2023年3月1日水曜日

春は弥生3月、一斉参拝の理事長・学院長講話

 「秘密のベールを脱ぐ」とか外すとか言う言葉があるが、遂に建設中のNS館のベールが外された。このアラウンドでも発信してきたように、別に秘密扱いにはしていなかったが、「3月27日には施主検査」が予定されており、工事は追い込み段階だからベールを外さざるを得なかったのだろうと思う。今朝出勤時に全容を見ることが出来た。「これは素晴らしい!」と感嘆の声を上げた。狙い通り「鶴翼の陣形」みたいに「軒の広さ」が目立ち、3階建てであるが雄大な存在感溢れる建物が目の前に出現した。黒(こげ茶)と白の彩色のコントラストが良く、窓枠を飾る縦の白のルーパーが何とも言えない味を出している。設計当初から主張して来た陸屋根ではあるが、奈良の高床式の「正倉院」のイメージ、「総理官邸」のイメージは間違いなく出ていることに私は満足した。朝練で早く登校してきた生徒も気付き、「ワ~」と歓声を上げていた。


今日は、「春は弥生3月」、気温も上がった中での「一斉参拝の日」であった。理事長・学院長講話の皮切りは、当然NS館の話から始めた。そして全校生徒に最初に伝えたのは令和2年9月23日に本校生徒で初めてコロナの濃厚接触者が出て以来、実に3年ぶりに今朝の段階で感染者も濃厚接触者も「ゼロ」となったことを伝えた。但し今後の「マスク使用の云々」については大阪府からの公式見解も出ておらず、当面は「マスク着用」とする旨を伝えた。個人的には5月の連休明けくらいから政府や府の指導が出て来るかも知れないと思っている。いずれにしても私は「マスク着用禁止」などと言う積りは無いし、最後は保護者や本人の考えを優先させるべきと考えていることも伝えた。インフルエンザの感染者もゼロで浪速学院は全くの健康状態になった。「僥倖」である。 


そして「4月30日の開校100周年奉祝祭」に話を繋げた。全教職員、全校生徒で元気にこの日を迎え、本校の過去の先生方や生徒を含めた全ての「100年の関係者」に感謝の誠を捧げる日にしたいと言明した。生徒には今胸に付けているバッジに加えて「記念品」を全校生徒にプレゼントすることも発表した。勿論それが何であるかは言っていない。そして例祭に「報鼓」として鳴らす「3尺もある大太鼓」を新たに発注したこと、「神社の鳥居」の手入れ復元、神社前に「祈願の塔」を設置すること、図書館に「デジタル図書館」の装置を入れる事等を述べた。そしてNS館に引き続いて地上6階建ての「新浪速中学校棟」を建設する宣言を4月30日にすることなどを伝えた。生徒と言えども「浪速ファミリー」の一員であり、喜びを共有することが大切だと、早め早めに私は情報を流すのである。 


新一年生は中学で148人の新記録、高校は900人前後とこれまた新記録となる見込みと話し、「4月5日の入学式当日は実に在籍生徒数が2900人を超える学校」になったのは「君たち、在校生の存在があればこそ」と私は強調し、生徒には「自尊心」と「誇り、プライド」について語り、自分を大切にすることは「他人をも大切にすること」だと強調した。400メートル競走の最後直線50メートルに今立っているとし最後まで頑張れと激励して講話を終えたのである。