不易流行の浪速学院で働くということ
中学校所属 英語科 N,K
「理事長・学院長Around」を拝読する中で、教職員が団結し、日々浪速学院のために働くことができているのは日頃から理事長・学院長先生が思い描かれている展望や計画を共有していただいているお陰だと実感しております。拝読した記事の中で特に印象に残るのは『「巧遅は拙速に如かず」(2022年2月15日)』・『「一斉参拝 学院長講話「温故知新・不易流行」」(2022年6月1日)』・『「学校は忙しいが楽しい、やりがいのある場所です!」(2022年10月29日)』の3つです。これら3つから感銘を受けた点は、教員としてどのように生徒に接していくべきか、そして、浪速学院で働くものとして日々、どのように仕事に励むべきかという点です。私はこれら3つの記事から「教員という職に対する姿勢」を、学ぶことができました。
中でも、『「一斉参拝 学院長講話「温故知新・不易流行」(2022年6月1日)』を読んで、学びが大変多くありました。浪速学院は来年100周年を迎える歴史ある学校です。改めて、100周年と聞いて、長い歴史のある素晴らしい学校で働かせていただいている今の環境にとても感謝しております。長い歴史のある学校と聞いて私が抱いた「歴史のある学校」のイメージは、伝統に重きを置くあまり古いものに固執する印象があり、100周年を迎える浪速学院とかけ離れています。それに対し浪速学院は、歴史を重ねながらも、新しいものを取り入れ続けているということです。例えば、wi-fi全館完備の校舎、人工芝のグラウンド、週に1回ずつある英語のオンライン授業やTTの授業などです。日々授業しながら、いかに恵まれた環境であるかを実感しております。そういった新しいものを取り入れながら一方では、浪速学院は今までの伝統も大変大事にしています。それは、理事長・学院長先生がAroundの記事と講話の中で話されていた、いつまでも変わらないものの中に新しい変化を取り入れる「不易流行」という言葉が、学校にそのまま反映されていると日々実感しております。設備などの目に見えるものは変化しつつありますが、「生徒を思う気持ち」は今も昔も変わっていないと思います。なぜならば、どれほど設備が良く、校舎が綺麗でも、そこで働いている教員が生徒を大切にしていなければ、今のように生徒数が2000人を超え、100周年を迎えることはできないと思うからです。浪速学院で働いてこられた素晴らしい歴代の先生方がいたからこそ、今の浪速学院があるのではないかと思います。
このような歴史ある素晴らしい浪速学院で英語科の教員として働かせていただいておりますが、私は自分自身を一新できておりませんでした。恥ずかしながら、私は今年度の初め、理事長・学院長先生に英語の資格の件で叱咤激励を受けました。昨年度は1年目で初めてのことばかりであったため、なかなか自分の時間を捻出することができませんでした。そのため、改めて英語を勉強し直すことができていませんでした。理事長・学院長先生の叱咤激励を受け、このままでは絶対にいけないと感じたことを覚えています。そして、その際に、自分の学力を証明できない人間が教員と名乗ってよいのか、生徒たちの前で教壇に立って、英語を教えていいのかと、自分自身をひどく恥じました。そこからもう1度、英語の資格試験を受け、中高の英語を見直しました。まだまだ、自己研鑽を続ける必要はありますが、理事長・学院長先生のお陰で、自分を見つめ直すことができました。これからも浪速学院同様に新しいものを取り入れ、英語科の教員として学び続け、よりよい授業ができるよう、努力し続けたいと思います。