今日は「高校の1学期の終業式」の日であったが何かと慌ただしかった。最後の駆け込みみたいなものであろう。中学は既に20日に実施している。明日から生徒は夏休み、教職員は勤務であるが自由度があるだけ気分的には楽である。今朝は「拡大管理職会議」を開いて1学期の総括と2学期の重要テーマなどを全管理職で確認した。やはり「教職員の働き方改革」が最重要テーマとなる。その後私はバス4台で伊勢に向かう中学1年生を東征門で見送った。中学生は元気で手を振って出発した。メニューは高校と少し違い皇學館大學の渡邊先生から「道徳」について特別講義を受ける。バスが出たと思ったら今度は高天原スポーツキャンパスにおいて工事中のゴルフ部練習場の設計打ち合わせが急遽入った。学校は休業に入るが工事は進む。今朝は「トラッキングハウス」の壁の配色について決めた。最近はゴルフボールもウエアも派手であり、私は赤を多用した壁にするように指示した。
その後「神前奉告」と「1学期終了の神前奉告」である。神前奉告とその後の「学院長講和」は私の執行であるが終業式は高校の校長だ。私は当然のごとく「コロナの感染急拡大」の話である。東京オリンピックで選手の頑張りで日本は「メダルラッシュ」だが、インド型と言われる変異デルタ株の感染力は強く、大阪は緊急事態宣言の発出を国に要請するとあった。生徒の夏休みがどのような影響を与えるか分からないが私は生徒に「自分を守り、大切な人を守る為に」基本的なことを徹底して行うように話したのである。そして2学期の始業式に全員無事で再会しましょうと結んだ。
10時半からは7階の特別会議室に関係者を招集し、「硬式野球部遠山監督」支援の方策について問題提起と意思結集を図った。遠山さんはこの夏から3年目に入る。何としても監督のお力が今まで以上に発揮できる体制を組み、実行していく必要がある。遠山監督が所属している入試広報部は主管管理職である教頭はテニスで出色の実績を叩き出した人物であり、部長は甲子園に出場した経験のある「野球人」である、中には公立中学校の野球に関しネットワークの広い元公立中学校校長先生が2名もおられる。私は全面的に人材投資も図りながら遠山監督をプロ野球時代と同じように高校野球界でも実績の輝く指導者になって欲しいのである。その為に何が出来るかだ。遠山さんのお力で少しづつ変わり始めた。将来を期待して良いと思う。
その後太子町のゴルフコースにゴルフ部顧問のN教頭を帯同してご挨拶に伺った。元々終業式後の本日を予定していたみたいで、私自身も今日まで様々にご支援を頂いた御礼を申し上げる為であった。私はその後千早赤阪村に走り、多聞尚学館、多聞果樹園・農園、多聞楽舎の維持運営にご協力を戴いている方々に1学期終了のご挨拶に伺った。とんぼ返りで学校に戻り今度は令和4年度から始まる新学習指導要領で社会科の新1年生用「歴史総合」と「地理総合」の教科書の選択について教務部長と社会科の教科長の意見具申を聞いた。どのような教科書を使うかは教員だけで決められる話ではなく、理事会での承認決定が必要である。その為に私の最終承認が必要なのである。教員の答申通りに採択することを決めた。進学校である本校は選択する教科書は極めて重要な意味を持つ。