28日の土曜日は月度1回の休校日であったから土日の連休となった。心配していた生徒のコロナ感染者は今朝の報告では1件も無かったから一安心している。生徒の感染者は本校では圧倒的に男子生徒でそれも部活動の生徒が大半である。若年世代へのワクチン接種も始まるみたいだから期待をしているのだが、まだしばらくは油断できない。コロナのせいで学校行事がドンドン中止から延期、もしくは変更を余儀なくされているが、これは仕方が無いと諦めて次善の策を考えている。今朝ほど中学校長と「中学3年生の修学旅行」について協議し、10月1日屋久島方面への出発を諦め来年3月に広島呉の大和ミュージアム、宮島、秋芳洞、萩市内、出雲大社、鳥取砂丘に行先を変更することを決めた。今から「徹底して準備し、絶対に次は行かせよ!」と指示した。予防策として中学生にワクチンは接種できないのか?
次いで空手道部が部屋に入ってきた。残念ながら先のインターハイで全国優勝を逃した本校のチームは第76回目となる大阪高等学校総合体育大会で「男子団体組手優勝、男子団体形優勝、女子団体形で優勝」した。しかし女子の団体組手では調子が出ずに5位に終わったとの事であった。4部門で3部門の優勝だから良しとする考えもあるが私は満足しない。女子組手の5位は頂けない。もっともっと頑張れるはずである。この大会から実質的に来年度のインターハイに向かって全国の高校がしのぎを削って頑張る。オリンピックも終わり今井監督も学校に集中して足元を固めて欲しいと思う。才能ある意識の高い有望なちびっ子選手を勧誘し浪速中学校に入学して貰い、「3年間徹底して鍛えよ」と改めて檄を飛ばしたのである。
私もオカリナクラブを創部する為に学院長手作りのオカリナ製作に徹底して励んでいる。この連休で更に4個の「試作焼き」を行い合計8個になった。土と言うものは620度C前後の変態点を過ぎれば最早永久に土には戻れない。これが「素焼き」であるが市販の出回っているオカリナは殆どが素焼きであり、私もまず素焼きで焼いてみた。結果的には8個中6個、良いものが取れた。中には「逸品」が1個あったと思う。今回は単なる素焼きでは土の肌色が出るだけだから事前に「鬼板」や「弁柄」という第二酸化鉄を成分とする下地をして素焼きをした。それも「さや鉢」という密閉容器に黒炭を詰め込み「黒化」あるいは「炭化」を試みた。結果的には下地が無い方がより黒く自然着色することが分かった。しかし私はやはり素焼きに釉薬をかけて温度を1250度まで上げる「本焼き」の方が面白そうに思えるから次回は本焼きに挑戦する積りだ。「やる以上は徹底してやる」。この徹底してやることが私の生き方である。