2023年7月15日土曜日

私にとって世の為、人の為に尽くす事とは

 今日は「2024(令和6年度)第二回浪速中学校入試説明会とクラブ体験会」が午後にあった。昨年は道頓堀の串カツだるまの本校OBの上山会長に依頼され、本店舗の屋上に設置された「だるま神社」創建の神事があって、体験会の様子を見ることは出来なかった。今年は人事一新で中学校校長も代り、来年度は101年目の入学者となるので、大いに期待致したい。他の私立中学もこの日同じような募集活動をしている中でほぼ昨年並みの参加者を得ており私は安心している。中学校入試説明会の参加者は小学校6年生と5年生であり、ここ数年は5年生からの参加者が増えているのが特徴で、希望が先にも出ている。今我々がやるべきことは来年度入試からは今後の先行きを見て、「今までと少し違った舵を切る」ことが重要だ。特に中高一貫6か年コースの生徒達の事であり、カリキュラムも柔軟に対応するように教頭とコース長にアイデアを出した。 




今でも記憶に新しいのは串カツダルマさんの事だ。だるま神社の創建の神事には俳優の赤井英和ご夫妻も来ておられ、ご鎮座のご斎行は本校理事役員の「坐摩神社」の渡邉宮司様の手でご斎行された。大阪を代表するミナミの繁華街である道頓堀に本社社屋を有するまでになった串カツダルマさんが、神社を創建したいとの思いに至ったのは素晴らしいことで、是非「恩頼」を感じて欲しいと思う。この年になってつくづく思うのはたった今日まで来られたのは、一人の人間の力ではなくて多くの人々の助けがあって、今日があり、その背景には「天網恢恢」、何事も神威やご加護があって初めて大願成就がなると言う事だ。神は人間に謙虚であることを教えて下さっており、謙虚であれば神様はお力を貸して下さる。そして恩頼を感じたトップに求められているのは「これからは世の為に尽くす」と言う事だと思う。神社神道の学校を卒業した会長も必ずやって下さっていると信じている。 



さて学校も来週で1学期が終わる。まず19日には硬式野球の公式戦があり、その応援に行く。翌日の「20日が1学期の終業式」である。しかし今日的な学校は終わりに近くなればなるほど、何か忙しくなってくると感じるのは自分だけであろうか。翌21日から私は3年ぶりに開講する伊勢神宮での「第70回伊勢修養学舎」の第1班にアテンドする。計4班まであるので最終は29日になる。私は校長として欠かさずこの最重要の学校行事を執り行ってきた。飯田校長も頑張ってくれるだろう。今回は開校100周年目の伊勢と言う事で開講挨拶を理事長・学院長として行い、第1班のこの映像を録画し、他の3班に聴いて貰らいたいと思う。校長以下4班まで「通し」で頑張ってくれる先生方に感謝だ。 

伊勢が終われば京都市内の有名な旅館「お宿いしちょう」で高校3年生の特別学習合宿が27日から始まり8月4日まで徹底した受験勉強特訓がある。マーク模試や各教科の演習、解説を行い、大学入学共通テストの得点率80%を目指すのが目的でありこれも今や本校の重要な仕組みとなってきている。27日の開講式に私は開講挨拶に行く。そして翌日の28日には本校所有の多聞尚学館で「高2トップ60夏季多聞合宿」がこれも前日の27日から始まっている。優秀層の60人の高校2年生を鍛える為に私は生徒に「多くを語らねば」ならない。まだまだ予定は続いて7月29日と30日は高校のオープンキャンパスがある。公式には休業期間だが実質的には8月7日までは休みは無い。「私にとって世の為、人の為に尽くす事とは本校で学ぶ生徒を守り指導教育すること」である。これ以外は有り得ない。




2023年7月12日水曜日

田邊柳奨先生と遠山昭治先生

 今日は書道家の柳水藝術協会会長の「田邊柳奨」先生が学校にお見えになった。先生は9月の世界平和デーの日に大阪護国神社で奉納揮毫されるのだが、その時に本校書道部も参加する。今や全国の多くの高校で統一した奉納揮毫であり、私は趣旨に賛成し、既に4年目となった。特に田邊先生の存在が大きく、私はその迫力ある字体と姿勢に何時も感服している。先生は単に書道家ではなくて、想墨画家として「一筆入魂」をモットーに書画作家活動をされている。この点が素晴らしい。神社、仏閣へ祈りの書を奉納揮毫されたり、企業の経営者の想いをくみとり、書にしたためていると先生は話された。大阪阿倍野で1950年創設の芸術協会(大阪阿倍野)を継承し書道教室での指導、弟子育成を行っておられ、最近では橿原神宮や四天王寺で奉納揮毫され、これは大きく新聞でも報道された。 


時間が有ったので久し振りに「ふくろうベースボールスタジアム」に行き、遠山昭治監督率いる硬式野球部Aチームの激励に行った。遠山さんはご承知のように、熊本県ご出身の大変有名な元プロ野球選手である。2002年の現役引退後は、阪神タイガースのコーチや野球解説者・野球評論家としての活動を経て、「201911月から浪速高等学校の硬式野球部の監督」に私が招聘し今日に至っている。八代第一高等学校ではエースとして活躍し、1984年秋季九州大会県予選では準々決勝に進むが、鎮西高に完封負けを喫する。在学中に投手として対外試合で通算693敗、打者として打率.44035本塁打を記録。また、ノーヒットノーランを11回達成した逸材中の逸材であった。 


1985年のNPBドラフト会議において、この年に球団史上初の日本シリーズ制覇を達成した阪神タイガースから1位で指名。清原和博の指名重複に伴う抽選で独占交渉権を逃した末の単独再指名であったが、推定年俸360万円という条件で入団したと記録にはある。1986年には、一軍公式戦で先発ローテーションの一角を担いながら8勝をマークし、この年のNPB12球団の高卒新人投手としては最高の成績で、シーズン終了後には、推定年俸900万円という好条件で契約を更改したとあった。昇給率は150%で、2013年に藤浪晋太郎が200%で契約を更改するまで、阪神の高卒新人選手における最高記録であった。また、阪神からのドラフト指名を経て入団1年目に一軍の公式戦で8勝を挙げた左投手は、社会人野球(JR東日本硬式野球部)経由で2021年に入団した伊藤将司まで35年間現れなかった。 

私は遠山監督を全面的に信頼し応援している。様々なタイプの野球少年を指導しながら、毎日クラブ員と接しているが朝早くから登校し入試広報部の部員としても組織の業務をこなし、午後からの野球指導である。愛称は、「遠山の金さん」「遠山親方」「遠山桜」、豪放磊落であるが一方繊細な神経で頑張ってくれている。笑顔が素晴らしい。元一流のプロ野球選手であるが遠山さんは高校球界に身を投じ4年が経った。間違いなく今や「教育者」となっておられ、学校の先生である。夏の大会の初戦は19日、住之江球場で14:10分から「プレーボール」、対戦相手は府立泉尾工業高校だ。私も応援に駆け付ける。


2023年7月10日月曜日

海外の高校への短期留学

 大体、1週間か10日間のピッチで建設現場を視る。これが「施主」たる私の仕事である。まだ正式な工事は始まっていないが、7月中には建築確認が下りて着工となるだろう。今日の現場は丁度「かかりの前の安全ミーティング」をされていた。大切な事で「完全無災害」で工事をやり遂げて欲しいと思う。まだ「更地」の場所には区分けがしており、一目瞭然で建物の輪郭が私には目に飛び込んでくる。2年後であるが、健康に気を付けてこの100周年記念事業である「新浪速中学校新校舎」の竣功まで私は見届ける積りだ。この15年間、「建設の槌音のする学校は良い学校」と言い続け、実践してきたが、実際に槌音の途切れることはなかった。だから「良い学校」になり、生徒も増えて来たのである。私立学校の学び舎は機能的で美しい校舎でなければならない、これは私の信念である。

 

「短期留学」(Short-term study abroad)という言葉がある。大学生の海外留学は極々普通の事であり、期間も1年と言うのが一般的であるが、これに対して高校生には短期留学という言葉があるように数週間、3か月、6カ月、そして1年というのが多い。今や高校生の海外留学がブームになってきており、私の高校生時代と比べれば「隔世の感」がある。本日、7人の高校生が見事に海外留学を終えて浪速高校に復帰してくれた。一人は男子生徒で、個人でカナダのアルバータ―州の高校で頑張ってくれた。カルガリーから車で1時間程度の人口1万人程度の町にある高校であるが、この学校は前期後期のセメスター制であり、約1年の留学経験をした。今朝ほど本人に話を伺うと最初の半年は英語で授業を受けることに高い壁を感じ、相当苦労したが諦めずに努力して後半は成績も大幅にアップしたと報告してくれた。努力した人間が見せることのできる素晴らしい顔をしていた。 


次は国際コースの生徒で6人は全て女生徒であったが,これまたカナダに5か月間の短期留学である。当初はこれも相当な苦労があったが乗り越え、学校とホストファミリーにも慣れ、充実した海外経験をした様子が今朝の顔から容易に読み取ることが出来た。費用が220万円というから簡単な話ではないが、娘や孫娘の留学に「ポンッ」と費用が出せる経済的余裕があったればこそ可能であり、私は親への感謝の気持ちを忘れてはならないよと諭したのである。短期留学を高校生でするメリットは、価値観や考え方を広げることができ、留学の経験を今後の人生に役立てることができることだ。別に英語が「ペラペラ」に成らなくとも良い。「世界は広い」ということを知るだけでも良い。若い段階で他民族多、異文化の中で生きると言う事の経験は何事にも代えがたい。 



この7人は滞在中、ホームステイや学生寮を利用しており、常に学生や大人がまわりにいる状況で過ごすことができており、自分にとっても親にとっても安心な環境であったが、それでも家族と離れ、長期間、頑張った7人に100周年記念の「ご朱印帳」を一人一人に手渡した。そして「留学はあくまで起点」であり、今後とも努力するように激励した。今や日本でも留学の情報を発信している経験豊富な「留学エージェント」は極めて多い。本校は留学生の受け入れには熱心であるが、留学生を出す方にも今回の経験を活かして積極的に進めて行く積りだ。そして浪速高校から直接に海外の大学に進学していく生徒を増やす。そういう意味で令和5年は金字塔の年になった。7人の高校生が短期留学を経験し、彼等とは別に海外の大学に7人の生徒が進学するのだから。

2023年7月7日金曜日

中学生にゴルフを教わる

 今日は7月7日、「七夕」」の日です。これを「しちせき」とも読む人は相当の知識人だと思う。古くから行われている日本の「お祭り行事」で、一年間の重要な節句をあらわす五節句の一つであり、この夜に、「願いごと」を書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣と食事が今も残っており私はこの文化、雰囲気が好きだ。七夕の日の行事食は索餅と素麺があるが他に定番物として「ちらし寿司」がある。何故そうなったかは知らない。健康祈願や無病息災だけでなく、「天の川に見立てた」「織姫にあやかり、素麺を糸に見立てた」など、素麺を食べるようになったとの由来はいくつか説があると言う。私の今晩の夕食はソーメンとちらし寿司とし、学校の発展を祈願したいと思う。 

学校は今日で高校、中学とも1学期の期末試験が終わり、後は20日の終業式に向けて一挙に進み、学校は解放感に溢れ、生徒達は夏休みを楽しみにする。しかしやはり学校とは結びついており、特別講習や学習合宿、それに部活動が一斉に花開く。公式戦も目白押しで生徒のみならず部活の顧問教員も走り回って部員の面倒を見る。私はこのような光景を見ると心が豊かになってくるのだ。試験が終わった後の生徒や教員の顔は普段とは全く違った様相で学校と言うのは少しの山と少しの谷みたいな、そうサイン、コサインカーブが緩やかに動いているのが良い。勉強、勉強ばっかりだったら本当に生徒も教員も可哀そうに思えるようになって来たのはあながち、私が歳を取ったからではなくて教育に携わる者として成長した証しかも知れない。 

それにしても「浪速中学校の部活動の成績」が凄いことになっている。まず「空手道部」そして「弓道部」が今年も「全国中学校競技大会」、通称「全中」に大阪代表で出場する。地区大会などではなくて全国大会である。空手道部などは過去全中で全国制覇8連覇し、又昨年から続けている。今年勝って通算10回目の全国制覇となるか?「弓道部」も全中の常連校で今年も8月、東京の明治神宮大会に男子団体、男女の個人戦に大阪代表として出場する。以上は常連出場だから問題は無いが、今年は「中学テニス部」が何と男子ダブルス、女子ダブルスに香川県で行われる第50回全国中学生テニス選手権大会への出場が決定した。今はまだ層が厚くないがその内、団体戦での全国制覇も視野にありますと今朝ほど監督の先生がまなじりを上げて言ってくれた。 


空手道部、弓道部、テニス部は卓越した能力を有した顧問の指導者がおり、尚且つ他校ではない練習場を有しており、順調に成績を伸ばしてくれているのが嬉しい。何と言っても「運動部は指導者と練習場所」だ。それも超豪華が良い。今回驚愕したのは何と「ゴルフ部」から全中への出場者が出たことである。「初めての快挙」である。「令和5年度関西中学校ゴルフ選手権大会」は京都のグランベール京都ゴルフ倶楽部での二日制の競技会であったが、浪速中学のM君は初日73と出遅れたが二日目に33,35の68を出し、第3位で全国大会出場を決めた。私はその生徒を部屋に呼んで声をかけて激励した。良い顔をしていた。彼の弟も本校に通学しており、ご両親ともアマチュアゴルファーで、シングルの腕前と聞いた。所属クラブは天野山と聞いて私は驚いた。私も天野山であるが恥ずかしい公式ハンディだからである。 




彼の実家は超裕福な家で、高校進学はアメリアの高校を視野に入れており、その気概が素晴らしい。私は「是非行くように」と激励した。プロゴルファーになる目的なら絶対にアメリカが良い。浪中からアメリアの高校への進学が出る可能性が高い。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」という言葉がある。意味はご存知のように、背負った子どもに浅瀬を教えてもらいながら川を渡るが直意で、自分より年少の未熟な者に教えられることのたとえである。私は彼にフォームを見て貰った。「綺麗なフォーム」ですと誉めて貰ったが、言葉のやり取り、礼節等何でも一流になれそうな可能性を有した人間は立派である。それにしても中学3年生でラウンド68で回ってくるなど私には信じられない。 


2023年7月5日水曜日

本日は2023年夏季賞与・一時金の支給日

 今日7月5日は本校の「夏季賞与一時金の支給日」であった。今回は通常の支給額に加算して先の開校100周年事業で特別に評価に値する仕事をしてくれた教職員については「理事長加算」を行った。昨日の拡大管理職会議でこの点を明らかにして情報の共有を図るのが重要である。少なくとも「事ある毎に」管理職や管理補佐職には「同じテーブルで」理事長の存念を話しておくことは私のやり方であり、何時もそのようにしている。今日一日で本学院の口座から軽く1億円を超える金額が出て行ったが、これは私の喜びであり楽しみでもある。使う言葉は悪いかも知れないが、ここは私立学校なので公務員ではなく先生も事務員もいわば「従業員」である。それも売り上げ規模から言えば、中小企業かも知れない。でも経営者としてちゃんと夏季、冬季の賞与が出せるのは「甲斐性」であり、出せないようでは経営者たり得ないと思う。 


着任当時は手元預貯金にその資金が無く、銀行から短期借り入れをして凌いだこともあっただけに現在の財務状況に感慨を覚える。当時は名誉理事長の寺井先生がお元気で理事長職務代理の南坊城先生と「3人一組」で年上の先輩に失礼ながら「だんご3兄弟」と言われ、串のように常に私の後ろに居て学校改革の支援をして頂いた。このお二人によって私はこの学校に招聘された。大阪を代表するお宮である大阪天満宮の当時の宮司であった寺井さんには緊急融資の為、金融機関を紹介してもらった事もあった。今回の夏季賞与においてはこの二人の方と理事会から私にも「100周年を見事にやった!」とお褒めの特別賞与が支給され、私は有難く頂戴することにした。初めてである。平成28年の3月、学院神社が竣工した時のこの「神社の灯篭」は3人が個人で寄贈したものであるが、彫られたお名前を見るたびに8年前の昔を思い出し、浪速で仕事をさせて頂いた御礼を申し上げている。 


公立の教育公務員との比較だが大阪府は一般行政部門で管理職を除いた数値は平均年齢が39.8歳で¥785585であると新聞から読み取れる。大阪市は40.8歳で¥778458円であるから、本校の教員でこの世代の平均年齢を出すと丁度同じ年齢で39.8歳となり、「9.2%ほど高いレベル」であったから私としては「私立の教員として誇り」を持って頂けると思う。基本的には「セイムワーク、セイムペイ(同じ仕事には同じ給料)」であるのが理想形かも知れない。学校の教員と言う全く同じような仕事なのだから、給料もそうあるべきだと言うご意見に真正面に反論は出来ないが、実際はそのようになっていないのが現状である。 

今、多額の税金が投入されている私立学校故に公立学校の先生と大きな違いがあるのも些か議論がある処であるが、やはり私立は公立学校の不沈空母みたいな安定性を考えれば大きなハンディはあるから教員採用と維持に大きなコストもかかっていると理解して欲しいと思う。私立の拠って立つ処は「一に教員、二に教員、三四が無くて五に教員」だと思う。素晴らしい教員を「揃えている、育てている私立はやはり強い」のである。私は公立の高等学校校長を4年経験しているが、元々の資質は公立の教員の高さは認めても良いが、その後の成長、志、姿勢等々総合的に勘案すれば私立の教員は公立の教員には決して負けていなと確信して言える。だから常に公立学校の先生との処遇比較には私は敏感なのである。

2023年7月4日火曜日

同窓会組織の改編

 昨日から高校は「期末試験」が始まっている。中学は本日からでいずれも7日までだ。中間に比べ期末は一日長い。学校は極めて平穏で順調に進んでおり、1学期はもうすぐ終わる。今から10数年ほど前には日本の高校で大学みたいに「前期、後期の2学期制」がかまびすく議論されたが今やそのような声は一向に聴かない。四季に富む日本は季節の移ろいで学校も進んでいく3学期制が向いている。昨日、新中学校棟の建設場所の「縄張り、地割」が終わったというので視察した。丁度良いバランスでNS館に連結された地上6階建ての建物はきっと素晴らしいものになることを確信した。校舎の玄関入口付近に立ち、エレベーターの位置などを見ると嬉しくなってきた。楽しみである。 


午後のかかりに同窓会の役員が来校して「寄付金」を頂戴した。金額は第1回分として2000万円である。これとは別に複数の個人から既に寄付金は頂いており、今回の組織としての寄付金は有難いことであった。しかし正直言って100年の歴史を有する同窓会組織からの新中学校棟の建設資金の援助としては少ない。少な過ぎる。4万人近い卒業生を有する伝統ある本校の同窓会がこれでは残念である。要因は同窓生からの寄付金が集まらないからだ。これは偏に私の力不足であるが、100年の間幾多の困難に見舞われ、艱難辛苦を経た学校ゆえに「母校としての求心力が不足」していた。現在の本校の隆盛などは想像も出来なったことで、浪速の卒業生だということを隠してきたというOBも居た。加えて元来日本の学校には母校への寄付の文化は余り無い。「皆さん、母校へ寄付するというお気持ちをお持ちですか?」このことは予てから考えていたことで、100周年を無事にそして見事に終えたタイミングでもあり、次の100年を目指して私は本格的に「同窓会組織の改編」に手を付けることにした。 




私は推進組織を設定する為に、資料を用意し、13時から関係者を集め、打ち合わせを持って「意思結集」を図った。その時に用意した私の文章の一部は以下のようなものである。

1. 趣旨 

令和5年4月30日、開校100周年を迎え、奉祝祭、記念式典、祝賀会と一連の行事が全て順調に挙行出来、「浪速改革の成果」を内外に発信することが出来た。この機を捉え、次の100年に向かって同窓会組織を「幅広い校友会的」なものに改編し、共学校としての現在の形を出しながら、「若い世代が集う求心力ある組織に再編成」する。浪速高等学校卒業生が社会活動の中で「浪速が母校であるという誇り高い意識」を有し、「OBOGの絆」をより強固にする為に次の行動計画を定め推進することと致したい。既に押見同窓会長から基本的に賛同を頂いている案件であり、今後具体的に動くことと致したい。(以下は略) 

とにかく同窓会と言う名を改め(学)浪速学院「浪速校友会」、別称として「浪速校友会 夢の会」「浪速神恩の会」等々名称は公募して決定するのも一案だと述べた。事業計画として新中学棟の竣功は2025年3月末であり、その後現在南海辰村建設さんに貸与している土地に「浪速校友会館」の建設を着手するか、現在の「至誠寮」を一部改築して校友会館にするのも一案だと述べた。寄付金等をお願いする為の「雰囲気の醸成」を目的として卒業生へ発信する。重要な事は若い卒業生への情報発信である。その為にコロナで中止していた「二十歳の集い」は再開し、従来以上に大切な「学校・同窓会一体の行事」として捉え、金額的には安い会費制とし、学校法人が一部財政的支援を行うことも表明した。 


2023年7月1日土曜日

文月朔日、雨の一斉参拝

 雨の中の一斉参拝となった。昨日が今年前半の折り返し点で今日からは後半戦だ。旧暦では、「和風月名(わふうげつめい)」と言って月の和風の呼び名を使用していたが、実にこの言い方、表現が奥深くて味わい深い。これは旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがあるが、現在の季節感とは12ヶ月ほどのずれがある。7月の代表的なものは「文月(ふみづき、ふづき)」が来る。従って今日は小雨振る中での「文月朔日の一斉参拝」となった。 




コロナが若干増えつつあり、第9波到来と言う識者もいるが、学校は落ち着き、来週月曜日からの期末試験の為に生徒は頑張って準備してくれている。期末試験が終われば一挙に20日の終業式で、高校1年生は翌21日から4班に分かれて伊勢に向かい「伊勢修養学舎」がある。二泊三日の工程だから全ての班が終わるのは29日である。29日からは浪速中学校の生徒が伊勢だ。7月29日と30日は高校の「オープンキャンパス」が二日続けてあり、教員はこの間、「特別講習とか学習合宿」とかずっと予定が入っている。私は8月8日から16日までを「リフレッシュ休暇」として設定しており、これまでは「ギューギュー詰め」で忙しいが休暇を楽しみに教職員には頑張って欲しいと思う。今や夏休みなどの概念は生徒も教職員もそれほど強くは無い。「学校の先生は夏休みが有って良いですね」など世の人々に、この辺の誤解があれば是非改めて頂きたいと思う。


昨日、8ch関西テレビは「ランナー」という報道番組で「大阪府高校授業料無償化施策」について吉村知事が登場し、私学側からは興国学園の草島理事長・校長と清風南海学園からは平岡正校長が出て熱い討論がなされた。「真っ向勝負」と言う感じで観ている人には分かり易い内容だったと思う。当然この種のテレビ討論では平行線で終わるが、局側が相当知識を得ていないとここまでの番組には成らなかったと思う。特に草島理事長先生と平岡校長先生は分かり易く大変に良かったと思う。途中で本校生徒と保護者が現に私立高校に通っている視点から意見を述べていたが立派であった。どちらが勝った負けたではなくて知事の云われているように8月にかけて制度設計が進んで行くのだと思うが、今日の個人的な感想では「ガチンコの案」でとは成らず、知事部局も歩み寄って頂けるような感じがしたがどうだろうか。

 

私学の授業料を私学側が自由に設定できない制度は「掟破り」であり、それは最早私学ではない。裕福なご家庭が授業料の一部負担をしても良いと判断されるならそれでも良いではないか。それこそ学校選択の自由が保護者にあるのであって無償化だから私立に行くと言う保護者は居ないと思う。あくまで建学の精神に即した私立教育の中味を判断して決めているのであって、「無償化、無償化」と叫んでもその「しわ寄せ」が学校法人に来たり、究極、生徒にくるのは本末転倒ではないだろうか。時間的余裕は限られているが、「妥協点を探り」何とか私学へのご理解と支援を宜しくお願いしたいと思う。本学院では新中学校の建設がもう直ぐに始まり、この問題は資金需要に大きな影響が出て来る。