1回目のワクチンの接種を受けて来た。防衛省・自衛隊が執行してくれた大阪の大規模接種会場となった中之島のグランキューブ大阪の会場には早めに家を出て7時には着いた。予約時間は8時だったが既に私の前には6人いらっしゃって私は7番目となった。多くのマスコミ関係者が既に大きなカメラの準備などしていて、待ち構えており、居並ぶ人に取材の申し込みをされていた。これはテレビに映るかなと想像していたらまさに的中であった。学校に戻ったら早速事務員が「先生、映っていました」と教えてくれたのである。しかし自衛隊関係者には感謝だ。今回のコロナは国難と言うべきもので、これは国防の為の自衛隊の出動と言った感じで、既に事前に何度もシミュレーションはされていたのか、手順通り、済々粛々と大きな問題もなく接種は終わり、会場での暫しの安静時間を15分ほど持ち、次回の予約の確認を取って会場を出たのが8時30分だった。わずか30分のオペレーション(作戦)であった。
一路、学校に戻ったが、何事も早め、早め、思い切った大規模作戦が成功には大いに役立つ。この東京と大阪の大規模接種スタイルを受けて現在全国の自治体でも同様の動きが加速しているみたいだ。これを考え出した菅総理は大きな得点を稼いだと言える。現在の50万回規模が総理の云われる一日100万回接種目標はひょっとしたら実現するかも知れない。小さな医院とか病院で細々とやるより大規模会場での接種の方が絶対に効率的である。とにかくワクチンを急がねば何事も始まらない。学校で最高齢の私が今日、接種を受けたが教職員には見通しが立っていない。とにかく早く接種を済ませてやりたいと念願するばかりである。今日は定例の安全衛生保健委員会があり、学校医の先生は一般病院のワクチン接種は課題が多いとやはり強調されていた。
引き続いて校務運営委員会があった。今日から1学期の中間考査が始まった。高校は27日まで中学は6日までだ。お陰様で生徒や教職員の感染は無く試験に入ることが出来て安堵している。多くの学校行事が影響を受けたが定期試験が出来れば気が楽になる。最大かつ最重要な定例学校行事であるからである。大学生と違って高校、中学には「5月病」というのは無い。それでも5月連休が終わって現在の在籍生徒数が4月期首と同じ2502人と変っていないのが嬉しい。
特に最近は教職員の働き方改革の一環である、「労働時間管理と手当の増額」について私は見直しを進めており、少しこの辺のことについて触れた。労働基準法遵守よりも細目によっては時間外労働分については手当てを多く支払っている部分もあり、これを厳密に順守すれば減収となることについて触れたのである。私は今の時期、収入の減少に繋がる施策は二の足を踏む。それよりも増額をしてやりたい。多くの経営者は福利厚生施策を拡大したがるが、私は違う。教員の手取り収入を増やす方が教職員には助かる筈である。人によって使い道は違う。給湯室のお茶ッ葉やコーヒーを学校が支給するよりお金の方が喜ばれる筈である。この学校では自分の口に入れる飲食は自分の金で購入すべき線で今まで進めて来たし今後ともそうあるべきだと思う。その為に自動販売機を置いている。