2023年2月17日金曜日

新中学校棟に設置するユニセックス・トイレ

 新中学校棟の設計がほぼ終盤に差し掛かっているが、私は「ぎりぎり」まで拘って仕事をする。人間は愚かでその時の考えなど簡単に変わるものだ。しかし私に言わせれば逆に変わらないのがおかしい。「変わる、変えると言うことは成長している」という事だ。「面子に拘って」、変えることを躊躇すると後々後悔する。例え、工事に入っても「修正すべき」と考えた部分は変える。これだけは「今までも今後も」妥協しない。それが木村流であり、結果として良い建物が出来ると信じて疑わない。私はこの15年で建設して来た全ての建物に絶対的な自信を有している。昨日のゼネコン南海辰村建設さんとの打ち合わせでほぼレイアウト基本が定まった。素晴らしい。

デザイン性に優れ、機能的な「素晴らしい建物」が後2年もすれば目に入って来るだろう。楽しみだ。昨日の打ち合わせには中学校の新校舎建設の主担当の教諭が出席してくれたように、使う側の教員の希望も十分配慮した。ただ先駆的な部位はトップの責任で進めなければならない。教員に後々責任を負わせる訳には行かないからだ。それは「ユニセックス・トイレ」課題だ。 


昨日の打ち合わせでエントランスホールのトイレ問題は検討継続とした。日本語は何かこのような場合、「ださく」感じる。「男女共用トイレ」とか「男女兼用トイレ」とか言うが、その点、英語表現は分かり易く垢ぬけている感じだ。「Unisex toilet(ユニセックストイレ)」と言うのが一般的であるが、それ以外にも「ジェンダー・ニュートラル」「オールジェンダートイレ」「ジェンダーフリートイレ」等々あるがどれを使っても構わない。私は新しく建設する浪速中学校校舎で初めてユニセックス・トイレを設置することを決めた。「色々と様々に考えを巡らせたが」、21世紀に建設する「子どもたちの学びの館」でジェンダーや性別の区別なく使用できるトイレが無いのも「時代感覚」を問われかねない。様々な意見が世の中にあるのは十分承知しているが、この際、個人の思想信条とは別個に考えるべきだと決断したのである。参考までに以下の写真のタイプが良いと思う。明るく清潔な「あっけらかん」とした感じだ。

 しかし、南海辰村建設さんから出て来た具体的な案は、一晩考えても「どうも納得できない」ので、先ほど常務理事に修正案を指示した。ゼネコンさんから出て来た案はまずトイレの入り口に至る通路が壁側にあり、まさに隠された陰湿な感じを与える、そう昔の日本の長い廊下の先にある「厠」のイメージがある。これでは暗いイメージで、明るく堂々とした感じが全く出て来ない。加えて隣接して、従来タイプの男子専用が一室ついており、これではゾーンとしてのユニセックストイレの思想が「フラフラ」としていて意味をなさない。身障者用ユニの位置も離れていておかしい。私は身障者用ユニ、一般ユニ2室を正面から堂々と入れるようにし、ドアの表示もしっかりと掲げるように指示した。この表示が極めて重要である。


これは中学校だけのものではなくて学校全体のものである。従って、誰からも、遠くからでも「直ぐにユニと分かる」のが良い。案内表示板も要るだろう。この場合堂々と立派な表示銘板を設置すべきだと思う。腰の引けたユニセックストイレは後々後悔する可能性が高いだけに場所と入口、表示板、数は余程に検討しなければならない。表示板も色違いと同色にするか考えを深めなければなるまい。女性が赤色と言うのもいかがなものか?男子を黒、女子を赤、ジェンダーフリーをグレイというのは些か行き過ぎだと思うが?



2023年2月15日水曜日

人の亡きあとばかり 悲しきはなし

「人の亡きあとばかり悲しきはなし」。徒然草にある有名な言葉である。兼好法師が鎌倉時代末期に書いた随筆であり、高校古典の教科書にも出てくる有名な一節で、若い時に勉強して覚えていることは歳を取っても忘れず、直ぐに口に出て来る。まさしく「少年老いやすく学成り難し」である。「生徒達よ、若い時に学問に励め!」と言いたい。昨日、本校評議員でOBでもある八尾にある神社の宮司さんがわずか2か月の闘病で亡くなられた。享年54歳と言う若さであった。寡黙であるが知的で、責任感溢れる家族思いの人物であり、6年前に評議員の就任を依頼に行った時を思い出し、目頭が熱くなった。残念でならない。一人娘のお嬢さんが亡くなれた当日に本校に受験にくる予定であった。私は奥様とお嬢様と結構長い間お話しする時間があったが、「主人は浪速の評議員会だけは再優先で4月からの再選続投を楽しみにしていました」と嗚咽を洩らしながら語られた。私は奥様とお嬢様に深い哀悼の意を示し「17日の1.5次入試で待っています」と激励した。このような若い人が亡くなるのは特段に悲しいものである。 

17日の1.5次は1次を体調他の理由で受験できなかった生徒の為のものであるが、新規の受験者を含めて現時点で23人の受験者である。慎重かつ丁重に行う積りであるが、私は最終的な高校の入学者数のシュミレーションから「必要教室数」に気が行っている。「ぎりぎり」の線でやってきており、入試広報部の数値を聞いている限り「20教室」で対応できるが、もし「上振れ」すれば、間違いなく「21クラス」となる。わずか1教室だけの問題ではなくてこの1教室分は「浪速の姿勢」まで問われかねない数値に近づいているからである。その臨界数値は900人という「途方もない数」である。又これは今年だけの問題ではなくて、来年度以降にも直接関係してくる話であり、私は昨日の朝、遂に決断した。 


建設中のNS館には「常務理事室」を設置する方向で進めて来たが、これを「一般教室仕様」に変更すべく、ゼネコンの南海辰村建設さんに急遽来て貰い、その旨を伝えた。竣功までわずか2か月弱のタイミングでの変更だから「本当に申し訳ない」のだが、この「1教室」が来年度に大きな助けになると判断したのである。令和6年度の卒業クラス数は18クラスであり、これが昨年、今年並みに20クラス規模となるとこの1教室分は大きな物心両面の余裕に繋がる。常務理事はこれまで「あちこち」と部屋を移動して貰っており、心苦しいが法人の専従役員でもあり、理解をして貰った。最も彼は何処でも仕事が出来るタイプで自分の部屋を自ら要求などして来なかった人物だから問題はない。 


その後、「拡大管理職会議」を招集し、人事他の重要な案件の発表と上記の方針を伝え、意見を求めた。当然だが高校関係者と入試広報部は「1教室でも余裕が出来た」ことで安心安堵した様子であった。しかし各学年が20クラスとなると中高合わせた在籍数は令和5年度の期首で何と、何と2916人となり昨年度の2654人を262人も上回る巨大な数値となる。「創立開校100周年の節目の生徒数が2916人」と言うことは令和6年度で間違いなく「3000人を突破」する可能性の高い学校になると言う事だ。私は身震いこそしないが、充実感と緊張感が入り混じった感情の中に「じわじわ」と湧き上がってくる幸福感を抑えきれない。この1教室が間違いなく役に立ってくる筈だ。







 

2023年2月14日火曜日

新専任教諭候補 保健体育科 S常勤講師の小論文

 



理事長・学院長Aroundを拝読して

保健体育科 常勤講師 S,A

 

私が心に残ったテーマは「男と言う漢字」・「100周年記念事業「祈願の碑」」・「建設の槌音のする学校は良い学校」の3つです。その中でも特に「建設の槌音のする学校は良い学校」が心に残りました。

このAroundの中には次の文章があります。『「建設の槌音のする学校は良い学校」との信念に揺らぎは無く、常に教育環境のリフレッシュは神道世界の「常若」に繋がる話であり、お金は貯めるものではなく遣うものである。だから「金は天下の回りもの」と言われる。とにかくまず「実行する」ことが大切であり、これが私の生き方である。』この考え方こそが現在の浪速高等学校が2000人をも超える大きな学校に成長している一番大きな要因であると思います。そして一教員である私も持つべき大事な考え方であると感じました。この考え方の中でも「常に教育環境をリフレッシュ」、「とにかくまず実行する」この2つについて書いていきたいと思います。

浪速高等学校では、「常に教育環境をリフレッシュする」という考えのもと、最先端で素晴らしい設備の中で教育活動を行えています。私がいた前任校でもそうでしたが、先生が教科書を読みながら黒板に板書し、生徒に対して一方向の授業を行っている学校も多いです。しかし、浪速高等学校では、私が来た時から既に生徒全員がchromebookを持っていました。この強みがいき、コロナ過で他の学校が教育を止めざるをえない状況に陥る中、浪速高等学校ではいち早くオンライン授業に取り組めました。現在では、オンライン授業はハイブリット授業へと進化し、コロナや様々な理由で学校に登校できない生徒に対しても、授業を実施することができるようになりました。勉学のみならず、スポーツ設備にも力を入れてくださり、特に高天原スポーツキャンパス乾坤一擲ドリームフィールドは素晴らしい設備で、私が社会人アメフトをしていたときに公式戦で使用していたグラウンドよりも設備が整っています。他の学校の先生からも素晴らしいグラウンドであるといつもお褒めをいただき、今年度のアメリカンフットボール秋季大会では1回戦の会場として活用させていただきました。1回戦の相手は、今年度春季大会で大阪3位の関西大倉高等学校でしたが、練習で慣れ親しんでいることやフィールドを大きく使ったパス攻撃など普段からKフィールドを使用させていただいている効果を発揮し、13-10で勝利いたしました。これもひとえに素晴らしい設備があってこそだと考えています。また教職員1人に1台最先端のPCを貸与していただいており、普段の業務が効率よく進むような設備も整えてくださっております。設備面だけでなく、制度面でも浪速高等学校は最先端であり、「ペーパーレスの職員会議」・「しっかりとした手当」・「教員の働きやすさ健康を優先した働き方改革」など教育現場ではあまりないような制度が整っています。このような素晴らしい環境で業務出来ていることこそが、教員としての働きやすさや自分自身の力を高めることにつながっていると確信しています。

このような働きやすい環境を整えていただいているのもひとえに「とにかくまず実行する」という木村理事長学院長先生の決断力と実行力にあると思います。これは私が浪速高等学校に来てから常に感じていることで、従来の学校の在り方はどちらかといえばボトムアップで教員から意見を出して変えていく方式です。この従来のやり方は、確かに教職員の同意を得て進んでいくので一見民主的で一番良い方法に見えます。ただ、常に変化していく世の中でスピード感が求められている現代においては、保守的な意見により決断や改革が進まないことも多くあり、私はあまり良い方法ではないと考えています。それに比べて、浪速高等学校ではスピード感を持ってするべき変化に対応しています。これもひとえに木村理事長学院長先生のリーダーシップと信念が原動力になっていることは間違いないです。

このような木村理事長学院長先生という決断力がある方がリーダーシップを発揮し、常に教育環境がリフレッシュされ続ける学校で働けることに感謝し、浪速高校の教員として木村理事長学院長先生のお言葉や理事長Aroundの意味を考え、100周年を迎える浪速高校の歴史に少しでも貢献できるように日々努力していきたいと考えております。

新専任教諭候補 英語科 N常勤講師の小論文

 



不易流行の浪速学院で働くということ 

                        中学校所属 英語科 N,K 

「理事長・学院長Around」を拝読する中で、教職員が団結し、日々浪速学院のために働くことができているのは日頃から理事長・学院長先生が思い描かれている展望や計画を共有していただいているお陰だと実感しております。拝読した記事の中で特に印象に残るのは『「巧遅は拙速に如かず」(2022215)』・『「一斉参拝 学院長講話「温故知新・不易流行」」(202261)』・『「学校は忙しいが楽しい、やりがいのある場所です!」(20221029)』の3つです。これら3つから感銘を受けた点は、教員としてどのように生徒に接していくべきか、そして、浪速学院で働くものとして日々、どのように仕事に励むべきかという点です。私はこれら3つの記事から「教員という職に対する姿勢」を、学ぶことができました。

 中でも、『「一斉参拝 学院長講話「温故知新・不易流行」(202261)』を読んで、学びが大変多くありました。浪速学院は来年100周年を迎える歴史ある学校です。改めて、100周年と聞いて、長い歴史のある素晴らしい学校で働かせていただいている今の環境にとても感謝しております。長い歴史のある学校と聞いて私が抱いた「歴史のある学校」のイメージは、伝統に重きを置くあまり古いものに固執する印象があり、100周年を迎える浪速学院とかけ離れています。それに対し浪速学院は、歴史を重ねながらも、新しいものを取り入れ続けているということです。例えば、wi-fi全館完備の校舎、人工芝のグラウンド、週に1回ずつある英語のオンライン授業やTTの授業などです。日々授業しながら、いかに恵まれた環境であるかを実感しております。そういった新しいものを取り入れながら一方では、浪速学院は今までの伝統も大変大事にしています。それは、理事長・学院長先生がAroundの記事と講話の中で話されていた、いつまでも変わらないものの中に新しい変化を取り入れる「不易流行」という言葉が、学校にそのまま反映されていると日々実感しております。設備などの目に見えるものは変化しつつありますが、「生徒を思う気持ち」は今も昔も変わっていないと思います。なぜならば、どれほど設備が良く、校舎が綺麗でも、そこで働いている教員が生徒を大切にしていなければ、今のように生徒数が2000人を超え、100周年を迎えることはできないと思うからです。浪速学院で働いてこられた素晴らしい歴代の先生方がいたからこそ、今の浪速学院があるのではないかと思います。

 このような歴史ある素晴らしい浪速学院で英語科の教員として働かせていただいておりますが、私は自分自身を一新できておりませんでした。恥ずかしながら、私は今年度の初め、理事長・学院長先生に英語の資格の件で叱咤激励を受けました。昨年度は1年目で初めてのことばかりであったため、なかなか自分の時間を捻出することができませんでした。そのため、改めて英語を勉強し直すことができていませんでした。理事長・学院長先生の叱咤激励を受け、このままでは絶対にいけないと感じたことを覚えています。そして、その際に、自分の学力を証明できない人間が教員と名乗ってよいのか、生徒たちの前で教壇に立って、英語を教えていいのかと、自分自身をひどく恥じました。そこからもう1度、英語の資格試験を受け、中高の英語を見直しました。まだまだ、自己研鑽を続ける必要はありますが、理事長・学院長先生のお陰で、自分を見つめ直すことができました。これからも浪速学院同様に新しいものを取り入れ、英語科の教員として学び続け、よりよい授業ができるよう、努力し続けたいと思います。

理事長・学院長Aroundの記事、202261日の一斉参拝での理事長・学院長先生の講話の結びでも仰っていましたが、旧制浪速中学校ができてから99年が過ぎました。来年は100周年です。この度、専任教員候補に選んでいただき、より一層、歴史ある浪速学院に還元できるものはないかと日々模索しております。その中で私が僅かながら尽力できることは、今できる仕事を精一杯全うし、生徒のために誠心誠意、働かせていただくということです。目の前にいる生徒と真摯に向き合い、生徒が学生生活を振り返った際に「浪速を選んでよかった」と回顧してもらえるような指導を心がけていきたいです。そして、その毎日の積み重ねは浪速の歴史にも繋がるものがあるのではないかと思い、新しい浪速を作っていく責任が芽生えております。私はまだ2年目の新人です。まだまだ学ぶべきことが多くあります。「不易流行」という言葉を胸に、今まで働いてこられてきた歴代の教職員の方々が大切にされてきたものを私も大事にしていき、その一方で常により良い教育や、浪速学院に貢献できるものを探し続け、毎日を一生懸命過ごしていきたいと思います。まだまだ至らぬ点が多いですが、今後とも変わらぬご指導とご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

新専任教諭候補 英語科 S常勤講師の小論文

 



熱意溢れる英語教師を目指して

英語科 常勤講師 S,S

 

私が過去1年間の理事長アラウンドの中で心に残ったテーマは、

・“「浪速国際コース」が快調に飛ばしている!” (2022/12/19)

・“ ICT教育とデジタル教科書 ” (2022/9/29)

・“ 今日一日を一生懸命に生きる「中今の思想」” (2022/5/26) です。

この中で私が最も強く関心を持った“「浪速国際コース」が快調に飛ばしている!”について書かせていただきます。

浪速国際コースは設立されてからわずか2年でここまでの環境設備と制度を整え、さらに第一期生18名の中から海外大学進学者を数名も輩出するなど、通常では考えられないようなスピードで成果を上げてきました。私は3年間常勤講師として浪速高校に勤務する中で、国際コースの成長の過程と担当されている先生方の努力を目の当たりにし、とても感銘を受けました。この経験を踏まえて、今後英語科の教員として成果を上げるために私が身に付けたい力を3つ挙げさせていただきます。

第一に、情報収集力を身に付けることです。停滞が続く日本人の英語力を向上させるためには、どのような指導法があるのか、他校の先生方はどのような取り組みを行っているのか、学校内に閉じこもっていては得ることのできない情報を集め、それを自らに取り入れるためには、常に視野を広く持ち、外部セミナーへの参加など積極的に行動を起こす必要があります。国際コース主任の松崎先生は、従来の英語指導法だけでは不十分であることからベルリッツの講座を実際に受講しに行き、そこからタイアップ契約をとってきて、授業カリキュラムに組み込んだり、コロナ渦で海外語学研修を行えないとなれば国内で留学体験ができるサービスを探し、自ら足を運んでその質を自分の目で確かめたり、常に国際コースの生徒にとって有益なものを取捨選択されていました。フィリピンのパーペチュアルヘルプ大学との連携協定についてもチャンスのタイミングを逃さないよう情報収集し、目を光らせていたことが功を奏したのだと思います。日頃から情報収集を怠ることなく、アンテナを張っておくことで最善手を打ち続けることができるのだと学びました。

二点目は、教科指導力の向上です。英語科教員として最も重要なことは、質の高い授業を提供することです。日々の授業を通じて、生徒が英語力を伸ばすことのできるよう日々研鑽に努めます。ケンブリッジ大学英語検定機構の教育メソッド「CELT-S」から学んだ知識を盛り込みながら授業を計画すること、そしてオールイングリッシュでの授業もただ行うのではなく、本当に生徒にとって有益なものにするためには、今の私の英語力では不十分であるため、これまで以上に勉強し改善します。私が大学生の頃に思い描いていた英語教師像は、大学入試問題の難しい英語をわかりやすく解説するというものでしたが、国際コースの授業は英語を学習することだけにとどまらず、授業の中で生徒が学んだ知識を活用し、プレゼンやグループワークのスキルを磨いたり、英語のポスターや動画を自分たちで作成したりとコミュニカティブかつクリエイティブに進められています。このように英語を学習することで、生徒は物事を多角的にとらえ、変化していく社会を生き抜く力を身に付けられると思います。

三点目は、英語教育に対する熱意です。理事長先生がおっしゃるように、仕事を担当する人間の熱意が大きな成果を生むことにつながるのだと思います。生徒のことを想い、本気で教育するからこそ、生徒もそれに応えてくれます。私も担当するクラスの生徒と真摯に向き合い、熱意をもって職務に当たります。国際コースの授業を見ていて気付いたことは、型にはまらないということです。英単語学習一つ挙げてみても、従来のような英→日、日→英の一問一答形式の小テストは授業では行わず、類義語や関連語をあげさせたり、絵で説明させたり、定義を当てはめさせたりと、状況と場合に応じて適した方法を選択します。文法も口で説明するだけではなく、文脈やヒントを与えながら生徒たち自身で法則を見つけ出すよう導いていきます。このような工夫を授業にいくつも組み込めるのは熱意をもって教育を行っている証拠であり、これまでの常識を疑う視点を持つことが重要であると知りました。

浪速高校にこのような立派な国際コースが誕生したのは、担当されている先生方の努力とそれを支えてくださる理事長先生、そして管理職の先生方のご配慮があるおかげです。環境設備や制度内容も含め、英語教育にここまで力を入れている学校は他に数多くなく、これを実現したいと願う熱意ある教員の要望に耳を傾け、背中を後押ししてくださるからこそ、私たち教員は変化を恐れることなく挑戦することができます。このような環境の学校で教員として働けることへの感謝を忘れず、以上に挙げた3つの力を身に付けることで、私も将来国際コースを担当させてもらえるような一人前の英語教師を目指します。

2023年2月13日月曜日

新専任教諭候補 保健体育科 Y常勤講師の小論文

 



『理事長・学院長Around』を拝読して

                                                                                            保健体育科 Y,K 

 木村智彦理事長先生、この度は常勤講師2年目の私にこのようなご機会を与えて下さり、誠にありがとうございます。公開授業後に頂いたお言葉を忘れず、これから骨を埋める覚悟を持って浪速学院のために尽力させていただきたいと思っております。まだまだ未熟者の私ではございますが、今後ともご指導のほどよろしくお願いします。

 私は『理事長・学院長Around』の愛読者の一人です。日々、拝読させていただく中で感じることは、理事長先生の学校への愛情と私たち教員に対する愛情、そして生徒への愛情です。それと共に、私自身が深く考えることに繋がる記事が多く、自己成長のために欠かせないものとなっております。そのため、3つに絞ることはかなり難しかったのですが、今回はこちらを選ばせてもらいました。『備えあれば憂いなし』202293日,『蟻の一穴』2022822日,『人間至る処 青山有り』2022331日です。この3つの記事に特に感銘を受けました。このうち最も心に残った『備えあれば憂いなし』について述べさせていただきます。

 『備えあれば憂いなし』この言葉は大学時代に自分を救ってくれた言葉です。私は小学生の頃から24歳になるまで選手として野球を続けてきました。高校までは順調に上達していたのですが、大学時代にイップスと呼ばれる状態になり、ボールを上手く投げることができなくなりました。イップスになった原因は結果を求め過ぎるあまり、過度な緊張状態が続いたことでした。そのような時に大学時代の恩師が「備えあれば憂いなし!準備さえしていれば大丈夫!備えを大切にしなさい!」ということを言ってくれました。この言葉で気持ちが楽になり、ボールも投げれるようになり、東海大会準優勝に貢献することができました。このときから「備え」を大切にし、何事にも取り組んできました。その結果、社会人野球時代には東海大会準優勝、四国アイランドリーグではチャンピオンシップ進出、前任校では硬式野球部の監督として県大会ベスト4にいくことができました。

しかし、これらの結果には1つの共通点があります。それは優勝できていないこと、全国大会に出場できていないということです。いつも惜しいところまでいくことはできるのですが、勝ち切ることができていないのが自分の現状です。その原因はどこにあるのかを探していたところ『理事長・学院長Around』にこのようなお言葉が書かれていました。「人間は時に『想定を超えて』と言い訳する」です。いつも負けるときは自分の想定を超えています。備え不足で負けてしまっています。これを読んだとき、自分の甘さを猛省しました。どこかで備え不足により負けたことへの言い訳をしてきたのかもしれません。その自分への甘えが優勝を逃してしまったのかもしれません。このお言葉を真摯に受け止め、自分の中から言い訳を排除し、備えを怠たらず、浪速高校で優勝することができるように頑張ろうと決意しました。

また浪速学院には我々教員が言い訳の1つもできないほど、素晴らしい環境を理事長先生が整えてくださっています。この環境を活かすも殺すも教員次第であると思っております。生徒のために環境を活かす「備え」を常にしていれば、どの学校にも負けない教育ができると思います。Aroundにもありましたが、口で言うほど簡単な話ではありませんが、そこを妥協することなく、突き詰めるのが教師であると思っております。恵まれた環境を活かせる教師になるために抜かりのない備えをしていこうと思いました。

この日の記事には「人生そのものが備えに対する連続した生き方」というお言葉が書かれていました。備えとは1つの物事に対して行うことだと思っていましたが、今の行動は全て将来のために備えているのだということに気づかさせてもらいました。このように考えると今やっている全てのことへの取り組み方が変わります。いい備えをすればするほどいい人生になっていくのだと学ぶことができました。

 このように自分を振り返り、思考を深めさせてもらえるのが『理事長・学院長Around』です。大人になってから自分を成長させてもらえるものが身近にあるというのは本当に幸せなことです。これからもこの環境に感謝の気持ちを持ってご拝読させていただきたいと思います。

最後に、私を部長に任命していていただいたときに決意したことを述べさせてもらいます。私の目標は浪速高校が3回目の甲子園に出場し、理事長先生にアルプススタンドの最前列で応援してもらうことです。最善の備えをし、目標達成のために努力をしますので、これからもご指導をよろしくお願いします。

新専任教諭候補 国語科 N常勤講師の小論文

 



目標に向かい学び続ける教員であるために 

中学所属 国語科 N,R 

私が「理事長・学院長Around」を拝読して心に残ったのは、『今日一日を一生懸命に生きる「中今の思想」 (526)』・『ICT教育を更に高める!(77)」』・『「一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め」(1130)』の3つです。この3つを選んだ理由は、浪速学院という「グッド・スクール」に奉職していることに対する誇りと自覚、責任を持ち、浪速学院の専任教諭を目指したいという決意を新たにすることができたからです。

特に心に残ったのは『「一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め」(1130)』です。この記事を拝読して、私は理事長・学院長先生の「生き方」に感銘を受けました。この記事では、理事長・学院長先生が生きる“よすが”とされている言葉が引用されていました。「どのような状況にあっても、自分の意志や目標を持ち、それを信じて歩き進めばよい。」という意味のこの言葉が、記事を読んで以来私の心に残り続けています。なぜなら、私は「学校の先生になりたい!」という夢を小学生の頃から持ち続け、その目標に向かって突き進み、大学でも日本文学を専攻しながら、いつか教壇に立つその日のために努力してきたからです。

そして、目標に向かって突き進んだ結果、浪速学院に採用をいただき、夢を叶えることができました。さらに、志望していた中学校配属ということもあり、私は期待に胸を膨らませて、202041日に浪速学院の常勤講師として門をくぐりました。しかし、新型コロナウイルスの流行により、入学式や始業式はなく、生徒が登校してくることもありませんでした。そのため、想像していたような教員生活をスタートさせることはできませんでした。しかしながら、浪速学院は理事長・学院長先生の指揮の下、ICT教育に力を入れており、生徒が一人一台のchrome bookを所持しているという素晴らしい環境にありました。もし、設備・環境が整っていない学校ならば、「生徒に会えず、授業をすることもできないのか」と落胆する所ですが、理事長・学院長先生がこれまで設備・環境を整えてくださっていたおかげで、他校に勤める友人が授業をできていない時期に、私はMeetを使用したオンライン授業をすることができました。まだ直接顔を合わせていない生徒たちに向けての授業でしたが、チャット機能などを使用し、コミュニケーションを取りながら授業を進めることができました。また、この休校期間に理事長・学院長先生のご支援を賜り、「Google認定教育者レベル1」を取得するなど、個人のスキルアップをすることもできました。コロナ禍であっても生徒たちの学びを止めず、さらに教職員の資格取得を後押ししてくださるような理事長・学院長先生がおられるこの浪速学院に奉職することができた喜びを実感いたしました。

そして、私が浪速学院に奉職してから1年が経とうとする頃、私の中に新たな目標が生まれました。それは、理事長・学院長先生のリーダーシップの下、益々発展していく浪速学院の専任教諭になることです。私は、浪速学院の専任教諭になるために、特に教科指導力を身につけようと教材研究に励み、研鑽を積んでまいりました。日々成長していく生徒たちを見て、彼らを教え導く立場である私自身も成長していきたいと強く思い、さらに、様々な先生方が生徒と真摯に向き合っておられる姿を見て、私も尊敬する先生方と肩を並べられるような専任教諭になりたいという思いが益々堅固なものになりました。また、「担任になって自分のクラスを受け持ちたい」という思いも日を追うごとに強くなっていきました。専任教諭となり、担任をさせていただけたならば、これまで副担任という立場で得られた経験を生かしながら、担任として浪速学院に貢献していく所存です。そして、浪速学院の専任教諭として迎えていただき、晴れてこの浪速学院という大きな船の正式な船員となった暁には、国語科教員として、また、担任としての確かな指導力をもって「100周年を迎える浪速学院を支える柱となり、浪速学院になくてはならない存在になる」という決意を固くしております。

このように、「一灯を下げて暗夜を行く。暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め。」という言葉を胸に、目標に向かって、一歩一歩前へ突き進みます。今の私の目標は、先述した「浪速学院の専任教諭になること」ですが、それが叶った後は、「浪速学院を支える柱となり、なくてはならない存在になる」という目標に向かい、確かな指導力を身につけていくための努力を惜しまず、学び続けてまいります。今後も変わらぬご指導とご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。