2026年3月4日水曜日

修学旅行ならぬ「代替旅行の完遂」

 昨日、3月3日の「ひな祭り」は学校では余り盛り上がらない雛祭となった。朝、高2のイタリア修学旅行180人の生徒を集めて飯田校長以下学年主任らが丁寧に詳しく「この間起きたこと」「学校はこの間何をしたか」そして「今後の方針」等を詳しく説明した。やはり生徒は「ぐったり」と落ち込んだ様子を垣間見せていたがそのうちに「仕方がない」と現実を受け入れていく感じであったと報告を受けた私は安堵した。良いニュース???もあった。第二グループの昨日夕刻には関空離陸組もエミレーツ航空は最終的に自ら欠航を宣言したから、これでイタリアB団の航空機キャンセル料問題は「霧散」したことになる。これは良かった。過去この問題で苦い水を飲まされた経験をした私はキャンセル料問題には極めて敏感である。 

学校は「当然の成り行き」で、イタリアB団修学旅行の中止に伴う「国内代替旅行」について並行して検討を進めてきた。HISさんはやはり力量がある。これを昨日の説明会で正式にオープンにし、アンケートもとった。そして保護者宛に一文を作成し、配信したのである。中味は生徒へ説明したものであり、「東京・鎌倉方面」と「北九州・長崎方面」の2か所と選択として「もう何処にも行かない」の3択一である。今回のイタリア修学旅行の中止に伴う費用の返金については、代替旅行に参加されない場合、積み立て修学旅行費用を全額返金、代替旅行に参加される場合は、修学旅行費用から、代替旅行にかかる実費を差し引いた金額を至急に返金すると言う当然の話しである。 

肝心のタイミングであるが「もうここしかない!」という一点で3学期の終点と新年度の始まりとの間、3月23日から26日までの間に3泊4日で代替え旅行とした。年度が替われば彼、彼女たちは高校3年生になるからまさかその時期に修学旅行でもあるまいと神様は春休み期間を教示されたのだと思う。生徒や保護者には突発の事態発生で、思わぬ予定変更となり、行き先や内容に関しまして様々なご意見があるかとも思うが、出来る範囲で実現出来る案を纏めた提案である。お電話で「海外の可能性」について2件ほど問い合わせがあったが、200人の生徒と教員を乗せる飛行機や海外のホテルの予約などは,たとえ近場の韓国でも不可能であった。私が限られた準備期間の中で用意した「思い出づくりの場を確保」するための国内旅行提案であることをご理解いただければ幸いですと一文に結んだ。 

昨年の今日4日は新中学校棟の西関門辺りに掲げている伝説の生き物「ヤマタノオロチ」が富山県から本校に飛んできた雨の日であった。今日は肌寒いが昨夜来の雨も上がり始め、少し陽光を感じる。私はこの木彫り彫刻の前に立ち、この私が驚くくらい「迫力に満ちた」彫刻は古事記の名場面である八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」伝説物語の主役、天照大神の弟君である「スサノウの尊」に成り代って、三種の神器になった「草薙の剣」を振りかざし、「代替旅行の完遂」を祈念した。大蛇を全て退治したスサノウと同じく、今度の3回目の挑戦に打ち勝つ。