今日は「2024(令和6年度)第二回浪速中学校入試説明会とクラブ体験会」が午後にあった。昨年は道頓堀の串カツだるまの本校OBの上山会長に依頼され、本店舗の屋上に設置された「だるま神社」創建の神事があって、体験会の様子を見ることは出来なかった。今年は人事一新で中学校校長も代り、来年度は101年目の入学者となるので、大いに期待致したい。他の私立中学もこの日同じような募集活動をしている中でほぼ昨年並みの参加者を得ており私は安心している。中学校入試説明会の参加者は小学校6年生と5年生であり、ここ数年は5年生からの参加者が増えているのが特徴で、希望が先にも出ている。今我々がやるべきことは来年度入試からは今後の先行きを見て、「今までと少し違った舵を切る」ことが重要だ。特に中高一貫6か年コースの生徒達の事であり、カリキュラムも柔軟に対応するように教頭とコース長にアイデアを出した。
今でも記憶に新しいのは串カツダルマさんの事だ。だるま神社の創建の神事には俳優の赤井英和ご夫妻も来ておられ、ご鎮座のご斎行は本校理事役員の「坐摩神社」の渡邉宮司様の手でご斎行された。大阪を代表するミナミの繁華街である道頓堀に本社社屋を有するまでになった串カツダルマさんが、神社を創建したいとの思いに至ったのは素晴らしいことで、是非「恩頼」を感じて欲しいと思う。この年になってつくづく思うのはたった今日まで来られたのは、一人の人間の力ではなくて多くの人々の助けがあって、今日があり、その背景には「天網恢恢」、何事も神威やご加護があって初めて大願成就がなると言う事だ。神は人間に謙虚であることを教えて下さっており、謙虚であれば神様はお力を貸して下さる。そして恩頼を感じたトップに求められているのは「これからは世の為に尽くす」と言う事だと思う。神社神道の学校を卒業した会長も必ずやって下さっていると信じている。
さて学校も来週で1学期が終わる。まず19日には硬式野球の公式戦があり、その応援に行く。翌日の「20日が1学期の終業式」である。しかし今日的な学校は終わりに近くなればなるほど、何か忙しくなってくると感じるのは自分だけであろうか。翌21日から私は3年ぶりに開講する伊勢神宮での「第70回伊勢修養学舎」の第1班にアテンドする。計4班まであるので最終は29日になる。私は校長として欠かさずこの最重要の学校行事を執り行ってきた。飯田校長も頑張ってくれるだろう。今回は開校100周年目の伊勢と言う事で開講挨拶を理事長・学院長として行い、第1班のこの映像を録画し、他の3班に聴いて貰らいたいと思う。校長以下4班まで「通し」で頑張ってくれる先生方に感謝だ。
伊勢が終われば京都市内の有名な旅館「お宿いしちょう」で高校3年生の特別学習合宿が27日から始まり8月4日まで徹底した受験勉強特訓がある。マーク模試や各教科の演習、解説を行い、大学入学共通テストの得点率80%を目指すのが目的でありこれも今や本校の重要な仕組みとなってきている。27日の開講式に私は開講挨拶に行く。そして翌日の28日には本校所有の多聞尚学館で「高2トップ60夏季多聞合宿」がこれも前日の27日から始まっている。優秀層の60人の高校2年生を鍛える為に私は生徒に「多くを語らねば」ならない。まだまだ予定は続いて7月29日と30日は高校のオープンキャンパスがある。公式には休業期間だが実質的には8月7日までは休みは無い。「私にとって世の為、人の為に尽くす事とは本校で学ぶ生徒を守り指導教育すること」である。これ以外は有り得ない。