雨の中の一斉参拝となった。昨日が今年前半の折り返し点で今日からは後半戦だ。旧暦では、「和風月名(わふうげつめい)」と言って月の和風の呼び名を使用していたが、実にこの言い方、表現が奥深くて味わい深い。これは旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがあるが、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがある。7月の代表的なものは「文月(ふみづき、ふづき)」が来る。従って今日は小雨振る中での「文月朔日の一斉参拝」となった。
昨日、8ch関西テレビは「ランナー」という報道番組で「大阪府高校授業料無償化施策」について吉村知事が登場し、私学側からは興国学園の草島理事長・校長と清風南海学園からは平岡正校長が出て熱い討論がなされた。「真っ向勝負」と言う感じで観ている人には分かり易い内容だったと思う。当然この種のテレビ討論では平行線で終わるが、局側が相当知識を得ていないとここまでの番組には成らなかったと思う。特に草島理事長先生と平岡校長先生は分かり易く大変に良かったと思う。途中で本校生徒と保護者が現に私立高校に通っている視点から意見を述べていたが立派であった。どちらが勝った負けたではなくて知事の云われているように8月にかけて制度設計が進んで行くのだと思うが、今日の個人的な感想では「ガチンコの案」でとは成らず、知事部局も歩み寄って頂けるような感じがしたがどうだろうか。
私学の授業料を私学側が自由に設定できない制度は「掟破り」であり、それは最早私学ではない。裕福なご家庭が授業料の一部負担をしても良いと判断されるならそれでも良いではないか。それこそ学校選択の自由が保護者にあるのであって無償化だから私立に行くと言う保護者は居ないと思う。あくまで建学の精神に即した私立教育の中味を判断して決めているのであって、「無償化、無償化」と叫んでもその「しわ寄せ」が学校法人に来たり、究極、生徒にくるのは本末転倒ではないだろうか。時間的余裕は限られているが、「妥協点を探り」何とか私学へのご理解と支援を宜しくお願いしたいと思う。本学院では新中学校の建設がもう直ぐに始まり、この問題は資金需要に大きな影響が出て来る。