2021年5月6日木曜日

浪速高等学校第2位、浪速中学校第21位

連休が終わり、久し振りに生徒の登校姿を見ることが出来た。今日は「一斉参拝」の日であったが残念ながら全員の神社前整列の参拝とはならず、リモートでの遥拝とした。この歳になれば、閉じこもり型の自粛生活も3、4日で辛くなってくるから、仕事があって出勤出来ることの喜びは大きいものがある。生徒も恐らく同じようなものだろう。登校時の生徒の顔をみると、生徒にとって学校が一番居心地の良い場所であることは間違いない。コロナの状況は未だ改善の状況は見えず、病院に行けず、ご自宅でお亡くなりになったり、臥せっている人びとの数は増えてきている。誰も明確には言っていないがこれは間違いなく「医療崩壊」である。だから吉村知事は現在の「非常事態宣言の延期」を口に出し始めた。間違いなく延期になるだろう。

 



今朝の関心事は生徒の出席状況である。全クラスで確認できた。これらの数値を見て一安心しているがまだまだ楽観視は出来ない。現時点で中高合わせて2502人の生徒で陽性患者は一人もいない。素晴らしいことだと思っている。教職員も一人を除いて全員勤務についていてくれた。一人というのはコロナとは全く関係ないご病気で入院されていることによる。恐らく1学期期間中は、このような朝の時点での緊張状態化にあるのだろう。何としても学校でのクラスターの発生だけは避けたいし、臨時休校もやりたくはない。学級閉鎖とクラブ活動の即時全面禁止までにとどめたいが、これとて確信があってのことではない。

 



私は今日の一斉参拝で全校生徒に「コロナ鬱」「コロナバッシング」「コロナいじめ」等について話をした。そしてコロナに罹患したり、濃厚接触者になってしまったことを気にしてはならない、他人に対してそのような思いを持ってはならないと諭したのである。マスク着用、手指の消毒、うがい、3密を避けて十分気を付けていても感染することは有り得る、それくらい感染力の強い株であり、自己の責任を超えたところにあるのであって、それを「自分が悪い」と思ってはならないと強く諭したのである。

 



余りコロナ、コロナの話ばかりでは生徒も愉快ではなかろうと思って、今日は先ほど正式にまとまった「令和3年度府内私立高等学校、中学校の学校別入学者数」から浪速高等学校、浪速中学校のポジションについて初めて生徒に知らしめた。私立高校は府下に統計されている学校が95校あるが何と本校は2番目に入学者の多い学校になっている。これは私の記憶でも新記録の数値である。確か過去3位は一度あったと思う。全高校平均が324名、本校は771名だから平均の2.3倍を超えている。当然だが数が多いから良い学校とはならない。しかし生徒の多い学校は間違いなく評価され、人気のある学校と言うのは言えるのではないか。生徒には「誤解のない誇り」を有して欲しい。

 


浪速中学校は67校の私立中学の内21番目である。平成29年29位、平成30年28位、平成31年28位、令和2年22位と来て、今年が21位だから「じわりじわり」と伸びてきている。全中学平均の数値が120名で浪速中学は136名だから平均の1.13倍、まだまだ伸びる余地はあり、当面の目標数値は140人としている。35人学級4クラスだ。後4人で140人となるが、この4人が「至難の業」である。「牛歩」で良いから一歩一歩前に進むように言っている。