「総理官邸」のイメージは間違いなく出ていることに私は満足した。朝練で早く登校してきた生徒も気付き、「ワ~」と歓声を上げていた。


今日は、「春は弥生3月」、気温も上がった中での「一斉参拝の日」であった。理事長・学院長講話の皮切りは、当然NS館の話から始めた。そして全校生徒に最初に伝えたのは令和2年9月23日に本校生徒で初めてコロナの濃厚接触者が出て以来、実に3年ぶりに今朝の段階で感染者も濃厚接触者も「ゼロ」となったことを伝えた。但し今後の「マスク使用の云々」については大阪府からの公式見解も出ておらず、当面は「マスク着用」とする旨を伝えた。個人的には5月の連休明けくらいから政府や府の指導が出て来るかも知れないと思っている。いずれにしても私は「マスク着用禁止」などと言う積りは無いし、最後は保護者や本人の考えを優先させるべきと考えていることも伝えた。インフルエンザの感染者もゼロで浪速学院は全くの健康状態になった。「僥倖」である。 


そして「4月30日の開校100周年奉祝祭」に話を繋げた。全教職員、全校生徒で元気にこの日を迎え、本校の過去の先生方や生徒を含めた全ての「100年の関係者」に感謝の誠を捧げる日にしたいと言明した。生徒には今胸に付けているバッジに加えて「記念品」を全校生徒にプレゼントすることも発表した。勿論それが何であるかは言っていない。そして例祭に「報鼓」として鳴らす「3尺もある大太鼓」を新たに発注したこと、「神社の鳥居」の手入れ復元、神社前に「祈願の塔」を設置すること、図書館に「デジタル図書館」の装置を入れる事等を述べた。そしてNS館に引き続いて地上6階建ての「新浪速中学校棟」を建設する宣言を4月30日にすることなどを伝えた。生徒と言えども「浪速ファミリー」の一員であり、喜びを共有することが大切だと、早め早めに私は情報を流すのである。 


新一年生は中学で148人の新記録、高校は900人前後とこれまた新記録となる見込みと話し、「4月5日の入学式当日は実に在籍生徒数が2900人を超える学校」になったのは「君たち、在校生の存在があればこそ」と私は強調し、生徒には「自尊心」と「誇り、プライド」について語り、自分を大切にすることは「他人をも大切にすること」だと強調した。400メートル競走の最後直線50メートルに今立っているとし最後まで頑張れと激励して講話を終えたのである。