矢張り気になると見え、今朝は入試広報部に自ら足を運び、近藤教頭先生に「どう?300人超えた?」と聞いた。今から私の部屋に行こうと思っていたらしく、笑みを浮かべながら、「304人になりました!」と答えが返って来た。遂に「プレテスト受験者が300人の壁」を超えた。昨年度が294人だったからとにかく嬉しいニュースであることは間違いない。昨年はまだ新校舎も竣功していなかった。今は「バリバリの新校舎」だし、「面倒見の良い私立中学」の評判は大きな武器だ。これで第二回浪速中学校の来年度入試の入学者がおぼろげながら読めてくる。今年の入学者数は168人と新記録だったが、ひょっとしたらこの数値を超えるかも知れない。興味関心のない学校の模擬試験など幾ら無償だと言っても受けに来るわけがないから、プレの参加者の数は重要な数値なのである。
ところが浪速中学校の存在感が高まるにつれて状況は変動してくることが分かった。「浪速は無視できないから一応プレ受けたらどうか?」などと塾の先生から言われたりすると、受験生は当方に顔を向けて申し込んでくれる。プレテストだから最終の本番受験の数とは完全には結びつかない。そこで問題なるのが「最終的な欠席率」である。この時期受験生は多くの私立中学のプレを受ける。中には5校も受ける小学校6年生が居ると聞いた。当日朝になって「やはりしんどいから、止めとくわ」となる受験生が居てもおかしくはない。だから次のポイントは欠席率なのである。60校ある私立中学のプレテスト日はばらばらで統一日などは設定されていない。とにかく私立中学受験は難しいが、それだけにチャレンジングで面白い面もある。「伝統の力と広報発信力」である。頑張らねばならない。
高校2年生の海外修学旅行だが昨日スペイン、イギリスB班、北海道は無事に関空を離陸し順調に飛行中だと思う。ところがイタリアB班がエアラインの飛行機の機材の問題で深夜に欠航となり今朝ほど私は最終的に今回の出発を諦め、次のチャンスを大至急検討することを決断した。エージェントと話し、至急詰めていく。生徒には可哀そうだったが、機材に不安がある飛行機に大切な生徒を乗せるわけには行かない。9時半から今後の方向を決めて月曜日にイタリアB班の集会を持ち具体的に説明し「生徒を安心させる」。この旨、私学課にも報告をしたら、ご担当は「数が多いから大変ですね」と同情してくれたそうだ。確かに190人は小さな数値ではない。
