2023年2月13日月曜日

新専任教諭候補 国語科 N常勤講師の小論文

 



目標に向かい学び続ける教員であるために 

中学所属 国語科 N,R 

私が「理事長・学院長Around」を拝読して心に残ったのは、『今日一日を一生懸命に生きる「中今の思想」 (526)』・『ICT教育を更に高める!(77)」』・『「一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め」(1130)』の3つです。この3つを選んだ理由は、浪速学院という「グッド・スクール」に奉職していることに対する誇りと自覚、責任を持ち、浪速学院の専任教諭を目指したいという決意を新たにすることができたからです。

特に心に残ったのは『「一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め」(1130)』です。この記事を拝読して、私は理事長・学院長先生の「生き方」に感銘を受けました。この記事では、理事長・学院長先生が生きる“よすが”とされている言葉が引用されていました。「どのような状況にあっても、自分の意志や目標を持ち、それを信じて歩き進めばよい。」という意味のこの言葉が、記事を読んで以来私の心に残り続けています。なぜなら、私は「学校の先生になりたい!」という夢を小学生の頃から持ち続け、その目標に向かって突き進み、大学でも日本文学を専攻しながら、いつか教壇に立つその日のために努力してきたからです。

そして、目標に向かって突き進んだ結果、浪速学院に採用をいただき、夢を叶えることができました。さらに、志望していた中学校配属ということもあり、私は期待に胸を膨らませて、202041日に浪速学院の常勤講師として門をくぐりました。しかし、新型コロナウイルスの流行により、入学式や始業式はなく、生徒が登校してくることもありませんでした。そのため、想像していたような教員生活をスタートさせることはできませんでした。しかしながら、浪速学院は理事長・学院長先生の指揮の下、ICT教育に力を入れており、生徒が一人一台のchrome bookを所持しているという素晴らしい環境にありました。もし、設備・環境が整っていない学校ならば、「生徒に会えず、授業をすることもできないのか」と落胆する所ですが、理事長・学院長先生がこれまで設備・環境を整えてくださっていたおかげで、他校に勤める友人が授業をできていない時期に、私はMeetを使用したオンライン授業をすることができました。まだ直接顔を合わせていない生徒たちに向けての授業でしたが、チャット機能などを使用し、コミュニケーションを取りながら授業を進めることができました。また、この休校期間に理事長・学院長先生のご支援を賜り、「Google認定教育者レベル1」を取得するなど、個人のスキルアップをすることもできました。コロナ禍であっても生徒たちの学びを止めず、さらに教職員の資格取得を後押ししてくださるような理事長・学院長先生がおられるこの浪速学院に奉職することができた喜びを実感いたしました。

そして、私が浪速学院に奉職してから1年が経とうとする頃、私の中に新たな目標が生まれました。それは、理事長・学院長先生のリーダーシップの下、益々発展していく浪速学院の専任教諭になることです。私は、浪速学院の専任教諭になるために、特に教科指導力を身につけようと教材研究に励み、研鑽を積んでまいりました。日々成長していく生徒たちを見て、彼らを教え導く立場である私自身も成長していきたいと強く思い、さらに、様々な先生方が生徒と真摯に向き合っておられる姿を見て、私も尊敬する先生方と肩を並べられるような専任教諭になりたいという思いが益々堅固なものになりました。また、「担任になって自分のクラスを受け持ちたい」という思いも日を追うごとに強くなっていきました。専任教諭となり、担任をさせていただけたならば、これまで副担任という立場で得られた経験を生かしながら、担任として浪速学院に貢献していく所存です。そして、浪速学院の専任教諭として迎えていただき、晴れてこの浪速学院という大きな船の正式な船員となった暁には、国語科教員として、また、担任としての確かな指導力をもって「100周年を迎える浪速学院を支える柱となり、浪速学院になくてはならない存在になる」という決意を固くしております。

このように、「一灯を下げて暗夜を行く。暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め。」という言葉を胸に、目標に向かって、一歩一歩前へ突き進みます。今の私の目標は、先述した「浪速学院の専任教諭になること」ですが、それが叶った後は、「浪速学院を支える柱となり、なくてはならない存在になる」という目標に向かい、確かな指導力を身につけていくための努力を惜しまず、学び続けてまいります。今後も変わらぬご指導とご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。