令和元年を最後に、8月理事会・評議員会は特段大きな議題も無いため、会議を合理化し代わって常務理事報告として書面持ち回り会議としてきたが、昨今の高等学校授業料無償化施策や少子化、私立大学等の不祥事など課題が眼前に出て来たため、私学法も大きく改正された。これらを受けて今回新たに「9月理事会・評議員会」を設定し役員間の情報共有を図り本校を益々高める努力をすることに拍車をかけることにした。これにより「年間定例理事会・評議員会開催タイミングは5月決算、9月、12月、3月予算と年間計4回」となる。重要な事は各役員は万障繰り合わせてご出席し、我々、内部執行役員へのご指導をお願いすることであり、教育庁私学課は役員の出席率と議事録を極めて重要視している。実質的に今日からスタートした役員会であったが良いスタートを切ったと思う。
まず最初に現場視察として6階のレストラン「浪速フードコートの焼き立てパン・ブル」へ赴き、観覧して頂いた。本当に久しぶりの現場であった。本プロジェクトの推進責任者である事務室のYさんと担当のM職員、それにお店のS店長代理さんが出迎えてくれた。
今日の評議員会で私は冒頭、議事録の重要部分である「学校法人 浪速学院 浪速高等学校・中学校 法人経営と校務運営の理事長の総括報告」で4月以降の状況について詳しくご報告申し上げた。まず令和7年度は4月期首において3380人という大規模な生徒数を抱えスタートしたが学校は安定し平穏に極めて順調に推移し去る9月19日には「秋季例祭」、翌20日には「浪速祭」を挙行出来たと書き、本年度は特段の大きな建設物件もなく、資金的には余裕が有るため、更新時期に至った施設設備など中小物件に投資し変わらず、「常若」を保っているとした。
・校内グランドの芝生全面更新 ・体育教官室拡張と女生徒更衣室増強
・天空レストラン「焼き立てパンコーナー」の改装 ・本校地の軟式野球場の整備拡充
・至誠寮内部改造 個室化
後半戦の課題の課題としては・11月高校の海外修学旅行の成功(生徒数増の為に新たにスペインを加え、合計10グループ)、・来年度高校生徒受け入れ数の上限との闘いであり、依然として人気校の勢い収まらずと述べた。高校教室数の上限は25クラス(令和7年度と同じ)であり、一方私学課からの学則定員との兼ね合いで指導もあり、合否判定基準を少し見直した旨を役員諸氏にもご説明した。個別事項の特記ではまず①押見記念ファンドの創設についてオーソオライズした。7月5日密葬、9月12日神社葬には理事長が参列した。生前の1000万円のご寄付のご厚情に報いる為に新たに基金を創設する。名称は「押見記念顕彰規定」とし全額組み入れることとした。
その他②令和8年度入試広報部活動の状況 高校 中学、③6R「浪速フードコート化」と「焼き立てパンBULL」改装、④プロジェクトK推進状況、⑤学校週5日制と3S(Saturday
Something Special )の1年を各管理職が分担して資料を作成しご報告申し上げた。皆さん大変、良いプレゼンだった。中身が良いからである。最後に今日の議題の中身について全員の賛同承認の大きな拍手を頂き評議員会を終え、場所を移して纏めの理事会をして全てが終了した。