2019年1月24日木曜日

第5位と第4位 ❗?

「5位と4位」って一体、何の数値?
本日朝刊各紙は府立中学校校長会が昨日発表した19年度高校入試の第2回進路希望調査を報じている。
これによれば私立高校96校のうち、浪速高校は応募総数順位で第5位(昨年度も5位)、専願数で第4位(昨年度は10位)のレベルにあった。
データは1月15日現在とあったから、その後の変動、今朝の記事を受けて受験生は受験先の変更等色々考えるから記事の数値はまだまだ動く。

私立高校の平均倍率は2.43倍、専願率は1.2ポイント上がって21.29%と言う。
確かに本校も専願数が昨年度よりかなりかなり伸びている。
公立私立含めて授業料無償化という大阪府が初めて導入した施策の趣旨から考えれば私学専願が伸びるのは有るべき姿に近づいていると言えなくもない。
東京都の私立高校の専願率は詳細なデータは手元にないが大阪よりも極めて高い数値と聞く。
大体、公立高校の「すべり止め」で私立高校が存在するという「主体併願論」は20世紀の遺物だと個人的には思っている。「あの私立高校で学びたい」という私立第一志望実現の大きな壁、授業料の格差という大きな弊害をとりのぞくべく行政は膨大な税金を投入してくれたのである。


公立を落ちたからと言って「涙を拭いた顔」で慌てて私立高校の正門をくぐり、入学手続きに来るのは、その後の高校生活に少なからず影響を与えるかも知れない。
私立専願で堂々と正門に入って来て欲しい。
大阪の公私の比率は約65対35であるが、せめて50対50くらいにはしたいものだ。
東京都はすでに私立が55%を超えていると聞く。
正門にて受験生を案内に立つ
答えは一つ。私立高校が受験生にとってより「魅力的な教育力と教育環境」を用意し実績を示すことしか手はない。
容易な話ではないが、我々は今後ともこの厳しく遠い道を一歩ずつ高みを目指して歩いて行かねばならない。
それにしても本校の入試広報部員は良く仕事をする。素晴らしい。
願書を持参して正門に入る受験生