泉南市立の某小学校長先生からわざわざ様子の分かる写真を添えて、お手紙を頂いた。滅多に無い事であり、「何かな？」と思って封を開けると「嬉しいお知らせの便り」だった。
「拝啓 小暑の候、貴職におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 去る七月十二日に、本校におきまして、五年生を対象に、『卒業生に学ぶ』という、キャリア教育の取り組みを行い、その際、貴校二年生、本校卒業生の〇〇 〇〇さんにゲストティーチャーとして授業に参加していただきました。
沢山の準備をお願いしたにもかかわらず、快く引き受けてくれ、高校とはどんなところなのか、五年生の素朴な疑問に答えたり、高校生になった今の目線から、小学生へ心に残る素敵なアドバイスをしたりと、色々な場面で活躍してくれました。お陰をもちまして、小学生にとって高校に行くのが楽しみになるような、とても素晴らしい授業になりました。
ますは、〇〇 〇〇さんに出前授業に参加いただいたお礼と共に、本校卒業生を、このような素晴らしい青年に育てていただいた浪速高等学校に感謝の気持ちを込めまして、お便りさせていただきました。本当にありがとうございました。
末櫃ながら、貴校の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 敬具
学校はそのような事実を知らなかったが、頑張って対応してくれた〇〇君も立派だし、私宛に写真も含めて一筆送って頂いた小学校長先生の親切心と律儀さに私はこの先生の人間力の凄さを感じた。さぞ立派な児童教育を展開されている教育者であることを確信した。私は高校２年生のこの生徒を部屋に呼び今回の立派な行いを激賞した。明るくて素直な良い生徒であった。将来を期待し、今後とも頑張るように激励したのである。
昨日は「海外短期留学」から帰国し学校に戻ってきた生徒５人を部屋に呼んで、留学中の感想などを聞いた。勿論全て英語であるが、５人とも格段に上達しているのには驚いた。特に発音がネイティブに近くなっているのが素晴らしかった。高いお金と時間を使って海外に半年程度でも留学するとこのように上手くなるのだ。何と５人の内２人は浪速高校から直接海外の大学に行くと明言していた。素晴らしいことである。私は５人に対し、慰労として開校１００周年記念の本学院しかない「御朱印帳」をプレゼントし、今後とも努力をするように激励した。
又今日は８月末にペルーのリマで行われる「第２０回U20世界陸上競技選手権大会の女子１００００ｍW（競歩）」に日本代表として出場することが決まった高校３年生の奧野さんに対して激励金を学校法人から授与し激励した。本校の長い歴史で初めて世界陸上の日本代表が出るなど今だに私は信じられない。浪速のロゴの入ったユニフォームではなく「日の丸」を掲げて頑張って欲しいと思う。８月２２日に成田からヒューストン経由リマに向かう。若い頃ペルーのリマには２．３回行った。機会があれば「マチュピチュ遺跡」でも観てきたら良いと思うが？まず前哨戦として８月初旬のインターハイで新記録を期待したいと思う。
