2025年9月20日土曜日

神様のご支援「結局、雨が最後まで無かった浪速祭」

 昨年は914日、土曜日の開催だったが今年は1週間遅らせて今日がメインイベントの「浪速祭」である。昨日のアラウンドで神様は雨天を恵みの雨と評価されているし、我々も雨は嫌っていないと書いたが、内心では何とか15時まで待って欲しいと思っていた。ところが何と神様は雨天を避けて下さった。「ありがた山の寒ガラス」。 9時ジャストに自治会の校内放送で「お祭り」は始まった。続々と保護者が正門から入校されてきた。本校には所謂「文化祭」的なものは無く、敢えて言えばこの浪速祭が文化祭的なものを少しだけ包含していると思う。何回も書くがこれは「学校のお祭り」なのである。このような学校は日本中探しても恐らく本校のみかも知れない。 


私はお祭りが大好きで小さい頃から地域の氏神様のお祭りではお小遣いを親から貰って「出店」に顔を出しては買い、今では余り見かけなくなったが映画の「フーテンの寅さん」ではないが出店の主の口上などを聞くのが大好きだった。それは成長しても変わらず、神社神道の学校に勤務できたのも「ご縁」だと思っている。とにかくお祭りは派手に豪華にやらねば面白くない。これが私のやり方である。だから「浪速祭には力を入れている」。その為には「お金も使う」必要がある。普段は倹約してやる時は「ドカッとやる」。ケチケチしたお祭りならやらないほうが益しだ。模擬店大好き、出し物大好きで、今日もPTAや生徒のブースを回って笑顔を振りまきながら盛り上げに一役買って、そして品物も買った。 




11時30分からメインイベントの女生徒有志の舞う「豊栄の舞」の奉納があった。私が打つ3尺大太鼓の腹に響き渡る音で生徒は登場し、舞は始まった。そしてお祭りの「てっぺん」とも言うべき「神輿のお練り」に移った。クライマックスである。本校では2台もの、それは、それは立派なお神輿があって今日も高校生用の大型神輿、中学生用の小型の神輿である。私と両校長は鉢巻をして半被を纏い、先頭に立って旗を振る。「ワッショイ、ワッショイ」とこの時ばかりは血流が身体中を巡り元気になる。去年から生徒へのご奉仕料は50%のアップとした。 




 岸和田の人も大阪の人々も、日本人は何故か「お祭りが大好きだ」と思う。又生徒も保護者も出店や模擬店が何故好きなのであろうか。これらは間違いなく「非日常」であり、非日常の中に身を置くことはとても快感が高まるのかも知れない。焼き立てパンも用意した3000個は11時前には完売だった。PTAからは多くの知恵を絞った商品が用意されていた。それにしても本校のPTAの力は凄い。会長さんもさりながら皆さんが学校を愛して下さっているのがこのような時に良く分かる。私は頭が下がるのだ。中学校が1昨年から千早赤阪村の界隈のブドウ巨峰、イチジクの販売も完売だった。今や人気の商品となった。又茶道部は多くのお客様で生徒の「おもてなし」の頑張りが凄かったと言う。 

1週間ずらしただけで少し暑さも和らいだ。浪速祭は大いに盛り上がり、行き交う生徒も理事長に挨拶して呉れ、「めっちゃ楽しい」と歓声を上げてくれていた。14時になると「蛍の光」が流れ、浪速祭の終了を告げ、お客様は学校を後にし、14時半自治会の閉会宣言、生徒と教職員で片づけに入った。会場設営の後片付けは外部の業者さんにお願いし撤収は今日中に終わる。今日は土曜日、明日は日曜日、そして23日が祝日だから皆に会えるのは22日の月曜日となる。その時は今日のお祭りは影も形も無く学校は静かに生徒と教職員を向かえるだろう。このオンとオフの切り替えが実に心地良い。本校の強みである。最後はPTAの皆様にお礼を申し上げ浪速祭は閉会した。




                                                                             PTA連合軍?