理事長・学院長Aroundを拝読して
保健体育科 常勤講師 S,A
私が心に残ったテーマは「男と言う漢字」・「100周年記念事業「祈願の碑」」・「建設の槌音のする学校は良い学校」の3つです。その中でも特に「建設の槌音のする学校は良い学校」が心に残りました。
このAroundの中には次の文章があります。『「建設の槌音のする学校は良い学校」との信念に揺らぎは無く、常に教育環境のリフレッシュは神道世界の「常若」に繋がる話であり、お金は貯めるものではなく遣うものである。だから「金は天下の回りもの」と言われる。とにかくまず「実行する」ことが大切であり、これが私の生き方である。』この考え方こそが現在の浪速高等学校が2000人をも超える大きな学校に成長している一番大きな要因であると思います。そして一教員である私も持つべき大事な考え方であると感じました。この考え方の中でも「常に教育環境をリフレッシュ」、「とにかくまず実行する」この2つについて書いていきたいと思います。
浪速高等学校では、「常に教育環境をリフレッシュする」という考えのもと、最先端で素晴らしい設備の中で教育活動を行えています。私がいた前任校でもそうでしたが、先生が教科書を読みながら黒板に板書し、生徒に対して一方向の授業を行っている学校も多いです。しかし、浪速高等学校では、私が来た時から既に生徒全員がchromebookを持っていました。この強みがいき、コロナ過で他の学校が教育を止めざるをえない状況に陥る中、浪速高等学校ではいち早くオンライン授業に取り組めました。現在では、オンライン授業はハイブリット授業へと進化し、コロナや様々な理由で学校に登校できない生徒に対しても、授業を実施することができるようになりました。勉学のみならず、スポーツ設備にも力を入れてくださり、特に高天原スポーツキャンパス乾坤一擲ドリームフィールドは素晴らしい設備で、私が社会人アメフトをしていたときに公式戦で使用していたグラウンドよりも設備が整っています。他の学校の先生からも素晴らしいグラウンドであるといつもお褒めをいただき、今年度のアメリカンフットボール秋季大会では1回戦の会場として活用させていただきました。1回戦の相手は、今年度春季大会で大阪3位の関西大倉高等学校でしたが、練習で慣れ親しんでいることやフィールドを大きく使ったパス攻撃など普段からKフィールドを使用させていただいている効果を発揮し、13-10で勝利いたしました。これもひとえに素晴らしい設備があってこそだと考えています。また教職員1人に1台最先端のPCを貸与していただいており、普段の業務が効率よく進むような設備も整えてくださっております。設備面だけでなく、制度面でも浪速高等学校は最先端であり、「ペーパーレスの職員会議」・「しっかりとした手当」・「教員の働きやすさ健康を優先した働き方改革」など教育現場ではあまりないような制度が整っています。このような素晴らしい環境で業務出来ていることこそが、教員としての働きやすさや自分自身の力を高めることにつながっていると確信しています。
このような働きやすい環境を整えていただいているのもひとえに「とにかくまず実行する」という木村理事長学院長先生の決断力と実行力にあると思います。これは私が浪速高等学校に来てから常に感じていることで、従来の学校の在り方はどちらかといえばボトムアップで教員から意見を出して変えていく方式です。この従来のやり方は、確かに教職員の同意を得て進んでいくので一見民主的で一番良い方法に見えます。ただ、常に変化していく世の中でスピード感が求められている現代においては、保守的な意見により決断や改革が進まないことも多くあり、私はあまり良い方法ではないと考えています。それに比べて、浪速高等学校ではスピード感を持ってするべき変化に対応しています。これもひとえに木村理事長学院長先生のリーダーシップと信念が原動力になっていることは間違いないです。
このような木村理事長学院長先生という決断力がある方がリーダーシップを発揮し、常に教育環境がリフレッシュされ続ける学校で働けることに感謝し、浪速高校の教員として木村理事長学院長先生のお言葉や理事長Aroundの意味を考え、100周年を迎える浪速高校の歴史に少しでも貢献できるように日々努力していきたいと考えております。