今日は予定通り「5月評議員会、その後引き続いて行われた理事会の日」であった。「決算理事会」と言われ、企業でも経営側が年度決算を締めて確認し、それを「取締役会」「株主総会」にかけると言う手順があるが、これに似たように学校法人でも令和5年度の決算を評議員に全てを開示して「承認」の手続きが重要である。この後は後日監督官庁の大阪府私学課に決算書類を持参しご報告申し上げ、最終的に広く府民に開示すべく「学校の公式HPにアップ」する。決算書類他を詳しくご説明し、満場一致で本日の提案課題は全て承認された。決算は理事長の1年間の勤務成績の評価と言っても良く、私は素直に安堵し、今の状況に身を置いていることを喜んだ。「何処が良かったのか?」、自画自賛、手前味噌で自分で自分を称賛しても仕方がない。今日の会議にご出席頂いた、ここは公的に私学法で規定されている「公認会計士」の先生の総括を以下に転記致したい。
監査報告(理事会) 令和6年5月29日
公認会計士の〇〇です。いつもお世話になっております。
浪速学院様の令和6年度の高校入学者数966名で大阪府94校中1位の快挙、誠におめでとうございます。
まず、監査の結果、令和5年度の学校法人浪速学院様の計算書類は適正である旨をご報告申し上げます。
令和5年度の計算書類をご覧になってお分かりと思いますが、計算書類から「借入金明細書」が無くなっています。令和5年度の1年間借入金がゼロ、無借金経営であったためであり、「超優良財務体質の証拠」であります。(中略)
また、学校法人の財務分析で代表的な比率を2つ紹介します。
一つは人件費比率であります。人件費を経常収入で割って算出します。令和5年度の浪速学院様の人件費比率は驚くべき○○%になっています。学校法人の人件費比率は60%であれば優秀であると言われていますので、浪速学院様の収益力の高さは人件費比率の低さにあると言えます。適正な人事考課、適材適所、働き方改革等に人事政策の賜物と思われます。
また、今年4月に株式会社浪速教育振興(NEP)が設立され、教育関係者の資質向上等を目的とした会社であり、今後その効果が期待されます。
もう一つは純資産構成比率であります。純資産を総資産で割って算出します。令和5年度の浪速学院様の純資産構成比率は95%であります。50%以上が望ましいとされていますので、驚異の高い数値で借入金等の他人の資金がほとんどない「超安定性の高い学校法人」と言えます。
このように、浪速学院様は収益力や安定性から全く問題のない学校法人であります。
令和6年度には新中学棟NS館が完成し、本年は新中学校用の建設が進められており、中高一貫体制により益々発展されんことを祈念してご報告とさせていただきます。