2019年12月17日火曜日

令和元年最後の評議員会・理事会








本日は、令和元年最後の評議員会・理事会の日でした。重要議題が目白押しで、特に、来年41日からの私立学校法の改正に伴い、学校法人寄附行為の改正が審議されたもようです。その後、恒例の年末直会が、市内のホテルにて開催される予定です。(K

理事長・学院長空手道四段の認許!!








本日、東京の全日本空手道連盟の栗原副会長が学校に来られて、理事長・学院長先生に「空手道四段の認許状」が授与されました。これは斯界の発展に対して長年の御功績が認められて授与されたものです。本年1月には東京の武道館にて功労賞が授与されましたが(115日のアラウンド)、これに続いての栄誉であり、先生はお喜びながらも照れておられました。「これでは僕も空手道着を作らないとあかんなー・・」と言われていました。今井監督も同席され、天空レストランにて昼食を御一緒にされました。来年の東京オリンピックにおいて空手道が初めて正式種目になりましたが、メダルの期待が大きく高まっています。(K

2019年12月14日土曜日

今年度最後の高校入試説明会





本日は、今年度最後となる第4回高校入試説明会の日でした。始めに理事長・学院長先生から浪速高等学校の魅力および日本トップクラスの最新鋭のICT設備が完備された、本校自慢の教育環境の紹介がありました。浪速は英語教育にも力を入れ、英語力も比較的伸びていること、来年度の海外修学旅行の新コース追加を検討中である等、ご説明がありました。先生は「浪速はウイングが広くて楽しい学校を目指しています。」、「きみたちの輝やかしい未来のためにグッドスクール浪速で良いスタートを切ろう!!」と中学生に温かく語り掛けられました。先生のプレゼンテーションが終わられた後、会場内には大きな拍手が沸き起こりました。先生は学校行事など様々な場面でプレゼンテーションをされますが、最後には必ず今日の様な大きな拍手が沸き起こります。(K

2019年12月13日金曜日

高校3年生へのさよなら校長講話





本日、体育館にて高校3年生に向け、校長先生より最後の校長講話が行われました。先生は、伊勢修養学舎、浪速祭、修学旅行などの学校行事の思い出をお話され、「寂しいなぁ」と感慨深げな表情をされておりました。また、先生は「古事記」の歴史について熱心にお話され、生徒は真剣な表情をしながら先生のお話を聞いていました。「これからの人生、日本語・英語を大切にしなさい。どんなことがあっても心の持ち様が大切です。」と力強く述べられました。先生は最後に「神社神道の学校で学んだことを誇りとして、次のステップに向けて頑張れ!!君たちならやれる!!自信を持って頑張れ!!」と力強いエールを送られました。私が見ていても会場内には一種独特の雰囲気が立ち込め、最後には、生徒から校長先生へ大変大きな拍手が沸き起こりました。(K

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2019年12月12日木曜日

お人柄が素晴らしい遠山昭治監督


昨日の午後、久しぶりに堺市南区に有している本校の野球専用球場「浪速ふくろうベースボール・スタジアム」に往って来た。今や「ふくろう」と言う言葉だけでここだと皆が分かるくらいの通称となってきた。生徒も「ふくろうに行ってきます」という風に使う。本当に「ネーミングは大切」だと思う。ふくろうに赴いた訳は「遠山昭治監督」の激励と硬式野球部員の練習の雰囲気を見る為であった。結果は大変満足できるもので「ゆったりとした風」が球場全体に流れていた。第一に部員生徒の顔つきが違っていた。「のびのびと、明るく」、木魂する掛け声もどことなく弾んでいるように感じた。




 

全ては新監督「遠山昭治」先生のお蔭である。監督はゆったりと歩きながら笑顔で生徒の顔を見ながら個別に激励していたりした。要は「ぎゃ―ギャー」言っていないのである。一昨日出来上ったというジャンバーを着ておられたが、それが良く似合っていた。胸に「浪速」のロゴが入っており、それを見て私は殊の外嬉しくなった。遠山先生は「お人柄が良い」。私は今更ながらこのことを痛感した。

 

「人柄」という言葉は、「その人が持っている性質」という意味であり、精神的に余裕があって他人や周囲への思いやりがあり、悲観的にならない人が人柄が良いといわれる。上品な立ち振る舞いであったり、詞遣いが丁寧であるのもお人柄が良い条件だ。最初にグランドに入った時に走って傍に来てくれ、「理事長、何かあったらどうかおっしゃってください」と言われた。普通は簡単には言えない言葉である。こういう処からも遠山先生のお人柄が見て取れる。

 

遠山監督は前任の監督が退場せざるを得なかった時もこの事に一切言及されなかった。人柄がいい人の性格の特徴には「悪口を言わない」「噂話に惑わされない」「公共のルールを守る」「相手を思いやった行動ができる」「前向きな行動力がある」などが挙げられると聞く。又周りから尊敬されている。要は人柄が良い人はいつでも周りの事を考えて行動し、そして人の嫌がる事はしないのだ。そういった押しつけがましくない態度が周りから一目も二目も置かれているのである。

 


お人柄の良いお方に面と向かって褒めそやすと、途端に照れたり、謙遜するという謙虚な特徴も持ち合わせているのもお人柄の良い人の特徴である。人当たりの物腰が柔らか、当然だが「責任感が強い」。特に仕事に関しては、どんな業務であってもいつでも真摯に取り組まれる。「いい加減な仕事をすると周りへも迷惑がかかるので仕事をしっかり片付けよう」という意識が頭から離れないのも特徴である。そして純粋で誠実、おおらかで楽観的だから、人柄のいい人のそばで働くと、無駄な肩の力を抜いて働くことができ、本来持っている自分のスキルを余すとこなく発揮することができると言う。硬式野球部員が遠山監督の元で無駄な力を抜いて自分のスキルを上げ、それを100%発揮できるようになって欲しい。私は良い人を得た喜びに浸っている。

 

2019年12月11日水曜日

今を一生懸命に生きる!


学校には様々なタイプや経歴の教員がいる。「それが良いのだ!」と思う。同じようなタイプの同世代の人ばっかりだったらその組織はもはや活性化など有り得ない死に体ではないか。組織で揉まれて伸びる事も無く、教師としての成長も無いだろう。「人間とはそこまで生きて来た過去の累積の結実が現在の姿」である。過去を恨み悔んでも詮無いことだ。大切な事は明日の自分である。「今を一生懸命に生きる」ことが大切である。常に自らの成長を図る意識と努力が重要である。その為には「謙虚」であることだ。特に教師と言う職業を選択した人間にとって最も大切なキーワードは「至誠、謙虚、努力」だと私は思う。

 
 


来年4月1日に新しく8人の専任教諭を迎える。昨日「内示」をした。内女性が6人、男性が2人となっている。男女差などは関係ない。学校と言う場所の素晴らしさは昔から「男女差は全くない」。1円たりとも男女間で給与差はないし、皆さんが総合職だ。すべての人が最高学府である大学や大学院で学んできた人の集団である。このような組織は学校以外は恐らくないだろう。しかし大学教育と実際の現場で学ぶ内容はまるで異なる。仕事をしながら人間として成長し、真摯に生徒に向き合うのが教師である。世の中に学校の先生ほどやりがいのある職業は無い。「先生、万歳!」だ。

 
 



理事長・学院長Aroundから考える理想の学校像と教師像

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 理事長・学院長Aroundを拝読し、非常に心に残ったのは、以下の3つの記事である。

 ・「グッド・スクール」に向けて(2019516()

・先生は生徒の事を愛していますか?(201935()

・生徒の顔を見るのが好き(201976()

 この3つの中でも、「『グッド・スクール』に向けて」の記事にある、理事長・学院長の目標とする「グッド・スクール」について、非常に感銘を受けた。

 

 私が約4年半前、浪速高等学校で非常勤講師として仲間に加えていただいた時、非常に感動した出来事があった。中央館の完成直後で、工事の関係から自転車を武道館前に駐輪していた時のこと。退勤の際自転車を出そうとすると、数台の自転車が倒れた。その時、私が担当していない学年のダンス部員と思われる女子生徒が4名、その様子を見て走り寄り、「大丈夫ですか。怪我はないですか。」と自転車を起こしながら声を掛けてくれたのである。

 

大学院を卒業してから勤めた学校は前任校である男子校たった1校で、その学校での教師生活が約10年にも及んだ私にとっては、女子がいる空間での授業に慣れず不安であった。いろんな学校の生徒とも接してきたが、このような声掛けができる生徒に出会ったことがなかったので、とても感動したことを今日のことのように鮮明に覚えている。このような気配りや声掛けが日常生活で自然と出てくる生徒を育てる浪速高等学校の教育環境と先生方のお力を目の当たりにし、この学校で長く働きたいと考え、今日に至っている。

 

 理事長・学院長は、「ウイングの広い学校」「色々な経歴や志望を有した生徒が混じって目を輝かせている学校こそ『グッド・スクール(良い学校)』なのである」とおっしゃっているが、正にその通りで、これから求められる学校像だと考えている。生徒がそれぞれに目標とする道を進めるように、「人間を育成する」ことができてこそ「グッド・スクール」であり、そう導けてこそ一人前の教師である。「人間を育成する」とは、決して「エクセレント」な生徒だけを指すのではない。人間として当たり前のことを馬鹿にせずちゃんとする生徒を育てることだと考えているからだ。その点で、理事長・学院長のお言葉に非常に感動した。

 


 私自身、学生時代にある先生からいただいた言葉で教育業界に飛び込む決意をした。「5年後、10年後に、その生徒がそれまで歩んだ道を振り返った時、『あの時頑張って良かった。間違っていなかった。』と思えるように、1人ひとりの将来をしっかり見据えて支え、時には叱咤激励をしながら導くのが教師の勤め」という言葉だった。生徒が2500人いれば2500通りの人生があり、全員が「エクセレント」を目指すとは限らない。「資源の無い日本こそ唯一の資源は日本人だ」と理事長・学院長がおっしゃるように、個々の持つ力を最大限に活かし、自信をもって社会に貢献できるように導く教育が必須であり、ここ浪速高等学校・中学校にはそれがあると考えている。

 

理事長・学院長が「人間として基本的な事を学びながら自分の目標に向かって『努力と忍耐』することのできるような教育、指導、教育環境の整備こそまず教科指導の前に重要だ」とし、多聞尚学館や浪速ふくろうベースボールスタジアム、高天原スポーツキャンパスなどの施設だけでなく、ICT教育に対応した機器の充実などにも、常に最先端の技術を取り入れ生徒がより輝ける環境を提供して下さっている。このような学校は、他には無い。それだけではなく、先生方それぞれの個性を十分に発揮できる環境とサポートが整っていることも魅力である。このような環境があるからこそ、先に述べたような「人間力の高い」生徒が育つのだと感じた。

 

私自身、英語の苦手意識を拭えないまま学生時代を過ごし、それを克服すべく敢えて教師の道を選ぶことに決めて今日がある。そして、ここ浪速高等学校・中学校で、その経験を生徒たちに還元したいと考えている。私が指導を担当するⅡ類やⅢ類の中には、英語を苦手とする生徒が少なくはない。そういう生徒たちに、少しでも興味を持ち、勇気を持って一歩踏み出してもらえるようにすることが、私にできることである。また、生徒それぞれが、将来必要となる英語の力は様々である。幅広い視野を持って柔軟に対応することが、今後も求められる。自らの体験を通して、「ウイングの広い」指導ができるように常に心掛ける所存だ。

 

浪速高等学校・中学校という常に進化し続ける素晴らしい環境で、それぞれの生徒が持つ将来の可能性を見据え、5年後、10年後、そしてその後も、「浪速高校・中学校を選んで良かった。」と思ってもらえるように支え導く力に磨きをかけ続ける努力を惜しまない、そのような教員で居続けることが私の理想とするところである。

2019年12月10日火曜日

「グッド・スクール」

語学研修でニュージーランドに入っている教員から連絡が入り、生徒達が宿泊しているハミルトンは噴火火山の影響はまったくなく平穏無事との事で安堵した。まだ始まったばかりであり、28日までしっかりと英語の勉強をして欲しいと伝えた。保護者は子どもからの連絡で知ってはおろうが学校としても保護者に連絡する必要があり、そのように指示した。このように間髪入れずに報告・連絡・相談(報連相)することは「良い学校」の証明であると信じている

 

卓越した学校、エクセレントな学校、スーパースクール、色々な意味合いを有した学校表現があるが私は「グッド・スクール」で良いと思っている。普通の「良い学校」で十分である。ウイングの広い、多種多様な生徒が楽しんで学校生活を送る、これに勝るものはないというのが私の哲学である。飛び抜けた進学実績は確かに立派で称賛に値するが学校とは単に進学実績を誇るものだけではない。部活動においても確かに日本チャンピオンを出すことは素晴らしいことだ。しかし結果が出ず、多くのクラブで汗を流し涙する生徒を温かく見守り更に激励するのも陰に隠れた教育の一つである。こういうスタイルが表に出てくるのがグッド・スクールではないか。

 


ここに常勤講師の某先生が私に提出してくれた小論文を紹介したい。素晴らしい文章であり、このような先生を仲間に迎い入れることが出来るのは何ものにも代えがたい喜びである。共にグッド・スクールを目指して頑張って行きましょう!


 

「グッド・スクール」浪速を支える一員として

中学校所属 国語科  ○○ ○

 

「理事長・学院長Around」の中で特に心に残るのは、『「人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵」(2019330日)』・『「グッド・スクール」に向けて(2019516日』・『生徒の顔を見るのが好き(201976日)』の3つです。この3つの記事に共通するのは、理事長・学院長が目指される「グッド・スクール」とはどのようなものかということと、「グッド・スクール」を築き上げる上で、教職員である私たちに求められていることについて書かれているという点です。

 

中でも、『「人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵」(2019330日)』を拝読したときは、私自身が4月から「2年目」として働くにあたり、より一層浪速のために、そして生徒のために、努力していこうと身が引き締まったのを覚えています。理事長・学院長はここで「学校は教師で栄え、教師で滅びる。」とおっしゃっています。つまり、「グッド・スクール」としての浪速の未来は、その組織の一員である私たちの手にかかっているのだと感じました。どれだけ立派な城や石垣を築こうとも、それを守るにふさわしい「人」が居なければ、意味が無いのです。

 

理事長・学院長はよくおっしゃっていますが、「グッド・スクール」つまり「楽しい学校」、生徒が朝早く家を出て行きたいと思うような楽しい学校、先生や友達が大好きで楽しい学校を目指すというお考えに、私は深い感銘を受けています。そんな学校に、私も通ってみたいと思うからです。私自身の中学校・高校生活は、とても充実しておりました。毎日勉学に励み、超有名国公立大学そして医学部に合格することが、いわば当たり前のような世界でした。母校のことも大好きですし、当時お世話になった先生方にも本当に感謝しています。

 


しかしそんな学校で所謂「落ちこぼれ」だった私は、どこか肩身の狭いような思いをしたこともありました。そんな私にとって、色々な経験や志望を有した生徒が入り交じり、目を輝かせている学校というのは、この上なく素敵な学校です。「グッド・スクール」の浪速とともに自分も成長していきたい、まだまだ未熟ながら、そう強く感じています。

 

私は、浪速が大好きです。弟がお世話になっていたことだけが理由ではありません。昨年度から様々な職務を経験させていただく中で、多くの先生方のお力を拝借しました。時には生徒に気づかされ、励まされることもありました。決して楽しいことばかりではありませんでした。理事長・学院長もご存知かと思いますが、ICT公開授業の際、計画通りに授業を進められず、恥ずかしながら職員室で大泣きしたこともあるのです。

 

それでも、毎朝門をくぐるたびに、今日はどんな1日になるかと胸を膨らませ、働かせていただけるのは、何よりも周りの教職員の先生方、設備環境、そして生徒に恵まれ、支えられているからだと確信しています。授業の進め方について他の先生方と真剣に話し合う時間も、授業で生徒とコミュニケーションをとっている時間も、休憩時間に生徒と他愛のない会話をしている時間も、どれもがかけがえのない時間なのです。素晴らしいご縁をいただき、浪速に奉職していることそのものが、私の支えであり、日々の原動力になっているのだと思います。浪速は私自身にとっても、いわば「グッド・スクール」なのです。

 

「素直に、謙虚に、感謝の心と笑顔を常に持って」。これは、昨年4月の年度初めの職員会議で、新任教職員代表として先生方の前でご挨拶申し上げた際に使った言葉です。素直に、何でも吸収する姿勢でいること。謙虚に、いつでも学ぶ姿勢でいること。感謝の心で、何事も有り難いと心得ること。笑顔で、いつでも前向きでいること。「グッド・スクール」浪速を支える一員として、これらの事柄を胸に、今後も日々精進して参りたく存じます。教師という職業について私が理解していることなど、まだほんの一部分だと思います。教科指導力、生徒指導力、事務処理の能力、そして人間力など、さまざまな角度から教師としてあるべき自分自身を磨き、努力していく所存です。まだまだ至らぬ点も多いかと存じますが、今後も変わらぬご指導とご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。