2026年3月28日土曜日

「和気満堂」「一座建立」「一期一会」

 私の好きな言葉に「和気満堂」というものがある。「和やかな気」が空間全体に満ちているという意味だが、昨夜の宴席はまさしく、これそのものだったと思う。理事会が終了した後にスイスホテル南海に急ぎ、本年度の入試広報部の打ち上げ会兼歓送迎会を理事長招待の形で挙行したが、その雰囲気が頗る良かったのである。本当に心地よい夕べだった。今朝、副理事長や中高の校長先生も部屋に来て、そのように強く感じたと言われていた。当初の席の配置は丸テーブルの4か所分散であったがこれを私は広間の茶席みたいに変更した。これも当たったと思う。お互いの顔が見えるのである。亭主にとってお客の顔をみながら「座」を作っていかねばならない。 


「一座建立(いちざこんりゅう)」と言う言葉がある。茶道や禅の世界で良く使われる言葉だが、参加者全員の心が一つになり、その場を共同で築き上げる精神的・芸術的な空間を意味するもので、「その場の最高の雰囲気」を言う。一座は同じ目的で集まった人々の座を指し、建立は築き上げることを意味するように茶道の世界ように亭主(もてなす側)と客(もてなされる側)が互いに心を通わせ、場の喜びが頂点に達した時に言われる言葉だ。 


「一期一会」と言う良く知られた言葉と密接に関連しており、一期一会は「一生に一度の出会い」を意味するから茶会における一座建立は、まさにその一度限りの瞬間に、「主客双方の心が通い合う」ことで成立するため、一期一会の精神を具体的に体現する行為とも言える。昨夜はまさしく亭主たる私と私のもとで頑張って頂いた客が「大きな成果」を酒の肴にして、座を盛り上げ、和気あいあいとした空気が座に満ち、笑い声の絶えないゆっくりとした時間だった。中にはこの宴席を最後に「勇退する先生」や「大学教員へと華麗なる転身」の先生も居たりした「一期一会」の別れの盃も和氣によって「勝利の美酒」となった。やはり仕事は成果を上げなければ酒は上手くない。やけ酒などとんでもないことだ。