今日は待ちに待った「焼き立てパン 浪速ベーカリーショップ ブル」の改装後初めての「試作の日」であった。要は「オーブンの火入れの日」である。陶芸作品は焼き物と言われ、「窯たき」が最も難しい作業とされ、身は清浄に保ち、登り窯の前面トップに「塩を盛り」、薪を投げ入れる。このように火入れとは聖なるもので神威を感じる荘厳なものである。パン焼きとて同じ事であり、全て新品の設備であり、私は一抹の不安もあったが結果的に見事にパンを焼いて頂き、懸念は杞憂に終わった。
朝9時に全員が天空レストラン「浪速フードコート」のパンコーナーに集まり、私はキックオフの挨拶を行った。皆さん目が輝いており最初から良いムード満載でこれならこの事業は上手く行くと自信を深めた。正規の職人さんはまだ3人であり、急遽PTA会長夫人と筆頭副会長さんが応援に駆けつけてくれ、大いに助かった。NEPと正式契約される3人の女性はまずお人柄が素晴らしく、心優しく能力高い人と強く思った。このように全ては人間性である。
次は「9月1日のグランドオープンの日」であり、この日時間を取って放送部の協力を得て私自らがキャスターとなりカメラで焼き立てパンコーナーを全校放送網を使って映像で流す。そしてその後大々的に生徒向けの販売に移る計画である。生徒からは「買いに行きます」という声を多く貰っており、楽しみが又一つ増えた。今日は少ない個数であったが、今後は浪速祭や学校説明会など大量で焼く場合の段取りなど「慣れ」が必要である。最後に私の部屋でラップアップのミーティングを持ち、心を一つにして今後とも「浪速ファミリーのメンバー」として頑張って頂きたいと私はご慰労とお願いを申し上げた。忙しかったが楽しい日になった。