2024年5月20日月曜日

本校の永年勤続表彰の中味

 「永年勤続表彰」は社内表彰制度の一種であり、勤続年数が長い従業員を讃えるための制度である。一般的に10年単位で、最長は30年、または40年で設定されており、本校も10年、20年、30年、40年のインターバルである。今日は久し振りに「数学科のH教諭の勤続30年表彰」があった。大阪教育大卒のバリバリの先生で知的で優秀である。先生の結婚式には私も主賓で参列させて頂いた。この勤続表彰ほど私を喜ばすものはない。それはそうだろう!長年にわたって本校一筋に勤務してくれたという事だけでも有難いことだ。まず心身共に健康であったという事、十分学校に貢献してくれたという事、ご家庭も円満に回転している等々、全てが円滑だからこそ永年勤続が可能となる。永年勤続表彰では、表彰状とともにトロフィーや盾などの記念品が贈られる形が多い。私は平成27年にそれまでの古臭い内規を改め、簡素化し大幅に「手当てとしてお祝い金」をアップし,今日に至っている。 


一定の勤続年数に対して評価する仕組みであるため、すべての従業員に表彰のチャンスがあるのがメリットだし、「学校に頑張りを認めてもらえた」と教職員に自信をもってもらえれば、貢献意識の向上やモチベーションアップにつながるから、基本は金額の多寡ではない。しかし、そうは言っても、感謝状や記念品では余りにも「今日的ではない」と思う。家族で食事にも行けないような表彰では「表彰して貰った!頂いた!」と言う感覚にはならないと私は考えた。世間相場で言えば10年で約3.6万円、20年で約7.5万円、30年で約11.1万円、40年で約13.2万円である。ここで「約」と言う割り切れない金額は記念品の時価相場から出されたものである。本日私は「口頭」で感謝の言葉、そして今後への期待の言葉、そして「のし袋」に入れた20万円の振り込みペーパーだけとした。そして今夕の役員・教職員総勢での一大パーティでのお披露目とする。これが本校での永年勤続表彰の中味である。

学校に次から次と「祝い花」が届き始めた。ご丁寧な扱いであり有難いことだ。これは4月1日に登記が完了し、本学院は「(株)浪速教育振興(NEP)」という株式会社を設立し過日各方面にご挨拶状を出状したことに対するお祝いのお気持ちである。今後は学校法人の業務は徐々にこの新会社に引き継がれていくことになる。お取引先の各会社さんとは「WIN WIN」の関係で共に発展して行きたいと思う。 


「謹啓 陽春の候 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます

平素は本学院に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げますさて  本学院は 学校における教職員にとって 教育活動そのものが本質的な業務と捉え 教育活動に伴って付随するさまざまな業務を運営するため このたび 新たに『株式会社浪速教育振興』を立ち上げ  令和六年四月一日付で設立登記が完了いたしましたので ここにご報告申し上げます

同社の活動目的として 「教育関係者の資質向上のための研修会等の企画運営及び管理業務の請負」「建物及びその附属設備の保守管理 制服等学校指定品の販売・仲介及び斡旋」をはじめ十八項目にわたる各種業務を定款に掲げて 新たにスタートした「NEXT100」において 『浪速教育』の更なる伸展のために尽力してまいる所存でございます   

つきましては 従来のご厚誼に感謝申し上げますとともに 今後も変わらぬご指導 ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますまずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます                                                                                                                          謹白

令和六年四月吉日

学 校 法 人 浪 速 学 院

理 事 長  木 村 智 彦

株式会社浪速教育振興 令和六年四月一日付 設立 Naniwa Educational Promotion Co,.Ltd.

代表取締役 吉田 真樹

〒558-0032 大阪市住吉区遠里小野2丁目1番1号