2021年12月20日月曜日

一年の大詰め、今日は2学期の終業式

 一年の「大詰め」は確かに忙しいが、これが労苦とは思わない。私の場合、逆に元気になる。12月は通常の業務に加えて、年内に終わらせるべき事項、けじめ、積み残したことの確認と実施、来年に向かっての準備等があり、全て「前向きな事」だからで気分は充実感に満ち溢れる。「仕事があることは幸せな事」である。伊勢神宮崇敬会のW事務局長さん、このお方は神宮会館の館長さんでもあり、本学院の理事を委嘱している。17日男性職員と女性秘書の人をお供にアルファードで、年度末だという事でご挨拶に見えられた。云わばVIPであり、こういう時は理事長自ら校舎をくまなくご案内する。 



翌18日、土曜日はPTA成人教育委員会の企画でPTA有志による「華道研修」が行われた。講師は本校華道部の指導をお願いしている小原流大阪支部長のY様で今度は私からお貸ししている特別教室に出向きご挨拶を申し上げた。PTAのお母さん方は一生懸命に先生のお話を聞き、お正月用の生け花に取り組んでいた。私立学校であるから学校はPTAに対して積極的に後援し、PTA活動の活性化の為に出来ることは何でもしてあげるようにしている。 



24日まで続くのだが来年度入試の「個別相談会」の数が想定以上の数で膨れ上がっている。中学入試、高校入試ともだ。嬉しいニュースだが休日無しで頑張ってくれている教頭、部長以下入試広報部員に頭が下がる。来年3月にならないと結果は見えないが「少なくとも昨年並みか以上の手ごたえ」を持てるのが充実感の源である。逆に学校説明会や個別相談会の数が昨年より少ないと幾分「意気消沈」してしまう。高校は大体見えてきたが課題は中学入試で年が明けたら具体的な動きになる。130人から140人、4クラス体制が見えてくれば「万々歳」であるが果たしてどうなるか。入試広報部の中学入試担当のY副部長は慎重居士だが何とか結果を出してくれるだろう。高校、中学ともに昨年並みで良い。逆に増え過ぎると教室が無くなる。「嬉しい悲鳴」もほぼ限界に来ている。 


今日は2学期の終業式でその前に「神前奉告」があった。高校3年生は受験前であり教室での遥拝とし2年ぶりに中学全学年、高校1、2年生を神社前広場に参集させ「一斉参拝」とした。気温も上がり風もないため出来ると踏んだのであろう、神道科が強気であった。しかし私は嬉しい。何と1年生は入学以来神社参拝は全て教室からの遥拝と思っているらしいが、初めて勢揃いして学院神社の大神様にお詣りできたことは僥倖であった。それにしても初めての全員による柏手の音は揃って神社前広場に響き、大変に心地良く感じた。高校3年生が居なくてもこの数だから迫力がある。生徒が多いことは良いことだ。




参拝後は全て教室に戻し「学院長講話」で北区の心療内科病院での放火事件やオミクロン株などについて注意し、「寅年」の意義などについても言及した。私は改めて生徒の避難通路について各自確認するように指導した。本校は複数の避難通路を用意しているが生徒は何時も使う通路しか知らないかも知れないと思ったからである。最後に明日からの冬休みを無事故で有意義に過ごし令和4年を気持ちよく迎えて1月7日の始業式に全校生徒、元気に登校して顔を見せてくるように話し終わった。 






生徒が下校し、その後今年最後の職員会議とした。当然この1年を回顧し様々な課題について私は気持ちを込めて話した。そして来る年明けから3か月は卒業式、大学入試、本校の入学試験、等々がある。「3学期は年度の手仕舞いと令和4年度前の助走期間」であり、極めて重要な期間である。特に令和4年度は「教職員の働き方改革」について「主舵いっぱい」として大きく舵を切っていく旨の話を予告した。最後に今年1年の教職員の頑張りについて感謝と敬意の言葉を申し述べ、「来年も皆さんにとって良いお年であるように」で話を締めた。25日は休校日、26日以降に教職員のリフレッシュ休暇開始としている。これで公式の校務運営は終わり、「学校法人は22日の理事会・評議員会」が待ち構えている。